シングルバーナーの人気ランキングTOP10！失敗しない選び方も交えてご紹介！

アウトドア用シングルバーナー：はじめに

アウトドア用のシングルバーナーは持っておきたいアイテムです。ツーバーナーはもちろん、バーベキューコンロや焚き火台もキャンプの料理で活躍しますが、それらはキッチンスペースで使うのが基本。しかし、小型のシングルバーナーはコーヒーやホットウイスキーを飲むためにお湯を沸かしたり簡単なおつまみを料理したりするのにチェアサイドで使えて便利です。

多用途に使えるシングルバーナー

また、シングルバーナーはバイクや自転車でのツーリング、登山、ソロキャンプでも活躍します。小型な装備でコンパクトにまとめたい車中泊にもおすすめです。ここでは、アウトドア用のシングルバーナーの選び方を解説したのち、人気ランキングでおすすめ商品を紹介します。なお、この記事は2020年7月22日現在の情報をもとに作成しておりますことをご了承ください。

シングルバーナーの選び方：燃料

燃料の種類

シングルバーナーにはOD缶（アウトドア缶）やCB缶（カセットボンベ缶）といったガスを用いるものもあれば、ガソリン、灯油、アルコールといった液体燃料を用いるものもあります。これまではランタンと燃料を統一する傾向にありましたが、LEDランタンが普及してからはシングルバーナーの選び方で燃料にこだわるキャンパーが少なくなりました。

【燃料の選び方】ガス

アウトドア用のOD缶や家庭用のCB缶といったガス燃料は手軽に着火できるのがメリットです。コンビニでも購入できるCB缶も人気ですが、アウトドアでの使用を前提にしたOD缶は低温でも安定した火力を得られます。外気温が低くて火力が安定しないときは手で温めるのが効果的です。成分の割合は気温に合わせるのが正しい選び方。気温が低くて燃料が残っても、夏に再利用すれば使い切れます。

【燃料の選び方】ガソリンや灯油

ガソリンや灯油のシングルバーナーは低温でも安定した火力を得られるのが特徴です。ガソリンや灯油のシングルバーナーはタンク内に手動で空気を送り込み（ポンピング）、圧力で押し出された燃料がジェネレーターで気化されて火口で燃える仕組み。自動車用のガソリンやストーブ用の白灯油は量り売りですので、空き缶の処分に困りません。しかし、ジェネレーターが暖まるまで少し時間がかかりますし、ポンピングの手間が必要です。

シングルバーナーの選び方：形状

形状の種類

シングルバーナーには一体型と分離型があります。燃料が入った容器と火口が一体化しているのが一体型、分離しているのが分離型です。小型でコンパクトなアウトドア用のシングルバーナーはこのうちのどれかなのですが、荷物をたくさん積載できるオートキャンプでは家庭用の卓上コンロを選択するのも正しい選び方だといえます。

【形状の選び方】一体型

一体型は比較的に小型でコンパクトに収納できます。一体型はスタンダードな形状であるがゆえに種類も豊富です。五徳が小さいものは湯沸かし程度が前提で、登山、徒歩旅行、自転車ツーリングといった人力移動におすすめ。小型のフライパンも載せられるような大きなものはオートキャンプやバイクでのキャンプツーリングといった動力移動におすすめです。一体型のシングルバーナーはキャンプのスタイルに合わせて選ぶのが正解です。

【形状の選び方】分離型

分離型はクッカーやフライパンをのせても安定感を得られるのが特徴です。一体型は燃料タンクがバーナー部の下についていますので、クッカーやフライパンをのせる位置が高くなってしまいます。しかし、分離型はバーナー部の下に燃料タンクがないので高さが低く、不安定になりにくいのです。しかし、燃料をホースでバーナー部へ送るため、火加減の反応に一呼吸程度のタイムラグが発生します。もちろん、消火にも一呼吸が必要です。

シングルバーナー人気ランキング10位

アウトランダーマイクロストーブPZ/コールマン

コールマンのアウトランダーマイクロストーブは信頼性の高さがおすすめのOD缶シングルバーナーです。コールマンの製品は耐久性の高さに人気があり、長く愛用するファンは多いですね。炊飯時の煮こぼれでガスの調整つまみが汚れないように金属製のガードがついています。また、コールマンのOD缶はホームセンターや大型スーパーでも取り扱われていることが多いのもおすすめポイントです。

アウトランダーマイクロストーブは小型でコンパクト？

アウトランダーストーブは大きすぎずコンパクトすぎないサイズです。ソロキャンプでのメインバーナーとしてはもちろん、家族キャンプではサブバーナーとしても重宝します。釣りやスキーといったレジャーでも使いやすいですね。火口は大きめですので炊飯にも適しています。サイズは比較的に中途半端な印象ですが、ガスバーナーはテントやタープより長持ちしますので、汎用性の高さを重視した選び方もありです。

シングルバーナー人気ランキング9位

レギュレーターストーブフュージョンST-330/SOTO

SOTOのレギュレーターストーブフュージョンは分離型CB缶シングルバーナーです。連続使用や低温時の内圧定価でも安定した火力を得られるのがおすすめポイント。すり鉢状の火口はウインドスクリーンの役割も果たしています。ちなみに、ランキング外ではあるものの、OD缶を用いるマイクロレギュレーターストーブフュージョントレックも人気です。

レギュレーターストーブフュージョンST-330は小型でコンパクト？

レギュレーターストーブフュージョンはCB缶を用いるシングルストーブとしては軽量です。コンパクトですので携行性もまずまず。五徳は細いワイヤー状なものの、スキレットや重めのクッカーにも対応できます。炊飯を想定した五徳ですので、バイクでのキャンプツーリングにもおすすめです。CB缶はコンビニでも購入できますので、徒歩旅にも適しています。分離型は低温時にCB缶を手で温めやすいのもおすすめポイントです。

シングルバーナー人気ランキング8位

シングルバーナーST-301/SOTO

SOTOのシングルバーナーST-301はOD缶のシングルバーナーと比較してもそん色ない強い火力を得られるCB缶シングルバーナーです。火口が広く、大きめのクッカーにも対応する五徳を備えていますので、料理のメニューも増えますね。シングルバーナーとしては比較的に重量が重めなのですが、その分クッカーやフライパンを載せた時の安定感に期待できます。

シングルバーナーST-301は小型でコンパクト？

シングルバーナーST-301の収納サイズはやや大きめです。先述した通り重量も重めですので、人力移動よりもオートキャンプやバイクでのキャンプツーリングといった動力移動におすすめ。ちなみに、SOTOのパワーガスST-760とレギュラーガスST700の違いは成分。気温が低い季節は液化プロパンが含まれたパワーガスST-760がおすすめですが、半袖で過ごす季節ならレギュラーガスST-700でも十分な性能を得られます。

余談：ガスの成分について

ガスの成分は使用時の外気温に合わせるのが正しい選び方です。低温でも気化しやすい液化プロパン、半袖で過ごす季節に十分な性能を得られる液化ブタンがあります。低温時にガスを使い切れないのは液化プロパンだけが気化して液化ブタンが気化しないためです。冬に使い切れなかったガスは夏に再利用すれば使い切れます。

シングルバーナー人気ランキング7位

オーリック 小型ガスバーナーコンロ/キャプテンスタッグ

キャプテンスタッグのオーリック小型ガスバーナーコンロはコストパフォーマンスに優れたOD缶シングルバーナーです。ホームセンターや大型スーパーでも販売されていますし価格も安いので、初心者でも入手しやすいのがおすすめポイント。ウインドスクリーンが省略されているものの、折り畳み式の五徳は大きめのクッカーにも対応しています。火口が広く、出力も十分！汎用性の高さもおすすめポイントです。

オーリック小型ガスバーナーコンロは小型でコンパクト？

オーリック小型ガスバーナーコンロの収納性を他のシングルバーナーと比較するとコンパクトだとはいえず、重量もやや重めですが、バーナー部と器具栓を分離してハードケースに収納していますので、携行性に優れています。人力移動よりもオートキャンプやバイクでのキャンプツーリングにおすすめ。ハードケースにティースプーンを入れておけばインスタントコーヒーを飲むときに便利です。

シングルバーナー人気ランキング6位

HOME＆CAMPバーナーGS-600/スノーピーク

スノーピークのHOME＆CAMPバーナーGS-600は卓上コンロをおしゃれにアレンジしたCB缶シングルバーナーです。人力移動はもちろん、バイクでのキャンプツーリングにはおすすめできませんが、家族キャンプのサブバーナーにおすすめですし、車中泊での湯沸かしにも重宝します。カラーはシルバー、カーキ、ブラックの3色展開。テントサイトのアレンジに合わせて色を選択する選び方もできます。

HOME＆CAMPバーナーGS-600は小型でコンパクト？

HOME＆CAMPバーナーGS-600は家庭用の卓上コンロと比較するとコンパクトに収納できます。大きめのクッカーにも対応していますので、バーベキューでの炊飯用としてはもちろん、フライパン料理を加えたいときにも便利です。アウトドア用として開発されましたが、もちろん家庭の食卓で使ってもOK。自転車やバイクに積載するには少し重量が重くてかさ張ります。

シングルバーナー人気ランキング5位

マイクロレギュレーターストーブウィンドマスターSOD-310/SOTO

SOTOのマイクロレギュレーターストーブウインドマスターSOD-310は軽量化を極めたOD缶シングルバーナーです。登山や自転車ツーリングなどの人力移動にイチオシでおすすめです。SOTOのマイクロレギュレーター機構は外気温に左右されにくいだけでなく、すり鉢状の火口はウインドスクリーンの役割を果たします。湯沸かし程度しかしないのなら標準装備の3本五徳で十分ですが、炊飯や料理をするなら別売りオプションの4本五徳を追加しましょう。

マイクロレギュレーターストーブウインドマスターSOD-310は小型でコンパクト？

マイクロレギュレーターストーブウインドマスターSOD-310は収納サイズもコンパクトです。ウインドスクリーンを携行しなくてもいいので、ザックの空き容量を稼げます。登山や徒歩旅での湯沸かし用シングルバーナーとして使うなら、100gガスカートリッジと合わせて使うのもあり。もちろん、極限まで荷物を軽量化したいバイクツーリングにもおすすめです。

余談：他社のOD缶は使える？

シングルバーナーに他社のOD缶は使えるのか？明確な答えを出せないのが現状です。見た目はほぼ同じなのですが、わずかに違うというのが通説。CB缶の規格は阪神淡路大震災をきっかけに統一されましたが、OD缶は決まった規格になっていません。CB缶の人気は統一された規格も原因だといえます。

シングルバーナー人気ランキング4位

B25アルコールバーナー/トランギア

トランギアのB25アルコールバーナーは軽量でコンパクトなシングルバーナーです。外気にさらされた状態で液体燃料を扱う難しさがありますが、備えとして携行するシングルバーナーにおすすめです。火力調節も可能ですし、専用の五徳も別売りで入手できます。燃料のアルコールはドラッグストアなどで入手できますし、ガスやガソリンより携行性が高いのもおすすめポイントです。

B25アルコールバーナーは小型でコンパクト？

アルコールストーブは自作も可能。重量は15gほど。

アルコールバーナーは携行性の高さに期待できるものの、基本的には湯沸かし程度のシングルバーナーと捉えるべきです。五徳を追加すれば炊飯用のクッカーやフライパンも載せられますが、料理のしやすさはガスやガソリンに軍配が上がります。しかし、食事は地元のローカルグルメを堪能したいという旅人にアルコールストーブはおすすめ！湯沸かし程度で事足りる徒歩旅行や自転車ツーリングでは現実的な装備だといえます。

シングルバーナー人気ランキング3位

153ウルトラバーナー/プリムス

プリムスの153ウルトラバーナーは登山、徒歩旅行、自転車ツーリングなどの人力移動におすすめのOD缶シングルバーナーです。最大熱量は3600kcal/hと人気のシングルバーナーでは最強！X型の五徳は4方のうち3方の炎を守るウインドスクリーンの役割も果たします。価格は他の一体型シングルバーナーと比較して安くありませんが、劣化しやすい点火装置の交換パーツも出回っていますので、長く愛用したい人におすすめです。

153ウルトラバーナーは小型でコンパクト？

153ウルトラバーナーは登山を想定した仕様で、ここで紹介するガスシングルバーナーではもっともコンパクトです。火口は小さいものの、折り畳み式五徳を展開すれば大きめのクッカーも載せられます。炊飯をする機会が多いキャンパーには汎用性が高い火口が広い2243バーナーもおすすめ。一体型シングルバーナーは用途に合わせて火口の大きさを選ぶのが正しい選び方です。

シングルバーナー人気ランキング2位

レギュレーターストーブST-310/SOTO

SOTOのレギュレーターストーブST-310はバイクでのキャンプツーリングやオートキャンプでのサブバーナーにおすすめのCB缶シングルバーナーです。大きめのクッカーも載せられますし、安定感がありますので、バーベキューでの炊飯用にも適しています。マイクロレギュレーターが搭載された元祖として人気があり、別売りオプションも豊富ですが、カスタマイズして楽しむユーザーも多いですね。

レギュレーターストーブ ST-310は小型でコンパクト？

レギュレーターストーブST-310の収納サイズは小型でコンパクトだとはいえません。重量もやや重いので、登山、徒歩旅行、自転車ツーリングといった人力移動には不向きです。しかし、専用ウインドスクリーンをまとめて収納できるマルチケースを用いればパッキングしやすくなります。マイクロレギュレーター機構は低温時の安定感に優れていますので、スキーのお供にもおすすめです。

シングルバーナー人気ランキング1位

ジュニアコンパクトバーナー/イワタニ

イワタニ Iwatani カセットガス バーナー ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB アウトドア キャンプ ジュニアバーナー【送料無料】【bousai_d19】

出典:楽天

出典:楽天

出典:楽天

楽天で見る

重量	274g
出力	2300kcal/h
収納サイズ	8.2×6.8×10.9cm

イワタニのジュニアコンパクトバーナーは人気ナンバーワンのCB缶シングルバーナーです。CB缶を用いるシングルバーナーの元祖で、バイクでのキャンプツーリングで人気があります。徒歩旅行や自転車ツーリングで人気ですが、汎用性の高さに登山で愛用するユーザーもチラホラ。火口は小さいものの、炊飯用クッカーでは問題ないレベル。火口を覆うウインドスクリーンは小型ながら効果は大きいですね。

ジュニアコンパクトバーナーは小型でコンパクト？

ジュニアコンパクトバーナーの収納サイズは比較的に標準的だといえますが、樹脂製のケースはザックやバイクのシートバッグにパッキングしやすい形状で、ケース内にはティースプーンも入ります。1990年代半ば、CB缶を用いるシングルバーナーは韓国製の輸入品しかありませんでしたので、ジュニアコンパクトバーナーの登場に狂喜乱舞したツーリングライダーは多かったですね。

シングルバーナー人気ランキングを検証：比較

アウトドアで活躍するシングルバーナーを人気ランキング順に紹介しましたが、ここからは人気の秘密を検証し、選び方の方向性を模索します。シングルバーナーそれぞれのコンパクトさ、重量、熱量を比較してみましょう。

コンパクトさ比較ランキング1位は？

コンパクトさランキング1位はトランギアのB25アルコールストーブです。しかし、アルコールストーブはウインドスクリーンや五徳も一緒に携行しなければなりませんので、実質上のランキング1位はプリムスの153ウルトラバーナーだといえます。コンパクトさは人気に反映されていませんね。

重量比較ランキング1位は？

重量ランキング1位はSOTOのマイクロレギュレーターストーブウインドマスターSOD-310です。他を寄せ付けない圧倒的な軽さが勝因！B25アルコールストーブですらダブルスコア並の差だといえます。しかし、ここでも重量が人気に反映されていません。

最大熱量比較ランキング1位は？

最大熱量ランキング1位はプリムスの153ウルトラバーナーです。エクスペディションなスペックは他のバーナーと比較して別格だといえます。レジャーキャンプを想定すれば2位のSOTOのシングルバーナーST-310も注目したいですね。しかし、最大熱量を比較しても人気に反映されている形跡は見られません。

シングルバーナー人気ランキングを考察

あなたに合ったシングルバーナーの選び方

シングルバーナーのコンパクトさ、重量、最大熱量は人気に反映されていないことがわかりました。これは人気に引っ張られることなくあなたに合ったシングルストーブを見極める眼力が必要というメッセージ。用途、信頼性、デザインなどはもちろん、手に取ったときの馴染みやすさも考慮した選び方が必要だといえます。アウトドア用シングルストーブはキャンプへのスタンスが表れるといっても過言ではありません。

シングルバーナーは長持ちするキャンプギア

シングルバーナーはテントやタープよりも長持ちするアウトドアギアです。人気に引っ張られることなく、用途に合ったシングルバーナーを選びたいですね。アウトドア遊びに同行するメンバーが変わればスタイルも変わります。登山、徒歩旅行、自転車ツーリングなどでは軽量でコンパクトなシングルバーナーを選ぶべきですが、動力移動が中心であれば家族キャンプも想定して汎用性の高さも加味しましょう。

アウトドア用シングルバーナー：まとめ

アウトドア用のシングルバーナーを人気ランキングで紹介し、コンパクトさ、重量、最大熱量で比較しました。ここでは紹介しきれなかったものの、卓上コンロやガソリンバーナー、マルチフューエルバーナーも視野に入れて検討したいところです。シングルバーナーは一つあれば便利ですが、用途に合わせて複数を使い分けるのもあり。アウトドア遊びで何を重視するのかを見極めてから選ぶのが正攻法です。用途を見極められなかったら汎用性の高いシングルバーナーを選びましょう。

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初心者向けにアウトドアギアの選び方を解説した記事もチェックしましょう。アウトドアギアに初心者用はありません。また、初心者時代から同じアウトドアギアを使い続けるベテランキャンパーも思いのほか多いですね。迷ったらデザイン勝負！おしゃれでかっこいいアウトドアギアはキャンプへ行きたくなる気持ちを盛り上げてくれますので、知らず知らずのうちに経験値を高められます。

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