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自宅の庭でウッドデッキDIY!かかる費用や簡単に自分でできる作り方までご紹介!

庭にウッドデッキが欲しい。けど、どれくらい費用がかかるのかが分からないという方もいるのではないでしょうか。業者に頼むことを考える人もいるかもしれませんが、ウッドデッキは実は自分でDIYできるんです。今回は自分でDIYする場合の費用や作り方をご紹介します。
2020年9月3日
大石ゆう
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庭にウッドデッキが欲しい!

Photo bymayumi_snb

ウッドデッキが欲しいけど、お金がかかるからどうしようか迷っているという人もいるのではないでしょうか。業者に頼むと確かにお金がかかりますが、自分でDIYしてしまえば費用も安く自作できます。自分で作れば外構に合わせたおしゃれなウッドデッキも作れます。今回はウッドデッキにかかる費用から、作り方までご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

庭のウッドデッキをDIYする場合の費用

ウッドデッキ設置にはどれくらい費用がかかる?

Photo by naomiyaki

ウッドデッキテラスを作って昼にランチを食べたい。子供のためにウッドデッキを作ってプールを置きたい。でも、そのためには費用が当然かかってきます。ウッドデッキを設置するためには、どれくらいの費用が掛かるものなのでしょうか。まずは業者に頼んだ場合、もちろん設置面積やオプションをつける、つけないによっても変わりますが、大体10~40万円ほどはかかってしまうようです。

ウッドデッキを自作すれば安く済む!

Photo byAlexas_Fotos

では、自作でウッドデッキを作った場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。こちらも、設置面積や木材のグレードにもよりますが、大体一万円~数万円程度で作れるようです。使う木材にこだわりを持ったり、フェンスを取り付けたりと、自作の場合も費用が上がっていきますが、それでも業者に作ってもらうよりも桁が一桁ほどは違ってくるのではないでしょうか。もちろん時間はかかりますが、断然安く仕上がります。

ウッドデッキをDIYするのに必要な材料

木材

Photo by yhy_jp

では、実際にウッドデッキをDIYする場合に必要になってくる材料を見ていきましょう。ウッドデッキを作る場合、使うのは天然木、もしくは樹脂で作られた人工木材が使われます。天然木は自然の温かみがある上に安く、加工もしやすいのですが、時間経過とともに腐ってしまいます。長い時間で考えると人工木材の方が耐久的には優れています。この点については、かけられる費用や、実際の質感なども見て考えていくといいでしょう。

重要な束石

木材も重要ですが、地面に埋め込む基礎の束石も重要になってきます。この束石に木材を固定し、そこからウッドデッキテラスを作っていきます。先ほど木材の名称を上げていきましたが、DIYで作る場合はそこまでこだわらなくても作れてしまうのは確かです。大引きを作らず作っている人もいます。長く強度のあるウッドデッキを作りたいという方は、しっかりした構造のウッドデッキを作るといいのではないでしょうか。

ペンキ

Photo byFree-Photos

ほかにも、ウッドデッキに使う木材に塗るペンキが必要になってきます。ペンキ、というと、色を付けるだけのイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、それだけでなく、防腐、防虫、防カビ効果のあるものを使うことで、ウッドデッキの持ちも良くなります。腐ってしまうと数年のうちに張替えしなくてはならなくなることもあるので、防腐、防虫など効果のあるペンキを塗っておくようにするといいでしょう。

ウッドデッキをDIYするのに必要な道具

丸のこなど木材をカットするもの

Photo byMyriams-Fotos

ウッドデッキをDIYするのに必要な道具は、木材をカットする丸のこやのこぎりなどが必要になってきます。のこぎりでも十分カットはできるのですが、やはり時間がかかってしまうため、丸のこを利用するといいのではないでしょうか。持っていないという方は購入するか、ホームセンターで借りてくるか、ホームセンターのカットサービスを利用しましょう。ただ、カットしてもらう場合は設計図を書いてしっかりとサイズを把握しておきましょう。

サンダー

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丸ノコ以外に必要なのが、サンダーです。買った木材のまま、切りっぱなしのまま作ってしまうと、どうしても木材のささくれが残ってしまって足を傷つける可能性がでてきます。実際に使う床板は特に、サンダーでやすり掛けしてから、ペンキを塗るようにしましょう。そうすることで安全なウッドデッキテラスが作れます。

電動ドリルなど


Photo bybidvine

他に必要になってくるのが、電動ドリルです。ビスを打ち込むのに、電動ドリルがあると楽ですね。また、他にもメジャーや水平器、差し金などがあるといいでしょう。メジャーや水平器などは、ホームセンターで手に入りますが、100均でも売っているので、少しでも費用を抑えたい方は、必要な道具を100均でそろえてしまうのも手です。

ウッドデッキを作る手順

手順1:まずは設計図を書こう

フリー写真素材ぱくたそ

手順の一つ目は、設計図を書くこと。よほど慣れている人は別ですが、初めてDIYに挑戦するという方は特に、しっかりと設計図を書くようにしましょう。設計図を書くことで細かいサイズも分かるようになりますし、木材をカットする長さも設計図を見て簡単に把握できるようになります。庭の広さ、外構との兼ね合いも考えて設計図を書く。設計図が書けたら、必要な材料を買いにいきましょう。

手順2:基礎を作ろう

手順の二つ目は、基礎を作るところから。基礎部分はウッドデッキテラスの土台になる部分です。穴を掘って束石を埋め、コンクリートで埋めてしっかり固定しておきましょう。これも設計図を見ながら、設置していきます。なお、束石は穴埋めしないで作る方もいます。基礎を作る際は、水平も気にしながら束石を設置するようにしてください。

手順3:束柱を立て、枠組みを作っていく

手順の三つめは束柱を固定し、その上にや大引き、根太、根がしらを組み立てていく作業です。ここでの注意点も、やはり水平を測りながら行うことではないでしょうか。一度作ってしまうと解体は難しくなってしまうので、初めのうちから水平のチェックを忘れないように注意しながら木材を固定していくようにしましょう。

手順4:床板を敷く

最後の手順は作った枠の上に床板を敷くこと。手順はこの床板を敷くところまでで終了です。ですがもし、ウッドデッキテラスの前面部や側面を隠したい場合は、手順5として、ウッドデッキテラスの前面部分に幕板を取り付けてください。また、ウッドデッキを作る際、木材にペンキを塗るタイミングは、木材を切ってサンダーがけをした後です。しっかりと乾いた後に固定していきましょう。

庭のウッドデッキDIY方法をご紹介!

Photo byFree-Photos

では早速、庭のウッドデッキテラスの作り方を見ていくことにしましょう。動画で自作方法を説明しているところや、実際の費用も紹介しているところもあるので、工程や時間なども参考になるのではないでしょうか。もちろん、庭や外構によって作るウッドデッキの大きさや費用は変わってくるので全く同じにはなりませんが、どれくらいかかるのかという目安になります。

庭のウッドデッキDIY方法①簡単ウッドデッキ

簡単にウッドデッキを自作する方法

初めにご紹介するウッドデッキテラスの自作方法は、天然木を利用したウッドデッキです。作っている人自身が建築関係の仕事をしているようなので、技術的にも参考になるのではないでしょうか。動画の時間が5分以下にまとめてあるので、さらっと作り方を簡単に確認したいという方におすすめの動画です。なお、こちらでは基礎に束石ではなくピンコロを利用しています。

簡単ウッドデッキテラスの作り方

この方は基礎部分にピンコロを使って基礎を作っています。穴を掘って作業するのではなく、地面にピンコロを置いて水平を測り、作り始めています。木材の固定にはダブルシェアハンガーというものを使っています。また、基礎パッキンを木の間に置くことで、木が腐りにくくなるようです。実際に建築を行っている方の動画なので、ちょっとした工夫も参考になります。

庭のウッドデッキDIY方法②束柱なし

束柱なし廃材利用で3万円で作成


次の動画では、束柱のないウッドデッキテラスの作り方を紹介しています。この方は廃材を使って作ったのだそうですが、3万円でできたとのこと。廃材がない方も多いのでそれ以上かかりますが、それでも10万円はしないで作れるのではないでしょうか。業者に頼むと十万円以上はするものなので、断然安いです。またこの作り方では束柱を入れていないのでその点でも時間も短く、費用も安くすみます。

束柱なしのウッドデッキテラスの作り方

この方も、束石の穴は掘らず、地面に束石を置いて水平をとるところから作っています。束柱を使わず、いきなり大引きを並べ、根太を固定しています。木材の固定にはL字金具を使っています。また、廃材を利用しているので束石部分で延長しています。動画内にありますが、根太は縦に敷くことで強度が上がるそう。実際に作っている人の動画を見れば、注意点や失敗談などもみられるのでそういったものも参考になります。

庭のウッドデッキDIY方法③2×4材

ツーバイフォー材で五万以下のウッドデッキテラスを庭に自作

次のウッドデッキテラスでは、ツーバイフォー材を使って五万円以下のウッドデッキテラスを作っています。束柱もツーバイフォー材を使い、強度はあまり高くはないのですが、そこまで広い面積ではないので問題なく使えるのではないでしょうか。安く仕上げたい場合は、材料費を抑えることで十分安く作れます。もちろん強度などは下がるので、その点も考えながら設計していくといいですね。

ツーバイフォー材ウッドデッキテラスの作り方

穴を掘って束石を埋め、そこに短く切った2×4材を束柱として固定していきます。特に根太を入れてはおらず、大引きのみで枠を作り、床板を敷き詰めています。庭の部分から家側のコンクリート、車側にもせり出しているので、家側にはジャッキ部品、車側にはコンクリートブロックを使って高さ合わせをしています。コンクリートブロックの上にはゴムを敷いてずれにくく工夫しています。時間はなんと5日をかけてプランターありウッドデッキが完成です。

庭のウッドデッキDIY方法④格安簡単

格安簡単ウッドデッキを自作

次は格安かつ簡単にウッドデッキを作る方法を紹介しています。土のある庭ではなく、コンクリートが敷き詰められているとか、タイルの外構である場合は、そもそも束石を埋めることができません。ここではタイルの上に木材を置くだけで作り始めています。また、材料の木材には腐りにくいものを使って簡単に、四万円以下で作り上げています。

格安簡単ウッドデッキの作り方

ここで使っている材料は、サザンイエローパイン材という材料を使っています。耐久性の強い木材に、さらに防虫剤、防腐剤が注入されているので腐りにくい材質です。設計図をあらかじめ書き、それに合わせて庭に木材を並べていきます。土台の木材の上にパッキンを固定し、その上に床板を敷き、ビス止めしたら幕板を取り付けて完成です。雨が降っても腐らないよう、幕板は数ミリ地面から浮かせて取り付けるのがコツ。作業時間も一時間程度でできるようです。

庭のウッドデッキDIY方法⑤鋼製束

鋼製束を使ったウッドデッキテラス

次も、外構がコンクリートだという方におすすめな作り方です。鋼製束を使うことで、高床のウッドデッキが作れます。基礎を埋め込むのではなく、鋼製束という高さ調節のできるものを使って作るので若干難易度が高いかもしれません。しかし、動画を見ながら作れば問題なく作れますので、外構がコンクリートの方は参考にして作ってみてください。

鋼製束ウッドデッキテラスの作り方

使っているのは耐久性の高いイペ材、高耐久防腐注入材のされたSPF ACQ材、鋼製束です。基礎部分には鋼製束を使い、コンクリートボンドで直接接着させていきます。鋼製束が設置できたら大引きを取り付け、床板を固定していきます。また、横揺れ防止に沓石(羽子板付き束石)と柱を設置しています。ウッドデッキの床板は敷き詰めてしまうのではなく、間をあけて固定していくと水もたまりにくくなります。間に物を挟みながら固定しましょう。

庭のウッドデッキDIY方法⑥人工木材

人工木材を使ったウッドデッキテラス


次は人工木材(樹脂木材)を使ってウッドデッキテラスを作る方法です。人工木材とは、木材に似せて作られた樹脂製の材料。木材は時間がたつと腐ってしまいますが、人工木材であればそんな心配もなく長く使えるという利点があります。見た目も本物の木材と同じように作られているので、ウッド調のウッドデッキが作りたい方も、問題なく使っていただけます。

人工木材ウッドデッキテラスの作り方

人工木材で自作する方法も、木材を使ったものとほとんど手順は同じです。基礎を作り柱を乗せ、大引を固定、床板を設置していきます。この材料を使えば床板の表面にビス止めしなくていいので見た目もすっきり。ちなみに、人工木材と天然木の価格ですが、天然木の方が断然安いです。ただ、耐久性の高い人工木材の方がメンテナンスの頻度が減るので、年単位の時間で考えると人工木材の方がお得かもしれません。

庭のウッドデッキ自作事例をご紹介!

屋根にウッドデッキを自作する

では最後に、実際にDIYしたウッドデッキの事例を見ていきましょう。庭や外構にウッドデッキを作るのではなく、二回の屋根の上にウッドデッキを作ったそうです。屋根の上なので難易度は高いですが、二階の屋根から見晴らしのいい景色も見えるので、楽しく過ごせそうです。ただ、作業自体は庭で行うよりも危険なので、十分注意してDIYするようにしてください。また、サイズを測って設計図を書いた上で作業していきましょう。

ウッドデッキを自作してガーデニングを楽しむ

おしゃれな外構にぴったりなウッドデッキテラスを作れば、ガーデニングも楽しくなるのではないでしょうか。実例のウッドデッキテラスは、20年前に作ったものだそう。周りにはハニーサックルが咲き、とても素敵な外構になっています。ウッドデッキは外構の一部になるので、作り上げたい庭をイメージして、少しずつ作り上げていくと何年も楽しめるのではないでしょうか。

ウッドデッキテラスを増設

ウッドデッキテラスを作ったけれど、もう少し広いものが欲しい。ステップが欲しいという場合は、その都度増設していくのもいいかもしれません。外構は過ごしている中で少しずつ変えていけばいいもの。設計する場合もこれで一生変えられないんだ!と気負うことなくまずは作ってみる。そのうえで過ごしやすい環境を整えていくといいでしょう。

まとめ

今回はウッドデッキのDIYについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。思ったよりも簡単に作れそうだと思った方、逆に大変そうだと思った方もいたかもしれません。でも、素人の方でも作っている人がいた通り、DIYで作れないわけではありません。この機会に外構におしゃれなウッドデッキを、ぜひ手作りで作ってみてください。

ウッドデッキが気になる方はこちらもチェック!

樹脂木ウッドデッキのDIYについて、ウッドデッキキット、イタウバのウッドデッキの作り方などほかにもウッドデッキを特集した記事があります。気になった方はこちらも合わせて読んでみてください。