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ウェーブライダー歴代モデルの違いを解説!フィット感など走りの評価は?

ミズノから毎年のように発売されるランニングシューズ、ウェーブライダーシリーズ。フルマラソンにも使用できるこのウェーブライダーシリーズですが、歴代のモデルに違いはあるのでしょうか。今回はここ5年のモデルの違いとフィット感や使用者の評価を見ていきます。
更新: 2021年2月2日
zunzun2682
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ミズノのウェーブライダーシリーズについて

ミズノのランニングシューズ

ランニングシューズの定番であるミズノ。一度は履いたことがある人もいるのではないでしょうか。日本人の足、走りに寄り添ったシューズを作っている日本のメーカーです。。メンズ、レディース共にラインナップが豊富で、メンズだけでなく、レディース用でもワイドタイプが選べるシューズも多いです。

ウェーブライダーシリーズとは

スムーズな走り心地を求めて、1997年に発売が開始されたのが、ミズノのウェーブライダーシリーズです。累計販売数は1,000万足以上と、世界各国で愛用されています。

コンセプトとしては、初中級者向けのランニングシューズで、楽しみながらランニングをされる人から、フルマラソンなど走るランナーまで、幅広いレベル、年齢の人が使用できます。このウェーブライダーシリーズですが、毎年のようにアップデートされて、メンズモデル、レディースモデル共に、新モデルが発売されています。

それでは特徴を見ていきましょう。

ウェーブライダーシリーズの特徴

特徴①:ウェーブ構造による安定性

ウェーブライダーシリーズの一番ともいえる特徴は、ウェーブ機能により、安定感が高いことです。このウェーブライダーシリーズにはソールの部分に波状のプレートが入っており、それが特に横方向の安定感を生みます。縦方向にも安定感と反発を生み、安定感がありながら力強い走りを生み出しています。
 

特徴②:クッション性

ウェーブライダーシリーズの特徴の2つ目は、クッション性です。先ほど紹介したウェーブ機能もクッションの役割を果たしますが、それに加えミズノ独自のクッション材を分厚く搭載することで、ふわりとした着地感と適度な反発を生みます。

このクッション材は、シリーズが新しくなるごとにアップデートされ、さまざまな素材が使われています。また、かかと部分のクッション材を多くすることで、まるでタイヤが回るような走りも実現しています。

特徴③:フィット感

ウェーブライダーシリーズの特徴の3つ目はフィット感の高さです。シューズのアッパーはメッシュ素材がメインですが、伸縮性があり、通気性がありながらしっかりと足にフィットします。また前足部だけでなく、かかとの部分もしっかりとはまり、フィットします。

この部分は、新しいシリーズが出るたびに改良されることが多いため、年々フィット感は上昇していると言っていいでしょう。メンズモデル、レディースモデル共にフィット感が高いです。
 

特徴④:ワイドタイプ

ウェーブライダーシリーズの特徴の4つ目は、ワイドタイプがあることです。通常の海外製のシューズに比べと、ミズノ製のランニングシューズは、比較的日本人の幅広足に合わせたワイドなつくりのシューズです

近年こういったワイドタイプのシューズを発売するメーカーは増えていますが、同じモデルでここまでワイドタイプとレギュラータイプがメンズ、レディース共に選べるのは、珍しいと言っていいでしょう。

ウェーブライダーの最新モデルは?

2021年1月現在最新のシリーズは、24作目となるウェーブライダー24です。こちらの発売日は、2020年9月となります。前作とは走りや性能にどのような違いがあるのか、また口コミなどの評価を見ていきましょう。


ウェーブライダー24の特徴

ウェーブライダー24の前作と違う改良した点は、ミズノ独自の新素材「MIZUNO ENERZY」をミッドソールに採用したことです。

この新素材、「MIZUNO ENERZY」によって、柔軟性が約17%、エナジーリターンが約15%向上しました。こうして柔らかさと反発という相反する機能を両立したシューズになりました。

また、メンスモデルの26.5cmでの重さは275gと、安定感のあるタイプのメンズのランニングシューズの中では、軽い仕上がりです。

ウェーブライダー24の走りの評価

出典: https://www.mizunoshop.net/f/dsg-715649

ウェーブライダー23までですと、柔らかさとかかとの硬さによる安定感が重視されていましたが、そこに反発感が加わり、長い距離を走る方は、後半疲れた時にも一歩が出やすくなったと感じる人が多いです。

また、それに加え「軽く感じる」といった声も多かったです。実際に重量も前作と比較すると軽く進化していますが、反発感からくる足の出やすさからそのように感じます。それにより初級向けだけでなく、中級者にもお勧めできる一足になりました。

歴代モデル①:ウェーブライダー20

ウェーブライダー20は、2016年に発売が開始されました。実は本作品から大きく違う点があります。使用者の声でも前作のウェーブライダー19と比べて大きく変わったという声が多く、評価の急上昇したシューズです。大幅改善したポイントはいったいどのような部分でしょうか。

ウェーブライダー20の特徴

ウェーブ部分のアップデート

ミズノのランニングシューズの大きな特徴であるウェーブ構造が進化した点が大きな違いです。
前作よりもさらにへこみをつけることにより、「突き上げ間の緩和」「反発性のコントロール」「横ぶれしにくい構造」へと改善されたのです。

ウェーブの形状も複雑になった印象があります。へこみができたことにより、「安定感が増した」や「反発感が上がり、体重移動がスムーズに走れる」といった違いを感じる声が多くありました。

スポンジ材の変更

本作から、ミッドソールに使用されているスポンジ材が新しくなりました。新しく開発されたU4icX素材を採用し、よりクッション性が向上しました。これと前述のウェーブがうまく組み合わさり、クッション性だけでなく反発力も兼ね備えたモデルとなりました。

使用者からも、走る際の膝の痛みが出にくくなったという声もあり、クッション性がアップしたという声は多く挙げられていました。

歴代モデル②:ウェーブライダー21

2017年に発売がスタートしたウェーブライダー21。評価が大きく変わることはなかったですが、より万人受けするシューズになりました。前作が大きく変化したため、今回は主にアッパーのみの変更でした。そんなウェーブライダー21の前作との違いを見ていきます。
 

ウェーブライダー21の特徴

かかとの部分が柔らかく改良


前作ウェーブライダー20と比較すると、はき口の部分の足あたりが柔らかくなるように工夫が施されました。これにより、使用者からも足入れしやすくなったという声が多く上がりました。

通常足入れが柔らかくなると、かかとのヒールカウンターも柔らかくなり、走る際の安定感が減ってしまうことが多いですが、かかとの安定感は損なわずに、柔らかさを実感できる作りとなっております。実際に使用者の評価も、「足あたりがよくなった」という感想が多かったです。

アッパーのメッシュ構造の変更

アッパーのメッシュ部分の編み方などを変えることで、よりフィット感が向上しました。先ほど触れたかかとの柔らかさに加え、アッパーが変化したことでより柔らかく感じるといった印象です。

シューズのソール部分はしっかりと反発を維持しながらもアッパーが硬すぎないというのは、いい工夫ではないでしょうか。

歴代モデル③:ウェーブライダー22

2018年に発売されたウェーブライダー22。ウェーブライダーならではの柔らかさがさらにレベルアップした一足に仕上がっていました。そんなウェーブライダー22の前作との違いと評価を見ていきましょう。
 

ウェーブライダー22の特徴

クッション材の工夫

ウェーブライダー22のクッション材は、ウェーブライダー21のものと素材は同じ素材となります。しかしながら、ミッドソールのクッション素材に大小さまざまな穴をあける加工をすることで、より衝撃吸収力を和らげています。

これにより、特にかかとから着地する際のクッション性とそれに伴う安定感が向上したという声が多くありました。穴をあけることで、衝撃が分散し、安定感まで向上したと感じたのでしょう。

 

アッパーのメッシュの量の増加

アッパーは、素材を変えるだけではなく、メッシュの部分を増やし、穴も大小さまざまに作りを変更することで、通気性がよりよくなりました。また、フィット感も向上し、足にはフィットするのにさらに通気性もよくなるという素晴らしい改良となりました。
 

アウトソールの溝の増加

シューズのアウトソールの溝の数を増やすことで、屈曲部を増やし、よりスムーズな体重移動が可能になりました。かかとから着地する初心者により使いやすいシューズへと進化したと言えます。

また溝の角度も変更し、より実際の走りに近い工夫がされています。通常溝の数を増やすと、シューズの反発性能などが落ちてしまうこともあるのですが、慎重に改良を重ねるミズノのシューズだからこそ、他の機能を損なわずに、今回の改良を成功させました。
 

歴代モデル④:ウェーブライダー23

2019年に発売されたウェーブライダー23。こちらもウェーブライダーならではの柔らかさに加え、フィット感が売りとなっており、初心者ランナーには特におすすめできるシューズでした。前作からアップデートされた点が大きく分けて2点あったので、そちらを中心に見ていきます。

ウェーブライダー23の特徴

アッパーのデザイン


前作ウェーブライダー22では、アッパーが2重構造でしたが、ウェーブライダー23はアッパーの部分のつくりが1重構造でできています。1重構造になったことにより、より足にフィットする点と、通気性もよくなりました。

また、前作と異なり、アッパー前足部が全面1層構造のようになり、人口皮部分がなくなりました。それによりよりスタイリッシュな印象であるとともに、足なじみもよくなりました。近年のニットアッパーブームにのっとった改良だったようですね。

ソールの溝の数が増加

出典: https://www.mizunoshop.net/f/dsg-687464

前作と比べ、アウトソールの溝の数が増えたため、より足の曲がる場所が増え、滑らかな体重移動が可能になりました。それにより柔らかさと足なじみの良さも感じます。

こちらは前作と内容は同様の改良になります。評価が高かったからこそ、今作でも改良に着手したようです。歴代の中でも最も溝の数が多くできています。
 

最新モデルの発売時期は?

毎年9月ごろに発売?

ここまで歴代ウェーブライダーシリーズを紹介してきましたが、毎年のように新しいモデルが発売され、アップデートされてきました。その傾向を見ると、毎年9月ごろが新モデルの発売日のようです。

これは、マラソンシーズンの始まりに合わせて発売されているのでしょう。そのため、新しいモデルが欲しくなったら、9月ごろまで待ってもよいでしょう。メンズモデルやレディースモデル、ワイドタイプもすべて同時期の発売です。

まとめ

Photo byPexels

いかがだったでしょうか。ウェーブライダーシリーズは、幅広いランナーにおすすめできる一足です。20年以上アップデートを重ねておりますが、年々成長を遂げる素晴らしいモデルになりました。

ラインナップも、ワイドモデルや、スーパーワイドモデルなどがあるので、メンズレディース共にラインナップが多いこともうれしい点です。来年度はどのような進化を遂げるのかも楽しみですね。

ランニングを始める方、怪我なくランニングを楽しみたい方はぜひ試してみてください。

ランニングシューズについて気になる方はこちらをチェック!

「暮らし~の」のWEBサイトでは、他にもランニングシューズの選び方やミズノのランニングシューズについての記事もございます。ぜひ参考にしてみてください。