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顆粒と液体の違いは?除草剤の種類と選び方からおすすめアイテムまでご紹介! 

除草作業は、大変です。比較的狭い範囲の除草をするのに簡単なのは除草剤を使うことです。除草剤には、特徴の違った多くの種類があります。特徴を知らずに使うとトラブルが起きたり、法律違反になることもあります。ここでは除草剤の種類と特徴をご紹介します。
2020年8月28日
asist2002
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この記事で紹介しているアイテム

ラウンドアップ マックスロードAL(そのまま使えるシャワータイプ)

虫よけ除草王プレミアム (2L) 非農耕地用

ラウンドアップマックスロードALII2L

レインボー薬品 ネコソギトップW 粒剤 3kg

住友化学園芸 クサノンEX粒剤 3kg

ネコソギロングシャワーV8 5L 

ラウンドアップ マックスロード 500ml 希釈用 農耕地 除草剤 

グリーンスキットシャワー 2L 菜園に使える除草剤

庭師さんのミネラル除草液

除草剤 オレンジパワー 1L

除草剤 グリーンアージラン液剤 5L

シバニードアップ粒剤 1.4kg

シバキープPro顆粒水和剤

噴霧器 電池式 5L IR-N5000

筑水キャニコム CMX2404HC 乗用草刈機

除草剤の選び方の基準

一口に除草剤といっても、液体か顆粒か、効果は速いか遅いか、効果は強力か、持続性はあるか、人やペットに安全か、農林水産省の認証を受けた農薬か、農耕地で使える除草剤かなどの種類があります。使う場所によっても使える除草剤や使えない除草剤があり、何を目的にするかによって選び方が変わります。ここでは最初に、大まかな家庭用除草剤の選び方をご紹介し、その後に個別の除草剤をご紹介します。

除草剤使用後

液体の除草剤の一般的な特徴

液体の除草剤は、薄めずに使うストレートタイプと薄めて使う原液タイプがあります。ストレートタイプは、容器からシャワーを出すように直接散布できるものがあり、手も汚さず手軽に使えます。原液タイプは、薄めて使うので経済的で、水で希釈してジョウロなどで散布します。希釈の仕方によって効果のある草が違ってくるものがあります。液体の除草剤は、葉や茎に散布し、葉や茎から枯らし根まで枯らすようになっていて、土に触れると無毒化して樹木などには安全なものがあります。

ラウンドアップ マックスロードAL(そのまま使えるシャワータイプ)

顆粒の除草剤の一般的な特徴

顆粒の除草剤は、液体と比べて経済的で、効果も強力で持続性があります。散布の仕方もそのまま土に散布します。顆粒のタイプは、葉や茎に作用せず土を草が生育できない環境に変えて草をなくします。そのため、除草効果が遅くなります。また、草が大きく成長した場所では効果が小さくなりますので、草が成長する前に散布するか、草を刈り取ったあとに散布するのが効果的な使い方です。ただ、最近は、葉や茎に作用する成分を併せ持った顆粒の除草剤もあります。

顆粒の除草剤

除草剤の選び方:①場所による違い

グランドや駐車場など近くに有用植物がないところに散布する除草剤。近くに樹木があるところ、花壇など植物を植える予定があるところ、斜面など除草剤が流れてしまうようなところ、農耕地や、農耕地の近くなど農作物に影響があるようなところでは、使える除草剤が違います。散布場所に合わせた除草剤の選び方を考える必要があります。間違えると枯れてほしくない樹木や作物を枯らしたり、法律違反になりトラブルになることもあります。

駐車場の草

除草剤の選び方:②草の種類

草の種類によって効果のある除草剤が変わってきます。多くは、草の種類に関係なく枯らす非選択制で、枯れてほしくない植物まで枯らしてしまいます。そこで、植物の種類によってその植物を枯らさない除草剤もあります。多くは、原液タイプのもので、薄め方によって効果のある草を変えています。また芝には、芝専用の除草剤があり、芝以外を枯らすことができる除草剤です。芝専用の除草剤には、芝の種類まで使いわける必要があります。

空き地の雑草

除草剤の選び方:③法規

法規的な分類として、農薬の認定を受けた除草剤と農薬登録されていないものがあります。農林水産省が農薬として認めた除草剤には、「農林水産省登録第***号」が記載されています。農作物だけでなく、樹木など植物の栽培されている場合は、農薬登録されたものを使う必要があります。また、散布場所に栽培されているものが無くても除草剤が飛散してかかった場合もトラブルになる場合がありますので、農薬の認定を受けたものを使うことをおすすめします。

農林水産省登録証

除草剤の選び方:④効果の違い

除草剤の効き方には、大まかにいうと2種類あります。比較的、即効性が高いが 持続性がない除草剤、即効性はないが、長い期間効果が持続する除草剤です。即効性がある除草剤は、葉や茎から薬剤が浸透して草を枯らします。持続性がある除草剤は、薬剤が土に作用して土を植物が育たない土に変えてしまいます。最近は、葉や茎からも浸透し、さらに土にも作用する性質を備えている除草剤が販売されていて主流の人気の商品になっています。

枯れ始めた草

効果の違い:①葉や茎に作用する


葉や茎に作用する除草剤は、薬剤が葉から浸透して葉や茎を枯らし、根まで浸透して根を枯らします。根を枯らした後は、土に触れて無毒化されます。このため薬剤がかかった草だけが枯れます。近くに樹木などがあっても樹木を枯らすことはありません。また、直接土にかかった除草剤も無毒化されて植物を枯らすことはありません。薬剤がかかった草を枯らしたあとは無毒化しますので、比較的短期間で花など有用植物を植えることができます。

樹木回りの草

効果の違い:②土に作用する

土に作用する除草剤は、土に触れると、土を植物が育てない土に変えます。このため、草を枯らした後に、種が飛んできても発芽ができず枯れてしまいます。また、根だけが地中に残っている草も成長できずに枯れてしまいます。効果は、草に作用するものと比較すると長く続き、強力です。樹木の根が張っている所に散布すると樹木を枯らすことがあるほど強力です。即効性を比較した場合、葉に作用するものより劣りますし、成長した草には効き難いところがあります。

Photo by ivva

雑草が生長していない空き地

効果の違い:③土と葉に作用する

土と葉に作用する除草剤は、もっとも強力な除草剤です。成長した草には、葉や茎から根にまで薬剤が浸透し草を枯らします。土に落ちても無毒化せずに土を植物の成長や発芽できない土に変えます。即効性と持続性を合わせもった除草剤です。散布後に種が飛んで来ても成長できずに枯れてしまいます。駐車場や空き地で植物を植える予定がなく、近くにも有用直物のない場所の草を強力に、しかも速く枯らしたい方に、おすすめする人気商品です。

まばらな雑草

除草剤の種類:①草を速く枯らす種類

即効性で人気のある除草剤をご紹介します。とにかく速く枯らしたいという人におすすめです。即効性があるものでも、いろいろな種類があり即効性以外のそれぞれの特徴があります。即効性以外にどんな効果を期待するかによって選び方も変わってきます。即効性とそれ以外の特徴も含めてご紹介しますので目的にあった商品を選ぶことをおすすめします。

草を速く枯らす種類:①虫よけ除草王

虫よけ除草王プレミアム (2L) 非農耕地用

とにかく、速く枯らしたいという方におすすめです。除草の効果は、5分後から現れます。さらに除草だけでなく、虫を殺し、その後虫を寄せ付けない効果が最大1ケ月続きます。これ1つで除草と除虫と防虫が一度に行えます。デメリットとしては、即効性を重視したため除草の持続期間は他の商品と比較すると短く50日程度です。薄めずに使える液体のストレートタイプですので、そのまま散布できます。虫嫌いの方には、人気のあるおすすめの除草剤です。

草を速く枯らす種類:③ラウンドアップALⅡ

ラウンドアップマックスロードALII2L

ラウンドアップマックスロードシリーズは、テレビコマーシャルもされている人気のある商品群です。その中で即効性のある除草剤が、ラウンドアップマックスロードALⅡです。散布の翌日には効果が出始め、効果は2ケ月間持続します。薬剤は、液体のストレートタイプで容器から直接シャワーのように散布できるので安全に作業できます。根まで枯らし、土に触れると効果はなくなりますので、近くに樹木があっても枯れることはなく安全です。

除草剤の種類:②除草効果が持続する種類

除草効果が持続する種類:①ネコソギトップW

レインボー薬品 ネコソギトップW 粒剤 3kg

レインボー薬品のネコソギトップWの除草効果は強力で、その持続期間は9ケ月と長く、除草作業に手間をかけたくない方に人気の商品です。薬剤は、顆粒でそのまま散布できます。この除草剤の最大の特徴は、顆粒タイプの除草剤が成長した草には、効き難いのに対して草が生育していても除草効果があることです。その効果は草丈が40cmまでの草を枯らすことができます。ただ、枯れた草は、景観を損ないますので草の後始末のことを考えると、草が成長する前に散布することをおすすめします。

除草効果が持続する種類:②クサノンEX粒剤

住友化学園芸 クサノンEX粒剤 3kg

住友化学園芸のクサノンEX粒剤も強力で散布後9ケ月間効果が持続します。薬剤は顆粒でそのまま散布できます。ボトルに顆粒が400g入った小容量タイプもあります。ボトルに入ったものは、キャップを開けてそまま散布できます。箱入りの3kg入りも手を汚さず散布できるように工夫されています。手を汚したくないという方におすすめです。デメリットとしては、レインボー薬品のネコソギトップWと比較すると成長した草には効果が小さいところです。


除草効果が持続する種類:③ネコソギロングシャワーV8

ネコソギロングシャワーV8 5L 

レインボー薬品のネコソギロングシャワーV8は、顆粒のネコソギトップWと比較すると持続期間が1ケ月短く8ケ月ですが、液体の即効性も合わせ持った強力な除草剤です。散布後2日目から草が枯れ始めて除草効果が8ケ月間持続します。ネコソギロングシャワーV8は、名前の通り液体で容器からシャワーのようにして草に散布します。直ぐに枯れて、長く効果が持続し、手も汚しません。家庭の駐車場などの除草にはおすすめの人気商品の一つです。
 

除草剤の種類:③農耕地で使える種類

農耕地で使える種類:①ラウンドアップマックスロード

ラウンドアップ マックスロード 500ml 希釈用 農耕地 除草剤 

ラウンドアップマックスロードは、人気のあるラウンドアップマックスロードシリーズの中の農耕地で使える除草剤です。この除草剤は原液タイプの除草剤で、原液の薄め方によって除草できる草の種類を特定できます。使い方、薄め方は、説明書に詳しく書いてありますのでよく読んで使うことをおすすめします。葉や茎から薬剤が浸透し根までからしますが、土に触れると微生物に分解され無毒化されます。樹木を枯らすこともなく安全です。

農耕地で使える種類:②グリーンスキット

グリーンスキットシャワー 2L 菜園に使える除草剤

グリーンスキャットシャワーは、液体のストレートタイプの除草剤です。ストレートタイプなので薄める必要がなく、ボトルから直接雑草に散布できます。葉や茎から浸透し枯らしますが、土に触れると分解されて無毒化します。直接、土に落ちた除草剤は、直ぐに分解が始まり無毒化します。このため、作物を植えた回り、畝間でも使え雑草をからします。花壇などの花の回りでも使えます。薄める手間がないのでガーデニング用として人気があります。

除草剤の種類:④安全性重視の種類

安全性重視の種類:①庭師さんのミネラル除草液

庭師さんのミネラル除草液

庭師さんのミネラル除草液は、天然由来のミネラルで作られています。このため、人間にも動物にも安全です。容器には、液体のストレートタイプの除草剤が入っていて、内キャップにシャワーヘッドのように穴が開いていますので、シャワーのように液体を雑草にかけることができます。成分は土に落ちて分解されますので、90日後には、花など再植え付けができます。デメリットとして農薬登録を受けていませんので、作物管理には使用できません。

安全性重視の種類:②オレンジパワー

除草剤 オレンジパワー 1L

除草剤の成分が、オレンジの皮から作られた除草剤です。即効性もあり10分程度で枯れ始めます。性状は液体のストレートタイプで容器から直接シャワー散布できます。ただ、フマキラーからは、酢を成分とした、カダン除草王シリーズのビネガーキラーが新初売されています。オレンジパワーと比較すると即効性は劣りますが、除草剤の効果としては強力です。安全に除草効果を持続させたい方には、ビネガーキラーの方が人気がありおすすめです。

除草剤の種類:⑤芝用除草剤

芝用除草剤:①グリーンアージラン

除草剤 グリーンアージラン液剤 5L

通常の除草剤を芝に散布すると芝まで枯れてしまいます。グリーンアージランは、日本芝に散布しても日本芝は枯れずに、雑草だけが枯れる除草剤です。日本芝に使える除草剤として人気のある除草剤です。原液なので薄めて使いますが、強力な除草剤なので散布は、定期的に春と秋の2回散布になります。散布後で7日くらいから枯れ始め長く効果が持続します。グリーンアージランを使うと日本芝の管理がとても楽になりおすすめの除草剤です。

芝用除草剤:②シバニードアップ

シバニードアップ粒剤 1.4kg


住友化学園芸のシバニードアップ粒剤は日本芝に使える除草剤です。グリーンアラジンと比較すると効果の持続期間が3月と短めですが、顆粒の除草剤ですので薄めるといった煩わしい作業が不要です。5日目位から雑草が枯れ始めます。直接ボトルから散布できるボトルタイプもあり、あまり広い範囲でなければ使いやすいボトルタイプをおすすめします。また、姉妹品のシバニードシャワーは、西洋芝にも使える液体のストレートタイプの芝用除草剤です。芝の種類がよくわからない場合は、こちらの方がおすすめです。

芝用除草剤:③シバキープPro顆粒水和剤

シバキープPro顆粒水和剤

シバキープPro顆粒水和剤は、日本芝、西洋芝に使える顆粒の除草剤です。商品名は、Proという名称が使われていますが家庭用です。使い方は、顆粒を水に溶かして液体としてジョウロなどで散布します。効果は、2週間くらいで枯れ始めて、3ケ月くらい持続します。西洋芝にも使えますので、用途としては、グリーンアラジンに比べ広くなります。姉妹品のシバキープALは、液体のストレートタイプでそのまま散布でき、使い勝手はシバキープALの方が優れています。

除草作業の便利グッズ

噴霧器 電池式 5L IR-N5000

薄めて使う除草剤は、経済的ですが調合の手間がかかります。水の量を測るのにちょっと苦労します。また、ジョウロで散布すると液が広がらず無駄になります。ちょっとした広さならいいのですが、ある程度広くなると無駄が大きくなります。そこで、薄めるタイプの除草作業時に役に立つのが噴霧器です、除草剤が広がって無駄なく万遍なく散布できます。電池式は、スイッチを入れるだけなので散布が楽にできます。顆粒の除草剤には、散粒機があります。散粒機も電動式があり楽に散粒できます。

草刈り機

筑水キャニコム CMX2404HC 乗用草刈機

除草剤についてご紹介しましたが、除草の手段には草刈り機もあります。草刈り機で一番馴染みのあるのは、刈払い機でホームセンターでも販売されています。電動の刈払い機は、故障やメンテナスが少なく使いやすくなっています。ゴーカートのような雑草刈り機もあります。刈払い機と比較すると安全で雑草を刈る能力は強力で、広範囲の雑草の刈り取りに使われます。似たようなタイプで芝刈り機がありますが、雑草刈機ほどの耐久性、刈り取り性能がなく雑草刈には向いていません。

まとめ

除草剤の種類についてご紹介しました。除草剤は、使う場所の制約、使いやすさ、即効性、持続性、安全性の何を重視するかによって選び方が変わります。この記事では、性能を比較しながら代表的な人気の商品をご紹介しました。除草剤の選び方の参考にしていただけたら幸いです。

除草作業が気になる方はこちらもチェック

市販の除草剤を紹介しましたが、自家製の安全な除草剤を作ることができます。また、使い方、効果的な散布時期もあります。詳しい記事が下記にあります。ご参考にしてください。