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コレで完璧!登山初心者のための服装講座!季節別に最適な服装を徹底ガイド!

登山に服装選びは重要です。おすすめしたい服装の選び方や素材ごとの違いと注意点を解説します。春から冬まで季節ごとの登山におすすめできる服装や組み立て方を紹介します。基本を押さえて楽しい登山に役立ててください。事前準備しておくことが登山にとってもっとも大切です。
2020年8月28日
さくらドッグ
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はじめに

登山・トレッキングの服装を解説!

山登りを始めてみたいけど、何が必要なのかわからなくて一歩を踏み出せない人もたくさんいるのではないでしょうか?低山トレッキングは複雑な装備がなくてもいつもの服装に必要なアイテムを足すだけで始められます。初心者は装備を整え過ぎなくても登れる山から山登りに挑戦してみてください。

おすすめの服装例も紹介!

登山の服装の選び方を例を挙げながら紹介します。春夏秋冬と山はさまざまな表情を見せてくれますが、それだけ服装のちょっとした間違いで体調を崩してしまう可能性も高まります。服装例を参考にして自分にぴったりな素材やアイテムを揃えてみましょう。

山登りに必要な服装の基本を知ろう!

山登りは自然の中へ普段使い慣れた便利な道具を持たずに出掛けて楽しむスポーツです。ちょっとした怪我や温度変化・天候に対応できるように事前準備と服装の基本を知ることが大切なこととなります。基本を押さえて安全に楽しくトレッキングデビューしてみましょう!

登山の服装に選び方が大事な理由は?

登山は服装で体力の消耗が変わる!

山登りは普段よりも標高が高い場所に訪れますので、いつもと同じ格好では快適に楽しむことができません。例えば夏でも行動しているときは暑くて、少し木陰で休憩すると汗が冷えて寒さを感じることもあります。その時々に合わせて上着を足したり・引いたりを繰り返して常に快適な服装を心掛けることで快適さと体力を温存しながらトレッキングを楽しめます。

時には命を左右することも

山登りは自然の中へ出掛けて行きます。当然天候が急に崩れるということもよくある話です。そんなときに普段通りの服装だとあっという間に全身ビショビショに濡れてしまいます。そして山と言う環境の中では不快な状況が続くと言うのは命を左右することさえあります。最低限の装備と知識を揃えて出掛けましょう。不安がある方は経験者と一緒に山へ向いましょう。

登山服装の基本1:レイヤリング

レイヤリングがおすすめ

レイヤリングとは重ね着のことです。登山は標高や天候によって刻々と状況が変わり続けます。その状況に対応するには脱ぎ着しやすい服装と服を取り出しやすい場所に収納しておく必要があります。山登りに出掛けるときには春夏秋冬を問わず三重のレイヤリングを基本としてください。ベース・ミドル・アウターとそれぞれの意味や役割を解説します。

1:ベースレイヤー

ベースレイヤーは肌着のことです。季節に応じて生地の素材や厚さを選びましょう。基本的には吸湿速乾の化学繊維の肌着を選びましょう。コットン性の物は肌触りがよく普段着には最適ですが、汗を吸うと乾きにくいため山登りには不向きです。

2:ミドルレイヤー

ミドルレイヤーは中間着のことです。春から夏に掛けては長袖の襟付きチェックシャツが定番となります。秋から冬に掛けてはインナーダウンやフリースを選びましょう。行動中に使用しないときはコンパクトに収納できますので忘れないようにしましょう。

3:アウターレイヤー

アウターレイヤーは風や水を通さないために着る鎧のような存在です。過酷な冬登山ではゴアテックス製品が高い能力を誇り、人気となっています。初心者が春から秋に掛けて山登りするときにはレインウェアでも代用できます。山用レインウェアは高価なものが多く、もったいないと感じる人は安価なウインドブレーカーも用意しておきましょう。

登山服装の基本2:素材の違い

季節によって素材を分ける

春夏秋冬と季節によって素材の特徴を組み合わせて服装を組み立てましょう。ここではそれぞれ素材の特徴や注意点をよく使われるナイロン・ポリエステル・ウール・コットンに分けて解説します。

素材1:ナイロン

ナイロン素材はトレッキングウェアではアウターに使われていることが多くなります。防風性・防水性に優れており、ゴアテックス製のウェアも表地と裏地はナイロンでゴアテックス素材を挟み込むように作られている場合が多くあります。単一で作られたウェアはベタつき易く、乾きにくいという特徴がありますので、ウェア選びは慎重に行ってください。

素材2:ポリエステル

ポリエステル素材は肌着や中間着としてフリースとして使用されています。水分を逃す・保温性が高いという特徴があるため、アウトドアウェアの主流素材としてたくさんのアイテムが出回っています。コットンライクな着心地のものもありますので、自分好みの着心地の服を探しましょう。


素材3:ウール

ウール素材は水分の吸収量はコットンに劣りますが、保温性の低下が低いためよく選ばれる素材です。厚手のものが多くなりますが、その分保温性や耐衝撃性に優れているので登山用の靴下として使われています。

素材4:コットン

コットン素材は普段着には肌触り・着心地がよく選ばれる素材です。しかし、一度濡れると乾くまでに時間が掛かり、過酷な冬のトレッキングには体温を奪う原因にもなります。コットン素材を選ぶのは夏の天候がよいときや、軽登山に留めておきましょう。

登山服装の基本3:レインウェア

春夏秋冬を問わずに必ず持っていこう

山は標高が高く、気温や空模様の変化が激しい場合が多くあります。例えば、急に雨が降ったと思ったら突然晴れたり霧で視界が悪くなったりと状況は刻一刻と変わり続けます。そのためレインウェアは季節を問わず山登りの必需品と言われています。

防水性と通気性

登山用レインウェアは耐水性と通気性を兼ね備えたものが必要です。代表的な素材としてはゴアテックス製のレインウェアですが、メーカーごとに独自素材が開発されています。比較しながら自分の目的に合ったレインウェアを探してみましょう。

春秋はアウターレイヤー代わりにも

春・秋はアウターレイヤー代わりにレインウェアを使ってみてもいいかもしれません。外からの風や水分は通しませんが、レインウェアの中の湿度は抜ける素材のものがベストです。さまざまな素材・価格のものが販売されていますが、レインウェアは機能性とフィットするものを買うようにしてください。荒天時にはレインウェアの質で体力の消耗加減が大きく変化します。

登山服装の基本4:登山靴

登山靴はトレッキングの強い味方

登山靴はトレッキングの強い味方です。普段履いている靴よりも重たい物が多く、ソールもしっかりしています。一般的な選び方としては整備されたトレッキングコースを計画している場合はローカットでソールが薄い靴を、標高が高く過酷な登山を計画している場合はハイカットでソールが分厚い靴を選びます。唯一地面に触れている部分となり、登山靴の性能と履き心地で疲労度が大きく変わります。

必ず試し履きをしてから買おう

どんなタイプの登山靴を買うにしても必ず行って欲しいことがあります。それは登山に履くときの靴下と組み合わせて店内で試し履きをしてから買うようにしてください。普段の靴下よりも厚手のものが多く、フィット感が変わります。初心者は店員さんと相談しながら選ぶとさらに安心感が高まります。

登山服装の基本5:ザック

登山日程に合わせた容量を

ザックの選び方の基本としては登山日程に合わせた容量を選ぶのが一般的です。日帰り登山は20リットル、山小屋泊は30リットル以上、テント泊は50リットル以上が目安になります。それぞれ持っていく荷物の絶対量が変化し、日帰り登山は最低限の食糧と装備、山小屋泊の場合は着替えや食糧が、テント泊はテントから調理用具までを持つ必要があります。あくまで目安となり、季節や持って行くものによって必要な容量を考えて準備しましょう。

正しい背負い方で疲労を軽減

登山用ザックは長時間山登りをしても疲れにくい工夫が随所に凝らされています。中の荷物が動かないようにコンプレッションストラップで荷物を締め付けてから背負い、ウエストベルトを腰の位置で締めてください。次にチェストベルトを締めて最後にスタビライザーと言う肩部にあるストラップでザックと体のフィット感を上げて荷物の揺れを抑えます。正しく背負うと疲れが軽減されますので覚えておきましょう。

登山服装の基本6:小物類

小物類も揃えよう

レインウェア・登山靴・ザックを揃えたら仕上げに小物類も揃えましょう。整備された登山道でも準備してると快適さが違います。それぞれ小物類の選び方や役割を解説します。

帽子

登山は普段よりも紫外線量が多く、帽子は必須のアイテムです。ハットやキャップ・ニット帽などさまざまなものがありますが自分好みの帽子を選びましょう。前述した紫外線対策以外にも急な雨や頭部の保護に役立ちます。

手袋

岩場や鎖を頼りに登るコースを計画している場合は手袋が必要です。ひとくちに手袋と言っても登山用手袋はさまざまな種類があり、手の保護から保温や防水に向いたものまで幅広くあります。スマホで写真を撮る人はいちいち手袋を外さなくても操作できるタッチパネル対応の手袋を選ぶとよいでしょう。

靴下


登山用の靴下は衝撃吸収と保温・速乾性を備えたものがたくさんあります。そのため厚手でしっかりしたものが販売されており、靴下の厚さを決めてから登山靴を決めるような選び方がおすすめです。

登山服装の基本:まとめ

初心者は少しずつ揃えるのがおすすめ

服から装備品まで登山には必要なものが多く、一気に揃えようと思うとたくさんの出費が掛かります。まずは近場の低山ハイクを計画して、レインウェア・最低点のアウター類を揃えてとりあえず登ってみましょう。そこから少しずつアイテムを揃えて行くようにすると失敗がありません。

必需品にはお金を掛けよう

登山に慣れてきたらレインウェア・ザック・登山靴の3つは妥協することなくお金を掛けましょう。登山靴とザックは登山の快適性と安全性を高めてくれます。レインウェアは急な悪天候のときに命を守る砦として低体温を予防し、春秋はアウターレイヤーとして役立ちます。

登山・トレッキング前には確認と試着

一通り揃えたら事前に試着と装備類の正しい使い方を確認しておきましょう。当日に違和感を持ったままの装備・服装だと疲労度が大きくなってしまいます。新品でも体に馴染むか試してから登山に挑みましょう。

登山の服装おすすめの選び方:春

春は長袖シャツメインで

春はインナーに化繊のシャツにミドルレイヤーに長袖を羽織ります。基本的な行動着はこの2枚ですが、寒さ対策としてウィンドブレーカーやレインウェアをザックの取り出しやすい場所に収納しておきましょう。休憩時や木陰で寒さを感じたらサッと羽織ります。

状況によって服装を変える

春は秋よりも日が長く寒さを感じる時間も短く済みます。そのため油断してしまいがちですがあ、状況に合わせて常に服装を調整して体力の消耗を防ぎましょう。

春登山のおすすめ服装例

軽めのミドルレイヤーを重ねて紫外線対策に帽子とスカーフを組み合わせて街でも着られそうなおしゃれさです。春の軽登山をおしゃれに楽しめるおすすめの服装例となります。

登山の服装おすすめの選び方:夏

夏は汗が乾きやすい服装で

夏は暑さ対策がもっとも大切です。基本的には化繊のシャツを行動着としますが、必ず長袖シャツを持っておきましょう。紫外線対策と肌の予防に役立ちます。汗が乾きにくい素材のシャツを着て行くと早くくたびれてしまうのが注意点です。

ハーフパンツを履く時は

夏の登山にハーフパンツを選ぶ人もたくさんいます。ハーフパンツを履くときには素肌を露出させないようにタイツを履いてからハーフパンツを重ねて着用してください。肌を出していると虫や木に擦ったときに怪我をしやすくなってしまいます。

夏登山のおすすめ服装例

長袖チェックシャツにハーフパンツとタイツの組み合わせで素肌を直接出さずに快適性を保った服装例です。標高が高い山の場合はインナーダウンやレインウェアを防寒対策としましょう。体力温存に役立ちます。

登山の服装おすすめの選び方:秋

秋は春の服装に近いが

秋の服装は春に近くなりますが、日が落ちるのが早いので寒さ対策をしておくと安心、快適に登山を楽しむことができます。春の服装よりも保温力のあるウール素材の下着を選ぶとよいでしょう。他にも小物類も防寒性能があるもので服装を組み立てましょう。

インナーダウンを賢く活用

秋は前述したように日が落ちるのが早いので下山時には夕暮れどきかもしれません。日が陰ってくるとより寒さを感じ易くなりますのでウィンドブレーカーの下にインナーダウンを着るようにすると温かさを逃さずに体力を消耗しません。

秋登山のおすすめ服装例

マウンテンパーカーとストレッチの効くロングパンツは登山の強い味方です。ミドルレイヤーの組み合わせでさまざまな温度帯に対応できますので一枚持っておくことをおすすめします。


登山の服装おすすめの選び方:冬

冬はベースレイヤーを重ね着

冬は防寒・速乾性を兼ね備えた服装が大切です。ベースレイヤーをすぐに乾く化繊のシャツを着た上にウール素材を重ねて着るなど工夫をしましょう。汗をかきっぱなしにしていると汗が冷えて体温を奪い、低体温症に陥る危険性があります。

防水対策も完璧に

ミドルレイヤーにはインナーダウンがおすすめです。それだけでは雪や水が付着したときに染みてしまいますので防水のためにアウターレイヤーにゴアテックス製のマウンテンジャケットを準備しましょう。他にも登山靴・手袋も防水性の高いアイテムを選んでください。

冬登山のおすすめ服装例

冬登山は過酷な環境に体一つで挑みます。ちょっとした油断が危険につながります。こちらの服装例は肌の露出を最低限に抑えて、完璧な防寒対策を行っています。初心者にはハードルが高い雪山登山ですが、経験を積んでいつか挑戦してみてください。

登山の服装おすすめの選び方:注意点

注意点1:常に体温調節を

Photo byOpenClipart-Vectors

登山の服装選びでもっとも大事な注意点は季節に応じて服装を組み合わせて体温調節できるように組み立てておくことです。行動しているときは暑さ対策をし、休憩して木陰に入ったときは寒くなりすぎないようにサッと1枚羽織ったりと手間に感じるかもしれませんが、常に体温を適切に感じるように調整を繰り返すことが体力の消耗を防ぎ、安全な登山につながります。季節によって素材やタイプの選び方を事前にしっかり計画しておきましょう。

注意点2:自分の感覚を頼りに

登山服装の2つ目の注意点としては常に自分の感覚を優先して服装を調整しましょう。他の人が暑いと感じても自分が寒いと感じたときは素直に感覚に従って1枚羽織って調整してください。他にも休憩したいと感じたときには素直に立ち止まったり、休憩を提案しましょう。無理をすると疲労は何倍にも感じます。登山で感覚を頼りにしてはいけないのはルートや方角の選び方です。しっかりと地図で場所を把握しながら行動しましょう。

注意点3:命を守る

3つめの注意点は命を守ると言うことです。無事に行って帰ってくるまでが登山です。そのためには事前の準備が重要です。季節に適した服装・装備を用意しておくのはもちろんですが日程や食糧のプランを練る、登山届を出すなど当たり前の準備を抜かりなく進めておきましょう。万が一のときに役立つものばかりで命を守ることにつながります。自然の中でも楽しく過ごせるように注意点を守って計画してから登山に挑みましょう!

まとめ

山登りを楽しもう!

Photo bylouiepastore

登山やトレッキングに出掛けるときは服装の基本を押さえてから向いましょう。整備された登山道だとしても天候や気温ごとに適した服装に切り替えられる準備をしておくことが安全に楽しむコツとなります。基本的な装備としてレインウェア・登山靴・ザックの準備は自分に合ったものを選んでください。初心者が山登り前に服を買うときは普段着ているトレーニングウェアなどに必要なものを足すようにすると安く始められます。春から冬までレイヤリングをして常に快適な温度を保てるようにしましょう!

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