コンチネンタル Grand Prix 5000
シュワルベ マラソン
パナレーサー クローザープラス
ビットリア ルビノプロ G2.0
ミシュラン POWER endurance
IRC FORMULA PRO
ビットリア corsa G2.0
コンチネンタル Grand Prix 5000
コンチネンタル コンペティション
シュワルベ PRO ONE
パナレーサー Race A Evo4
はじめに
ロードバイクにとってタイヤは重要!
ロードバイクにとって、もっとも重要なパーツは何でしょうか?フレーム、ホイール、ギア……もちろんそういったパーツも大切ですが、走行時に地面に直接触れ、消耗の度合いが大きいタイヤもまた、走りの質を大きく左右します。
今回は、タイヤの種類といった基本的な内容から、選び方のポイント、おすすめ製品の比較まで、詳しく解説していきます。ぜひあなたにとってベストな製品を見つけてくださいね!
ロードバイク用タイヤについて知ろう
ロードバイクには3種類のタイヤがある
ロードバイクで使われるタイヤには、クリンチャー、チューブレス、チューブラーと、大きく分けて3つの種類があります。基本的には現在使っているホイールに対応したタイプを選ぶことになりますが、それぞれの特徴を知っておけば、将来的なカスタムのイメージも湧いてくるはず。
クリンチャー
内側にチューブを入れてリムにはめるクリンチャー式のタイヤは、完成車で販売されているロードバイクのほとんどに使われている、もっともポピュラーなタイプです。多くの方がまずはこちらのタイプを選択することになるでしょう。
製品のバリエーションが豊富でコスパが良く、手入れや修理も簡単と、初心者には嬉しいメリットがありますが、一方でややパンクのリスクが大きいといった難点もあります。
チューブレス
21世紀に生まれたチューブレス式のタイヤは、その名の通りチューブを使わないタイプのものです。専用のホイールのリムにタイヤ自体が密着することで、空気圧を保つ仕組みになっています。
パンクにとても強く、軽量で走行時の性能が高いのが魅力ですが、まだ技術自体の歴史が浅いこともあり、選択肢が少ない、価格が高いといったデメリットも存在します。また、クリンチャーに比べると扱いづらいのもやや気になるところ。
チューブラー
チューブと一体になったチューブラー式のタイヤは、その軽量性や走行時の性能の高さから、ロードレースによく用いられます。
専用の接着剤やテープを用いてリムに固定する必要があり、パンクの際にはタイヤごと交換が必要と、やや上級者向けではありますが、いずれレースにも出場してみたいという方は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
それぞれのメリット、デメリット
クリンチャー、チューブラー、チューブレスの3種類、それぞれに特徴、メリットとデメリットがあることが分かったと思います。簡単に比較した表にまとめておきますので、もう一度おさらいしてみてください。
種類 | メリット | デメリット |
クリンチャー | ・価格が安い ・選択肢が多い ・手入れ、修理がしやすい |
・パンクのリスクが大きい |
チューブレス | ・走行性能が高い ・パンクに強い |
・価格がやや高い ・選択肢が少ない ・手入れ、修理がしづらい |
チューブラー | ・走行性能が高い ・パンクに強い |
・価格がやや高い ・手入れ、修理がしづらい |
ロードバイク用タイヤの選び方
重視するポイントを明確に!
タイヤの種類が分かったところで、今度はさらに具体的な選び方のポイントを見ていきましょう。メーカー、性能、コスパなど、自分がタイヤに何を求めるのかを明確にしておけば、スムーズに製品を選べること間違いなしです。
選び方のポイント①太さ
ロードバイクでは、タイヤの太さがcの単位で表され、数字が大きいほど太いタイヤということになります。軽量でレースやヒルクライムに向いた23c、バランスが良く人気の25c、衝撃に強く街乗りに適した28cなどがメインの選択肢。目的やサイクリングシーンに合わせて選びましょう。
なお、30c以上の太いタイヤに関してはホイールを選ぶ場合もあるのでご注意を。
選び方のポイント②性能、耐久性
ロードバイクに乗るときに一番大事なのは、なんと言っても走りやすさですよね。レース仕様の軽量タイヤならシャープな走りを実現できますし、頑丈でパンクに強いタイヤなら安心して街乗りを楽しめるでしょう。
こちらも自分のサイクリングシーンや求める走りに合わせて選ぶのがおすすめです!
選び方のポイント③トレッド、スリック
タイヤの表面につけられた溝をトレッドといい、そのパターンやデザインはメーカー、製品によってさまざま。また、トレッドのない部分はスリックと呼ばれます。
トレッドパターンやスリックが走行に与える影響としては、転がり抵抗やグリップ力と言った部分が挙げられますが、それほど大きいものではないので、初心者の方はあくまでデザインの一部としてチェックするという選び方が良いでしょう。
選び方のポイント④メーカー
信頼のおけるメーカーをチェックするのも選び方のポイントです。コンチネンタル、ミシュランといった各国の人気メーカーや、パナレーサー、IRCなど定評のある国内メーカーから選ぶと失敗が少ないので、まずはそこからチェックしていきましょう。
選び方のポイント⑤価格、コスパ
他のパーツと比較して安いとはいえ、消耗頻度も高いタイヤはコスパが気になるところ。後ほどご紹介していきますが、安い物であれば2,000円〜3,000円台の製品もありますのでご安心を。
一方で、より良い走りを求めるなら、あえてハイクラスな製品を狙うのもおすすめ。走りに与える影響という観点で言えば、タイヤへの投資はそもそもコスパが良いと言えるでしょう。
クリンチャーのおすすめタイヤ5選
豊富な選択肢が魅力
もっともポピュラーなクリンチャー式がタイヤ選びの最有力。コンチネンタルやミシュラン、パナレーサーといった有名メーカーから人気モデルが多く販売されています。その中でも特にコスパや性能に優れた人気製品を5つご紹介します。
コンチネンタルの高機能な定番タイヤ!
コンチネンタル Grand Prix 5000
重量 | 215g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c〜32c |
コンチネンタルから発売のGrandPrix5000は、スリックとトレッドを組み合わせることで、転がり抵抗の小ささと高いグリップ力を両立した高機能な製品です。軽量でパンクにも強く、扱いやすいのも嬉しいポイント。
多くのライダーに愛される人気製品で、クリンチャーで迷ったらコンチネンタルのこのタイヤを選んでおけば間違いないと言えるほど、定番の一本です。
乗り心地最高のスリックタイヤ
ミシュラン POWER endurance
重量 | 230g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c〜28c |
乗り心地の良さで人気のミシュランの製品の中でも、特に人気なのがこのPOWERenduranceです。表面のスリック部分が路面にしっかりと吸着し、柔らかい乗り味を実現してくれます。一度使ってみたらやみつきになる、そんな一本です。
コスパの面がやや気になるところですが、タイヤにしっかりお金をかけても良いという方は検討してみてください。
高いグリップ力が魅力のタイヤ
ビットリア ルビノプロ G2.0
重量 | 250g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c〜30c |
イタリアのビットリアからは、各性能が高水準でまとまったルビノプロがおすすめ。中央のスリック部分が特徴的なこのタイヤ、比較的軽量でパンクにも強く、そのグリップ力の高さから街乗りからロングライド、本格的な走行まで幅広く対応できる製品と言えます。
高い耐久力を求めるならこれ
シュワルベ マラソン
重量 | 520g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c〜38c |
とにかく丈夫でパンクしづらいタイヤが欲しい!という方には、シュワルベのマラソンがおすすめです。数千キロ走ってもびくともしない高い耐久力は、毎日の通勤やロングライドにうってつけ。価格も3,000円代〜と、コスパもとても魅力的ですね。
一方で、レースに出たい、軽快な走りが欲しいという方にはやや不向きでしょう。
高コスパなスリックタイヤ
パナレーサー クローザープラス
重量 | 220g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c、25c |
日本のパナレーサーから発売のスリックタイヤ、クローザープラスは、軽量かつ十分な走行性能を持ちながら、なんと2,000円台からも手が届くコスパの良さが魅力。ややパンクしやすいとも言われますが、そこに気をつければ、初めてのタイヤ交換にもおすすめの製品です。
おすすめ5選の比較
コンチネンタル、ミシュラン、ビットリア、シュワルベ、パナレーサーの5社から、クリンチャーの人気製品をご紹介しました。それぞれに特徴があるので、以下を参考にして比較してみてくださいね。
商品 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|
商品名 | コンチネンタル Grand Prix 5000 | ミシュラン POWER endurance | ビットリア ルビノプロ G2.0 | シュワルベ マラソン | パナレーサー クローザープラス |
重量 | 215g(25c) | 230g(25c) | 250g(25c) | 520g(25c) | 220g(25c) |
サイズ | 23c〜32c | 23c〜28c | 23c〜30c | 23c〜38c | 23c、25c |
商品リンク |
チューブレスのおすすめタイヤ3選
高機能な本格製品がおすすめ
21世紀に生まれ、現在シェアを拡大しているチューブレス式のタイヤは、軽量で走行性能が高く、より良い走りを求める方におすすめ。上質で高機能な製品を、各メーカーから3つご紹介します。
国産チューブレスの定番
IRC FORMULA PRO
重量 | 275g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c〜28c |
老舗メーカーとして定評のある日本のIRCから発売のFORMULAPROは、転がり抵抗の小ささやパンク耐性の高さが魅力のタイヤ。前モデルから機能を大幅にアップデートしながら、価格は上げない、こだわりのメイドインジャパン製品です。
国産のチューブレスはまだまだ選択肢が少ないですが、このFORMULAPROは間違いなく有力な候補になるでしょう。
ビットリアのハイクラスモデル
ビットリア corsa G2.0
重量 | 255g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c〜30c |
クリンチャーでもおすすめしたビットリアから、ハイクラスモデルのcorsaをご紹介します。中央のスリック部分が特徴的なこのタイヤですが、コットンケーシングという技術の採用によってグリップ力が非常に高いのが特徴的。
プロ選手も多く使用する高機能なモデルを一度あなたのロードバイクで試してみてはいかがでしょう。
チューブレスでもコンチネンタルがおすすめ
コンチネンタル Grand Prix 5000
重量 | 215g(25c) |
---|---|
サイズ | 23c〜32c |
クリンチャーの定番としてご紹介したコンチネンタルのGrandPrix5000は、チューブレスでもやはりおすすめです。スリックとトレッドの組み合わせによる高い走行性能、軽量性、価格、パンク耐性と、非常にバランスの取れた高水準なタイヤと言えるでしょう。
おすすめ3選の比較
IRC、ビットリア、コンチネンタルからご紹介したチューブレスの人気製品3つを比較してまとめます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
商品 | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|
商品名 | IRC FORMULA PRO | ビットリア corsa G2.0 | コンチネンタル Grand Prix 5000 |
重量 | 275g(25c) | 255g(25c) | 215g(25c) |
サイズ | 23c〜28c | 23c〜30c | 23c〜32c |
商品リンク |
チューブラーのおすすめタイヤ3選
レースでも通用する高性能タイヤが目白押し
チューブラー式のタイヤは、その性能の高さからプロライダーの大半が使用する競技向けのタイヤです。各メーカーから軽量で走行性能が高い製品が数多く発売されていますので、もっと速く走りたい、これからレースに出てみたいという方はぜひチェックしてみてください。
コンチネンタルの高機能レーシングタイヤ
コンチネンタル コンペティション
重量 | 280(25c) |
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サイズ | 19c〜25c |
先ほど紹介したGrandPrixよりもより高機能なレース向けタイヤがコンペティションです。軽量製、濡れた路面でもしっかり捉えるグリップ力、耐パンク性の高さが魅力的。
多くのプロが使用するコンチネンタルの高機能タイヤは、あなたの走りを変えてくれる可能性を秘めた一本です。
こだわりのドイツ製でレースに!
シュワルベ PRO ONE
重量 | 280g(25c) |
---|---|
サイズ | 19c〜25c |
シュワルベのPROONEは、質実剛健なドイツのメーカーらしく、全ての機能が充実したハイエンドなレース向けタイヤ。軽量で転がり抵抗が小さく、非常に高い耐パンク性を兼ね備えるこの製品は、まさしくレースのためのタイヤと言えるでしょう。
他の製品と比べてややリーズナブルな価格設定も嬉しいポイントですね。
海外製に見劣りしない国産タイヤ
パナレーサー Race A Evo4
重量 | 280g(25c) |
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サイズ | 25c、27c |
海外製の高機能タイヤも良いですが、日本のパナレーサーから発売のRace A Evo4も非常に高機能。転がり抵抗、グリップ力、耐パンク性と各要素を高次元で兼ね備えたこちらのスリックタイヤは、国産製品にこだわりのあるシリアスライダーにはうってつけです。
おすすめ3選の比較
高機能なレース向け製品が目白押しのチューブラー。コンチネンタル、シュワルベ、パナレーサーの各メーカーからご紹介した人気製品の特徴をまとめました。ぴったりのタイヤが見つかるようにもう一度比較してみてください。
商品 | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|
商品名 | コンチネンタル コンペティション | シュワルベ PRO ONE | パナレーサー Race A Evo4 |
重量 | 280(25c) | 280g(25c) | 280g(25c) |
サイズ | 19c〜25c | 19c〜25c | 25c、27c |
商品リンク |
おわりに
ロードバイクのカスタムはタイヤから!
ここまで、タイヤの種類から選び方のポイント、コスパや性能に優れた人気製品をご紹介しました。ロードバイクのカスタムの入門として、価格が安く走りへの影響が大きいタイヤは最適のパーツと言えます。
ぴったりのタイヤを見つけて、あなただけのバイクを作ってみてください。
ロードバイクが気になる方はこちらもチェック!
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