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初めての家庭菜園におすすめ!ベビーリーフの栽培方法!失敗しない育て方のコツとは?

ベビーリーフは初心者でも栽培しやすい野菜の一つとして、人気です。畑だけではなくプランターを使った容器栽培もでき、病気になることは少ないなど、初心者でもしっかり育てられる特徴がありますよ。そんな初心者におすすめのベビーリーフの栽培方法を紹介します。
2020年8月28日
揚げ餅
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ベビーリーフとは

栄養価の高い野菜

Photo by 305 Seahill

ベビーリーフはサラダで食べることが多い野菜ですが、火を通しても美味しく食べられる野菜です。さっと炒めたり、野菜スープにしたりといろいろな調理方法で使えることから、家庭菜園で育てていると非常に便利ですよ。またベビーリーフは栄養価の高い野菜の一つでビタミンCやβカロテン、食物繊維などが非常に高くレタスの数倍以上の栄養価があります。小さいのにたっぷりと栄養が詰まっているため積極的に食べたい野菜です。

ベビーリーフは種から育てる野菜

Photo byshadi6454

野菜の育て方はある程度育った苗からでも育てるタイプと苗が流通することなく、自分で種まきして育てるタイプがあります。ベビーリーフは後者となり、自分で種まきをしないといけませんが、真冬をのぞいていつでも種まきできるため野菜の育て方としては非常に楽な種類です。詳しい育て方のポイントは後述しますが、虫除け対策がきちんとできていて水やりを忘れない限り家庭菜園が初めてという初心者でもしっかり収穫できますよ。

ベビーリーフと育て方に関する基本情報

ベビーリーフという種類ではない

Photo by 305 Seahill

そもそもベビーリーフとはベビーリーフという野菜ではありません。直訳すると赤ちゃん葉ということで、リーフレタス、チコリー、水菜、ほうれん草、マスタードリーフ、ルッコラなどの葉物野菜をまだ小さいうちに収穫したものです。そのため種まきの際に種をよく観察すると色が異なったり、形が微妙にちがったりといろいろな種が混ざっているのがわかりますよ。メーカーによっては葉の色で統一したベビーリーフなども発売しています。

省スペースでも栽培可能

Photo by yto

ベビーリーフは大きく育てる野菜ではなく草丈10~15cm程度で収穫することから省スペースで栽培可能です。ベランダ菜園でも畑でも育てられますよ。育てる場所を確保しやすい点も家庭菜園初心者には嬉しいポイントですね。

いつでも種まきできる

ベビーリーフは種まきできる期間が非常に長くいつでも栽培できる育て方が簡単な野菜と紹介したように3月後半の桜が咲く前ぐらいから10月半ばぐらいまでは種まき可能です。発芽するまで乾燥させないように注意すると真夏でも育てられますが、真夏は乾燥しやすく水やりが少し難しいため初心者の方は真冬と真夏を除く3~6月、9月、10月に種まきするといいでしょう。

家庭菜園初心者向けの理由

育て方が簡単な理由1:栽培期間が短い

Photo byDesignerMariene

ほうれん草やレタスは大きくなる葉物野菜ですがベビーリーフは成長前の10cm前後で収穫します。つまり収穫までの栽培期間が短く、気温によって育成スピードが変わりますが、種まきから一ヶ月もかかりません。夏だと気温が高くさらに育成スピードが早まりやすいですよ。長く世話しなくても収穫にすぐにたどり着けます。

育て方が簡単な理由2:病気になりにくい

Photo byAlexandra_Koch

植物も人間と同じように病気になることもあります。ベビーリーフは収穫までの日数が短いため病気が発生する前に収穫できることが多く、初心者でも簡単と言われています。季節に関係なく育てられるため高温多湿になりやすい梅雨時期を避けることも可能です。

育て方が簡単な理由3:容器で栽培できる

Photo by yto

植木鉢、プランター、コンテナといろいろな容器がありますが、根を深く張ることはないためどんな容器でも栽培できますよ。これが育て方が簡単な理由です。容器栽培だと市販の土を使うと自分で土作りをしなくても育てられ、難易度が一気に下がります。市販の土だと肥料が入っていることから、新たに肥料を与える追肥をしなくても育てられ管理しやすいです。

おおまかなベビーリーフの育て方

土作りについて

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/810pn-apszL._AC_SL1500_.jpg

プランターなら市販の野菜の土、種まき用の土などで大丈夫です。種まき用の土とは発芽に最適な土となっていて失敗することが少ない土ですが肥料分がないので追肥が必要になりやすいです。自分で作る場合や畑でも特にすることはなくそのままでも栽培できます。ただし他の野菜が育てにくい水はけが悪い粘土質の場所や、強い酸性土壌以外は石灰をまいたり、腐葉土をまぜこんだりと土壌改良が必要です。


種まきと間引きについて

Photo by bert_m_b

種まきは溝を掘ってそこにパラパラと種をまいて行きます。小さいので一粒一粒まくのは困難のため適当にまいて大丈夫です。ある程度成長すると間引きといって株間を確保するため弱々しい芽を取り除いていきますよ。間引きをすることで徐々に数を減らして適正な間隔で育てていきます。

虫除け対策について

Photo by NakaoSodanshitsu

発芽した頃に必ずやりましょう。ベビーリーフはモンシロチョウの幼虫、ヨトウムシなどの害虫が必ず発生する野菜です。何も対策していないと人間が食べる前にすべて食べられるので防虫ネット、アーチ型の支柱など必要なものを最初から揃えておくといいでしょう。

収穫について

収穫は草丈が10~15cmほどに成長した頃となります。新芽部分以外を収穫すると2~3回は収穫可能です。収穫時期が遅れると野菜の種類によっては苦味が強くなるので注意してくださいね。

ベビーリーフの栽培法1:土の準備

初心者は種まき用土がおすすめ

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出典:Amazon
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通常の野菜の土でも大丈夫ですが心配な方は種まき土がおすすめとなります。種まき土は無菌処理されていたり、肥料分がなく病原菌が発生しにくかったり、最適な通気性がある土です。肥料分がすくないため必ず追肥が必要になりますが、発芽させやすいですよ。少し高価ですがホームセンターで野菜の土と一緒に販売されているポピュラーな土の一種です。

畝(うね)を作る

Photo by __U___

容器栽培ではそのままでも大丈夫ですが、畑らなら広さを生かして畝を作るといいでしょう。畝とは周りを補掘り下げ、10cmほど土を盛り上げて平らにしておくことです。こうすることで通気性が良くなりますよ。水はけのいい場所なら畝を作らなくてもそのままでも栽培可能です。簡単に育てられるため育て方よりも虫除け対策などの注意点のほうが大切になります。

ベビーリーフの栽培法2:種まきの準備

種まきの時期とは

Photo byLarisa-K

種まきに時期はありません。季節関係なくいつでもできますが、前述したように真夏と真冬以外の季節がおすすめとなります。発芽温度がおよそ15度~30度と言われていますよ。保温できる状態だと冬でも育てられ季節関係なく栽培可能です。地域によって温度差があるためいつ種まきできるかは発芽温度を参考にするといいでしょう。注意点としてはレタス系のベビーリーフは25度以上になると発芽しにくくなると言われています。

ベビーリーフの種類について

ベビーリーフは種が丸いアブラナ科のベビーリーフや種が細長いレタス系のベビーリーフなど特定の種類を集めたベビーリーフもあります。前述したように少し特性がことなるためパッケージのうらなどに記載されている発芽温度など参考にして種まきの時期や季節を考えてくださいね。あまり一般的ではありませんがハーブを使ったベビーリーフもありルッコラはハーブに分類されますよ。

ベビーリーフの栽培法3:育てる場所

日当たりのいい場所で育てる

Photo bypasja1000

あまり長く育てないからこそできるだけ日当たりのいい場所で育てましょう。いろいろな野菜が集まっているためすべてのベビーリーフに日当たりが必要というわけではありませんができるだけ太陽が当たる場所で育ててください。ほうれん草は半日陰でも育ちますが、レタスやルッコラは日当たりを好む植物です。また一般的な植物はほとんど日当たりを好みます。

風通しも大切

レタスやほうれん草は風害といって風により葉が折れることがありますが、大きく成長してからの話となり、ベビーリーフサイズでは関係がありません。そのため多湿になりにくい風通しのいい場所で育てましょう。日当たりがよく、風通しのいいという条件は他の野菜も同じとなり、家庭菜園の畑や南側のベランダなどが適しています。

ベビーリーフの栽培法3:種まきのやり方

株間の確保


容器栽培でも家庭菜園の畑でもまき方は同じです。1cmほどの溝を支柱などを使って土に彫ります。深くなるよりかは浅いほうがいいので、1cmがわからない場合は浅めに掘るといいでしょう。溝の間隔を5cmほどあればプランターでも2列、3列掘れてたくさん育てられますよ。溝の間隔がベビーリーフの株間となります。適度に間隔を取ることで通気性をよくし、それぞれきちんと太陽光が当たるようになります。

薄く土をかぶせる

掘った溝に種をばらまいていきます。できるだけ同じ場所に重ならいようにしてまいていきましょう。土をかぶせるときは厚くもらないようにします。種が見えなくなるといいので薄くかぶせてしっかり水やりをしましょう。プランターだとあらかじめ土に水やりをして湿らせたところに種まきをするという方法もありますよ。きっちり均等に負けなくても後で間引きするので大丈夫です。発芽するまで乾燥させないようにしてくださいね。

ベビーリーフの栽培法4:水やり

種まき後の水やり・発芽後の水やり

Photo by sorarium

発芽するまで乾燥させないように水やりを必ずしてください。プランターなら水やりのかわりに濡らした新聞紙を乗せておくという方法もおすすめです。発芽を確認したら新聞紙は取り除いてあげましょう。発芽を確認したあとの土が乾かないように毎日水やりをするのではなく、土がしっかり乾いてから水やりをしてください。過湿状態が続くと枯れたり病気になります。6月のように雨の多い季節は与えなくてもいいことが多いです。

必ず優しく与える

水を与えるときは高い位置から与えるのではなく低い位置から優しく与えましょう。薄くかぶせた土が流れたり種自体も流れてしまいますよ。また芽が出てきたときも優しく与えてくださいね。

ベビーリーフの栽培法5:防虫対策(畑)

育て方の重要なポイント

水やりも大切ですが同じぐらいに大切になるのが防虫対策です。無農薬で美味しい野菜は蝶や蛾の幼虫が必ず発生します。またナメクジも広い食性でベビーリーフも食べてしまうので、必ず芽が出る頃には防虫ネットを使って虫が寄り付かないようにしてください。発芽は種まきしてから10日前後となります。害虫の発生は季節や時期に関係なく真冬以外は被害に遭いますよ。

用意するもの

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100均でも揃うので防虫ネット、園芸用の洗濯バサミ、U字型の支柱を用意してください。防虫ネットは目の細かいものがおすすめとなり、支柱は太めの針金でも代用できますが、支柱を使ったほうが簡単です。支柱などがセットになったものもおすすめです。

防虫ネットの掛け方

U字支柱を使って畝にトンネルを作るように設置していきます。地面に支柱を埋めて、固定できたら支柱の上に防虫ネットをかけて園芸用の洗濯バサミやクリップで支柱とネットを固定していきましょう。

ベビーリーフの栽培法6:防虫対策(容器)

必要なもの

基本的には家庭菜園の畑と同じです。目の細かい防虫ネット、支柱、園芸用の洗濯バサミが必要です。プランターだと折り曲げられるタイプの支柱があると便利ですよ。また麻ひもや荷造り紐などもあるとより確実に防虫できます。

防虫ネットの掛け方:プランターの場合

プランターはプランターごと防虫ネットをかぶせるのでプランターの幅に合ったU字支柱を使いましょう。曲がるタイプだと調整をしなくてもいいので簡単です。プランターごと防虫ネットに入るように大きめのネット使います。地面に垂れ下がった余った部分プランターの下にしたり、紐などを使ってプランターとネットに隙間ができないように、プランターとネットをくくりつけて固定するなどいろいろな固定方法があります。

水やりは簡単

いちいち防虫ネットを外さなくても水を与えるときはネットの上からでも大丈夫です。間引き作業や追肥、収穫時期以外はネットをめくらないようにしましょう。季節問わず害虫は発生しやすいです。

ベビーリーフの栽培法7:間引き

引き抜くのではなく切り取って間引きする

Photo by dickmfield

パラパラと種まきするとどうしても密度の濃い場所ができます。根を抜こうと引っ張ると一緒に抜けるので間引きするときは成長速度が遅いもの、黄色くなったもの、混み合っている場所を間引きしていきます。間引きする時期は双葉から本葉ができて少し育った頃で大丈夫です。この段階で一気に間引きしなくてもいいので適当に株間を確保しましょう。間引きしたものはベビーリーフとして食べられますよ。


最終的には株間を3cmほど確保

Photo by is_kyoto_jp

最終的には株間が3cmほどになるように成長度合いを見ながら間引きしていくといいでしょう。株間と間引きについてはいろいろな意見があり、一度だけ間引きして株間を1cm程度にして多く育ててもいいという意見もあります。家庭菜園で作りやすく簡単に栽培できるので慣れてきたら株間を詰めて多く収穫できるようにしてもいいでしょう。

ベビーリーフの栽培法8:追肥

追肥は基本的に不要

Photo by salchuiwt

ベビーリーフは1ヶ月もあると収穫できるほど栽培期間が短く、最初から土に肥料が入っていると元肥だけで十分育ちます。そのため後から肥料を追加する追肥はなくても大丈夫です。追肥が必要になるのは、長く収穫する場合、葉が黄色く変色した場合です。追肥は与えやすい液体肥料を与えるといいでしょう。液肥を追肥に使う場合葉の様子をみながら2週間に1回程度与えてください。どんな追肥でもいいですが、窒素が多いとよく育ちます。

同じ土で育てる場合は追肥は必要

一度栽培した後続けてベビーリーフを栽培するという場合は追肥したほうがいいでしょう。葉の様子を見ながら色が薄くなっていたり、成長速度が遅いようなら液肥をあたえて追肥します。時期や季節によりますが、ある程度気温が高いと成長速度もはやくなるためこまめに様子を確認してくださいね。

ベビーリーフの栽培法9:収穫

収穫は葉だけとる

Photo by rusty.grass

収穫するときは間引きのようにハサミで根本から切るのではなく側面にでいる葉を切るようにしましょう。根本の双葉のすぐ上を切らずに根本をある程度残して切ることで再び生えてきますよ。これで3回、4回ほど収穫できます。一回で根ごと抜いて収穫もできます。なんども収穫したいという場合は前述したように必ず追肥を与えてください。土に入ってる肥料だけでは足りなくなってきますよ。

成長度合いで味が変わる

小さいうちに収穫すると苦味やえぐ味はありませんが、大きくなるにつれて辛味や苦味をもつ野菜やハーブもベビーリーフには含まれています。好みのタイミングで収穫できます。収穫時期はありませんが、食べごろとされているのは草丈が10~15cm程度の頃です。時期や季節によって成長速度が変わるので家庭菜園で育てるときは注意深く観察してくださいね。

ベビーリーフの栽培法のまとめ

虫に気をつけると季節問わず家庭菜園で作れる野菜

Photo by Crystl

ベビーリーフは家庭菜園でも作りやすい野菜です。プランターでも簡単に栽培でき、真冬と真夏を除くと季節や時期を問わずいつでも栽培できます。少し寒い場合は室内の窓の近くなど屋内でも日光が当たる場所だと栽培できますよ。収穫するまでの時期が短いため病気になる確率が低く、虫対策がきちんとできていると枯らさない限り収穫まで育てられます。

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