【連載】初夏は実の季節!お花屋さんで買える、実もの切り花を一挙解説

【連載】初夏は実の季節!お花屋さんで買える、実もの切り花を一挙解説

お花屋さんで買える切り花は「実もの」も魅力的!初夏は、実もの切り花が出回り始める旬の季節です。今回は、実際に初夏〜夏の間に花屋で出回る種類を集めてみました。日持ちするものやそのままドライフラワーになるものもあり、暑い季節のインテリアにもおすすめです。

記事の目次

  1. 1.初夏は実もの切り花がかわいい
  2. 2.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花①
  3. 3.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花②
  4. 4.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花③
  5. 5.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花④
  6. 6.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑤
  7. 7.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑥
  8. 8.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑦
  9. 9.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑧
  10. 10.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑨
  11. 11.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑩
  12. 12.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑪
  13. 13.夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑫
  14. 14.定番の実もの切り花もおすすめ
  15. 15.さいごに

初夏は実もの切り花がかわいい

「実もの」とは

Photo byOldiefan

切り花には、お花や葉っぱのほかにも、通称「実もの」と呼ばれる実のついた枝が出回ります。この実もの、ほとんどの種類が出回り時期の短い季節限定ものばかり。しかも時期によって色や姿が変化していくものが多く、とってもかわいいんです。

旬は主に初夏と秋

Photo byliccastyle

実ものの旬は、大きく分けて初夏と秋がメインです。初夏はさわやかで瑞々しい実ものが多く、涼しげ。ガラスの花瓶に数本入れておけば、季節感が出て素敵なインテリアに仕上がります。フラワーギフトに入れれば、話題のひとつになると喜ばれます。

日持ちもするからおすすめ!

また実ものは日持ちするものも多く、暑くなってくる時期にはおすすめ。今回の日曜連載は、そんなおすすめどころがいっぱいの実もの切り花をご紹介します。初夏から秋口までに手に入る実ものたちをまとめました。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花①

ブルーベリー

Photo by kaidouminato

育てやすい果樹として人気のあるブルーベリーは、初夏には季節を感じる切り花としても使われます。5月頃から7月頃まで出回り、最初の頃は緑色の小さい実がたわわについた枝が、7月になるにつれて赤っぽく熟した実をつけた枝が入荷します。

初夏らしい花材

初夏らしいアジサイやさわやかなヒマワリなどと合わせた花束は、季節を感じる組み合わせで素敵。誰もが知っている花材なのでちょっとした話のネタにもなり、プレゼントにも最適です。緑の実の枝は特に日持ちもよいので、シンプルに花瓶に生けておくのもおすすめ。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花②

フサスグリ

Photo bykurtklucina0

フサスグリは、ぷるんとした丸い実が魅力の、切り花では定番実もの。5月頃から出回り、7月頃まで店頭に並びます。出回り初期には透明感のある黄緑色の実がたわわになり、葉の形も魅力的です。7月頃には赤色に熟した枝が出回ります。

高さのあるアレンジメントにおすすめ

フサスグリはカシス(ブラックカラント)の近縁種で、レッドカラントなどと呼ばれたります。枝分かれせずに主軸に実がつくので、細かく切り分けて使うより高さのあるアレンジメントや花束に使うのが向いています。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花③

ブラックベリー

Photo byPezibear

キイチゴのような形がなんとも美味しそうにも見えるベリー系のブラックベリー。初夏が旬の実もの切り花です。5月頃から出回り始め、実の色が緑色から赤色へと変化し、7月頃まで出回ります。濃い緑から濃い赤紫へ熟していくグラデーションは美しく、かっこよくもあります。

ケーキのような花材

ブラックベリーはキイチゴの仲間で日本名ではヤブイチゴと呼ばれる品種です。ブラックベリーを使ったボックスアレンジメントなどは、まるでベリータルトのようなかわいらしさ。トゲのある枝もあるので、扱いには少し注意が必要です。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花④

ヤマイチゴ

Photo by Virens (Latin for greening)

ヤマイチゴはイチゴ科の植物で、正式名称は海老殻イチゴと呼ばれています。赤紫色の毛に覆われた枝や萼が特徴的な実ものです。初夏から8月頃まで出回り、終わり頃には毛むくじゃらの萼の中から赤い実が出ている枝が出回ることもあります。

初夏らしい印象の花材

赤紫色の枝や萼と緑色の葉っぱとのコントラストが爽やかでかわいらしく、ナチュラルブーケなどによく合う花材です。ガラスの花瓶投げ入れしておくだけでも初夏らしい味わいがあります。ブラックベリーと同じく、トゲには注意しましょう。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑤

ヤマゴボウ

Photo byMabelAmber

ヤマゴボウは、ピンク色の軸に緑色の実を穂状につけた姿がかわいい実もの。6月頃から出回り、10月頃まで並びます。秋になると実は濃い赤紫色に熟し、ブドウにも似た姿になります。根っこがゴボウに似ているために「ゴボウ」という名前がついています。

有毒なので贈るときには注意を

動きのある実がおもしろいヤマゴボウは、アレンジメントや野趣溢れる花束、シンプルに花瓶に生けておくのもおすすめです。ただしヤマゴボウは全草に毒のある植物なので、小さい子どもやペットがいる場合には要注意です。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑥

ハナナス

ナスというよりミニトマトのような実がつくハナナスは、夏から秋が旬の実もの切り花。白から黄色、オレンジ、赤色へ変化していくのが一般的なハナナスです。そのほかに、濃紺の実がかっこいいブラックパールという品種もあります。

ドライにもなり日持ちする実もの

黄色やオレンジの実はとてもポップな配色で、ケイトウなどと合わせて原色アレンジメントなどもおすすめ。対してツヤのあるブラックパールはシックなアレンジにおすすめです。しわにはなりますが、ドライフラワーにもなり日持ちする切り花です。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑦

イガナス

イガイガの実が個性的でおもしろいイガナスは、最近園芸種としても人気のあるダチュラ(チョウセンアサガオ)の実です。二股に分かれた枝の間に直径4〜5cmのトゲのある実がなります。7月頃から9月頃まで出回ります。

有毒植物のため取り扱いに注意

存在感のある姿で、個性的なアレンジメントに向いています。実も枝も重いので、花束にはちょっと不向きです。時間が経つと殻が弾けて種がこぼれ落ちる姿もおもしろく魅力的です。しかしダチュラにも全草に毒があるため、子どもやペットがいる家庭では気をつけます。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑧

フウセントウワタ

Photo by midorisyu

毛の生えた黄緑色の実がなんとも不思議なフウセントウワタ。直径7cmほどの風船のような袋状の果実です。8月頃から秋口まで出回ります。切り花では通常、実が引き立つように葉を取り除いた状態で出荷されています。

日持ちしてドライフラワーにも

明るい黄緑色はさわやかな印象を与えてくれ、アレンジメントや花束に入れると涼しげな雰囲気になります。切り花は日持ちもする上、うまく管理すればふんわり感を保ったままドライフラワーになります。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑨

ホオズキ

Photo bypixel2013

お盆のお花として日本では親しみ深いホオズキも、初夏から出回る実もの切り花です。お盆の時期にはオレンジ色に熟した枝がよく出回ります。そのほかにも、緑色のホオズキや、実が小さめのヒメホオズキ、黒っぽいクロホオズキなどもあります。

簡単に作れる透かしホオズキも

オレンジ色は盆花の印象が強いですが、グリーンや黒のホオズキはアレンジや花束に入れるとおしゃれ。実はどれも日持ちします。また、ホオズキを1週間ほど水に浸けておくと葉脈だけが残り、ランプシェードのような形に。透かしホオズキと呼ばれインテリアとしても人気があります。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑩

ハス

Photo byczunss

神秘的なイメージのハスも、夏には欠かせない花材です。初夏からお盆の頃に花(たいてい蕾の状態)と実が出回り、秋になってくるとドライフラワーになった実が流通します。ハスの実は「蓮台」や「果托」という名前でも呼ばれます。

ドライフラワーでも楽しめる

ハスの実は不思議な姿で、オリエンタル風のアレンジメントなどによく合います。ただしお盆の印象が強いので、贈る相手には注意するようにしましょう。ハスの花や葉は日持ちしませんが、実は日持ちします。そのままドライフラワーにして、クリスマスリースなどに使うのも。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑪

オクラ

夏の野菜としてお馴染みのオクラも、切り花として出回っています。オクラは細い方を上に向けて実をつけるのが特徴的。実はお馴染みのオクラの形ですが、枝についている姿はおもしろく、かっこよくもあります。7月頃から9月頃まで出回ります。

個性的な姿で、日持ちする

切り花では、食用でよく見る緑色の品種と、赤オクラと呼ばれる赤色の品種が流通します。縦のラインを生かしたアレンジメントや、花束に盛り込むとおもしろいアクセントに。そのままドライフラワーへと変化し、長い間楽しめます。

夏が旬!花屋で買える、実もの切り花⑫

ヒメリンゴ(青)

直径3〜5cmほどの小さなリンゴ・ヒメリンゴは、お花屋さんでは定番の実もの。実のみで流通し、りんご飴のように串に刺してアレンジメントやウェディングブーケなどに使われます。赤リンゴと青リンゴがあり、夏は青リンゴが主流です。

アイキャッチに効果的

定番・ホワイト×グリーン配色のアレンジメントなどに入れると、アイキャッチになって魅力的。まさかリンゴが入っているなんて!とプレゼントにも結婚式の装花にも喜ばれます。水がかからないように気をつければ、かなり日持ちします。

定番の実もの切り花もおすすめ

ヒペリカム

Photo by kanonn

お花屋さんにある切り花の実もので一番の定番といえば、ヒペリカム。周年出回っており、花束にもアレンジメントにもよく使われる人気の花材です。赤色・白色・緑色・ピンクや茶色などもあります。日持ちするので、夏場にもおすすめの切り花です。

ビバーナム・ティヌス

Photo by liesvanrompaey

ツヤのある濃紺の実が美しいビバーナム・ティヌスも、ほぼ周年出回る定番の実もの切り花です。初夏から春先までよく出回ります。シックな色合いがかっこよく、大人っぽいアレンジメントによく合う花材です。真夏は実つきが悪くなることもあります。

さいごに

この時期にしか手に入らない切り花たち

Photo byPitsch

この時期にしか手に入らない実ものたち。また産地の状況に左右されるものも多いので、いわばレアキャラたちでもあります。お花屋さんで見かけたときには、ぜひ手にとってみてくださいね。

過去の連載はこちらから

この日曜連載では、お花屋さんを楽しむことをコンセプトに、実際にお花屋さんで買えるお花たちをいろんなテーマで解説・紹介しています。毎月の旬の花なども紹介していますので、過去の連載が気になる方はこちらからご覧ください。

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しまうま花屋
ライター

しまうま花屋

花屋・園芸店勤務で培った知識を生かしてガーデニングやお花に関する記事をメインに書いています。現在、花屋勤務は子育てでお休み中。日曜連載では、花屋の観点からお伝えしたいお花の楽しみ方や買い方のコツなどをぽつぽつと書いています。


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