観葉植物について
観葉植物とは、観賞用に育てられる植物で、その種類は有名なものや、小さいものから大きいものまで多種多様です。葉や幹の形状が個性的なものが多く、その造形美や生長の様子などを楽しむことができます。中には、花を綺麗に咲かせる珍しいものもあります。インテリアの一環として室内に飾られることも多く、室内の空間をおしゃれに自然な雰囲気にしてくれます。暑い夏もグリーンインテリアで室内を涼しい雰囲気にしてくれます。
観葉植物の種類について
観葉植物はその種類が多いことでも有名で、大きさも小さいものから大きいもの、花を咲かせるものまでさまざまです。夏に生長期を迎えるものがほとんどですが、夏に休眠するものや夏が苦手なものなど体質や特徴もそれぞれ違います。部屋の雰囲気や置く場所、特徴などによって、合ったものを選びましょう。いくつかの観葉植物の種類を紹介していきますので是非参考にして、おしゃれな空間づくりを楽しみましょう!
観葉植物のメリット
空気を綺麗にしてくれる
観葉植物には空気を綺麗にしてくれる作用があります。光合成を行うことで植物は二酸化炭素を吸収して酸素を放出します。この作用のおかげで観葉植物を置いている場所は空気が綺麗になるのです。葉が大きいものは小さいものよりもこの効果は高く、蒸散作用も同時に行われるため、乾燥からも防いでくれます。
心を穏やかにしてくれる
ひとつ目の実用的な効果の他にも、いろいろな種類の効果があります。山や森に入った時に深く深呼吸をしたくなりませんか?それは植物には癒しのパワーがあるとされているからです。森林浴効果やリラックス効果もあり、観葉植物を室内に置くことで、家の室内でよりリラックスして過ごすことができます。このように、植物には心を穏やかにしてくれる心理生理的な効果もあるのです。暑苦しい夏でも涼しい気分にしてくれます。
観葉植物の風水
風水とは
風水とは、有名な占いとはまた別のもので、先天的なものではないとされています。運気は後天的なものであると考えられており、自分の力で運気を引き寄せることが出来るという考えです。運が回ってこないのは、自分が身を置いている家の環境や身の回りの状況が大きく関わっているとされています。その環境を変えることで、身の回りの運気も良いものに変えることが出来るのです。
観葉植物と風水の関係
風水ではどの植物を選ぶかやその置き方などによって、回ってくるとされている運気の種類も大きく変わってきます。その観葉植物の生長の仕方や葉や幹の形状などによって得られる効果も違ってくるのです。恋愛運だったり、金運など、今の自分に必要な手に入れたい運気の種類で飾る観葉植物を決めるのもいいかもしれません。
注意点
風水的に考えて観葉植物を選んでみるのも良いですが、何事も考えすぎは良くないですよね。運気が回ってきて欲しいからといって、風水ばかりを気にして、育てるのが難しいものを選んでしまって枯らしてしまっては意味がありません。風水と一緒に育て方もチェックして、育てやすいものを選びましょう。
観葉植物の飾り方・置き方の種類
おしゃれなインテリアとして、室内を飾ろうと観葉植物を買っても、どのように飾ろうか、おしゃれな置き方がすぐに思いつく訳でもありませんので迷いますよね。そこで、この記事を読んでくださっている方のために、ちょっとした工夫で室内が明るく華やかな雰囲気になる飾り方をいくつかご紹介します!
壁掛け
壁掛けの観葉植物は立体的でより華やかに、小さいものでも目立たせることができます。壁掛け用の鉢なども売っていますので、これなら簡単に部屋の雰囲気を変えることができます。流木やフレームなどにはめ込む壁掛けの方法もあり、写真を壁に飾っているようなスタイリッシュな空間に仕上げることもできます。また、お花を埋め込むことで可愛らしい雰囲気にもしてくれます。
ハンギング
家の庭や玄関先などで見かけたことがある方も多いと思われますが、最近ではキッチンやリビングなども人気の飾り方です。ハンギングは、天井や吊るし棒などを使って上から観葉植物をぶら下げる飾り方です。ハンギングプランターもありますので手軽に始めることができます。空間を利用する方法のため、スペースを気にしなくても良いのが利点です。
植物棚を活用
植物棚はDIYが得意な方には特におすすめの飾り方です。好きな色や素材などの棚を選んで観葉植物を配置するだけのシンプルな飾り方です。この飾り方は大きい観葉植物よりも小さいものを並べる方がおすすめでバランスも取りやすく、まとまりがあって可愛い空間になります。
観葉植物の種類おすすめ①
多肉植物
多肉植物は成長しても大きくなりすぎず、コンパクトサイズで楽しむことができるところが魅力です。あまり広くないお部屋を圧迫することもありませんし、スペースも必要ありません。何と言っても可愛らしいフォルムと肉厚でプニプニの感触がクセになります。多肉植物だけを集めて育てる人もいるくらい人気の種類の観葉植物です。
特徴
可愛くて小さい多肉植物を育ててみたいけど、枯らしてしまうかもしれないと躊躇っている方のために長持ちする育て方を紹介します。多肉植物と一口で言っても種類が豊富です。しかし、育て方や特徴はあまり変わりません。肉厚な葉が水を溜め込んでくれますので水やりの回数も少なくて済みます。
長持ちする育て方
多肉植物は熱帯地域が原産ですので、太陽が大好きです。長持ちさせるにはまずが、日光の当たる明るい場所で育てましょう。土は多肉植物用の土を使いましょう。一番のポイントは最初の苗選びです。葉の緑色が濃いもの、葉の間が詰まっていて隙間がないもの、毛や粉があるものはその量が多いものを選んでください。このポイントを抑えれば、多肉植物は管理が簡単ですので長持ちしてくれます。
観葉植物の種類おすすめ②
花を咲かせる種類の観葉植物
観葉植物は葉の鮮やかなグリーンや造形美を楽しむものですので、花を咲かせるものは珍しいですし、イメージがないですよね。花をつけても小さい花で葉に隠れていたり、綺麗に咲かせるものは少ないのです。しかし、観葉植物の中でも花を美しく咲かせることのできるものもあります。室内でも育てることができ、部屋をパッと華やかにしてくれる人気のものをご紹介します。
観葉植物の種類おすすめ③
ハーブ類の観葉植物
ハーブとは一般的に、食用のものや料理の香り付けに使われるもの、薬の代わりになるもの、防虫効果があるものなどがあります。簡単に栽培できるものも多く、観賞用以外の用途がそれぞれあるため人気が高いのです。多年草のものが多いのため、毎年手軽に育てることができ、小さいのでスペースもあまり必要ないのも人気の理由です。
ハーブが好む環境
ハーブを育てるためにはどの種類のものでも同じで、日当たり・水やり・温度・風通しが重要なポイントです。ハーブはもともと、厳しい自然環境の山や、荒れた場所などでも育つ植物ですのであまり手をかけなくても丈夫に成長してくれます。しかし、失敗せずにより多く、より効能なものを栽培させるにはこの4つのポイントを調べて、適切な環境で育てることが大切です。
観葉植物の種類おすすめ④
ツル性の種類の観葉植物
ツル性の観葉植物は、ポトスやアイビー、シュガーバインなどが有名です。ハンギングや壁掛けのインテリアとして飾るのが人気の飾り方で、小さい葉が連なるものが多く、おしゃれなグリーンインテリアの役割を果たしてくれます。
特徴
ツル性の観葉植物はツルを伸ばして下に垂れ下がって行く姿が特徴的です。インテリアとして単調な鉢植えに比べると、小さいながらもおしゃれでスペースを取らない立体的な空間インテリアとして大変人気のある種類です。夏にはグリーンカーテンとしても日よけとして大活躍してくれます。
観葉植物の種類おすすめ⑤
育てやすい種類のもの
観葉植物を育てたいなと思われている初心者の方にはどの観葉植物を選んだらいいのか、その見分け方など難しいですよね。そんな方は、まずは育てやすい管理が簡単なものから始めましょう。自分の好みの人気のものを選びたいと思いますが、枯らしてしまっては意味がありません。おすすめの人気のものを紹介しますので是非参考にしてみてください!
おすすめの多肉植物
ルビーネックレス
ルビーネックレスはキク科の仲間です。キク科と聞くとキクの花が思い浮かぶと思いますがキク科は約2万種が分類されており、多肉植物にもたくさんの仲間がいます。花を咲かせるわけではありませんが、葉が色づきますので小さいながらも、インテリアとして室内を明るくしてくれます。
特徴
その名の通りネックレスのように生長するのが特徴です。紫色の茎に三日月のような形の葉を連なるようにつけます。花を咲かせない代わりに葉も茎と同じような紫色に色づきます。気温の高い夏ではなくて、夏とは真逆の秋冬に色づくのも珍しい特徴の一つです。
長持ちする育て方
ルビーネックレスの場合は、水はけの良い土で、風通しがよく日の当たる場所で育ててあげると良いです。真夏の直射日光には弱いですので、明るい日陰に置くのが良いですが、春と秋はできるだけ太陽の光が当たる場所に置いて育てましょう。枯らしてしまう場合の一番の原因は水のやりすぎです。ルビーネックレスは高温多湿が苦手ですので、乾かし気味に水をあげて下さい。
サボテン
サボテンは、サボテンだけでも種類が豊富で誰もが知っている観葉植物です。砂漠などで育っている姿を想像する人が多いのではないでしょうか?そのイメージ通り乾燥にとても強く室内でも簡単に育てる事ができるので最近ではオフィスのデスクなどに飾られるほどに人気が高いです。
特徴
何と言ってもサボテンは強健で育てやすいことと、触ったらチクっとする棘が特徴的です。手軽に手に入れる事ができ、砂漠で育つほどですので、暑い夏も簡単に乗り越える事が出来ます。中には花を咲かせるものもあり、そのフォルムが可愛らしくキャラクター感があるのも人気の理由です。
長持ちする育て方
乾燥には強いサボテンですが、夏ではなく冬に芽をつけるため、暖房が強い部屋だと育ちが悪くなり、花をつけるものは、花が上手に咲かない可能性がありますので注意しましょう。そして、気温が0度を下回る場合は完全に断水する事がポイントです。砂漠の直射日光の下で育ちますので、日が当たる場所で育てるのが良いでしょう。
おすすめの花を咲かせる観葉植物
ストレチアレギネ
ストレチアレギネは極楽鳥花という別名でも親しまれています。大きい葉の中心になんとも不思議な形の花を咲かせます。その美しい姿が極楽鳥花と名付けられた由来です。縁起がいいとも言われており、お正月などには居間にストレチアレギネの花の部分を切り花として飾られることも多いです。
特徴
ストレチアレギネは細長い葉茎がまっすぐに伸びるのが特徴でその先に大きい葉をつけます。空気清浄効果もあるとされており、大きい葉は他の小さい葉をもつ観葉植物に比べると効果が高いのです。蒸散作用もあるので乾燥からも防いでくれます。室内に飾ることで空気も心の中もリフレッシュさせてくれます。
長持ちする育て方
ストレチアレギネは耐陰性も強く育てやすい観葉植物としても有名ですが、綺麗な花を咲かせようと思うと気をつけないといけないことがあります。それは、日当たりで育てるということです。日陰でも十分に葉は伸ばしてくれますが、花が開いてくれませんので、日光に当てることは忘れないでください。寒さには弱いですので、冬は外ではなく、室内に移動させてあげましょう。
おすすめのハーブ類の観葉植物
カモミール
カモミールは有名なハーブですので、聞いたことがあると思います。ハーブティーやハーブバスに使われることで有名で、カモミールティーが好きな人も多いですよね。カモミールは多年草で種類はジャーマン種とローマン種の2種類あります。夏よりは早い3月から5月の春の季節に花を咲かせます。
特徴
カモミールは溢れた種からでも成長し、踏んでしまっても育つため芝生の代わりとしても使用されていたほど丈夫です。可愛らしい白い花からはりんごの様なほんのり甘い香りがするのが特徴で、その優しい香りは心を穏やかにしてくれます。ジャーマン種は花が、ローマン種は花と茎までもが使用されます。
長持ちする育て方
カモミールは水はけの良い土と太陽を好みます。多湿な場所には弱いので乾燥気味な場所で育てるのが良いです。水やりもたっぷり与えますが、回数は少なく土が完全に乾いてからで十分です。夏は水が気温で温まる可能性がありますので、涼しい朝方か夕方くらいがおすすめです。適した環境で育てれば、小さくて可愛い花をたくさんつけてくれますので、カモミールティーにしてリラックスしましょう!
おすすめのツル性の観葉植物
スパニッシュモス
スパニッシュモスは別名ウスネオイデスと言います。有名な植物ではありませんが、手軽に管理できるエアープランツです。縦長の繊細な葉がたくさん生い茂る独特な見た目が特徴的で大きい存在感があります。シルバーグリーンの葉が連なる姿は、不思議な美しさを醸し出しており、人気の理由の一つです。
長持ちする育て方
スパニッシュモスは育てるのに土が必要ないことも大きい特徴で、土の匂いも気にならず、場所を選ばなくても良いことも人気なのです。葉の表面から空気中の水分を吸収して育つユニークな生態をしています。エアプランツの中でも乾燥に強いですが、気温にはすごく敏感です。リビングや玄関などの風通しの良いところで育てましょう。そして1週間に1回霧吹きで水をやるのが長持ちするポイントです。
おすすめの育てやすい観葉植物
カポック
カポックは手のひらを広げる様に連なる葉が可愛らしく、インテリアとしておしゃれな空間を演出してくれます。植える鉢の大きさによって、大きいものにも小さめのコンパクトサイズにも順応して育ってくれます。大きいものは玄関に置いたり、小型のものはテーブルに飾ったりと、自分好みの方法でインテリアに取り入れる事ができます。
特徴
カポックといえば丈夫な植物として有名です。暑さや寒さ乾燥にも強く、日が当たらなくてもすくすくと葉を伸ばすのが何よりも大きい特徴です。また、生長の際に型崩れする事なく育つため、剪定などのお手入れも少なくて済むところも人気のポイントです。
長持ちする育て方
丈夫なカポックは生命力も強く、どんな環境でも育つことで有名です。初めての観葉植物に人気の高い植物です。そんな苦手な環境の少ないカポックですが、日の当たる風通しの良い場所を好みます。極端に日の当たらない場所で育てると、幹が細くなったり、葉が枯れ落ちてしまうこともあるということを覚えておきましょう。このポイントを抑えて置くと、元気な状態で長持ちさせる事ができます。
観葉植物の種類おすすめまとめ
今回は、観葉植物の種類についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?その種類の中でもおすすめの人気の高い有名なものをピックアップしてみました。有名ではないものもありますが、おしゃれで人気もものを厳選していますので、育て方などと合わせて是非参考にしてみてください!
観葉植物のおすすめの種類について知りたい方はこちらもチェック!
当サイト暮らし〜のでは、他にもたくさんの観葉植物についての記事を載せていますので、もっと詳しく知りたい方はチェックしてみてくださいね!

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