ピコグリルとは
キャンプ動画で人気芸能人も愛用する焚き火台
ピコグリルはキャンプ動画が人気の「ヒロシ」さんが愛用する焚き火台の一つです。ソロキャンプで使いやすいコンパクトで持ち運びやすいところが全種類共通の魅力になります。発売元はスイスのSTC社から発売されていて日本では珍しい海外ブランドの人気焚き火台となり、持ち運びやすさだけではなく、全種類共通してデザインに優れていて見た目も評価されていますよ。シンプルかつ使いやすく、かっこいいということで大人気です。
ピコグリルシリーズは4種類ある
製品名に「ピコグリル」と付いているものは4種類あります。内訳は焚き火台となるのが2種類、ネイチャーストーブ(ウッドストーブ)が2種類になりそれぞれで使い方や魅力が異なりますが、どちらのピコグリルもソロキャンプで使いやすいですよ。日本で人気があるのは焚き火台の「ピコグリル398」、「ピコグリル760」になります。特に小型の398は売り切れになっていることも多いため気になる方はこまめにチェックしておきましょう。
正規販売店でも品薄
2020年7月25日の段階でもピコグリルの正規販売店でも品薄になっています。特に人気のある398、760は売り切れになりやすく予約販売ということも多いです。それくらい使いやすく魅力的な製品のためキャンプ好きにはおすすめのアイテムですよ。
ピコグリルの種類1:ピコグリル398
人気No1の焚き火台
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日本で人気なのはA4サイズに収納できる小型の398が人気です。形状は薄いステンレスの板がゆるやかなV字状になっていて細身のフレームで支えているだけのシンプルで無駄のない構造になっています。日本の焚き火台では見かけないような細身のフレームですがメーカーが販売するスピット(串)を利用して焚き火調理にもしっかり対応していて使いやすいです。細身ですが、強度が高く安定している点もピコグリルの魅力の一つとなります。
スピットについて
購入前に注意してほしいのはスピットの有無です。スピットは販売店によって付属したりしなかったりするので確認してくださいね。付属していない場合はSTC社がオプションとして発売しているスピットを買うか、サイズが合うゴトクがないと焚き火調理はできません。
重量について
本体の重量は450gとなりますが、スピットの重量やピコグリルが作られた年代によって重量が変化します。最新版は火床部分に切り抜きのロゴがあるため重量が変動しています。総重量で重たくても500g未満となるため軽量ですよ。
価格について
価格については取扱店(バイヤー)によって価格が異なります。輸入品となるためタイミングでも価格が変動しますよ。また、人気製品のためよく似たものも多く安すぎるものは注意してくださいね。公式価格は119スイスフランとなり為替により変動しますが、1フランは100円を超えているため安くても値段は1万円は超えます。他の種類も8000円~となり高価です。
ピコグリルの種類2:ピコグリル760
398の倍の大きさ
398の大きさは38.5×26×24.5cmです。760の大きさは38cm×54cm×26cmになり倍の大きさになる大型の焚き火台です。倍ということでソロ向けからファミリーキャンプに向くものになっていますよ。見た目はサイズを大きくしただけに見えますがフレームなどの強度は高くなっていると言われて細身ですが、大きい火床もきちんと支えられる安定性があります。重量はフレームとボウルで760g、付属品などの総重量で1100gです。
ピコグリルの数字は重量
ピコグリル「398」やピコグリル「760」などの数字は試作品の重量になります。小さい398も現在は約450gありますが、当初は398gしかありませんでした。現在は改良を経て重たくなっていますが、それでも軽量です。760はほとんど変化がありません。スピットの有無によって重量が変わりますがそれでも1.1kgほどとファミリーキャンプ向けの焚き火台としては軽量です。
ピコグリルの種類3:ピコグリル239
小さな枝での焚き火に便利
398や760と大きく形が異なり、ウッドストーブのように小枝などを燃やして楽しむ焚き火に便利なアイテムとなります。サイズは約21×19×16.5cmとなり収納サイズはA4より少し横に長い31.5cmx19cm×0.5cmです。スピットだけではなくゴトクも標準で装備されていて本体の重量は235gになります。小さい焚き火台(ウッドストーブ)を探している方におすすめです。小さいですがゴトクもあり焚き火調理できますよ。
最新版はゴトク付き
従来の239と比較すると現行モデルはゴトクは付属せずスピットだけしかありませんでしたが2020年のモデルからゴトクが付属し使いやすくなっていますよ。また本体にロゴの切り抜きが追加されるなどの仕様変更があり従来のモデルよりも重量が少しだけ軽くなっています。材質は従来と同じ薄いステンレスの板です。
ピコグリルの種類4:ピコグリル85
最軽量なピコグリル
ピコグリル85は最も軽くてコンパクトなピコグリルです。100gを切っていて本体は85gしかなくLL寸の鶏卵より少し重たい程度となります。組み立てサイズも高さ140×Φ120mmとコンパクトで収納サイズは230×150mmと非常に小さいです。スマホ二台分程度の大きさになりますよ。239同様に薪ではなく小枝などを燃やして楽しむアイテムとなり子どもに焚き火の仕方を教えたり、ソロで小さな焚き火を楽しむときにおすすめです。
ゴトクが付属
サイズが小さく薄いステンレスの板で構成されていますが、しっかりしていて強度があるため焚き火調理にも対応していますよ。専用のゴトクが付属しケトルなどを乗せてお湯を沸かしたり小さなクッカーで調理してもいいでしょう。1.5L未満までなら耐えられると言われています。
ピコグリル全種類共通の魅力
燃焼効率がいい
焚き火は木を燃やすという使い方をするアイテムですが、燃焼効率が悪い焚き火台も存在します。燃焼効率が悪いと、火を大きくするまで時間がかかったり、燃え残り(炭)が発生しやすかったりしますがピコグリルはどの種類も燃焼効率がよく燃えてくれるので、灰の量が少なく初心者でも扱いやすいおすすめ焚き火台です。ゴミができにくいため焚き火を楽しんだ後も簡単に掃除でき手間がかかりません。
オプションが豊富
ゴトクとしても串としても使えるスピットをなくしたり、増やしたいときは本体を買わなくてもオプションとして別売りされています。さらにスピットだけではなく、より使いやすいゴトクなどのオプションも充実していて色々な使い方に対応できますよ。また、収納ケースもそれぞれ付属し別途収納袋を用意しなくてもいい魅力があります。購入する場所によってセット内容が変わる場合もあります。付属品を確認して選んでくださいね。
シンプルデザイン
前述したように収納時にコンパクトになるのは火床、本体となるステンレスの板が非常に薄いためです。細身で捉え方によっては、強度が心配になるほど華奢に見えますが丈夫です。心配になるほどの薄さがシンプルデザインとなり人気ですよ。
ピコグリル398がおすすめな理由
軽量で持ち運びやすい
他社のソロ用焚き火と比較すると500g以下と非常に軽量な作りです。軽量なだけではなくスピットにより焚き火調理にも対応し強度もありながら軽いというピコグリルならではの魅力がありますよ。鍋を置いてもぐらつくことなく安定した状態で使えます。収納ケースも付属しA4サイズ程度に収まる点も魅力的です。厚みもほとんどなく徒歩でのキャンプでも問題なく持ち運びできキャンプスタイルを選ばず使えます。
使い方が簡単
コンパクトに収納できる焚き火台は組み立て式のものが多いです。組み立て式は苦手な人にはなかなか大変で力が必要だったり、説明書と格闘しながら時間をかけて組み立てるということもありますが、ピコグリルは非常に簡単です。使い方を覚えると説明書がなくても問題なく組み立てられますよ。力も不要なので子どもでも女性でも簡単です。
大きい薪がそのまま使える
コンパクトな焚き火台は焚き火台本体が小さいため市販の薪をさらに割ったり、切ったりしないと入らない物が多いです。小さい焚き火台あるあるですね。しかし、ピコグリルはゆるやかなV字型のステンレスの板を火床にしているため長辺が長く、薪を横に入れるとわざわざ割らなくてもそのまま使えます。サイズ調整しなくてもそのまま使える点は非常に便利で魅力的ですよ。
ピコグリル398の使い方
誰でも組み立て可能
使い方は非常に簡単です。本体(火床)となる薄いステンレスの板を広げます。角度のゆるいV字型になっていて通気口があり絶えず酸素が取り入れられるデザインになっていますよ。次に脚部を広げていき本体を乗せてから脚部を本体の溝に合わせれば組み立て終了です。慣れた人が使うと1分程度で使えるようになります。焚き火で調理する場合はスピットを上に乗せるだで、子どもでも女性でも誰でも簡単に使えますよ。
燃焼効率がよくても焚き火の仕方は同じ
使い方は他の焚き火台と同じです。大きな薪も割らずに入れられますが、最初は燃えやすい落ち葉などにから少しずつ大きな枝にしていきましょう。燃焼効率がよくても焚き火のやり方は変わりませんよ。他の焚き火台と違う点はスピットが串としても使えるため使い方が豊富です。
下に耐熱性シートを敷く
使い方の注意点としては、火床との距離が近く地面へのダメージが気になります。また灰の掃除がしやすいように耐熱性シートを敷いてから使うといいでしょう。火床にはスリットがありそこから灰が落ちます。
ピコグリル760がおすすめな理由
サイズが大きくなっても持ち運びやすさは変わらず
398の倍のサイズになっていますが、収納時の横幅などが増えただけで厚みはほぼ変わらず持ち運びしやすさはあまり変わらずファミリーキャンプからソロキャンプまで幅広いアウトドアスタイルにおすすめですよ。大きくなってもデザインは変わらずほぼ398と同じです。また使い方なども脚部を広げ、火床を設置するだけとなり非常に簡単です。
細かなところが改良されている
小型の398と比較すると細かなところが改良されています。398は脚部に火床(本体)を引っ掛けるだけでしたが、760は広いためよりたくさん薪が入れられるようになっています。そのため火床をよりしっかり支えられるように脚部との連結方法が見直され、たくさん薪を載せてもしっかりホールドできる作りなっていますよ。脚部にも筋交いがあり頑丈になっていますが軽いです。
オプションで調理可能に
注意点としてはスピットだけあっても調理できません。調理するにはオプションの変形ゴトクが必要です。焚き火調理も楽しみたいという方は一緒に買うといいでしょう。スキレットなどの重たいものでも調理できるのでおすすめです。スピットを利用して鉄板も使えますよ。広いため調理に向いています。
ピコグリル760の使い方
穴に通すだけ
前述したように使い方は非常に簡単です。足を開いて、本体の四隅にある穴に脚部パーツを通すだけで焚き火台になります。火床をセッティングする向きに注意してくださいね。筋交いが入っていないほうが正面になりますよ。脚部の真ん中より少し上にゆるやかなV字のバーが、体の正面になるようにして火床を接地します。向きが間違っていても火床は取り付けられるので間違えやすいです。下に耐熱性シートを敷くのも忘れないでくださいね。
ゴトクを横にしても使える
交差せるだけではなくゴトクを横にしても使えるようになります。スピットを利用する場合は横にしても使いやすいですよ。大きなスキレットなどはゴトクを交差させたほうが安定して使えるた使い分けするといいでしょう。また、購入する場所によってセット内容が異なりやすく付属するものをよく確認して購入してくださいね。
ピコグリル239がおすすめな理由
二次燃焼しよく燃える
サイズがさらに小さい239はウッドストーブのような形をしていて燃焼しながら空気を取り込むためよく燃えるという魅力があります。二次燃焼がきちんとできる構造で小さな焚き火を楽しめるだけではなく、火力が非常に高く、短い時間でお湯が沸かせる魅力があります。大きな薪は使えないので自分で小割を用意していく手間がかかりますが、その手間を楽しむという方に向くアイテムです。
コンパクトで組み立てが楽
形状が変わっても他のピコグリルと同じようにコンパクトに収納でき瞬時に組み立てられるようになっていますよ。本体に取り付けられているスピットを抜いて、本体を広げながら火床を押していけば使えるようになります。力がなくても組み立てられ子どもでも女性でも誰でも使える魅力は変わりません。現行モデルでは小型のピコグリル85と同じゴトクも付きますが、付属のスピットをゴトクにしても大丈夫です。
ピコグリル239の使い方
地面への配慮を忘れずに
使い方は前述したように組み立てて上から枯れ葉などの燃えやすいものから順にくべていくだけですが、そのままでは地面へのダメージが気になります。オプションの五徳&メタルシートセットを使用するなどして地面へのダメージに配慮しましょう。またピコグリル全種類に当てはまりますが、薄いステンレスの板のため溝などで手を切る可能性もあり組み立てるとき、収納するときは軍手などを使ったほうがいいですよ。
アルコールストーブと併用
アルコールストーブのゴトク、風防としても利用できます。そのままでも利用できますが、付属するスピットでアルコールストーブを挟むようにすると安定感が増しておすすめです。
ピコグリル85がおすすめな理由
そのまま小さくした感じ
239をそのまま小さくした感じになっているため、さらにコンパクトに収納でき、どこでも持ち運べて火力が強いという魅力があります。前述したようにスマホ二台分のと収納サイズは非常にコンパクトですよ。スピットは付いていませんがゴトクがあるため焚き火調理にも対応しています。239より更に小さいため、細い枝をさらに小割にする作業が必要になりますが、その作業も楽しめるという方にはおすすめです。
頑丈
コンパクトですがケトルを乗せたりして焚き火調理もできる耐荷重があります。1L程度なら問題なく使用できますよ。またコンパクトですが、239と同様にアルコールストーブの風防、ゴトクとしても使えます。アルコールストーブと組み合わせると非常に軽量な調理器具として使え便利です。
ピコグリル85の使い方
使い方も239と同じ
85も簡単に使えますよ。スピットの変わりゴトクが本体に取り付けられています。ゴトクを抜いて本体を押していくように開いていくと自動的に組み上がりますよ。あとは調理をするならゴトクを取り付ければ完成です。239と同様に地面への配慮が必要なため注意してくださいね。火をつけるときは下から着けるようにしましょう。239も同じですが煙突のようになっているため下から火をつけるだけで燃え広がっていきます。
ピコグリルにおすすめのアイテム
たき火台シート
ロゴス 焚き火台アクセサリー たき火台シート 81064021 LOGOS
ピコグリルシリーズを使うときは、下に金属トレイを置いたり、耐火性のあるシートを敷いて焚き火の熱が伝わらないようにして使いましょう。いろいろなメーカーから発売されていてアウトドア用品を販売しているブランドから発売されていますよ。他にも工事用の防火シートなども利用できます。
焼き網
使い捨て焼き網(スチール製)角網長方形型 20枚セット※サイズをお選び下さい
100均一でもいいので、焼き網があるとより使いやすくなりますよ。スピットだけでは小さなものを起きにくいですが網がると一気に使い勝手がよくなりおすすめです。人気の定番サイズの398だけではなくどのサイズでも網があると便利です。
スキレット
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頼りなそうに見えるスピットは5kg程度までな使用できると言われています。そのため小型のダッチオーブンやスキレットも問題なく使えますよ。ホットサンドメーカーなども問題なく使えおすすめです。ただし焚き火で調理すると煤がつきやすくなるため注意してくださいね。
ピコグリルのまとめ
持ち運びやすい焚き火のシリーズ
ピコグリルは持ち運びやすい焚き火台のシリーズです。大きさがことなりそれぞれ特徴があるため自分に合ったものを選ぶといいでしょう。前述したように大きく分けると一般的な焚き火台と同じ使い勝手がの398と760、小さな焚き火、ネイチャーストーブとして使える239と85になります。少し高価で適正価格で入手しにくいですがキャンプスタイル選ばず使いやすいため初心者から上級者までおすすめです。
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