はじめに
テンマクやヨコテツなど男前グリルプレートを比較紹介
男前グリルプレートという名前を耳にする機会もあるでしょう。これは他の鉄板とどう違うのかというと、アウトドアバーナーやピコグリルなど小型焚き火台で使いやすいサイズ。また家庭用のグリルプレートと比較するとテフロン加工などがされていない鋳物鉄を使っているのでステーキなどを焼いて食べるとひと味違うやけ具合が楽しめるという点。男前グリルプレートの販売店や通販のみで購入できる隠れた人気商品から、シーズニングやメンテナンスについてもご紹介します。
男前グリルプレートをレビュー比較!1.ヨコテツ
ヨコザワテッパン
厚手でコンパクトなアウトドアで使いやすい鉄板プレートといえばこのヨコザワテッパンをあげる方も多いでしょう。メーカー名と間違えられることも多いですが、こちらはアングラーとしても著名な横沢テッペイ氏が愛用されているということから付けられた名前。ですが、製造販売しているのは株式会社ジェットスロウというメーカーですのでお間違えなく。
サイズ・使い方比較レビュー
ヨコザワテッパンのサイズはアウトドアグリルプレートの主流ともいえるA5サイズで厚みは約5mm。重さは約1キロとなっています。男前といわれる所以でもある5mmもある厚み。これでアウトドアでの火力の強い熱源で焼くステーキなどの分厚い肉料理も外はパリッと中には肉汁がジューシーに閉じ込められた状態で焼き上がるというもの。使い方は縁の立ち上がりもない平たい一枚の板のため、水分や油がしたたるようなものは液体のこぼれに注意が必要です。
男前グリルプレートをレビュー比較!2.テンマク
テンマク男前グリルプレート
テンマクとはtent-Mark DESIGNSの略でありアウトドアブランドとして人気があるメーカー。そこから販売されていてSNSや動画サイトなどでも数多くのレビューが付いているのが今回ご紹介するグリルプレート。テンマク製の特徴として少しリッチな感じの波型プレートであることがあげられます。
サイズ・使い方比較レビュー
テンマクのプレートサイズは207×143mmとA5より数ミリ誤差があるもののほぼヨコザワテッパンと同じくらいの大きさ。波型なので9mmの深さがあり液体が出るような料理レシピでも使いやすい。素材は鋳造鉄なので形が違うものの使い方としてはヨコテツ製とほぼ同様の使い心地。サビを防ぐために使用後のメンテナンスも必要となります。
男前グリルプレートをレビュー比較!3.YOKA
YOKA GRIDDLE(オンラインストア限定品)
YOKAは休日を最高のものにする商品作りをコンセプトにキャンプ・釣りなどのアウトドア製品を製造販売しているブランド。公式サイトのオンライン限定品の中に男前の鉄板があるのでこちらも是非チェックしてみてください。YOKAの鉄板の特徴はテンマクなどとは違い持ち手一体型。角型のスキレットと考えるとイメージしやすいでしょう。
サイズ・使い方比較レビュー
サイズは165x325mmと他と比べると少し大きめ。しかし一般的なアウトドアバーナーや焚き火台などに乗せて使うのにはそれほど不便を感じない程度のサイズアップです。鉄板の厚みは約3.2mmで重量約1kg。使い方は他とは少し違って使用前のシーズニング済みで届く商品だということ。焼きを入れたりという面倒な作業は不要で届いたらごしごし洗ってすぐ使えます。
男前グリルプレートをレビュー比較!4.ユニ鉄
ユニ鉄
ユニフレームが作った焚き火台用グリルプレートがこのユニ鉄。平らな鉄板とテンマクのような波型プレートの両方が1つになったデザインは個性的。ステーキと肉を同時に焼きたいというときなどに、いくつも鉄板を並べなくて良くとても便利。
サイズ・使い方比較レビュー
サイズは約200×200mmの正方形。持ち手はコーナーに刺さるようになっているので、小さな鉄板を無駄にすることなくフルに使える工夫がされています。鉄板自体の厚みは公表されていませんが、まわりの立ち上がり部分を含めて深さは17mmとたっぷりめ。材質は鋳物鉄を利用しており重さは約1.45kgと少し重めながっしりタイプ。他の鋳物鉄のプレート同様の使い方ができますが、波型と平らな面を上手に使い分けるのが使い方のコツとなるでしょう。
男前グリルプレートをレビュー比較!5.BONFA
BONFA鉄板グリル
BONFAの鉄板グリルは画像でもわかるとおり4辺の立ち上がり部分がゆるやかに出来ているのが特徴。どうしても焼き面が小さくなりがちなコンパクトなアウトドアの男前グリルでサイズを小さくキープしながらもまるごと1枚のステーキがしっかり乗るように工夫されています。ハンドルは付属していないので別売りで買うかプライヤーなどを利用して持つと熱くありません。
サイズ・使い方比較レビュー
サイズは約190×140mm。鉄板の立ち上がり含め10mmほどの深さがあります。この鉄板グリルで好評なのは実は鉄板よりも別売りのアイアンハンドル。しっかりとした作りなのに驚くほど軽く女性でも鉄製グリル取り回しがラクラクできると評判。使い方はパンとタマゴ・ベーコンを焼くもよし、もちろん鉄板の厚みを活かした分厚い肉料理など気軽に色々なアウトドア料理が楽しめるでしょう。使い始める前のシーズニングと使用後のメンテナンスはお忘れなく。
男前グリルプレートをレビュー比較!6.WOOPS
WOOPs Iron
ヨコザワテッパンと同じ厚さの極厚鉄板にへらと持ち手がセットで付いていのがWOOPs Ironの野外鉄板。北海道から九州まで支店があるアウトドアブランドのWOOPSが贈る屋外用ステーキグリル。もちろんステーキ以外の焼き物もこの厚みなら高火力の焚き火やバーナーの火でも美味しく仕上がるでしょう。
サイズ・使い方比較レビュー
サイズは小さめの148×150mmの正方形に近いかたち。また一般的な鉄板と違い4辺ではなく2辺のみがせりあがった形になっており、そこに持ち手を付けて使用する形になります。また材質もグリルプレートは鋳造鉄が多いのですがこちらはスチールを使用。鋳造鉄よりも圧倒的に丈夫で熱効率もよく、メンテナンスしやすいのも特徴です。重さは約1100g。一般的なソロキャン向きの他のグリルプレートと同じ重さとなっています。
男前グリルプレートをレビュー比較!7.鉄板市場
各社バーナーやグリル対応した鉄板類
鉄板市場は鉄加工の会社。アウトドアやバーベキュー用の鉄板焼きプレートの製造販売しておりホームページには様々なサイズ、形状の鉄板プレートが並んでいます。その中でも特に人気が高いのは有名メーカーのツーバーナーや焚き火グリルなどに対応したサイズに作られた極厚プレート。一般的な男前プレートによくある6mmだけでなくさらに厚みのある9mm板もあるのでさらに厚いものをご所望の方にはおすすめ!
サイズ・使い方比較レビュー
有名なメーカー品グリルに合わせてあるのでサイズはまちまち。厚手鉄板焼きがどのようなものかお試ししてみたい方には丸と四角の2デザインが選べるZEOORがおすすめ。サイズは100×150mmまたは150mmφ厚みは選べる6と9mm。ヨコザワテッパンのような平たい板状ですので、使い方は同様と考えると良いでしょう。
男前グリルプレートをレビュー比較!8.笑's
笑'sのB-6専用グリルパン
B-6君といえば一時期品切れも目立ち買えない人続出だった人気の焚き火グリル。ソロキャンプにはちょうどよい大きさでたたむととてもコンパクトになるというだけでなく、焼き肉・焼き鳥・焚き火台としても利用できますがステーキなどを焼くにはちょうど良いサイズのプレートがないとのお悩みも。それに合わせて作られたのがこちらの男前プレート。専用ですので他にはないというくらい安定した焼き具合で楽しめます。
サイズ・使い方比較レビュー
サイズはB-6君のトップに乗せてちょうどよい大きさ。鉄板の厚みは2.3mmと他と比べて少し薄めには感じますがその分重さも約620gと控えめ。B-6君自体がたたむと平たい板状でコンパクトなのが売りなので専用鉄板が厚ければ意味がなく、このサイズ感はギリギリの攻めたものといえるでしょう。価格も2,000円を切る値段ということで笑'sグリルをお持ちの方は是非あると便利なオプションとしておすすめ!公式サイトの通販で購入可能。
男前グリルプレートの料理レシピ1.ステーキ
男前グリルプレートのおすすめ8点を見ていただきましたが、ここからはそれを使ってアウトドアでも楽しめるステーキのレシピをはじめとする料理レシピをいくつかご紹介しましょう。
柔らかく仕上がる絶品ステーキレシピ
ステーキ肉200g ニンニク1片 醤油小匙1 バター10g
ステーキを柔らかく仕上げるには舞茸(分量外)がポイント。出かける前の晩に仕込んでおけば翌日には味がしみて柔らかくなった肉を焼くだけ。ガスやIHとは違った炭や焚き火の火力で上手に焼くのは鉄板グリルプレートにおまかせです!
醤油をかけて香ばしい仕上がりに
味のポイントはパンチのきいたにんにく風味と仕上げに回しかけて少し焦がして香りを出した醤油。日本人に生まれてよかったと思える瞬間でしょう。ただ肉を焼くだけというワイルドな食べ方なのに極上の幸せを感じる一瞬です。
男前グリルプレートの料理レシピ2.瓦そば
瓦そばを男前グリルプレートで
牛肉300グラム たまご2こ 油適量 茶そば1玉 小口ネギお好みで きざみのりお好みで めんつゆ適量 ★砂糖大さじ2 ★醤油大さじ2 ★お酒大さじ2 ★みりん大さじ1
瓦そばは屋根に使う瓦の上でそばを焼いて食べる名物料理。瓦がなくても厚手の男前グリルプレートならきちんと美味しく作ることができます。詳しい作り方・プレートの使い方は動画でご説明。9分あたりからになります。
めんつゆは市販のものでも
めんつゆも自分で作られる方用に材料レシピもご紹介していますが、ごくごく普通のめんつゆでも十分代用可能。アウトドアでたくさん調味料を持ち歩きたくない方はコンビニでも買えるもので楽してしまいましょう。薄焼き卵も現地で焼いていますがそばを焼く以外はすべてある程度できあがっている素材をトッピングして作ることも。
男前グリルプレートの料理レシピ3.パン
男前プレートで朝食やおやつも
食パン(今回は8枚切り)1枚 オリーブオイル約大さじ3 アウトドアスパイスほりにし好きなだけ
余った食パンなどで手軽に作れるラスクのレシピ。今回はさらにスパイスを厳選することでコツも技術も不要で誰でも美味しくできる方法をご紹介しましょう。
男前プレートの縞模様がおしゃれ
均一にきつね色に仕上がったラスクも美味しそうですが、テンマクの男前グリルプレートで焼くと波型であるためおしゃれな縞模様に自然と仕上がります。シングルバーナーの上に乗せて焼くのにもちょうど良いサイズの男前プレートだから、ソロキャンプの夜も有意義に美味しく過ごせるでしょう。
男前グリルプレートのメンテナンス1.使い始め
使う前にシーズニング
テフロン加工などされていない鉄の調理器具は使う前にシーズニングという作業をおこなうことで食材がこびりつくのを防ぐことができ、使用後のお手入れも楽になるでしょう。小さな鉄板なので難しいことはありません。少しの時間で出来てしまうので是非使う前にはやってくださいね。
シーズニングのやり方
シーズニングの前に買ったばかりの鉄板はまず洗剤できれいに洗いましょう。その後火の上に置きしっかり乾燥させます。乾いた鉄板が冷めるまで放置。その後食用油をキッチンペーパーなどに染み込ませて表面によく塗布します。テンマクのプレートなど波型のものは溝部分にも油をしっかり付くようにしてください。
男前グリルプレートのメンテナンス2.使用後
使い終わったらメンテナンス
使用後のメンテナンスは中華鍋などの鉄製フライパンと同様です。焼くものによっても違いますが、使用後にはけっこうな油や肉汁・調味料などがこびりついています。これをしっかり落とすこととその後のサビ防止がメンテナンスの目的。動画では前半はシーズニングとなっているので5分14秒あたりから見てください。
使用後の洗いと保存方法
鉄製の鍋は使用後は洗剤を使わずに水かお湯で洗うだけにしてください。どうしても汚れが落ちず洗剤を使う場合はもう一度シーズニングからはじめましょう。通常の使用後の手入れは水洗い、バーナーで水を蒸発させて乾燥・食用油を薄く塗るの3ステップ。あとは紙袋か付属の布巾着などに入れて保存すれば錆びずにきれいに使い続けることができるでしょう。
まとめ
テンマクなどをはじめとする男前グリルプレート。火力が高く調整しにくい屋外用ツーバーナーや焚き火グリルなどでも反りにくく、テフロンなどの表面加工がないので多少のメンテナンスは必要となりますが簡単なお手入れで長く使うことができる便利調理器具です。アウトドアだけでなく休日にひとりでシングルバーナーでBBQや焼き肉などを楽しむのにも手軽に使えるので気になる方は是非この機会に手にとってみてはいかがでしょうか。
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