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コツはたったの5つ!1人でも簡単なタープの立て方!ソロキャンプで絶対役立つ!

ソロキャンプでもタープを使いたいが、1人ではタープの立て方が分からない、と諦めていませんか?複数人でのキャンプに多く利用されるタープですが、コツさえわかれば1人でも簡単に立てることができます。そんなソロキャンプの際のタープの立て方などについて解説します。
2020年8月28日
海龍
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1人でできるタープの立て方を徹底解説

キャンプ場に行ったら必ずと言っていいほど見られるタープ。ソロキャンプでも使える優れものですが、設営にはコツが必要です。そんなソロキャンプの際のタープの立て方の注意点やコツなどについて解説します。ソロキャンプでタープを立てたい人は是非参考にしてください。

キャンプで使われるタープの種類

まず、一般的なタープの種類について解説します。それぞれに長所と短所があり、人数やキャンプのスタイルで選ぶ必要があります。そんなタープの種類の名称と特徴について解説します。

レクタタープ

レクタタープは幕の形が長方形のタープで、スクエアタープともいわれます。タープの中でも面積が広く、大人数でのキャンプにおすすめです。アレンジが効いた設営もできるため、高い人気を誇ります。しかし、収納性が低く、設営の時間も要するため、複数人でのキャンプ向きです。

ヘキサタープ

幕の形が六角形のタープで、少人数から大人数まで幅広く使えます。設営時のフォルムの美しさも魅力の一つで、様々なアレンジが効いた設営も可能です。設営方法も簡単なため1人で行うソロキャンプでも設営が可能です。しかし、レクタタープと比較すると面積が狭くなります。

ウイングタープ

ウイングタープは幕の形がひし形のタープで、簡単に設営できる上、コンパクトに収納できます。そのためウイングタープはソロキャンプにおすすめです。また、ウイングタープはアレンジが効いた設営も行えます。しかし、面積が狭く、複数人での使用には向きません。

スクリーンタープ

スクリーンタープは自立式のタープで、一見するとテントに近い形状です。他のタープと比較すると面がメッシュなどで覆われているため、開放感に劣りますが、雨風を防げる上、防虫性にも優れています。しかし、大型のタイプが多く、収納性に劣る上、設営も大変なため、ソロキャンプには不向きです。

タープの立て方の簡単な流れ

タープの立て方の流れについて解説します。どの種類でも基本的な張り方の流れは同じですが、この流れを知っているのと、知らないのとでは、設営時間に差が生じます。また、大体の流れを知らないと、1人での設営は困難です。ここではそんな張り方の流れを解説します。

タープを広げメインポールを置く

まず、タープを広げます。この時、半分に折りたたんでいると、風に飛ばされにくい上、設営も楽なのでおすすめです。この時点で、張り綱も結んでおくと、より楽になります。広げたらポールをタープの直線状に置きます。

ペグを打ちロープを結ぶ

それぞれのパーツを配置したら、ペグを打ちロープを結びます。ロープには自在金具が取り付けられており、ロープの張り方を変えられます。ポールを固定するロープは基本的に1本で両側をペグ、真ん中にポールといったように結びます。

メインポールを立てる

ロープを結んだら、ポールを立てるのですが、立てる前に、ポールの場所に目印を付けると、綺麗に立てることができます。また、ポールは地面に対して垂直にするよりも、やや外側を向いている方が綺麗に立てられます。

張り綱をペグダウンして完了

ポールを立てたら、張り綱をペグダウンします。張り方のコツはタープの中央から真っすぐ伸ばした場所にペグダウンすることです。この張り綱は種類によって数が異なり、ヘキサタープなら4か所、ウイングタープなら2か所です。

タープ設営の際の注意点① 場所

設営場所には注意が必要です。平らであることや草木が生い茂る場所を避けることは前提ですが、それ以外にも避けるべき場所があります。ここからは設営場所に関する注意点を解説していきます。


木の下

木の下は雨風も防げる上、日光なども効率よく防いでくれるため、絶好の場所だと思われがちですが、実は違います。キャンプ中に天候が悪くなり雷雨に見舞われる可能性も否定できません。そんな中で木の下でキャンプを行うと、落雷に遭うことも十分考えられます。よって、木の下にはタープを張ってはいけません。

水辺の近く

河原や海岸でキャンプを行う際は水辺の近くにはタープを張ってはいけません。川が増水したり、高波に巻き込まれる危険性が考えられます。また、タープはそれらが分かっても簡単に撤収することはできません。そのため、水辺の近くには設営してはいけません。

崖の下

崖の下に設営する状況はないと思いますが、万が一利用するキャンプ場が崖下にあるなら、崖下の直近に設営するのは避けましょう。崖下は落石などの危険性があります。直撃すると、タープが破損するだけでなく命にかかわります。崖下には絶対にタープを設営してはいけません。

タープ設営の際の注意点② 向き

タープは向きにも注意が必要です。タープは向きによって大きく快適性に差が出ます。ここでは向きに関する注意点を解説します。

風向き

風はタープの天敵です。風向きに関係なく設営すると、突然吹いた突風によってタープが吹き飛ばされてしまいます。そのため、風向きを把握したうえで設営しなければなりません。風上側から設営を開始すると比較的簡単です。

日光の向き

タープの最大の役割は日差しの遮断です。日差しの向きを無視すると、タープの中であるにもかかわらず日差しが照り付ける、という状況となります。そのため、設営の際には日差しの向きにも注意が必要なのです。

タープ設営の際の注意点③ ペグ

最も注意が必要なことがペグです。風によってロープが引っ張られ、ペグが抜けてしまうと大変危険です。ロープの先のペグが暴れまわり、タープを傷つけるばかりか、周りの人にも危険が及びます。そんなペグダウンの際の注意点を解説します。

地面に対して斜めに打ち込む

斜めのペグダウンは基本中の基本です。斜めに打ち込むことで、ロープが引っ張られても抜けにくくなり、安全性を高められます。あまりの強風ならキャンプ自体を中止するべきですが、多少の風が吹いている場合や無風の場合でも必ずペグは斜めに打ち込みましょう。

地面に対応したペグを使用すること

ペグには豊富な種類があり、適した地面も異なります。地面に適したペグを使わないと、抜けやすくなってしまうのです。そのため、地面に適したペグを使いましょう。また、素材にも注意が必要です。一回の使用で曲がってしまうような貧弱なペグを選んではいけません。

1本のロープに対して2本のペグを使うことも

1本のロープに2本のペグを使えば力が分散し、より抜けにくくなります。そのため、風に対して不安がある場合は複数のペグを1本のロープに使って固定してみましょう。ちょっとの風では抜けなくなるため、おすすめです。

1人でできるタープの立て方のコツ①

ペグダウンの位置

1人で設営する際のコツの一つにペグダウンの位置があります。設営する際、ポールの固定のためにロープをペグに結び付ける必要があるのですが、そのペグの場所がわからない人がいます。そこでペグの位置を決めるコツを解説します。ヘキサタープもウイングタープも同じ方法なので是非参考にしてください。

メインポールを使って場所を決める

ペグダウンの位置を決める際にはポールを使用します。タープを広げた後、ポールをタープに対して真っすぐ配置します。その後、タープの反対側にあるポールの足を軸に時計の針のように90度回転させます。回転させたらポールの先端がペグダウン位置です。反対側も同様の方法でペグダウンする位置を決められます。


1人でできるタープの立て方のコツ②

2本のポール立て方のコツ

ポールを立てる際は、グロメットと呼ばれる小穴にポールを通した後にロープを通します。つまりロープとポールでタープ自体を固定します。順番を間違えると、風が吹いた際に飛んで行ってしまいます。それからポールを立てるのですが、ソロキャンプでは2本のポールを立てるのに苦労します。そこでポールの立て方のコツを解説します。

ポールを立てる前にロープの張り方を確認

ポールを立てる前にロープの張り方を確認します。この張り方が緩いとポールを立てても、すぐに倒れてしまいます。一方で張り方が強いと、ポールを立てられません。ちょうどよい張り方はポールを寝かした状態でロープを持ち上げた際、腰くらいまで上がる張り方がおすすめです。

1人でできるタープの立て方のコツ③

綺麗な立て方のコツ

タープを綺麗に立てれば、見た目も良いですし、強度も高くなります。しかし、綺麗な張り方にはコツがあるのです。そんな綺麗な張り方を解説します。ヘキサタープでもウイングタープでも同様の方法なので是非参考にしてください。

ポールの立て方や張り綱で綺麗に張るコツ

ポールは最終的に少し外側を向くと安定する上、見栄えも綺麗です。ポールは張り綱をペグダウンした後の最後に調整すれば、より綺麗に張れます。張り綱のペグダウンする位置は中央から真っすぐ伸ばした場所です。この時、自在金具の位置を調整すれば、風の逃げ道を作れます。

1人でできるタープの立て方のコツ④

強風時のタープの立て方のコツ

あまりにも風が強い日にはキャンプ自体を中止するべきですが、タープ設営に支障がない程度の風が吹いている日にキャンプを行う場合の立て方のコツを解説します。タープは風に非常に弱く、少しの風が原因で、飛ばされてしまったり、ペグが抜けてしまったり、といった事故が発生します。そのため、風がある日にタープを設営する際には風に耐えられる工夫が必要です。

向きと強く張ることで強度アップ

タープは風に弱いと説明しましたが、風の通り道を作ることで、ある程度の風に耐えられます。それに加えて、各所のロープを強く張ればさらに強度が上がります。風の通り道を作る設営方法は風上と風下にポールを配置することです。そうするとタープ内に風の通り道ができ、風の影響を受けにくくなるため、飛ばされにくくなるのです。

1人でできるタープの立て方のコツ⑤

状況に合わせたアレンジ術

タープは工夫すれば様々なアレンジができます。ここではどういったアレンジがどういったときに役に立つのか紹介します。もちろんソロキャンプでも簡単にアレンジ術が使えるため、状況に合わせて工夫すればより快適なキャンプを行えます。

風が強い日は低めに設営

タープを低めに設営すれば、風により強くなります。風の強さに合わせてタープの高さを変えることで、風の影響を受けにくくなるため、風がある日にはおすすめの設営方法です。立て方はヘキサタープでもウイングタープでも同じなので是非試してみてください。

日差しが強い日は面積を広く

面積をできる限り広げる設営もできます。これは張り綱をできる限り伸ばしたり、ポールを複数使うことで、誰でも簡単にできます。ポールを使用する場合は荷物が増えてしまうため、ソロキャンプでは負担ですが、日焼けなどが気になるという人や人数が多い時にはおすすめの設営方法です。また、ヘキサタープの他にもウイングタープでも可能です。

ヘキサタープの簡単なアレンジ術①

プライベートを確保した垂直張り

タープの片側を地面ぎりぎりまで引っ張り、他の人の視線を遮ることでプライベートを確保できる張り方もできます。このような張り方を垂直張りといいます。この方法はタープ自体の面積は狭くなりますが、タープの片側を下ろすことで、プライベート空間の確保が可能です。そんな垂直型の設営方法を紹介します。

張り綱のペグダウン


ポールを立てるまでの設営方法は同じです。その後、片側の張り綱をペグダウンするのですが、ペグダウンの位置を通常の位置よりも近い場所に打ち込みます。近い場所にペグを打ちこむと、片側の屋根を地面から近い位置まで引っ張れます。

反対側にはポールを使用

反対側はポールを2本使い、屋根を持ち上げます。ポールを使うことで、、面積が小さくなる垂直型の欠点を補います。この時、屋根を平らにしてしまうと雨が降ってきた際に水の逃げ道がなくなってしまうため、ポールとポールの間の張り綱を使い、一部だけ屋根を低くし逃げ道を作りましょう。

ヘキサタープの簡単なアレンジ術②

片側を低くする飛行機張り

タープの片側を低くする飛行機張りを解説します。タープに使用する2本のメインポールのうち、1本を半分の長さまで組み立てることで、タープの片側を通常の半分の低さにできます。また、この設営方法はヘキサタープだけではなくウイングタープでも可能です。

1本のメインポールの長さを半分にするだけ

飛行機張りは1本のポールの長さを半分にすること以外は通常の設営と変わらないため、ソロキャンプでも簡単にできます。ヘキサタープだけではなくウイングタープでもできますが、ウイングタープの場合は防風性や防雨性が弱くなるため注意が必要です。

ヘキサタープの簡単なアレンジ術③

テントとの組み合わせにおすすめのムササビ張り

飛行機張りに近い形ですがムササビ張りを紹介します。これはポールを1本しか使用せずに片側を直接ペグダウンします。片側が完全にふさがるため出入りは片側からしかできませんが、その分プライベートが確保される上、風や雨なども防いでくれます。

メインポールの代わりに直接ペグダウン

ムササビ張りはポールを1本取り除き、代わりに直接ペグダウンします。張り方は1本のポールを立ててから、反対側をペグダウン、その両隣も同様にペグダウンします。メインポールの両隣は通常通り張り綱を使用してペグダウンしますが、できる限り短くすれば、密閉性が高いテントに近い形にもできます。

タープの立て方は1人でも簡単!

タープは大人数でのキャンプはもちろん、ソロキャンプの際にも非常に役に立つ便利な道具です。種類も豊富で大人数で使えるヘキサタープ、ソロキャンプにおすすめのウイングタープなど様々です。設営もやり方さえわかってしまえば1人でも簡単にできます。タープを使用すればキャンプがより楽しく快適になるので、是非タープを使ってキャンプを行ってみてください。

おすすめのタープについて気になる人はこちらもチェック

タープには様々な種類があり、初心者の人はどの種類のタープを選んで良いのかわからない、という人もいると思います。そんなタープ選びに迷っている人はこちらの記事もチェックしてみてください。おすすめのタープに関する情報が具体的に掲載されています。是非参考にしてください。