アフリカツインのスペック:はじめに
ホンダのCRF1100Lアフリカツインは2019年12月に販売が開始されたアドベンチャーバイクです。アドベンチャーツアラーへの人気が定着した今、CRF1100Lアフリカツインの本格的なダート走行性能に期待しているオフロードバイクファンは多いことでしょう。ここではCRF1100Lのスペックを徹底検証します。
アフリカツインはアドベンチャーツアラー?
CRF1100Lアフリカツインはオフロードバイクだと捉えたほうがいいですね。アドベンチャーツアラーとオフロードバイクの線引きは難しいのですが、ホンダはカテゴライズが厳密。ホンダではオフロード走行を想定したバイクをアドベンチャー、アスファルト走行をメインにしたバイクをクロスオーバーとカテゴライズしています。
新型アフリカツインは旧型CRF1000Lを超えたか?
CRF1100LアフリカツインはCRF1000Lアフリカツインをベースに開発されています。ホンダはCRF1100Lアフリカツインを新規モデルとして販売していますが、実質上はCRF1000Lアフリカツインからのフルモデルチェンジです。記事の後半では中古車の存在が気になるCRF1000Lアフリカツインとも比較しますね。
では本題!ホンダのCRF1100Lのスペックを徹底検証します。なお、この記事は2020年5月19日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
新型アフリカツインのスペック:車体サイズ
CRF1100Lアフリカツインの車体サイズは非常に大柄だといえます。ここまで車体サイズが大きいと、取りまわしよりも保管場所に注意が必要です。駐車場付きの戸建て住宅では自動車の駐車スペースを脅かすレベル。集合住宅の駐輪場なら購入前に管理人さんの了解が必要だといえます。
アフリカツインの車体サイズを比較
車体サイズを750cc以上の大型バイクと比較しても、CRF1100Lの車体サイズは大柄です。CRF1100Lアフリカツインより大柄なバイクは同じくホンダのゴールドウイング、同等なのはスズキのVストローム1050やヤマハのFJR1300。気軽に乗り出せる車体サイズではありません。
【2020新型アフリカツインのスペック比較:車体サイズ】
CRF1100L アフリカツイン (STD) |
大型バイク 平均値 (750cc以上) |
|
全長 mm |
2310 | 2199.4 |
全幅 mm |
960 | 843.9 |
全高 mm |
1355 | 1251.7 |
※2020年5月19日現在
STDとアドベンチャースポーツの車体サイズ
ホンダ CRF1100Lアフリカツインアドベンチャースポーツ
記載した数値はSTDのスペックで、アドベンチャースポーツの全高は1560mmもあります。しかし、STDとアドベンチャースポーツの車体サイズを比較する必要はありません。バイクの操作に関わる全長や全高は同じなのです。ちなみに、足回りがスパルタンな限定モデルSは全長が2330mmとなっています。
新型アフリカツインのスペック:エンジン
CRF1100Lアフリカツインには水冷OHC4バルブの直列2気筒エンジンが搭載されています。排気量は1082ccです。2気筒エンジンで注目したいのはクランク角。CRF1100Lアフリカツインの2気筒エンジンは270度位相クランク。不等間隔爆発が力強い蹴り出し感を生み出します。
アフリカツインの最高速度
CRF1100Lアフリカツインの理論上の最高速度を計算すると、排気量の割に控えめな印象を受けます。750cc以上の大型バイクでCRF1100Lより最高速度が低いのはカワサキのW800とヤマハのボルト。CRF1100Lアフリカツインのエンジンは扱いやすい特性になっていると考えられます。
【2020新型アフリカツインのスペック比較:最高速度】
CRF1100L アフリカツイン (STD) |
大型バイク 平均値 (750cc以上) |
|
最高速度1 km/h |
215.2 218.6 |
245.8 |
最高速度2 | 179.3 182.1 |
200.8 |
※最高速度1:最高出力を発生させるエンジン回転数での理論上の速度
※最高速度2:最大トルクを発生させるエンジン回転数での理論上の速度
※上段:6MT、下段DCT
※2020年5月19日現在
6MTとDCTで最高速度が違う原因
CRF110Lアフリカツインの6MTとDCTで最高速度に違いがあるのは変速比と一次減速比が原因です。DCTの最高速度が高くなっていますが、その差はわずかだといえます。変速比だけをみればDCTがハイギヤードな印象を受けますが、総減速比はほとんど同じ。ホンダはDCTの低い一次減速比を変速比で補ったと考えられます。
新型アフリカツインのスペック:足回り
CRF1100Lアフリカツインの足回りはハイスペックでありながらも実用的なレベルだといえます。フレームは剛性感としなやかさを両立したセミダブルクレードル、フロントのサスペンションストロークは185mm、リヤのアクスルトラベルは180mm。取扱説明書とは別にサスペンションセッティングガイドが付属しています。
オフロードからツーリングまで楽しめる足回り
CRF1100Lアフリカツインの足回りをヤマハのテネレ700と比較すると、少し物足りない印象を受けます。テネレ700のフロントサスペンションストロークは210mm、リヤアクスルトラベルは200mmです。しかし、ビッグオフのスペックをオフロードで引き出せるのは一部のエキスパートライダーのみ。そう考えると、ツーリング寄りのCRF1100Lアフリカツインは実用的だといえます。
【2020新型アフリカツインのスペック:足回り】
CRF1100L アフリカツイン (STD) |
||
フレーム | セミダブルクレードル | |
F | サス | 倒立フォーク フルアジャスタブル |
タイヤ | 90/90-21 | |
R | サス | プロリンク フルアジャスタブル |
タイヤ | 150/70-18 |
※2020年5月19日現在
アドベンチャーツアラーESの電子制御サスペンション
ホンダ CRF1100LアフリカツインアドベンチャースポーツES
CRF1100LアフリカツインのアドベンチャーツアラーESには減衰力を電子制御するショーワ製のEERAが採用されています。マルチインフォメーションディスプレイでサスペンションセッティングできる優れもの。また、限定モデルSの足回りはテネレ700よりスパルタンなスペックです。Sのフロントサスペンションストロークは230mm、リヤアクスルトラベルは220mmになっています。
新型アフリカツインのスペック:街乗り
CRF1100Lアフリカツインの街乗りに関するスペックを確認すると、足つき性は車体サイズの割に良好だといえます。CRF1100Lアフリカツインはシートの取り付け位置でシート高を変更し、足つき性をライダーの体格に合わせられます。小柄なライダーには厳しい足つき性ですし、毎日の通勤や通学には手こずるシート高ですが、ツーリングでは実用的な範囲だといえます。
車体サイズの割に街乗り性は良好!
CRF1100Lの街乗りに関するスペックを750cc以上の大型バイクの平均値と比較すると、シート高、車両重量、最小回転半径、いずれの数値も下回っています。シート高や車両重量は750cc以下の大型バイクの平均値に近く、最小回転半径は400ccクラスの平均値に近いですね。CRF1100Lアフリカツインは大柄な車体サイズにさえ慣れれば街乗りでも苦行を強いられないバイクだといえます。
【2020新型アフリカツインのスペック比較:街乗り】
CRF1100L アフリカツイン (STD) |
大型バイク 平均値 (750cc以上) |
|
シート高 mm |
810/830 | 814.4 |
車両重量 kg |
226 236 |
243.0 |
最小回転半径 m |
2.6 | 30.1 |
※上段:6MT、下段DCT
※2020年5月19日現在
限定モデルSの街乗り性は手強い
一方、CRF1100Lアフリカツインの限定モデルSのシート高は850/870mmになっていますので、ライダーの体格を選ぶ足つき性だといえます。シート高850/870mmという数値はオフロードバイクとしては標準的あるいはそれ以下なのですが、フル装備のアドベンチャースポーツES/DCT〈S〉の車両重量は250kgですので、街乗りでは車両重量に手強さを感じることでしょう。
新型アフリカツインのスペック:高速道路
CRF1100Lアフリカツインの高速道路走行を想定した速度のエンジン回転数を計算すると、大型バイクらしい結果が出ました。250ccクラスのオフロードバイクで高速道路を走行すると余裕がほとんどありません。しかし、CRF1100Lアフリカツインは林道ツーリングができるエリアまで高速道路を利用しても疲労を蓄積しにくいといえます。
高速道路は平均的なスペック
750cc以上の大型バイクの平均値と比較すると、CRF1100Lアフリカツインの高速道路走行を想定したエンジン回転数は平均的だといえます。エンジン回転数を心地いい範囲まで上げられますので、高速道路走行で退屈な思いをしなくていいですね。また、270°位相クランクの不等間隔爆発が生み出すパルス感は高速道路でもツーリング気分を高めてくれます。
【2020新型アフリカツインのスペック比較:高速道路】
CRF1100L アフリカツイン (STD) |
大型バイク 平均値 (750cc以上) |
|
100km/h rpm |
3485(55.8) 3431(54.9) |
3695(51.8) |
80km/h rpm |
2788(44.6) 2745(43.9) |
3035(42.6) |
※各速度での理論上のエンジン回転数(トップギヤ)
※()内は最大トルクを発生させるエンジン回転数比(%)
※上段:6MT、下段DCT
※2020年5月19日現在
フルアジャスタブルサスペションで高速道路を快適に
CRF1100Lアフリカツインのフルアジャスタブルサスペンションは高速道路でアクセスする林道ツーリングで威力を発揮します。一般道は標準、高速道路はスポーツ、林道ではオフロードなど、シーンに合わせて調整できるからです。さらに、アドベンチャースポーツESの電子制御サスペンションならディスプレイからサスペンションのセッティングが変更できます。
新型アフリカツインのスペック:電子制御
CRF1100Lアフリカツインの6軸IMU(慣性センサー)はライダーをサポートする中枢の役割を果たします。バイクの楽しさは操るスポーツ性にありますが、人間の能力には限界があります。ましてや私たちはエキスパートライダーではありません。CRF1100Lアフリカツインの6軸IMUはライダーの手助けをし、ツーリングを快適にしてくれます。
エキスパートでなければDCTのメリットは大きい!
CRF1100Lアフリカツインの6軸IMUはDCTの制御も行っています。五感をもとにCRF1100Lアフリカツインを6MTで操るのも楽しいですが、DCTはアクセルワークとマシンコントロールに集中しやすいですね。CRF1100LアフリカツインのDCTは完成の域に到達しましたので、エキスパートライダーでなければDCTを選択する価値があります。車両重量が10kg増となりますが、重くなるのはエンジンの腰下です。
6軸IMUがライディングに集中させてくれる
CRF1100Lアフリカツインの6軸IMUはエンジンのトルク特性を選べるライディングモードセレクトや、予期せぬスリップを制御するトルクコントロールシステムにも活用されています。CRF1100Lアフリカツインはこれまでライダーが無意識に行ってきたことをしてくれますので、より安全運転に集中しやすいですね。大型バイク初心者にとっては経験を手に入れたのと同じだといえます。
新型アフリカツインのスペック:総括
ここまでCRF1100Lアフリカツインの基本的なスペックを確認してきました。総括すると、CRF1100Lアフリカツインは大柄な車体サイズの割には扱いやすいアドベンチャーバイクだといえます。ラリーマシンを思わせるかっこいいデザインでありながら、中身はとてもフレンドリー。ライダーの要求を従順に受け止め、サポートしてくれるアドベンチャーバイクです。
テネレ700との違いを比較
CRF1100Lアフリカツインを総括するうえで気になるのはヤマハのテネレ700です。CRF1100Lアフリカツインより軽量な車両重量や電子制御システムを切り捨てたシンプルな操作性など、キャラクターはCRF1100Lアフリカツインと正反対。シート高875mmの足つき性が気になるところですが、ローシートとローダウンリンクロッドでシート高を下げ、足つき性を改善したアクセサリーパッケージ(テネレ700ロー)もあります。
CRF1000L旧型アフリカツインと比較
また、CRF1100L新型アフリカツインのベースとなったCRF1000L旧型アフリカツインも気になります。中古車在庫も豊富ですので、CRF1100Lアフリカツインとの違いを把握して検討したいですね。
ここからはCRF1100L新型アフリカツインとCRF1000L旧型アフリカツインのスペックを比較し、CRF1000Lアフリカツインの中古車購入について検証します。
中古アフリカツインのスペック:車体サイズ
旧型アフリカツインは新型アフリカツインの車体サイズを比較すると、全長や全幅の差はわずかですが、全高の高さが目立ちます。これは新型アフリカツインSTDのフロントスクリーンが短いためです。フロントスクリーンが長いアドベンチャースポーツ同士で比較すると、体感できるほどの違いはありません。
新型で拡大された全幅
ホンダ CRF1000Lアフリカツインアドベンチャースポーツ
オフロードライディングではハンドル幅が広いほどバランスを取りやすいため、新型アフリカツインは全幅が広くなっています。ホイールベースも新型アフリカツインのほうが15mm短いですね。逆にいえば、アスファルトメインのツーリングライダーは旧型アフリカツインも検討する価値があります。
【2020新型アフリカツインのスペック比較:車体サイズ】
CRF1000L アフリカツイン |
CRF1100L アフリカツイン |
|
全長 mm |
2330 2340 2340 |
-20 -30 ‐ |
全幅 mm |
930 | +30 |
全高 mm |
1475 1570 1510 |
-120 -50 ‐ |
※上段:STD、中段アドベンチャースポーツ、下段アドベンチャースポーツタイプLD
※2020年5月19日現在
中古アフリカツインのスペック:エンジン
新型アフリカツインは旧型アフリカツインのエンジンをベースに開発されています。ボアはそのままにストローク量を75.1mmから81.4mmへと変更することで排気量が拡大されました。ピークパワーを高めるためではなく、力強いエンジンフィーリングを得るために排気量が拡大されたと考えられます。
エンジンスペックはほぼ互角
理論上の最高速度を比較すると、新型アフリカツインのほうが旧型アフリカツインより速い設定になっていますが、その違いはごくわずかです。最大トルクを発生させるエンジン回転数での理論上の速度も高められていますね。新型アフリカツインのエンジンはピークパワーよりも実用域での扱いやすさが重視されたと考えていいでしょう。
【2020新型アフリカツインのスペック比較:最高速度】
CRF1000L アフリカツイン (STD) |
CRF1100L アフリカツイン (STD) |
|
最高速度1 km/h |
214.1 216.2 |
+1.1 +2.4 |
最高速度2 | 171.3 173.0 |
+8.0 +9.1 |
※最高速度1:最高出力を発生させるエンジン回転数での理論上の速度
※最高速度2:最大トルクを発生させるエンジン回転数での理論上の速度
※上段:6MT、下段DCT
※2020年5月19日現在
中古アフリカツインのスペック:足回り
新型と旧型のアフリカツインで違いがもっとも著しいのは足回りです。フレーム形式は旧型アフリカツインと同じセミダブルクレードルのままですが、左右のフレームをつなぐクロスパイプが積極的に省略されています。オフロード走行では新型のしなやかさ、高速道路走行では旧型の剛性感にメリットがあるといっていいですね。
サスペンションストロークやアクスルトラベルを比較
サスペンションはフレームと逆行した変更がされています。フロントのサスペンションストロークやリヤのアクスルトラベルを比較すると、足の長さは新型アフリカツインがツーリング寄り、旧型アフリカツインがオフロード寄りです。新型アフリカツインのサスペンションは旧型アフリカツインのアドベンチャースポーツタイプLD相当。ちなみに、限定モデルSのサスペンションは旧型アフリカツインSTDと同等スペックです。
【2020新型アフリカツインのスペック比較:サスペンション】
CRF1000L アフリカツイン |
CRF1100L アフリカツイン |
|
F mm |
230 252 (185) |
-45 -67 (0) |
R mm |
220 240 (180) |
-40 -60 (0) |
※上段:STD、中段:アドベンチャースポーツ、下段:アドベンチャースポーツタイプLD
※2020年5月19日現在
新型はよりツーリング向けの足回り
新型アフリカツインのフロントサスペンションストロークやリヤアクスルトラベルが旧型アフリカツインアドベンチャースポーツタイプLDと同等となったのは、日本国内のツーリングでタイプLD以上のスペックが求められなかったためだと考えられます。エキスパートライダー向けのスペックより、フラットダートを想定したスペックのほうが現実的です。
中古アフリカツインのスペック:街乗り
新型アフリカツインSTDには旧型アフリカツインアドベンチャースポーツタイプLDのサスペンションが採用されたと先述しましたが、これは新型アフリカツインは街乗りでの扱いやすさも考慮されたためだと考えられます。また、新型アフリカツインのリヤフレームは40mmスリムに設計され、足つき性が改善されました。体感的な軽さを実現するためにリヤフレームはアルミ製です。
アドベンチャーツアラータイプLDは完成形
旧型アフリカツインのSTDやアドベンチャースポーツのシート高はオフロードバイクとしては標準的なものの、車両重量が230kgを超えるバイクとしては非常に足つき性が悪い印象を受けます。しかし、旧型アフリカツインアドベンチャースポーツタイプLDのシート高なら標準的な日本人男性の体型でも支えられる足つき性。旧型アフリカツインアドベンチャースポーツタイプLDが旧型アフリカツインの完成形だといっていいですね。
【2020年新型アフリカツインのスペック比較:街乗り】
CRF1000L アフリカツイン |
CRF1100L アフリカツイン |
|
シート高 mm |
850/870 870/890 810/830 |
-40 -60 ‐ |
車両重量 kg |
230(240) 243(253) 242(252) |
-4 -5 ‐ |
最小回転半径 m |
2.6 | 0 |
※上段:STD、中段:アドベンチャースポーツ、下段:アドベンチャースポーツタイプLD
※()内はDCT
※2020年5月19日現在
比較総括:新型アフリカツインを選ぶなら…
新型アフリカツインはエンジンが扱いやすくなり、オフロード走行を意識した足回りが与えられ、シート高は苦行を強いられない足つき性になりました。旧型アフリカツインはユーザーの選択肢を増やすために足回りや装備のバリエーションを増やし、人気のタイプを探りながらマイナーチェンジを繰り返した印象を受けます。
国内ツーリングに向けて最適化された新型
新型アフリカツインは国内ツーリングを想定して最適化されたといえます。パワーアップでもなく、走破性アップでもなく、紛れもなく最適化。6軸IMUの電子制御が魅力的です。ツーリングのスタイルは相棒となるバイクのキャラクターで変わることもありますので、汎用性が高いアフリカツインは多くの人に愛されるアドベンチャーバイクに仕上がっていると断言できます。
比較総括:旧型アフリカツインを選ぶなら…
中古の旧型アフリカツインも検討する価値があります。STDやアドベンチャースポーツの足長なサスペンションはダート走行で威力を発揮します。また、旧型の剛性が高いフレームはアスファルトオンリーのツーリングで魅力的です。また、旧型アフリカツインのアドベンチャースポーツはサイドパイプなどが標準装備!メインスタンド(オプション)が付いた中古車を選べば荷物の積載がしやすいですね。
旧型アフリカツインの中古車を検討するなら
旧型アフリカツインの中古車を検討するなら、ツーリングのスタイルを見極めてからがおすすめです。オフロード走行を楽しみたいならSTDやアドベンチャースポーツ、アスファルトオンリーのツーリングなら足つき性のいいアドベンチャースポーツタイプLDがおすすめ。しかし、アフリカツインの人気は衰えないので、中古車価格は割高な印象を受けます。当然ながら、DCTの制御は旧型よりも新型のほうがライダーの感覚に近いですね。
アフリカツインのスペック:まとめ
アフリカツインは国内ツーリング最強のアドベンチャーバイクだといえます。アスファルトメインのアドベンチャーツアラーが多い中、アフリカツインはオフロード走行を想定した貴重な存在です。セミダブルクレードルフレームとフロント21インチホイールがその証。2020年モデルの新型はさらに国内ツーリング向けへと最適化され、従順にライダーをサポートします。新型アフリカツインのあり方を模索した旧型アフリカツインの個性も見逃せません。
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ホンダ CRF1100Lアフリカツイン(STD)