沖縄でおすすめの滝をご紹介!
沖縄には絶景を楽しめる滝がたくさんある!
この記事では、沖縄の美しい自然を満喫できる滝をエリア別にまとめてご紹介しています。沖縄本島の北部・中部・南部と、西表島と石垣島といった沖縄県内で滝が楽しめる場所をピックアップし、滝の魅力について解説している記事です。
滝の近くの観光情報などにも触れていますので、ぜひ旅の参考にしていただければ嬉しいです。(本記事は2020年8月12日の情報をもとにしています)
沖縄の絶景滝スポット①沖縄本島北部エリア
比地大滝(ヒジオオタキ)
比地大滝は本島北部の国頭村にあり、滝の落差は27.5メートルと本島最大となっています。入り口から滝まで片道1.5キロの遊歩道はアップダウンが続くコースですが、亜熱帯の植物の中で森林浴を楽しめます。流れが穏やかな指定の「川遊びエリア」で水遊びもおすすめで、比地大滝の滝壺は遊泳禁止ですが、滝の轟音を聞きながらゆっくりとした時間を過ごせます。
キャンプ利用や近くには道の駅も
比地大滝のある比地大滝キャンプ場は川辺の自然の森の中でキャンプができる楽しい休日が過ごせる人気スポットです。また、キャンプ場入り口から車で5分ほどの距離には道の駅「ゆいゆい」があり、国頭特産品の安納芋やイノブタなど地元の素材を使ったメニューが食べられるお店や国頭村の観光みやげもそろっています。
比地大滝基本情報
【住所】 沖縄県国頭郡国頭村 字比地781-1
【アクセス】 車:沖縄自動車道 許田ICから入口まで約1時間
【電話】0980-41-3636
【備考】施設使用料大人500円 小人300円(村内在住者は割引あり)
沖縄の絶景滝スポット②沖縄本島北部エリア
ター滝
ター滝は、大宜味村のやんばるの森をリバートレッキングできることで有名な観光客にも人気のスポットです。片道40分ほどで、個人でいくことも可能の滝になります。巨大な岩をロープを使いながら超えたり、水深が深い場所もあるのでライフジャケットやマリンシューズをお子様には特に準備してあげてください。落差10メートルほどの滝周辺でも水遊びが楽しめます。
やんばるの森をリバートレッキング
ター滝まで川の中を逆らうように歩きながら、自然保護区の森の植物や生き物を身近に触れられるのも特別な体験です。お食事に関しては、滝の前が広場になっているのでゆっくりとマイナスイオンを浴びながらお弁当を食べることができます。駐車場から車で6分の距離には大宜味シークヮーサーパークもあり、観光で寄るのもおすすめです。
ター滝基本情報
【住所】沖縄県国頭郡大宜味村字津波
【アクセス】 車:沖縄自動車道 許田ICから車で約25分
【電話】080-9851-0359(平南川駐車場管理事務所)
沖縄の絶景滝スポット③沖縄本島北部エリア
喜如嘉の七滝(きじょかのなんだき)
大宜味村の喜如嘉地区にある集落の喜如嘉の七滝は、集落で最も古い聖域である御嶽にあります。パワースポットとしても人気の滝ですが、騒いだりせず静かに自然の音に耳を澄ませのに適しているような場所です。七滝の名は水の流れが7回流れ落ちるまでに変わることから名付けられたとされています。
伝統工芸の芭蕉布やキジムナー伝説で知られる喜如嘉
瓦屋の集落を散策したり、喜如嘉地区を観光されるのもおすすめです。喜如嘉は、沖縄伝統の高級織物の芭蕉布が有名で、滝近くの芭蕉布会館では製品の展示や、製作をされています。喜如嘉では他に森の精霊「キジムナー」の伝説も有名であり、ぜひ現地で豊かな自然と文化に触れて思いを馳せてみてください。
喜如嘉の七滝基本情報
【住所】沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉2234
【アクセス】 車:国道58号線より「大宜味村農村環境改善センター」の手前から喜如嘉集落に入り奥へ進み、七滝の案内板のある分岐を矢印通り右へ、細道を進むと入口があります。
【電話】0980-44-3007(大宜味村役場企画観光課)
沖縄の絶景滝スポット④沖縄本島北部エリア
轟の滝公園
轟の滝は、沖縄県の名勝に指定されている名護市数久田にある落差28メートルほどの滝です。2017年に整備されて、公園の駐車場から滝までは遊歩道を使って徒歩3分ほど、スロープがついていて車椅子やベビーカーをご利用の方も滝近くまで行きやすくなっています。車でアクセスしやすい名勝で、ゆっくり涼みに訪れるのもおすすめの公園です。
子供や高齢者も行きやすい!豊かな自然に気軽に触れられる
轟の滝の右手は迫力のある高さ80メートルにもなる一枚岩となっています。滝壺には入れませんが、川遊びができるほか、森林浴ができる道も整えられていて動植物を観察しながらゆっくり過ごすことができます。管理されているトイレもあり、有名観光スポット、ブセナ海中公園や近隣の泡盛を造っているヘリオス酒造などとあわせて訪れるのもおすすめです。
轟の滝公園基本情報
【住所】沖縄県名護市数久田594
【アクセス】 沖縄自動車道 : 許田ICから車(一般道)で約20分
【電話】0980-43-9299
【備考】施設使用料:一般・大学生200円:小中高生100円:シニア(70歳以上)100円 、開園時間9:00~18:00
沖縄の絶景滝スポット⑤沖縄本島中部エリア
岩越の滝
岩越の滝は、沖縄本島中部のうるま市にある標高204メートルの石川岳にあります。石川岳のハイキングコースは3種類あり、岩越の滝を通るのは急斜面をロープを使って歩いたり、沢登り要素もあるCコースです。岩越の滝は山の頂上に向かう過程にあります。沢登りをしながら植物の観察もできますし、山頂からの金武湾を望む見晴らしも素晴らしいです。
本島中部で子供たちの自然学習におすすめの石川岳
岩越の滝がある石川岳のコースは自然学習ができる施設がある県立石川青少年の家によって管理されています。事務所で登山手続きを済ませて入るかたちで、滝を通る約3キロのCコースはで水場もあるので、滑りにくい靴や軍手を準備されてください。北部やんばるエリアではない中部でも登山ができる人気の場所でおすすめです。
岩越の滝基本情報
【住所】沖縄県うるま市石川3491-2 (沖縄県立石川青少年の家)
【アクセス】 沖縄自動車道 石川ICから国道329号線経由で約10分
【電話】098-964-3263
【備考】沖縄県立石川青少年の家の休所日には石川市民の森公園の登山口を使うことになります。
沖縄の絶景滝スポット⑥沖縄中部近隣離島
本島中部から橋で渡れる宮城島の湧き水(カー)
本島中部うるま市から車で橋で渡ることができる宮城島には、カーと呼ばれる水場が点在しています。宮城島の地質は石灰岩や方言でクチャと呼ばれる泥岩で地下水が貯まりやすく、湧き水は地域の人々の生活を支えていました。宮城島のカーで有名なのがうるま市指定文化財であるヤンガーで、1849年の築造記録が残り、今も原形のままの当時の石工技術の高さを伝えています。
ヤンガーとあわせて訪れたい絶景が望めるシヌグ堂バンタ
沖縄本島中部や、宮城島など本島中部から車で行ける離島は、山も滝も北部ほど見当たりませんが、沖縄の歴史や文化に触れられるカーを巡る旅もおすすめです。宮城島では地元の郷土史研究会が情報提供をされています。ヤンガー近くのシヌグ堂バンタは有名な果報バンタとあわせて宮城島で絶景が見られる必見のスポットです。
ヤンガー基本情報
【住所】沖縄県うるま市与那城上原
【アクセス】沖縄本島中部うるま市から海中道路を渡り、宮城島へ。車で伊計島方面へ約15分。宮城島中央部にあたります。
沖縄の絶景滝スポット⑦沖縄本島南部エリア
慶座絶壁(ギーザバンタ)の滝
沖縄本島南部八重瀬町で美しい海に面する断崖絶壁が慶座絶壁で、岩場を流れ海へと落ちる滝も合わせて有名な名所です。滝壺まで下る道は険しい岩場なので、滑りにくい靴と動きやすい服装で訪れましょう。この滝は慶座地下ダムから放水された水が崖を流れているもので、雨の後は水量も増えた滝を見ることができます。岩が作り出す地形など自然の雄大さを感じられるおすすめの場所です。
悲しい歴史と平和への思い
本島南部で海に面する慶座絶壁は、観光で人気の美しい場所ですが、太平洋戦争末期の南部戦線で多くの人々が命を絶った場所だといわれています。この場所に訪れる際はここで過去何が起こったかを知った上で訪れていただければ、また違う景色を見ることが出来るはずです。本島南部糸満市にある平和記念公園やひめゆり平和祈念資料館も慶座絶壁の近くですので、ぜひ訪れるのをおすすめします。
慶座絶壁の滝基本情報
【住所】沖縄県島尻郡八重瀬町字安里
【アクセス】那覇空港から沖縄自動車道経由約45分
沖縄の絶景滝スポット⑧沖縄本島南部エリア
垣花樋川(かきのはなひーじゃー)
垣花樋川は本島南部南城市の高城の垣花集落南部に位置する湧き水で、昭和60年には全国名水百選に選ばれています。かつてはこの垣花樋川で水を汲み、生活用水として使っていたほか稲作にも利用していました。緑の木陰で水音を聴きながらゆっくりと眺めるだけで癒される場所です。高台からは美しい海を望むことができます。
徒歩5分の仲村渠樋川も歴史的な共同水施設
垣花樋川に行くには垣花集落南部の坂の上からだと石畳の急な下り道になるので滑らないようお気を付けください。垣花樋川から徒歩5分の距離には仲村渠樋川があり、そちらからのアクセスだと整備された平坦な遊歩道で歩きやすくなっています。仲村渠集落の共同水施設、仲村渠樋川は平成16年に1912年当時の琉球石灰岩で作られた伝統的な建築物の姿に復元され、当時の文化を伝えています。
垣花樋川基本情報
【住所】沖縄県南城市玉城字垣花
【電話】098-946-8817(南城市役所 本庁舎観光・文化振興課)
【アクセス】車で沖縄自動車道 南風原南ICから一般道で約40分
沖縄の絶景滝スポット⑨西表島エリア
ピサイサーラの滝
約55メートルの沖縄県で最も落差がある滝として有名なピサイサーラの滝は、西表島北岸近くテドウ山に位置します。上原港へ向かう船から到着前にその姿を遠景で見ることができますし、県道215号の船浦橋や、船浦湾の干潟からも望むことができる細くて大きな滝です。基本ガイド付きツアーで滝には向かうこととなり、滝上では絶景を見渡すことが可能です。
カヌーでマングローブ林を渡り、滝上を味わうツアーも
島全体がジャングルの西表島では、トレッキング中の遭難事故も発生しているのでしっかりと下調べや備えをして無理はしないようにしましょう。マングローブ林の中をカヌーと登山で向かって、滝壺だけでなく滝上も味わえるもの、石垣島からの半日ツアーなど、興味深い内容の選べるツアーが提供されています。
ピサイサーラの滝基本情報
【住所】沖縄県八重山郡竹富町字上原
【アクセス】船浦湾の干潟まで、車で上原港から約7分
沖縄の絶景滝スポット⑩西表島エリア
マリユドゥの滝
西表島にあるマリユドゥの滝は、沖縄県で一番長い河川の浦内川にあります。特徴的な二段構造をしている落差約16メートルの滝は、丸い滝壺に流れ落ち、日本の滝百選に選ばれています。マリユドゥとは丸い淀みを意味しており、滝壺の形がその由来です。現在は事故などあり滝壺に入ることは禁止されましたが、展望台からその迫力ある姿を望むことができます。
遊覧船とトレッキングで訪れることができる
マリユドゥの滝に行くには、浦内川の遊覧船を利用しマングローブ林を渡って上流の船着き場まで向かいます。船を降りてからマリユドゥの滝までは、自然に囲まれた山道をトレッキングし、展望台まで1.5キロほどです。マリユドゥの滝の展望台から約15分の距離にはカンピレーの滝があって、神の座を意味する全長200メートルの横に長い滝を間近で見ることができておすすめです。
マリユドゥの滝基本情報
【住所】沖縄県八重山郡竹富町字上原
【アクセス】上原港から浦内川遊覧船乗り場まで車で約8分
沖縄の絶景滝スポット⑪西表島エリア
クーラの滝
クーラの滝は、西表島北部の上原港から7キロほど東のクーラ川にあります。落差5メートルほどの比較的小さな滝ですが、滝の背面の岩の層やジャングルの木陰から光が差し込む滝壺はとても神秘的で美しく人気の場所となっています。クーラの橋付近で車を降り、約15分ほどのトレッキングで滝まで行くことができるので、あまり体力に自信がないけれどトレッキングをして滝を見たい方にもおすすめです。
滝壺で水遊びやSUPやカヤックで向かうツアーも
クーラの滝では滝壺に入って水遊びができるほか、滝の手前にはツルがブランコのように絡まった箇所があり滝を背景にフォトジェニックな写真が撮れると有名で、人気を集めています。ジャングルの中の道をトレッキングで行くほかは、クーラ川河口からSUPやカヤックといったウォータースポーツをして渡るツアーも提供されています。
クーラの滝基本情報
【住所】沖縄県八重山郡竹富町字上原
【アクセス】クーラ橋まで、車で上原港から約11分
沖縄の絶景滝スポット⑫石垣島エリア
荒川の滝
荒川の滝は、石垣島にある沖縄県で最も高い山で標高526メートルの於茂登岳にある滝です。上流と下流二つの滝があり、落差3メートルほどの下流の滝までは石垣島の南部の市街地から車で30分ほどで滝壺のそばまで辿り着くことができます。下流の滝までは県道79号線からすぐなので、日本百景に選ばれて有名な川平湾の観光や青の洞窟など近くの海で遊んだ後の塩落としに訪れるのにもおすすめです。
アクセスしやすい下流とトレッキングで向かう上流の滝
荒川の下流の滝には、県道79号線の荒川橋そばの階段を下りてすぐ滝壺に行ける入り口からと、荒川橋付近のカンヒザクラの碑文と駐車場がある場所から3分ほど歩く二つの行き方があります。下流の滝から上流の滝までは、トレッキングで木々の中を進み30分ほどで、滑りやすい箇所もあるので注意が必要です。上流の滝の落差は約10メートル、2月頃には自生する天然記念物のカンヒザクラが楽しめます。
荒川の滝基本情報
【住所】沖縄県石垣市桴海
【アクセス】車で新石垣空港から約25分、石垣港離島ターミナルから約25分、川平公園展望台から約12分
沖縄の絶景滝スポット⑬石垣島エリア
屋比久の滝
屋比久の滝は、石垣島の北部地区に位置する吹通川を進んだ先にあります。吹通川は、ヒルギ群落で有名で美しいマングローブ林とカニをはじめとした川辺の生き物たちに出会うことができます。屋比久の滝へは、吹通川をツアーなど通してカヌーやSUPで渡ったのち、沢沿いの岩場をトレッキングをして辿り着くことができます。亜熱帯の自然に囲まれた岩場から流れ落ちる滝を間近に感じられるおすすめのスポットです。
豊かなマングローブ林を進んで目指す滝
野底岳に伝わる有名な悲恋物語から縁結びのパワースポットとしても人気の屋比久の滝は、落差もそれほどないので滝壺遊びもしやすくなっています。吹通川から滝への行程も、多様な動植物を見つけたり汽水域の風景の変わっていく様子を見つけたり、その体験をウォータースポーツと合わせてできるツアーで行けるのも面白いですね。
屋比久の滝基本情報
【住所】沖縄県石垣市字野底
【アクセス】滝へ向かう行程の吹通川のヒルギ群落には車で新石垣空港から約20分、石垣港離島ターミナルから約35分、玉取崎展望台から約15分
沖縄の絶景滝スポットのまとめ
沖縄で魅力溢れる人気の滝を訪れよう!
ここまで沖縄でぜひ訪れたい絶景の滝スポットを厳選し、観光情報とあわせてご紹介させていただきました。沖縄本島北部のやんばるでは滝も多く、山があまりない本島中部と南部にも、石川岳の岩越の滝や湧き水が流れる垣花樋川など魅力的なスポットがたくさんあります。西表島や石垣島でも滝を訪れて自然について学ぶことができる旅行が人気を集めていておすすめです。ぜひ沖縄で美しい滝を楽しんで、元気をいっぱいもらいましょう。
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沖縄本島北部の国頭村にある比地大滝