渓流用小型ミノーこまちとは?
こまちシリーズはジャクソンが開発した渓流用の小型ミノー。サイズは長さ45mm、重さはF(フローティング)が2g、S(シンキング)が2.5gです。発売されたのは今から17年前の2003年。一旦生産を中止していたのですが、この夏に数量限定で復刻しました。17年前のミノーと言っても、かなり先進的な発想で作られていたので、現在の第一線で活躍しているミノーと比べても全く遜色ない仕上がりとなっています。ですが、ひとつ気をつけたいのは、Sはシンキングと言ってもゆっくり沈下するスローシンキングであること。それを踏まえて使うと、こまちをより活かしきることができます。
今回の復刻版は以前のこまちとどう違うのか?
復刻版は基本的には従来版と同じですが、細かな点でいくつか違いがあります。1つめはカラーを一新し、最新の人気カラーを採用しております。2つめの変更点は目の色。Fはノーマルな目ですが、Sは赤目になっており、ひと目でFとSの区別がつくようになっております。3つ目はフック。初心者にも安心して使え、魚にもやさしいバーブレスフックを採用しております。最後の4つ目は価格。以前の定価は1250円でしたが、今回の復刻版は定価1000円!よりお求めやすい価格となっております。この価格なら釣り場でも強気で攻められますよね。
こまちのボディと極小リップ
まず、外観で判るのは広い体高。最近のミノーに多いデザインですが、これによって広い反射面が確保され、小型ミノーながら強い存在感を示すことができます。リップは極小サイズ。「これで泳げるの?」って思ってしまうような米粒大のリップですが、ボディ自体の基本設計がしっかりしているので、極めてレスポンス良く泳いでくれます。極小リップなので巻き心地も軽く、余計な水を掴まないので、トゥイッチなどのロッドアクションにも敏感に反応してくれます。
こまちの内部構造について
内部のウエイトシステムにも特徴があります。通常は同一ボディでフローティングとシンキングが有る場合には、シンキングの方はフローティングより大きな内部ウエイトを使用したり、ウエイトの数を増して重さを稼ぎます。しかしこまちでは、内部ウエイトの体積は変えず(同じ直径の球体形状)、素材の比重差でフローティングとシンキングを作り分けております。
FとSでのウエイトの違い
フロントフックのすぐ後ろ、ボディの一番低い位置に設置されているこの内部ウエイトは、フローティングでは鉛、シンキングではタングステンを使用。同一ボディに対して同一体積の重心部を形成するので、リトリーブ時のアクションをはじめ、使用感全体が同一となります。従って、浮くものと沈むものを同一の使用感で使い分けられるので、より繊細なアプローチが可能となります。
こまちでヤマメやアマゴを狙う場合
フローティングの方は、夏時期なら陸生昆虫をイメージした使い方が視覚的にも楽しくお勧め。ルアーを水面近くでモジモジ動かすのですが、こまちはレスポンスに優れているので動かしやすさが抜群。その河川でメインとなるターゲットがヤマメやアマゴならば、アップストリームにキャストし、流心脇をモジモジさせながら流す動きがおすすめ。ヤマメ等は流れの筋に付きますので、アップストリームの攻め方が、余計なプレッシャーを与えずに済みますので釣りやすいでしょう。
こまちでイワナを狙う場合
こまちFの場合
メインとなるターゲットがイワナの場合には、フローティングでダウンストリームを攻める方が釣りやすいことが多々あります。イワナは岩や倒木などのストラクチャーに付くので、上流からこまちを流れに乗せて流下させれば、容易にタイトに攻めることができます。また、ラインにテンションを掛けたりアクションを加えれば流下速度を落とすことができますので、ヤマメ達に比べ捕食スピードが若干遅いイワナに対しても、十分な時間を与えてあげられることができます。
こまちSの場合
シンキングの方は、通常通り小魚を模して使用しますが、スローシンキングであることを利用し、渇水して水量の少ない流れでの使い勝手が抜群。また、水温が上昇してしまう夏の時期には普段積極的に攻めないような細沢の方が釣れることは多々あります。そのような流れでは、このコンパクトなシルエットにしっかりとした存在感、そしてスローシンキングのゆっくりとした沈下スピードとクイックなレスポンスは大きな武器となるでしょう。
こまちというルアーまとめ
小型でスローに誘えるこまちは、特に魚が低活性の際はおすすめです。価格もリーズナブルなので、初心者の方も強きに使うことが出来ます。復刻するほど熱狂的なファンを生み出したその性能を是非手にとって感じてみてください。
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