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自分でできるピアノの防音対策DIY!簡単自作方法やおすすめグッズをご紹介!

お家で快適にピアノを弾きたい場合、何も対策をしないままでは外に音が漏れてしまうので心配になって思うように引けません。でも、防音対策をすれば楽しくピアノが弾けるもの。今回は業者に頼むのではなく、自分でできる防音対策をご紹介します。
更新: 2021年10月18日
大石ゆう
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ピアノの防音対策はどうしたらいいの

Photo byPublicDomainArchive

賃貸や密集した住宅地でピアノを弾く場合、どうしても近隣への音漏れが気になります。何も対策をしないで弾くと、隣のお家に音が漏れて迷惑になってしまう可能性も高いですね。でも、業者に頼んで防音室にするとなるとお金もかかります。自分でDIYして防音対策できれば、安く手軽にできるもの。DIYで防音対策はどのようにすればいいのでしょうか。

ピアノの防音対策のDIY方法をご紹介!

Photo bystevepb

ではさっそく、DIYでピアノの防音対策をする方法をご紹介していきます。お家にある物で手軽に防音対策をする方法から、防音対策用のグッズを利用してお部屋に防音対策をする方法など、壁や床など場所別にお伝えします。それぞれ住んでいる環境がことなるので、必要な場所に必要な対策をすることで安く効果的な防音対策ができるはずです。

ピアノの防音対策のDIY方法①ピアノ対策

毛布を使って手作りの防音対策を

Photo by haru__q

始めにご紹介するDIY防音対策法は、毛布を使ってピアノの防音対策をするという方法です。お家に入らない毛布があるという方であれば、実質タダで防音対策ができるということになりますので、できるだけお金をかけたくないと思っている方はこの方法を利用するのがいいでしょう。では、毛布を使ってどのように対策をするのか見ていきましょう。

毛布を使った防音対策方法

ピアノは裏側に音が出るようになっているようです。ですから、裏側に毛布を張ってあげることで外に出る音が軽減できるようになるんだそう。もちろん毛布だと少し心配だという方は、ピアノの裏に防音効果のあるパネルなどを貼りつける方法もあります。安く手作りしたい、という方や、お家に使っていない毛布があるという方に使えるアイデアです。他にも布団は素材がいろいろありますが、薄手よりはやはり毛布素材がいいでしょう。

ピアノの防音対策のDIY方法②壁対策

壁に防音を手作りするには

Photo byIguanat

次は手作りで壁の防音対策をする方法をお伝えします。壁に対策をする場合は、壁に使える吸音材などを利用するのがいいでしょう。アマゾンなどの通販サイトを探してみると、吸音材もさまざまな商品が販売されています。それを壁に自作で貼り付けて行く方法です。今回はおすすめのグッズなんかもご紹介するので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

ピアノの壁の防音を手作りでする方法

壁対策の一つ目は、吸音材を使った方法です。アマゾンなどで販売されている吸音効果のある素材を用意し、それを壁に貼り付けていきます。両面テープで壁に直接貼っていくのですが、これだと剥がすときに壁紙自体がはがれる可能性があるので、動画のように養生テープ、もしくはマスキングテープを貼ってから吸音材を張りつけていくといいですね。実際の効果ですが、7dbほど下がっているようです。

ピアノの防音対策のDIY方法③ドア対策

ドア対策は隙間テープを利用して

Photo bysabinevanerp

隣の部屋に音を漏らしたくない、という場合はドアの対策をするといいでしょう。ドアの対策で使うのは、防音効果のあるテープです。両面テープがついた防音素材が販売されているので、それをドアの周りに貼り付けていきます。こちらもアマゾンなどでたくさんの商品が販売されているので、口コミを見て選ぶのがいいのではないでしょうか。

ドアに手作りで防音対策をする方法

防音効果のあるテープを用意し、それをドアの周りに貼り付けていきます。防音効果のあるテープを購入する前に、まずはドアの隙間がどれくらい空いているのかを調べることを忘れないようにしましょう。隙間に合ったテープを用意したら、ドアの周りにテープを貼り付けていきます。これも、貼りつける前に小さく切ったテープを貼って開閉を確かめておくと失敗が少なくてすみます。また、テープを直接貼るのではなく、マスキングテープを貼った上から貼り付ければ取り外しも楽になります。

ピアノの防音対策のDIY方法④窓対策

窓の対策も自作でできる


Photo by kaidouminato

次は窓の防音対策を自作する方法です。窓はどのようにして防音対策をするのか、と考える人もいるかもしれませんが、ここでは内窓を作るという方法で対策をしています。内窓はディアウォールを使って作るので、壁や床などに傷がつく心配もないですし、取り外したいときには取り外せるので賃貸の方にもおすすめの方法です。

防音効果のある内窓の自作方法:窓枠

内窓を取り付ける方法ですが、窓枠の作り方と窓の設置方法の二つに分けてご紹介します。まずはディアウォールを使って窓枠を作る方法です。ツーバイ材をやすり掛けし、ペンキで色を塗ってディアウォールの金具を取り付けていきます。壁に当たる部分が傷つかないよう、エプトシーラーというものを貼り付けています。自作でディアウォールの柱を作る場合は、壁と床の寸法だけでなく、取り付ける内窓の寸法を測った上で作業していくようにしてください。

防音効果のある内窓の自作方法:窓

ディアウォールの柱に縦枠、下枠、上枠を取り付けてから窓をはめ込み、外れ止めを固定して作っています。こちらで手作りの動画だけでなく、実際の効果も検証してくれています。実際に計ってみると、窓、内窓をすべて閉めた状態と全開の状態で比べると、30dbほど音量が下がったそうです。窓からのピアノの音漏れが気になる方は、手作りで内窓を取り付けてみてはいかがでしょうか。

ピアノの防音対策のDIY方法⑤床対策

ピアノの防音で重要な床対策方法

Photo by casek

ピアノの音は、床からも漏れていきます。また、ピアノの床対策は絨毯を敷くだけで済んでしまうことでもあるので、手作りで行うまでしなくてもいいものもあります。ですが、今回は防振マットと静床ライトという二つの製品を使うことで高い防音効果のある方法をご紹介していきます。床に防音効果のあるものを敷く場合は、ピアノの下だけでも十分ですので、ぜひ対策をしてみてください。

ピアノの床対策を自作でする方法

床の防音対策ですが、この動画ではまず、床の養生をすることでカビの防止対策そするところから始めています。シートを敷いたら防振マットを敷きつめ、寸法に合わせてカットします。さらに静床ライトを敷き詰めたら完成です。もちろんこれは、ピアノの下に敷く用の絨毯を敷くだけでもOKです。色んな方法があるので、やりやすいものや価格などで検討してみてください。

自作防音室実例をご紹介!

防音効果のある素材を手作りで貼り付けて対策

この方は、手作り方法でご紹介したように、吸音効果のある素材を壁に貼り付けることで防音効果のある部屋を手作りしています。業者に頼むことを考えると、お金もかかってしまうので躊躇する方も多いのではないでしょうか。手作りであればかなり安く済ませられるので、自分でグッズを購入して行うことを考えておくといいですね。

防音室を自作する人もいる

こちらは手作りで箱型の防音室を作ったそうです。まさか、お部屋の中に防音効果のある箱型の部屋が自作できるなんて驚きですね。コメントにあるように、ピアノの音が話し声程度になったそう。かなり効果の高い防音室が自作できたようですね。DIYが好きな方や、ある程度技術のある方であれば、このような完全な防音室を手作りするのもいいかもしれません。

窓に自作パネルで防音壁を作成

この方は窓の対策に、遮音シートと吸音マットの防音素材とプラバンを貼り付けて作ったものを使って防音対策をしています。これは窓が必要ない、という方であれば有効な方法ではないでしょうか。パネルを自分で作り、突っ張り棒のようなものを使って窓に固定しています。でも、窓はそのまま残しておきたいという場合はどうしたらいいんでしょう?それについては、次の実例が参考になります。

窓にはめられる防音材を自作

こちらの方は、窓にはめ込めるような形にした防音材を手作りしたそうです。防音素材には遮音材が使われているようですね。これも、防音シートや吸音材など、自由に組み合わせて固定すればできるので、自分でも作りやすいものかもしれません。窓をそのまま残して防音対策がしたいという方は、こういった形の物を作るか、もしくは次のおすすめグッズでご紹介する窓の防音グッズを利用してみてください。

遮音シートを利用して


この方は、床の防音に、遮音シートを利用しているようです。遮音シートを敷いた上からパネル式のカーペットを敷いて仕上げているようです。遮音シートはそのままだと味気ないですが、その上からカーペットで隠せば問題ありませんね。また、カーペットも防音効果のあるものを利用すれば二重に効果が出るのではないでしょうか。

ピアノの防音対策おすすめグッズをご紹介!

Photo bywal_172619

では最後に、ピアノの防音対策におすすめなグッズをご紹介していきます。窓や床、壁用におすすめなものを選んでご紹介していますので、気になった方は検討してみてはいかがでしょうか。ピアノは楽しいものですが、やはり周りへの騒音が気になってしまうと思うように弾くことができません。自分でできる対策をして、楽しくピアノを弾けるようにしたいですね。

ピアノの防音対策おすすめグッズ①窓対策用

窓に利用するならこれがおすすめ

比較的密度がある製法で作られているため、吸音だけでなく、断熱効果もあります。厚みがあることから、そのまま壁に立て掛けることも可能な防音パネルです。

グラスウールのようなチクチク感がないので、そのまま室内でも使用できます。カッターなどで簡単に加工可能。自己消火性があり、高い防火性を期待することもできるでしょう。

防音パネルの詳細情報と口コミ情報

こちらの防音パネルは窓にはめこみ、外部へ洩れるピアノやオーディオの音などを軽減させることも可能です。窓とブラインドの間に立掛けて、外からの熱や冷気を遮る断熱材としても使ってみてください。

また、一切の接着剤を使用していないので、シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒトの発生もありません。安全に利用したい方にもおすすめです。

価格が安く、面積もちょっと大きい大建工業の吸音ウールとの比較ですがハッキリ言って値段分の違いがあります。
両方を立てかけて前で「あー」と声を出してみるとホワイトキューオンの方は声がどこかに行ってしまったような吸音力があるのに対し大建工業のは声が通り越して壁に当たって跳ね返ってくるのを感じれます。まあ繊維の目の細かさが半分ぐらいなんでそうなることは見ただけで予想がつきます。ガラスのうっすい窓を遮音シートとホワイトキューオンで密閉すると会話の声が外では3m先から小声で話しかけられてるぐらいになります。ちなみにホワイトキューオンをダブル層にしてみたら外からだと聴覚検査かってぐらいの音しか聞こえてきません。なので中の声が聞こえずに外の廊下で「え!?」「え?!今なんて?!」っと大声で聞き返すはめになり近所迷惑になりますのでご注意を。

ピアノの防音対策おすすめグッズ②床対策用

防音素材の絨毯

NBL 防音対策マット

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
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出典:Amazon
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出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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クッション性があるマットで、床に伝わるピアノの振動音をやわらげるのに役立ちます。比較的軽く、高い音の緩和に効果的です。部屋の形状に合わせてハサミでカットできるのもポイントとなります。

床暖房やホットカーペットの上にも使えるため、冬のピアノ練習にも使用してみてください。裏面はすべりにくいフィルムを使用しています。

絨毯の詳細情報や口コミ情報

分厚い設計で作られているほか、防炎性能も兼ね備えています。カンガバックを素材として採用しており、歩行感が快適なクッション性を期待することも可能。

また、繊維自体に制電性能を有した素材を使用することにより、制電機能も備えています。ぜひこの機会に購入してみてください。ピアノの練習がさらに楽しくなること間違いなしです。

非常に丈夫で分厚いマットです。
畳の部屋でRolandのLX706(重量: 96kg)の電子ピアノの下に敷いていますが、床への振動はほぼ無く、ピアノがぐらつくこともありません。
奥行49cmのLX706に対し、縦60cmのマットを購入したところ、やはり11cmほど余りました。しかし、写真の通り、特に見栄えが悪いこともないので、切らずにそのまま使用しています。

比較的安価なマットでしたが、特に不満な点はありませんでした。良い買い物でした。

ピアノの防音対策おすすめグッズ③壁対策用

壁対策に使える防音シート

防音シート サンダムCZ-12

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

こちらは、壁に使える防音シートです。この後にご紹介する、吸音ボードと合わせて使うとより効果のあるシートなのだそうです。もちろん、そのボードとだけ合わせるのではなく、自作で作る防音対策の一つとしても利用できるのでこれを単品で購入するのもいいでしょう。防音効果のある素材がシート状になっているので、DIYするのにも使いやすいのではないでしょうか。

防音シートの詳細情報と口コミ

出典: https://item.rakuten.co.jp/yamayuu/cz-12/

このシートのサイズは1.2mm×940mm×10Mあります。シート状になっているので、タッカーなどで壁に貼り付けが可能です。また、ハサミでも簡単に切り取ることができるので必要なサイズにカットして使えます。口コミによると、次にご紹介するMCボードと併用して隣の音が聞こえなくなったという声がありました。他にはシートが簡単に切れやすかったという声もありました。

音が気になり、お隣りとの壁を潰して、MG遮音ボードを貼り付けました。その為にジョイントや他にもセットで購入しました。思った以上に簡単にできました。 全くお隣の音が聞こえなくなりました。

ピアノの防音対策おすすめグッズ④壁対策用

遮音シートと合わせて利用するMGボード


旭ファイバーグラス グラスウールボード 32K

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon

先ほどの遮音シートと合わせて使うと効果が上がる、MGボードです。お部屋の壁に敷き詰めて固定することで隣への音が軽減されます。シートはタッカーや強力両面テープで貼り付けますが、こちらはさらに強力両面テープ類で固定していくようです。壁を傷つけたくない、という方は、ボードに遮音シートを貼りつけたものを突っ張り棒などで床と天井に固定してはめ込むか、ディアウォールを使うといいかもしれません。

MGボードの詳細情報と口コミ

出典: https://item.rakuten.co.jp/yamayuu/mg50/

こちらのMGボードは白のほかに黒色も販売されています。また、ジョイナーという別売りの商品を使えば接着面を減らして見た目良く仕上げられるようです。ボード厚さが50mmで縦、605mm 、横910mmサイズです。口コミを見てみると、隣の部屋にいる人の気配が感じられなくなったという声が。他にもボードは切りやすく、加工しやすかったとの声もありました。

隣の部屋にいる人の気配を感じなくなり、テレビや音楽も少しだけ気を使わずに聞けるようになりました。 隣から物音が聞こえる時があるけど、その音も以前より小さいというか、こもった感じであまり気にならなくなりました。効果が不安でしたが、買ってよかったです!

ピアノの防音対策おすすめグッズ⑤ドア対策

ドア対策用の防音テープ

東京防音 防音戸当たりテープ TP-15

出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon

次は防音素材で作られた防音テープです。ドアの周りに使うことでドアからの音漏れを防ぐことができます。防音テープは音漏れはもちろんですが、隙間風や虫の侵入も防いでくれるのでその点でもおすすめな商品です。防音テープの厚みはいろいろと販売されているので、厚みをしっかり測った上で購入するといいですね。

防音テープの詳細情報と口コミ

Photo bykarishea

こちらは幅が15mm、長さが1m、厚みが5mmのものが二本入っています。防音素材である合成ゴム発泡材には粘着材がついているのでシートを外して貼りつけることができます。もちろん、剥がれが気になる方はマスキングテープを貼った上から貼りつけるといいでしょう。口コミにはドアに貼りつけただけでかなりの効果があったという声がありました。

自分の部屋のドアに、廊下からの音を消すために購入しました。 ドアに直接張り付けただけなのに、かなりの効果があり驚きました(笑)

まとめ

Photo byFree-Photos

今回はピアノの防音対策についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。ピアノの防音対策は業者に頼むもの、と思っていた方もいたかもしれませんが、自分でも対策ができるというのが分かっていただけたのではないでしょうか。壁や床、窓などそれぞれ方法がありますので、自分の家に適した対策を行ってください。

防音が気になる方はこちらもチェック!

防音についてもっと知りたい、という方は、他にも防音対策に関する記事が挙げられていますので、合わせて読んでみてください。