調べる学習百科 ひろって調べる 落ち葉のずかん
はじめに
落ち葉やどんぐりで楽しい簡単アート作品づくり
小学生の頃に落ち葉で作る工作で、しおりといった簡単なものなら作った経験がある方も多いでしょう。落ち葉なら無料で手に入りますし、季節を感じさせるアート作品を手軽に作れるところが人気です。
落ち葉だけでなく、どんぐりや松ぼっくりなどの木の実も使って、自然がいっぱいの工作を楽しんでみませんか?今回は子供でも容易に作ることができる、落ち葉を使った楽しい作品づくりのヒントをご紹介します。
幼児や小学生も作れる!落ち葉工作アート1.押し葉
衛生に気を使う親御さんの中には、落ち葉のように下に落ちているものは、少し不衛生と感じる方もいるでしょう。また、拾ったままの状態では使いにくいですし、しばらく時間を置いておくと丸まってしまう場合もあります。そんなときにも、押し葉の下準備をすれば対応できますよ。
落ち葉工作にはまず押し葉つくりから
落ち葉工作の第一歩は、押し葉づくりから始めることがおすすめです。子供の成長過程の記録作品として保存しておく場合は、押し葉にした方が長持ちしますし、何よりも扱いやすいというメリットがあります。まず、落ち葉アートの下準備のやり方を確認しながら、実際にやってみましょう。
1.汚れを拭き取る
拾ったばかりの葉っぱには、土やほこり、ゴミなどの汚れがついています。これらは、接着剤や絵の具などのノリを悪くしますし、見た目もよくありません。まずは、きれいに汚れを拭き取りましょう。
やり方は簡単で、キッチンペーパーや雑巾などを水に軽く濡らし、やさしく何度かこするのみです。破いてしまわないように、そっと扱うのがコツですよ。
2.電話帳などに挟んで押し葉に
落ち葉がきれいになったら電話帳や辞書など、なるべく分厚くて重たい本に挟んでください。そのまま置いておくと乾燥が進んで丸まってしまい、扱いにくくなるので注意が必要です。形を整えるためにもしっかりと重しをして、押し葉に加工しましょう。この時、ティッシュペーパーに挟むと水分を吸ってくれるため、約3日くらいで完成しますよ。
幼児や小学生も作れる!落ち葉工作アート2.しおり
画用紙にお気に入りの落ち葉を貼り、リボンを飾り付けるだけでも立派なしおりができます。また、ラミネートシート(熱を使わないシールタイプのもの)を使えば、更におしゃれで可愛いしおりも作れますよ。ラミネートシートは100均でも手に入るのでおすすめです。
簡単なしおり作りからはじめよう
押し葉ができ上がったら、早速で最も簡単なしおり作りから始めてみましょう。落ち葉が少しあれば、素敵な作品ができます。しおりは身近な材料のみで、簡単に作れるためおすすめです。
クレヨンやペンなどでイラストを書き加えても、楽しくオリジナルのしおり作りができます。通常のしおりではなく、透明素材と合わせた少しおしゃれな作り方も試してみてください。
押し葉のしおりの作り方
しおり作りに使う台紙や素材を始め、いろいろな作り方があります。最近では100均でも手軽に買える、シールタイプのラミネートシートを使うやり方がおすすめです。ラミネートシートを使えば接着剤を用意する必要はなく、押し葉を挟んで貼り付けるだけで簡単に作れます。お好みでシールやカットした色紙などを散らばせれば、満足度の高いしおりに仕上がりますよ。
幼児や小学生も作れる!落ち葉工作アート3.動物
落ち葉の動物の作り方にも、いろいろな方法があります。その中でも、落ち葉を鳥や虫の羽に見立てる方法は簡単です。葉っぱの種類や色の違いを利用すれば、さまざまな動物が作れますよ。自然の落ち葉を使うと、同じように作っても違った仕上がりになるのは楽しいですし、味のある作品に仕上がる点が魅力です。
人気の動物の作り方
落ち葉で作る動物モチーフの工作は人気が高いです。また、葉っぱそのものをどうぶつの顔に見立てて、マスクにして遊ぶというやり方もあります。さらにアイデアを加えて、飾って楽しむ作品も作ってみましょう。作り方はとっても簡単なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
落ち葉で動物づくり!ふくろうを作る
落ち葉の多い森と関わりの深い動物、フクロウの作り方です。画用紙など白い紙に絵の具を垂らし、ストローで吹いてランダムな模様を付けます。乾かしてから動物の形にカットしましょう。
イチョウやもみじ、どんぐりの葉など、それぞれ羽根に見立てて貼り付ければ作品のできあがりです!白い紙のままで作るよりも、面白い模様がついているため見た目も楽しく仕上がります。
幼児や小学生も作れる!落ち葉工作アート4.バラ
たくさんの落ち葉があるなら、是非試して欲しいのが話題のバラの花作りです。少し難しそうに感じるかもしれませんが、やってみると意外と簡単に素敵なバラができあがります。ポイントは、時々輪ゴムでしっかり固定しておくことです。作っている最中にバラバラになり、やり直すといったストレスを減らせます。
子供だけでなく大人にも人気の落ち葉アート
落ち葉を大人でも納得できるような、素敵な作品に仕上げるアートが評判です。その中でも、特に落ち葉で作った本物のようなバラは、花好きな人が作っていて人気となっています。ある程度の枚数を集める必要がありますが、落ち葉の季節なら難しいことではありません。家に持ち帰るための袋などを持って、拾いに出かけましょう。
落ち葉で作れる簡単バラの花
落ち葉でバラを作るには、乾燥した葉ではうまく形が作れないので、まず拾ってきた葉をお湯に浸して柔らかくします。中心の部分は葉を半分に折り、山になってる部分は高さを合わせて作っていきましょう。芯ができたら輪ゴムでまとめ、外側に1枚ずつ場所をずらしながら、今度は折らずにお好みの大きさまで巻いてください。
幼児や小学生も作れる!落ち葉工作アート5.ランタン
トレーシングペーパーと落ち葉を組み合わせれば、おしゃれなランタンを作ることも可能です。トレーシングペーパーは半透明な紙で、文房具店やホームセンターの文具コーナー、100均などで手に入ります。落ち葉と合わせて、透け感が美しいランタンを作ってみませんか?
もし、トレーシングペーパーが余ってしまっても子供の写し絵遊びに使えば、無駄にならずおすすめです。
幼児でもできる芸術作品
ランタンづくりというと難しそうと感じますが、ここで紹介するのはランタンカバーの作り方です。トレーシングペーパーのような透ける紙を使って作るため、中の灯りから落ち葉が透けて見えて、とても良い雰囲気に仕上がります。幼稚園くらいの小さな子供でも簡単にできるので、みんなで楽しみながら作ってみましょう。
簡単!落ち葉のランタンづくり
使うのは、落ち葉を押し葉にしたものです。必要な材料は、文具店や100均などで売られているライトとトレーシングペーパー、接着剤となります。トレーシングペーパーに、あなたの好きな間隔で落ち葉を貼り付けていきましょう。
でき上がったら全体に接着剤を付け、トレーシングペーパーでサンドします。乾いたら縁取りをしたり筒状にしたりしてカバーを作り、中にライトを灯しましょう。
幼児や小学生も作れる!落ち葉工作アート6.アート
どんぐりの葉やイチョウなどお好みの葉で描こう
工作は苦手だけれど絵を書くのは好きという方は、落ち葉でアート作りをしてみましょう。色とりどりの落ち葉を使えば、簡単にアート作品ができるのでおすすめです。地面にハートマークや好きなキャラクターを描いたりして、子供と一緒に遊んでみてください。
模造紙のような大きな紙に貼り付けれて作れば、保存することも可能です。地面に作ったアートは写真に撮って残しても楽しいですし、手間もお金もかけずにすぐできますよ。
落ち葉をたくさん貼り付けて作る絵
ここから、紙に貼り付けて作るやり方を説明します。用意するのは、イチョウやもみじといったお好みの落ち葉と画用紙、クレヨンやペン、接着剤などです。落ち葉を画用紙に貼り付けて、好きな絵を書いてみましょう。
丸い葉とイチョウを組み合わせてゾウにしたり、落ち葉を丸くカットしてブドウを描いたりなど、自由な発想で楽しく作れます。虫や動物を作る際は、紙にクレヨンやペンなどで目を書いて切り取ったものを貼ったり、背景を描いたりしてもいいですよ。
幼児や小学生も作れる!落ち葉工作アート7.モビール
もみじやどんぐり・松ぼっくりを吊るして楽しい
落ち葉と同時期に拾えるものに、どんぐりや松ぼっくり、枯れた小枝などがあります。それらを組み合わせることで、部屋のインテリアとなる可愛いモビールができあがります。
材料のほとんどは、秋頃になると戸外で拾えるものばかりなので、材料費がかからない点が魅力です。落ち葉は秋冬限定でしか手に入らないため、是非一度は作品づくりに挑戦みてくださいね。
モビールの作り方と色の塗り方
準備するものは、落ち葉や枯れ枝、どんぐり、松ぼっくり、木の実、絵の具、毛糸などです。
まず落ち葉や木の実、枝の汚れを拭き取り、葉は押し葉にすると扱いやすくなります。絵の具で好きな色にペイントした葉っぱや松ぼっくりを、毛糸につなげていきましょう。同じく、毛糸をぐるぐると巻きつけた枝も取り付けていきます。1本だけでなく数本飾れば、モビールらしさがアップしますよ!
落ち葉へのペイントのコツ
落ち葉に色塗りする場合は絵の具を水で溶かずに、そのままの状態で筆につけて塗ってください。筆だけでなく指を使ったり綿棒につけて水玉模様を作ったりして、落ち葉をアレンジしながら楽しみましょう。
松ぼっくりに金や銀、白などのペイントをすると、クリスマス飾りとしても使えますよ。工夫次第でさまざまな作品ができるので、落ち葉や松ぼっくりの色塗りの方法を覚えておくと便利です。
工作用に!もみじやイチョウの落ち葉の種類と色
工作に使える色とりどりの落ち葉は、種類によって色や形に特徴があります。多くの植物は秋になると赤く変化してきますが、中にはイチョウのようにきれいな黄色に色づく種類もありますよ。どんな植物がどのような形をしていて何色になるのか、それぞれの種類や色をご紹介します。工作づくりのヒントとして、ご活用ください。
もみじの色と種類
もみじとはカエデ科の葉で、落葉の前に色が変わる現象のことを差す言葉です。カエデの種類によって大きさや葉の切り込み具合が異なり、色もまだ青々とした緑から赤、オレンジ、茶色などがあります。落ち葉アートを作る上で、赤系の色が欲しいときにはもみじが役立つでしょう。
イチョウは独特の形が特徴
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秋になると葉が色づく植物の中で、ひときわ特徴的な形をしているのがイチョウです。扇が開いたような形で真ん中に切り込みがあり、色は緑から黄色に変化します。雄株や雌株など木の種類によって色や形に違いがあるため、それぞれの植物の個性を活かした作品づくりも楽しんでみましょう。
まとめ
落ち葉工作を楽しもう
秋を彩ったきれいな落ち葉を使って遊べる楽しい工作を、7つご紹介してきましたがいかがでしたか?もみじ狩りというイベントがあるように、落ち葉は拾い集めるだけでも楽しめます。しかし、持ち帰ったものを使って作品づくりをすれば、芸術の秋を楽しめる季節の遊びにもなるでしょう。また、子供の想像力や手先の器用さの向上にも役立ちますよ。
色塗りのコツを知らないと上手く塗れない可能性があるので、今回ご紹介した記事を参考にしてみてください。本記事が落ち葉工作づくりの際に、お役に立てたら嬉しいです。
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