はじめに
イワシの梅煮の作り方を紹介!
暑くなり始める梅雨から秋に掛けてイワシは旬を迎えます。そんなイワシと梅シロップを使った美味しいイワシの梅煮の作り方を紹介します。梅シロップを作っていないという人は市販の梅干しに置き換えても作ることができます。
イワシの栄養を解説!
イワシに含まれる体を健康に保つ栄養とその効果を解説します。イワシは安い・美味しい・簡単に調理できると3拍子揃った食材です。今回は頭を落としたり腹ワタを取るのに包丁を使いましたが、手捌きで食べない部分を取ることもできます。気になる方は手捌きの方法もチェックしてみてください。また、梅シロップ含まれる栄養効果も併せて解説しています。今年は梅の時期が過ぎてしまいましたので、翌年以降の梅の季節に挑戦してみてはいかがでしょうか?
やっと梅雨明け!
近畿地方は
「今年はいつ梅雨が明けるのか?」とヤキモキしながら過ごしていましたが、統計史上3番目に遅い梅雨明けだったそうです。最も遅かったのは2009年の8月3日というから梅雨明けの遅さが際立ちます。確かに7月31日にも急な夕立がありましたが、梅雨の雨というよりは夏の短時間に強く降る雨の様相でした。これでやっと夏も本番と言う気分になりますが、心配なのは一気に気温が上がっての体調不良です。
以前の連載で紹介した梅シロップを
以前の連載で作り方を紹介した梅シロップも完成して、毎日少しづつ炭酸水で割ったり、ヨーグルトに混ぜてみたりと美味しい食べ方・飲み方をしています。そこで気になるのが、漬けた梅の利用法はないのか?ということではないでしょうか?久しぶりに作った梅シロップと梅を利用したイワシの梅煮の作り方を紹介します。イワシと梅は栄養面でも味の面でも非常に相性がよくおすすめの組み合わせとなっています。
イワシの栄養
イワシは栄養豊富!
イワシは骨ごと食べられるのでカルシウムやタンパク質を効率的に摂取できます。他にも健康に有効なDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)と言われる必須不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。それぞれの栄養効果を解説します。
イワシの栄養①カルシウム
カルシウムは歯や骨を作る栄養として知られています。年齢を重ねるごとにカルシウムを取り込む力が減って行くと言われていますので、安く手に入って、美味しいイワシは日常の食事に取り入れやすい食材と言えます。イワシに含まれているビタミンDはカルシウムを体に取り込む助けになりますので、カルシウム不足を感じる人におすすめです。
イワシの栄養②タンパク質
イワシは100gの身に約20gのタンパク質を含んでいます。自分の体内で作ることのできない必須アミノ酸も豊富に含んでいますので、トレーニングやダイエットでタンパク質をたくさん摂りたい人におすすめの食材です。アミノ酸とタンパク質を一緒に摂取することで筋肉の回復や免疫力の向上に効果があると言われています。
イワシの栄養③DHA
DHAには悪玉コレステロールを減らしながら善玉コレステロールを増加させる働きがあると言われています。高血圧が気になる人におすすめの栄養素です。最近ではサプリメントでDHAを補うこともできますが、イワシを食べて美味しく摂取しましょう!
イワシの栄養④EPA
EPAもDHAと同じく悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増加させる働きがあると言われています。他にも血液をサラサラにしてくれる効果があると言われていますので、健康診断などで血液や血管の数値を指摘された人におすすめです。
梅シロップの栄養
梅シロップは疲労回復に効果的!
梅シロップは爽やかな味だけでなく疲労回復や美容に効果的な栄養素をたくさん含んでいます。作り方は意外と簡単で、適切に保存すれば長期間使うことができます。来年の梅の時期に作ってみてはいかがでしょうか?当記事の最後にリンクを紹介しておきますので、参考になさってください。
梅シロップの栄養①クエン酸
梅やレモンの酸味のクエン酸には疲労回復やダイエットに効果的と考えられています。体に必要なミネラル分の吸収率を高める効果があると言われていますので、イワシに含まれるカルシウムをさらに吸収しやすくしてくれる働きがあります。
梅シロップの栄養②リンゴ酸
りんご酸もクエン酸と同じく爽やかな酸味を感じさせる栄養素です。効果面でも溜まりがちな疲労物質を効率よく排出する働きがあると言われています。
梅シロップの栄養③ビタミン
梅シロップにはビタミンB1・B2・C・Eなどたくさんのビタミン類が含まれています。ビタミンは体の働きをスムースにするための栄養となっており、健康的な日々を過ごすには欠かせない栄養素となっています。ビタミンBは食事をエネルギーに変換する役割が、ビタミンC・Eには抗酸化作用があると言われています。
梅シロップの栄養④カリウム
カリウムには細胞の浸透圧を維持したり、神経伝達に使われたりと毎日体を正常に動かすための働きをしています。他にも意識して食事しなければ過剰に摂取しがちなナトリウムを体外に排出する役割がありますので、結果として血圧を下げる効果があります。
簡単!美味しい!イワシ梅煮の作り方
イワシ梅煮の材料
イワシの梅煮の材料はイワシ1パック(今回は11匹)・梅シロップ大さじ0・梅5個(イワシ2匹に1個を目安にしてください)・しょうが大さじ1.5・しょうゆ大さじ1・水000ccを準備してください。
イワシ梅煮作り方①捌く
イワシをまずは捌いて行きましょう。まずはエラの部分に刃を当てて頭を切り落とします。
包丁の先端を使って内臓をこそぐように取り出してから
流水で血合や汚れを落とします。
全て捌いてキッチンペーパーで水気を取ったところです。
冒頭でもお話ししたイワシの手捌きの参考動画を紹介しておきます。
イワシの梅煮作り方②煮立たせる
鍋に水と梅シロップ・しょうが・しょうゆを入れて煮立たせます。煮魚調理の場合沸騰させる派と冷たいままから入れる派と意見が分かれるようですが、私には細かい違いがわかりませんのでお好きな調理法を選んでください。今回は梅とイワシ以外の調味料をすべて一旦沸騰させています。
沸騰させたら火を止めてからイワシと梅を入れてから
再度沸騰するまで中火から強火に掛けます。
イワシの梅煮作り方③落とし蓋
沸騰したらアルミホイルで落とし蓋をして弱火で15分ほどコトコト煮込みます。落とし蓋もしてもしなくてもどちらでも構いませんが、落とし蓋をした方が煮崩れ防止やふっくらと仕上がる気がします。アルミホイルで落とし蓋をすれば後処理も簡単なのでおすすめです。
時間が経ってイワシに火が通ったら落とし蓋を外して少し煮詰めます。
イワシの梅煮完成!
イワシと梅を盛り付けて完成です。生臭くなりがちなイワシを梅の香りで感じさせなくなりました。ご飯がすすむ味です。骨ごと食べてカルシウムを摂取しましょう!
まとめ
梅シロップの梅を有効活用しよう!
梅シロップを漬け終わったあとの梅は上手に再利用することで無駄なく消費できます。今回は旬のイワシに加えることで美味しい梅煮として有効活用してみました。梅とイワシは調理面、栄養面ともに相性がよくおすすめの調理法となります。梅シロップの栄養効果も解説しました。気になる方は来年の梅の出回りを待って作ってみてください。今年は例年より梅雨が長く続きましたので、イワシと梅に含まれる栄養を賢く摂取できる梅煮で栄養補給して、本格的な夏を元気に過ごしましょう!
旬の食材調理が気になる方はこちらもチェック!
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