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実は身近なものでできる!ローズマリーで作る虫除けスプレーの作り方をご紹介!

園芸店で手軽に購入できるハーブのローズマリーで、虫除け効果のあるスプレーが作れるのをご存じですか?その防虫効果と、虫除けスプレーの作り方についてご紹介しています。ベランダガーデニングでも育てられるローズマリーを利用した、肌に優しいオーガニックな防虫対策です。
2022年3月31日
森川 美月

ローズマリーとは

ローズマリーは、地中海原産の香りの強い、多年生の常緑ハーブです。海外では古くから、調味料や化粧水の材料として、家庭菜園やベランダガーデニングで栽培されてきました。栄養素として鉄、カルシウム、ビタミンB6などを豊富に含み、生・乾燥葉ともに薬効があるとされています。

どこで購入できる?


ローズマリー

ローズマリーは園芸店やホームセンターで手軽に購入できます。ハーブコーナーへ行くと、ミントやラベンダーなどと一緒に並んでおり種類も多いです。開花時期は11月から5月頃ですので、花色を確認したいならシーズン中に買いに行きましょう。なお、料理用の乾燥ローズマリーはスーパーでも購入可能です。

家庭菜園がおすすめ

ローズマリー

手軽にローズマリーを入手するためにも、自家栽培をおすすめします。乾燥にはある程度耐えますので、日当たりと水はけのよい場所に植えます。地植えなら自然の降雨だけでじゅうぶんです。生育旺盛で拡がりますので、他の植物と間隔を空けて植えるようにします。


ローズマリーの種類

ローズマリーの種類には、花色の違いで薄青、紫、ピンク、白などがありますが、虫除け効果についてはどの種類も共通です。また、精油には「ローズマリー・シネオール」「ローズマリー・カンファー」「ローズマリー・ベルべノン」といった種類がありますが、いずれも虫除けに使えます。

ローズマリーの防虫効果


植物は、生育条件の違いにより、抽出された精油成分の特徴に大きな違いが出ることがあります。よく知られているローズマリーの化学種のうち虫除け効果が高いとされるのは、「ローズマリー・シネオール」と「ローズマリー・カンファー」です。

ローズマリーの虫が嫌がる成分①シネオール

ローズマリー

ローズマリーに含まれる、虫が嫌がる成分シネオールが防虫効果を発揮します。ベランダガーデニングでも、防虫効果のあるコンパニオンプランツとして人気です。人間にとってはさわやかでフレッシュな香りですが、蚊やハエの忌避剤になります。

ローズマリーの虫が嫌がる成分②カンファー

ローズマリー

ローズマリー独特のツンとした強い香りは、樟脳に似ています。樟脳は、日本では婚礼箪笥などにも使用される、防虫効果の高いクスノキの成分です。スペイン・バレンシア地方のローズマリーには、特にこのカンファー成分が豊富に含まれており、蚊や衣類の虫を遠ざけます。

ローズマリー虫除けスプレーの魅力

ローズマリーを使った虫除けスプレーは、成分・価格ともに手作りがエコでおすすめです。精油を購入してもよいですが、ローズマリーの生葉を使って気軽に作れますので、ぜひお庭やベランダで育ててみてください。

幅広い用途

ローズマリー虫除けスプレーは、虫が嫌がる成分を含むため、蚊やハエ、ゴキブリといった人間の苦手な虫を遠ざけるために用います。ガーデニングの虫除けとして皮膚に噴霧したり、ベランダやお部屋の網戸に噴霧して使うのが一般的です。植物への防虫効果を期待して、葉や枝に噴霧することもあります。

市販の虫除けスプレーとの比較

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ローズマリー虫除けスプレーには市販されているものもあり、天然成分でオーガニックなタイプだと100mlあたり2000円~3000円ほどで購入可能です。一方ローズマリー苗は数百円で購入できますので、家庭菜園やベランダガーデニングで育てた方が、結果的に安く量産することができます。

体に優しいハーブの虫除け

敏感肌の人や小さなお子さまにも使えるハーブの虫除けは、気兼ねなく使えてとても重宝します。特に調理場であるキッチンでの使用や、洗濯物を干すベランダでの使用には気を遣うものですが、天然の香り成分で蚊などさまざまな種類の虫を遠ざける虫除けスプレーなので、安心して使えますね。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:精油

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精油を使ったスプレーは手作りの虫除けとしてはスタンダードで、ガーデニングの必需品です。精油そのものにも虫除け効果はありますが、水と混ぜることで霧状になり、皮膚など広い範囲に塗布しやすくなります。虫よけスプレーに必要な精油の量とは、いったい、どのくらいなのでしょうか。

用意する材料

(A)ローズマリー精油、キャリアオイル、蒸留水(B)ローズマリー精油、無水エタノール5、精製水:(A)(B)どちらの組み合わせでも作れます。精油の量は5mlボトルでじゅうぶんです。キャリアオイルは、ナチュラルコスメやオーガニックアロマのショップで購入できます。

虫除けスプレーの作り方

(A)の虫除けスプレーの作り方:キャリアオイルに精油を数滴たらし、そこに蒸留水を加えます。(B)の虫除けスプレーの作り方:エタノールに精油をたらし、精製水を加えて完成です。蚊の多い庭でのガーデニングやベランダに出る際に、シュッとひと吹きしておけば安心です。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:精油ブレンド

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ローズマリーの他にも、虫除けとして利用できる精油があります。レモングラス、シトロネラ、レモンユーカリなどレモン系の香りと、ラベンダー、ティーツリー、ゼラニウムなどです。これらの精油をお好みでブレンドして使っても、虫除け効果があります。

ブレンドする精油の種類

虫除け効果の高い精油は、ローズマリーの他にユーカリ、ラベンダー、シトロネラ、ティートリー、ゼラニウム、タイム、ペパーミントなどです。特にローズマリーは、夏のガーデニングの大敵である蚊をはじめ、ゴキブリやダニ、衣類につく虫などにも防虫効果があります。

虫除けスプレーの作り方

無水エタノール10mlを入れた容器に、ローズマリー精油をおおよそ10滴、さらに他のハーブの精油をお好みで2、3種類、数滴ずつ加えます。こうして精油を溶かした後、100mlの精製水を加え、よく混ぜて出来上がりです。スプレーボトルは、100均にもあるアルコール液対応のものをおすすめします。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:生葉①

家庭菜園やベランダガーデニングでローズマリーを育てているなら、夏の蚊を遠ざけるためにもぜひ虫除けスプレーを手作りしましょう。摘みたてのローズマリーはフレッシュで香りが強く、防虫効果が期待できます。作っている最中も、その爽やかなアロマに癒されますよ。

虫除けスプレーの作り方

手順1:ローズマリー生葉を摘む

ローズマリーの葉先15cmほどを5~10本、清潔なハサミでカットします。お湯で煮だした後取り出しやすくするため、房状のままにしておきましょう。使う前に軽く水洗いし、土ぼこりなどを落としておきます。花後の5・6月は剪定の適期であると同時に、蚊も増えてくる時期です。

手順2:熱湯で煮出す

鍋に沸かしたお湯の中に、水洗いしておいた一握りのローズマリーを加えます。ローズマリーの葉は刻む必要はなく、房状のままでOKです。2、3分ですぐに葉の成分が溶けだし、お湯が薄緑色に変色します。火を止め、粗熱がとれるまでそのままの状態で放置し、冷ましましょう。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:生葉②

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続いて、生葉で煮出したローズマリーエキス(虫除け効果のある液体)を、どのようにボトルに移し、保管するかをご説明いたします。溶液は、なるべく新鮮なうちに使うようにしましょう。ガーデニングやベランダなど屋外で過ごす時に、虫除けとしてスプレーしてください。

虫除けスプレーの保管方法

手順1:ボトルに移す

液体をじゅうぶん冷ましたら、ローズマリーの葉をお箸などで取り除きます。スプレーボトルに移す前に、茶こしなどを使いさらに細かい葉を取り除きましょう。さいごに、漏斗を使ってボトルに移します。ボトルの種類は、スプレータイプを選びましょう。

手順2:冷蔵庫で2~3日

出来上がったローズマリーの虫除けスプレーは、ボトルごと冷蔵庫に入れて保管します。成分が変化しますので、なるべく2~3日で使い切るようにしましょう。特に夏の暑い日など、肌にスプレーした瞬間ひんやりと気持ちが良く、蚊よけだけでなくクールダウン効果もあります。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:乾燥葉

ローズマリーの乾燥方法

ローズマリーの乾燥葉は、吊り下げたり、キッチンペーパーや新聞紙などの上に葉を拡げ、風通しのよい日陰で自然乾燥させて作ります。すぐに乾燥させたい場合は、キッチンペーパーで包んだローズマリーを電子レンジで500Wで1分半温め、数回この作業を繰り返し、しっかり乾燥させるのがコツです。

乾燥させるメリット

ローズマリーの葉は乾燥させることで、半年から1年ほどの保存が効きます。ローズマリーは基本的には1年中収穫可能ですが、花が咲き終わった後がベストな剪定タイミングなので、この時期にまとめて収穫し、乾燥させておくとよいでしょう。天日に当てての乾燥は、香りが弱まりますので避けます。

虫除けスプレーの作り方

まず、鍋に500ccほどの水を沸騰させ、乾燥させたローズマリーの葉をひとにぎり加えます。ローズマリーのエキスが溶けだすと、お湯の色が少し薄い黄色になりますので、火を止め自然に冷まします。茶こしなどで葉を取り除き、スプレーボトルに詰め替えて完成です。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:レモン入り

レモンスライスを加えるローズマリー虫除けスプレーのレシピは、欧米でも一般に普及しています。ベランダやガーデニングで使えて便利な、レモン入りの虫除けスプレーの作り方をご紹介いたします。

レモンを加える効果

レモンの香りには虫が嫌う成分が含まれており、ローズマリーとの相乗効果を狙って加えます。リモネンというレモンに含まれる成分は、人間にとってはさわやかで清々しい香りですが、虫が嫌う成分の一つで、蚊やハエなどの防虫効果が期待できます。

虫除けスプレーの作り方

用意するものは、ローズマリーの葉、レモン1個、スプレーボトルです。耐熱性のボウルに、薄くスライスしたレモンと刻んだローズマリーの葉を入れ、熱湯250ccを加え、粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。茶こしでこした液体をスプレーボトルに入れれば、完成です。使わない時は、冷蔵庫で保管します。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:ハーブブレンド

ブレンドするハーブの種類

ローズマリー以外にも、蚊などの防虫効果の期待できるハーブとしてペパーミント、ラベンダー、ローズマリー、タイム、レモングラスなどがあります。10~15cmほどカットした葉先を、ローズマリーとブレンドして使うことも可能です。いずれのハーブも、お庭やベランダで栽培することができます。

虫除けスプレーの作り方

前述したように、虫除け効果のあるハーブはローズマリーの他にもさまざまな種類があります。ローズマリー、ペパーミント、タイムなどのハーブを採取し、水洗いした後耐熱ボウルに入れ、熱湯約300ccをかけます。熱が冷めたらハーブを取り除き、スプレーボトルに摘出液を入れて完成です。

ローズマリー虫除けスプレー作り方:ウィッチヘーゼル

日本人にはあまり聞きなじみのない言葉「ウィッチヘーゼル」、実は植物の名前なんです。魔女の薬を想わせる魅力的なネーミングの由来は、その効能にあります。

ウィッチヘーゼルとは?

ウィッチヘーゼルはハーブの一種で、強力な薬効を持つ植物として知られています。 アメリカの先住民たちは、ウィッチヘーゼルの樹皮からとれるエキスを、傷薬として利用してきました。アメリカではドラッグストアやオーガニックスーパーの薬のコーナーで、瓶入りで販売されています。

虫除けスプレーの作り方

ウィッチヘーゼル:3/4カップ、ローズマリー、シトロネラ、クローブ、ユーカリの精油:各10滴、これらの材料をすべて混ぜ合わせてシェイクし、出来上がった溶液をスプレーボトルに移し冷蔵庫で保管します。ガーデニングやガーデンパーティの際に肌に防虫対策としてスプレーします。

ローズマリー虫除けスプレー:使用期限

長くて1週間

手作り品ですので、ローズマリー虫除けスプレーには保存料は一切入っておりません。香りや溶液の鮮度が落ちてきますので、冷蔵庫で保管する場合でも1週間で使い切るようにしましょう。香り成分はすぐに揮発しますので、1日に何度も使用した方がよいです。

小型ボトルでこまめに作る

大量のローズマリーを収穫して一度にたくさん作るよりも、100mlぐらいの小型スプレーボトルに収まる量を頻繁に作ることをおすすめします。ご家族の人数や使用量に応じて、1週間で使い切ることのできる分量を決めると良いでしょう。

ローズマリー虫除けスプレー:注意点①

ローズマリー虫除けスプレーを手作りするうえで、注意しておきたいポイントをまとめました。

作る時の注意点

剪定しすぎに注意!

大量の虫除けスプレーを作ろうと、一株のローズマリーから葉がなくなってしまうほど剪定するのは避けましょう。葉は光合成のために必要なものですので、残しておく必要があります。株全体の1/4ぐらいまでなら、葉を剪定しても問題ないでしょう。

香りを大切にしましょう

ハーブ溶液を作るとき、乾燥葉を用いることがあります。ここで気をつけたいのが、乾燥方法です。少しでも早く乾燥するようにと、天日干しするのはハーブの香りが薄れるため、おすすめしません。虫除け効果を高めるハーブの香りを失わないよう、風通しの良い日陰で乾燥させます。

ローズマリー虫除けスプレー:注意点②

ご使用に当たり、いくつか気をつけておいた方がよいことを記載していきます。ご参考にしてください。

使用時の注意点

スプレーボトルの選び方

100均でもいろいろな種類のスプレーボトルが売られています。使用して最初の数回は大丈夫なのですが、途中からノズルが詰まり、液がわずかにもれてきます。そこでおすすめしたいのが、空になった化粧水用のスプレーボトルか、アルコール液対応のスプレー容器、もしくはガラス製の青や茶色の遮光瓶です。

パッチテストをおすすめします

皮膚の弱い方や、初めてハーブの虫除けスプレーをお使いになる方は、大量に塗布する前にまずパッチテストをおこなうことをおすすめします。方法は、テストしたい溶液をまず腕の内側などに少量使い48時間経過を観察、赤くはれたりかぶれたりしなければ、使用を開始します。

ローズマリー虫除けスプレー:まとめ

6月の梅雨入り前は、特に蚊が発生する時期です。オーガニックな防虫剤として、ハーブのローズマリーを使った虫除けスプレーの作り方を覚えておきましょう。乾燥に強いローズマリーは、お庭やベランダで育てることができるハーブなので、苗から大きく育てて生葉で作ると大量に作れてお得です。

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