【2020】谷川岳の紅葉を徹底ガイド！見頃の時期や絶景ポイントをご紹介！

はじめに

谷川岳は群馬県にある標高2000m級の山です。ロープウェイやリフトも設置され夏には避暑、冬にはスキー場としても賑わうところ。秋の紅葉時期にはハイキングや登山を楽しむ観光客で混雑します。初心者でも往復5時間程度で楽しめる山頂付近の登山コースや子連れでも楽しめる山麓のハイキングルートも！そんな谷川岳の魅力的な紅葉スポットをご紹介していきます（本記事は2020年9月23日の情報をもとにしています）。

谷川岳の楽しみ方

登山・ハイキングコース

谷川岳は山頂の標高が2000mに近い高山ですがロープウェイやリフトで1500m付近まで登れるので初心者でも登山やハイキングを楽しめます。主な登山コースは山頂付近の尾根道と山麓の一の倉沢周辺となります。名所紹介ではコースの情報や見どころを詳細に解説していきます。

周辺にも紅葉の立ち寄りスポットが目白押し

谷川岳の周辺にも紅葉が楽しめる場所がたくさんあります。入口となる土合駅は「日本一のモグラ駅」としても有名ですが紅葉の撮影スポットとしてもおすすめです。麓にある旧三国街道や諏訪峡なども人気の紅葉名所。その他、散策後の汗を流せる日帰り温泉も多くそこでもきれいな紅葉がお出迎えしてくれます。

谷川岳の紅葉名所1：谷川岳ロープウェイ

スポットの見どころ

谷川岳ロープウェイは麓にある標高746mの土合口駅（どあいぐちえき）と標高1319ｍの天神平駅（てんじんだいらえき）の間を結ぶ乗り物です。このロープウェイはバリアフリー設計がされていて段差がほとんどないのも特徴。小さな子供からご年配の方まで安心して楽しめます。ロープウェイの搭乗時間は約15分。初夏には緑や高山植物の鑑賞スポットとしても人気、冬にはスキー場のリフトまでの交通手段として使われます。

見頃時期&絶景ポイント

このエリアの紅葉ピークは10月上旬から10月下旬となります。22人乗りの広いロープウェイからは山全体の景色を一望。標高差がありきれいなグラデーションも売りの一つです。麓にある一ノ倉沢付近は絶壁と紅葉のコントラストが見事でこのロープウェイの見どころになっています。ロープウェイは谷川岳観光の拠点のため混雑が予想されます。お時間に余裕を持ったプランでお出かけください。

基本情報

谷川岳の紅葉名所2：天神平

スポットの見どころ

天神平は谷川岳の尾根にある開けたエリア。ロープウェイを降りてすぐというアクセスも便利なところです。谷川岳の山頂方面を間近に眺められる絶景スポットとしても人気。春のカタクリからはじまりニッコウキスゲやシャクナゲなどの高山植物の宝庫としても有名で、スキーシーズンや紅葉時期など四季を通して観光客で混雑しています。

見頃時期&絶景ポイント

天神平の紅葉ピークは10月上旬から下旬にかけてです。ナナカマドやブナなどが自生し山頂付近から徐々に色を変えていきます。周辺には散策路が整備されハイキングも楽しめます。リフトでも登れる天神峠が人気ですが冬季しかリフトを運行しない高倉山付近は穴場。人も少なく山々が色づく姿を静かに楽しめます。

基本情報

谷川岳の紅葉名所3：天神峠

スポットの見どころ

天神峠は気軽に行ける標高1500ｍの展望スポットです。ロープウェイの天神平駅からは20分ほどのハイキングで到着。ペアリフトを利用すればほとんど歩く必要がありません。峠の周辺はミズバショウの群生地となっていて夏でも混雑するところ。山頂方面の登山道の起点ともなっています。

見頃時期&絶景ポイント

この付近は10月中旬には紅葉がピークを迎えます。屋上にある展望台からの紅葉は10月下旬までが見頃。峠までのリフトからも雄大な景色を眺められます。標高1963mのトマノ耳、標高1977mのオキの耳なる2つの山頂が色づき、猫の耳のようなかわいい姿になるのも見どころ。展望台付近の岩場からは周囲の山々の紅葉を眺められます。

基本情報

谷川岳の紅葉名所4：天神尾根ハイキング

スポットの見どころ

ここでは天神尾根を気軽に登山できる公式サイトに掲載のコースをご紹介します。土合口駅からロープウェイとリフトを乗り継ぎ天神峠に到着。天神峠周辺で景色を楽しんだ後に登山を開始します。尾根道を通って熊穴沢避難小屋までを往復。駅発着で約2時間と初心者でもチャレンジできる登山ルートです。観光シーズンには混雑を見込んでお早目にお出かけください。

見頃時期&絶景ポイント

紅葉を見ながら散策したい場合は10月上旬から10月中旬がおすすめ。天神峠付近にはブナの木が多くきれいな紅葉が続きます。峠を降りてから熊穴沢避難小屋までは木道の快適な尾根道を進みます。真っ赤に色づくナナカマドやブナのエリアを通過してしばらくすると熊穴沢避難小屋に到着。標高が高いので樹木が少なめで周辺の見晴らしもきれいです。

基本情報

谷川岳の紅葉名所5：谷川岳山頂

スポットの見どころ

谷川岳にはトマノ耳とオキの耳の2つの山頂があります。ここでご紹介するのはその山頂を縦走する登山コースです。ロープウェイの天神平駅をスタートして熊穴沢避難小屋を通過、天狗のトマリ場や天神のザンゲ岩などの名所を通過して山頂に至ります。山頂付近には「肩の小屋」なる宿泊施設もあり休憩スポットとしても利用できます。往復5時間と初心者でもチャレンジできる日帰り登山コースです。リフトで天神峠を楽しんでからスタートするルートも可能なのでお好みでアレンジしてください。

見頃時期&絶景ポイント

このエリアは10月中旬から下旬にかけてが紅葉シーズン。山頂にかけての登山道には休日には行列ができるほど混雑します。山頂のトマの耳やオキの耳からは遮るものもなく、赤城山はもちろん遠くには富士山が見えることもあります。山頂付近の万年雪や山麓の紅葉の風景を併せて鑑賞できるのもこのコースのメリット。リフトやロープウェイとは一味違う絶景を楽しめます。

基本情報

谷川岳の紅葉名所6：一の倉沢

スポットの見どころ

 一の倉沢は谷川岳の山麓にある日本三大岩場ともされる景勝地です。土合口駅付近から散策路が整備され約1時間のハイキングを楽しめます。紅葉時期にはロープウェイやリフトに比べ穴場の観光スポットですが利用する駐車場が同じため混雑は必至。お早目のご利用をおすすめします。ハイキングが苦手な場合は最寄りの一ノ倉沢出合バス停まで電気バスの運行もありますのでこちらも併せてご利用ください。

見頃時期&絶景ポイント

こちらの紅葉は10月中旬から11月上旬。土合口駅を出発し200ｍくらいは少し登り道ですがその先は平坦なハイキング道が続きます。リフトやロープウェイの登山道と比べると楽な道のりで子連れファミリーも利用しやすいコースになっています。一の倉沢は迫力のある絶壁と紅葉、残雪の3ショットの絶景が楽しめるスポット。ここだけでしか見られない雄大な景色と口コミでも人気です。

基本情報

谷川岳の紅葉名所7：マチガ沢

スポットの見どころ

上でご紹介した一の倉沢と同じく山麓にある紅葉名所です。土合口駅から徒歩30分と気軽にハイキングできるのも人気のポイント。電気バスでマチガ沢出合の停留所まで近道する方法もあります。この周辺は夏でもスキーができるスポットとしても有名。冬以外でも雪を眺めながらのハイキングができるユニークなところです。

見頃時期&絶景ポイント

こちらの見頃は10月中旬です。土合口駅からは一の倉沢でご紹介した散策路を通ってマチガ沢出合までハイキング。マチガ沢ではごつごつした山を背景にした独特の紅葉を鑑賞できます。更に巌剛（がんごう）新道という沢沿いの道を登っていくと見晴らし台が出現。グラデーションのかかった紅葉が美しい穴場スポットとなっています。マチガ沢から見晴らし台までは約50分。足場が悪い登山道もあるのでしっかりした装備でお出かけください。

基本情報

谷川岳の紅葉名所8：三国路自然遊歩道

スポットの見どころ

三国路（みくにじ）自然遊歩道は谷川岳の麓にある紅葉名所です。三国峠から永井宿までの約7kmの道で江戸時代には三国街道といわれた主要道路でした。今では散策路としても人気で史跡を見ながらハイキングを楽しめます。三国峠の近くにはお花畑というエリアがあり春はツツジ、夏にはニッコウキスゲなどが美しい花を咲かせます。

見頃時期&絶景ポイント

このエリアでは10月下旬から11月上旬までが紅葉のピークとなります。三国峠付近にはブナやカラマツ、ハウチワカエデなどの紅葉樹の植生があり黄から赤色まで華やかに色づきます。散策路にはベンチも点在するのでここでお弁当を開くのもおすすめ。ゴールの永井宿では江戸時代からの宿場町の雰囲気を感じられます。紅葉時期でも混雑が比較的少なくゆっくりと楽しめる穴場スポットです。

基本情報

谷川岳の紅葉名所9：諏訪峡

スポットの見どころ

諏訪峡（すわきょう）は利根川の急流が長年かけてつくった渓谷です。奇岩が連なる迫力のある景色が有名。アクティビティスポットとしても人気で高さ42mの諏訪峡大橋ではバンジージャンプ、竜ヶ瀬の激流ではSUP（スタンドアップパドル）なども楽しめます。特に夏の季節には混雑しますので事前のご予約がおすすめです。

見頃時期&絶景ポイント

11月上旬になるとエリア一帯は紅葉に包まれます。川沿いには遊歩道があり絶景を見ながらのハイキングを楽しめます。特に諏訪峡入口にかかる笹笛橋（ささぶえばし）からの眺めが美しいと評判。利根川両岸に植樹された紅葉と背景の谷川岳のコラボはSNS映えの景色です。近くの水上温泉郷には日帰り入浴スポットも多くハイキング後のリフレッシュができます。

基本情報

谷川岳の紅葉名所10：土合駅

スポットの見どころ

谷川岳の最寄り駅・土合駅（どあいえき）は日本一のモグラ駅としても有名。地上にある駅舎まで462段もの階段を10分程度かけて登ります。階段の途中には休憩のためのベンチが2ヶ所あるので休憩しながらお進みください。この駅の構内は入場券がなくても出入りできるので観光で楽しむのもおすすめ。紅葉時期には登山客でも混雑する場所になっています。

見頃時期&絶景ポイント

谷川岳の麓にある土合駅付近は10月下旬が紅葉のピーク。暗がりから出てくるとカラフルな木々が一層きれいに見えます。駅と紅葉との2ショットを撮影するのもおすすめです。徒歩数分のところにある谷川岳ドライブインで一休みするのもおすすめ。体力のある方はそのままロープウェイで空中遊泳をお楽しみください。

基本情報

谷川岳の紅葉名所11：宝川温泉・汪泉閣

スポットの見どころ

ここからは谷川岳周辺の観光の立ち寄りにおすすめの温泉を2ヶ所ご紹介します。一つ目は宝川温泉・汪泉閣（おうせんかく）です。露天風呂が4つもありそれぞれがプールのような広さと話題のスポット。混浴が3ヶ所、女性専用が1ヶ所となっています。昨年（2019年）からは混浴エリアも全て湯あみ着着用となったので女性客も安心して利用できます。

見頃時期&絶景ポイント

この温泉は宝川に面していて周辺にはブナやナラなどの植生があります。10月下旬になると色づきはじめ絶景を見ながらの贅沢な入浴も楽しめます。泉質は弱アルカリ性で肌がすべすべになると評判。体も温まり登山やハイキングの体を優しくほぐしてくれます。紅葉期間は混雑するのでお早目のご利用をおすすめします。

基本情報

谷川岳の紅葉名所12：湯テルメ谷川

スポットの見どころ

湯テルメ谷川は水上温泉郷の一つ谷川温泉内の日帰り温泉施設です。町営施設のため価格はリーズナブルですが3つの源泉をかけ流しで用いているお得なスポット。内湯には泉質の違う3つの浴槽があり階段を降りると野趣あふれる広い露天風呂が待っています。

見頃時期&絶景ポイント

10月下旬から11月上旬がこのエリアの紅葉ピーク。露天風呂の周辺の紅葉樹が絶景をつくり、眼下をながれる谷川の音が心を癒してくれます。お湯がぬるめなのでゆっくりと浸かれるのもこちらの魅力。紅葉時期は混雑しますが湯舟も大きいのでのんびりと過ごせます。

基本情報

まとめ

谷川岳の紅葉名所をピックアップしてきました。ロープウェイや天神峠などからは紅葉と周辺の山々の絶景を楽しめました。山頂から山麓まで徐々に広がるグラデーションを楽しめるのもこのスポットの魅力。マチガ沢や一の倉沢は万年雪と紅葉とのコラボがユニークでした。周辺には諏訪峡などの名所もあり宿泊で楽しむのもこのエリアのおすすめプラン。そんな魅力的な谷川岳の紅葉旅行に是非お出かけください。

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谷川岳は登山にも人気のスポット、冬になるとスキー場としても賑わいます。下には関連する記事をリンクしました。併せてお楽しみください。

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