シマノ|クラリス FC-R2000
シマノ|SM-AX720 Eスルー φ12mm
サイクリングについて
サイクリングとはそもそも何なのか考えたことはあるでしょうか。自転車に乗っているだけではサイクリングとは言わないのです。自転車の正しい使い方を覚えて快適に走る事も、景色を楽しむ事も、現地の人と交流する事もそのすべてがサイクリングの主な楽しみ方なのだと皆さんに知ってもらいたいです。
自転車を自分好みにカスタマイズして風を切りながら颯爽と走るのもストレス発散になり、車では味わえない爽快感を感じる事が出来ます。都内に住んでいる方なら特に電車を使う方が多いと思います。普通に生活しているだけでは発見できない事も見つけられるかもしれません。
その他にも、サイクリングは健康、美容、節約にいいとされていて、女性のサイクリング人口も近年増えてきました。また、ダイエットにも効果的で脂肪燃焼や下半身の筋力アップにも最適です。自分の力で動かすからこそ、達成した時の満足感は大きいものになるでしょう。ここでは、サイクリングをより快適に、楽しくする方法を主に自転車のカスタマイズの視点から紹介します。
カスタマイズの種類
カスタマイズと一言でいいますが、自転車の場合カスタマイズは色々あり、性能面のアップグレードと見た目やシルエットを自分好みにカスタマイズするなど色々です。
性能面は走りに直接影響してくるので実感しやういと思います。ホイールを高い物に変えれば回転数が段違いですし、スピードも伸びるのでグングン加速できます。ボトルホルダーを付ければ走りには影響しませんが便利ですね。バーテープを変えれば握りやすさも違いますしかっこいいのもあるのでモチベーションも上がって楽しいです。
自分好みの見た目に変えて走るのもサイクリングがよりいっそう楽しくなる鍵だと思います。何事でも楽しんでできない物は長続きしないと思います。一度サイクリングを断念した方にもこの記事を見て、もう一度やってみようと思っていただければ幸いです。
自転車のカスタマイズ
では、自転車のカスタマイズについてご紹介します。ここで紹介するものは主にコンポ(パーツ)のアップグレードと、スルーアクスルをご紹介します。コンポというのは自転車のパーツの事で、主にクランク、チェーン、ブレーキ、レバー、スプロケットの事をいいます。
コンポにはグレードがあり、高いグレードになればなるほど走りが全然違います。ですが低グレードだからと言ってダメかというとそういう事はないです。高グレードのデメリットとして高価格で大会やスピードを求める方向けのコンポが多いです。
低~中グレードでもスピードは出ますし、慣れてしまえばストレス無く乗れるので自分の用途に合ったグレード選びが大切です。いくら高グレードだからと言って、乗る人が何も知識がないと宝の持ち腐れです。ですので、最初は低グレードから初めて、慣れてきたらグレードを上げていくとより、快適さを実感できて良いでしょう
コンポグレードと種類
コンポの日本のメーカーだとシマノが有名です。自分に合っているコンポのグレードをより良く選択するために、使い方、性能をしっかり調べてから決めると良いでしょう。シマノのコンポを上から順に紹介すると、デュラエース→アルテグラ→105→ティアグラ→ソラ→クラリスの順になります。ここではデュラエースとティアグラ、クラリスの3つを紹介します。
最高級コンポ デュラエース
デュラエースはシマノのコンポの中でも最高級のグレードになっていて、価格も相当します。しかし、他のグレードの物より性能が段違いです。ギア数は11段になっておりブレーキの利きが良いためスピード調整も楽で変速時のストレスも感じないです。しかし、コンポの寿命は高グレードになるにつれ短いと言われています。ですので、ロードバイクの乗り方も知らない初心者がいきなりコンポをデュラエースにした所で宝の持ち腐れでしょう。まずは低グレードでロードバイクの乗り方、知識を学びちょっとずつグレードを上げていくほうが賢い選び方だと思います。
メジャーコンポ ティアグラ
ティアグラはシマノコンポの大体真ん中のグレードです。デュラエースにはやはり劣ってしまう部分もありますが慣れてしまえばそれほど気にならないメジャーなコンポグレードだと思います。ギア数は10速ですがスピードは出ます。しかしブレーキ性能がデュラエースに比べたら劣ってしまうのでスピード調整に少し苦戦するかと思います。逆にそれさえ慣れてしまえばストレス無く乗れる良いコンポだと思います。初心者の方でもティアグラから始める方も多くティアグラをずっと使い続けている人も多いです。
廉価コンポ クラリス
クラリスの変速は前2段、後ろ8段が普通で、スピードはやはり上のグレードには劣ってしまいます。しかし悪い所だけではなくツーリングによく行く人はクラリスをつけてる方が多いです。その理由は強度です。クラリスのチェーンは厚く、他のチェーンと比べるとチェーン切れを起こしにくいです。出先でチェーンが切れてしまう事が起こりにくい為、遠出する人にはもってこいのコンピです。価格も安く手を出しやすいの魅力的ですし、通勤通学もクラリスなら十分だと思います。初心者クラスのコンポなので、クラリスから初めて徐々にアップグレードをしていくのがおすすめです。
シマノ|クラリス FC-R2000
スルーアクスルとは?
もう一つのカスタマイズはスルーアクスル化による自転車を快適にする方法です。スルーアクスルとは自転車のホイールと車体を固定する方法の一つで、従来のクイックリリースとは違いクイックレバーが大きいのが特徴です。
スルーアクスルの構造
スルーアクスルの構造はクイックの中が空洞になっており、ナットが無くシャフト末端にねじ切りがあることです。スルーアクスルに対応させるためにハブ穴も大きくなっています。
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スルーアクスルの使い方
スルーアクスルの使い方はとてもシンプルで、「しっかり締める」これだけです。クイックリリースは簡単に脱着が可能なのですが、しっかり締めていてもメンテナンスを怠るとズレや走行中の事故につながってきます。
スルーアクスルはクイックリリースとは違い、がっちりしているため、固定さえしっかりしておけば心配なく使用できます。また、クイックリリースとは違い、止めたときにカチっとなるため初心者もわかりやすくお勧めです。
スルーアクスルのメリット
スルーアクスルのメリットは高い固定力と剛性です。スルーアクスルの使い方でクイックリリースとの違いを説明しましたが、スルーアクスル化するメリットはやはり固定力ですね。特にオフロードを走るような自転車はクイックリリースでは心許ないです。
最近ではオフロード用自転車はクイックリリースが標準化されてきてます。その他にも乗りの安定さやクイックリリースほどメンテナンスをしなくても済むのも良いですね。
スルーアクスルのデメリット
逆にスルーアクスルのデメリットですが、挙げるとすれば脱着がクイックリリースほどスムーズでは無いことです。がっちり締めている分外す時は時間が取られます。それは裏を返せば安全というメリットにも関係してくるので捉え方は人それぞれだと思います。
重さも重要な要素
それと重さです。クイックリリースとは違い少し重たいです。その為レース大会やスピードを求める方には向いていないです。プロの方では自転車自体の重さをミリ単位まで調整するそうです。その為少しルーズでもクイックリリースの方が良いのでしょう。
スルーアクスル採用の自転車
最近はスルーアクスル標準装備の自転車が増えてきていますが、主に使われている自転車はMTBやシクロクロスなどです。元々スルーアクスルはオフロードを走るために考えられたもので正直レーサーなどのロードバイクではあまりメリットは無いです。やはりスルーアクスル化で一番恩恵を得られる自転車はMTBやシクロクロスだと思います。これからMTBやシクロクロスの購入を検討している方は是非、スルーアクスルに注目してみてください!
やはりスルーアクスル化で一番恩恵を得られる自転車はMTBやシクロクロスだと思います。これからMTBやシクロクロスの購入を検討している方は是非、スルーアクスルに注目してみてください!
近年流行ってきたスルーアクスル
何度か触れましたがスルーアクスルが流行ってきたのは最近です。その為大手の自転車メーカーでもスルーアクスル標準装備の自転車が結構あります。使い方やクイックリリースとの違い、メリットデメリットをしっかり見極めていればスルーアクスル化してまず損することはないと思います。 乗り始めてから少し経った人ならメーカーの好みも出てくると思います。今ではどのメーカーでもスルーアクスル車は鳥あつかっいるのでスルーアクスル車が欲しいけど、自分の好きなメーカーに無い・・・という心配もないと思います。
ディスクブレーキのロードバイク
自転車のブレーキにも種類があり、主にリムブレーキとディスクブレーキの二つが主流です。一般的なブレーキはリムブレーキで、ホイールを左右から挟みこんで止めるタイプです。
ディスクブレーキはリムとは違い、ブレーキローターというホイールに付パーツを挟みホイールを止めるというブレーキ機構です。ディスクブレーキのメリットはリムが無く、リムに擦れてホイールの回転が鈍ることが無い、ということです。
ディスクブレーキとスルーアクスルの相性
実はディスクブレーキとスルーアクスルの相性は良くて、理由はスルーアクセルでは締めすぎシャフトが垂直に入っていないなどの理由でディスクローターが擦れる原因になります。 クイックリリースとは違い、スルーアクセルはシャフト穴に入れるだけなので垂直にはまります。ですのでディスクローターの擦れなどの心配が無いためディスクブレーキにこそ、スルーアクスルは必要だと思います。
まとめ
サイクリングを快適にする方法は人それぞれで、色々な方法があると思いますがこの記事ではパーツのアップグレードとスルーアクスル化の観点から紹介してみました。 まとめると、コンポアップグレードは費用が掛かるので初心者の方はロードバイクの使い方や基礎知識を身につけてから徐々にアップグレードをしていく、スルーアクスルは標準化された自転車が多くなってきており自分の用途とよく考えてからスルーアクスル化すると良いです。
またゴツゴツした岩場を走りたい人は最初からMTBを購入するのも手だと思います。中々家から出る機会が無い方や、運動不足でどうしていいかわからない方はこの機会に是非、サイクリングに挑戦してみてはいかがでしょうか?また、断念された方もより楽しく、自分に合ったサイクリングの良さを見つけて復帰してもらえたら私もうれしいです。