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サルスベリ(百日紅)の育て方!立派に花を咲かせるコツや剪定方法をご紹介!

サルスベリ(百日紅)育て方をお探しですか?開花時期には赤やピンクなどの鮮やかな色の花を咲かせる木で盆栽にも人気です。種まきから栽培できるサルスベリ(百日紅)の育て方や植え替え・剪定などのお手入れ方法までご紹介しましょう。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

盆栽でも楽しめる!サルスベリの育て方

サルスベリは木いっぱいのあざやかな赤やピンクの花が咲くことでとても目立ち、自分だけでなく道ゆく人たちの目を楽しませてくれ庭植えけだけでなく鉢植えの盆栽としても人気があります。この植物は種まきから育てることが一般的だということをご存知でしたか?今回はサルスベリ栽培のコツを水やりや肥料だけでなく種まきから植え付け・植え替え・剪定など時期を限定するお手入れまで詳しく解説していきましょう。

サルスベリ(百日紅)について

サルスベリは人気の植物。花を楽しむ樹木ですが、剪定により枝ぶりや樹姿を楽しむ盆栽としても多くの方が栽培しています。まずは基本情報や名前の由来を御覧ください。

基本情報

科・属:ミソハギ科サルスベリ属
原産地:中国南部
英語名/学名:Crape-myrtle/Lagerstroemia indica

開花時期

サルスベリの花は明るい日差しが似合う鮮やかな赤やピンク(白もある)。この鮮やかな花色には明るい日差しがよく似合います。開花時期は夏8月ころ。あまり開花時期は長い植物ではありませんが、いっせいに木いっぱいに花を付けることから庭木や盆栽として大変人気があります。

名前の由来

サルスベリの名前はその樹皮の様子を見ればすぐにわかるでしょう。樹木はそのほとんどが表面は鱗のような硬い樹皮で覆われていますが、この木はその樹皮がはがれてすべすべとした幹があわらになっています。このことから猿でも滑る(くらいツルツルの幹の)木ということでサルスベリと呼ばれるのです。

百日紅という名前

サルスベリは7月から10月くらいまで開花時期がある品種もあります。一番見頃の盛りの時期1ヶ月ほどと短いですが、それにこだわらなければ意外と長く楽しめることでしょう。百日紅というのは中国で付けられた名前。百日間楽しめる紅(赤い花)ということでこの文字があてられました。

サルスベリ(百日紅)の育て方やお手入れ1.日当たり

鉢植えの場合は移動も楽ですが、地植えにする場合はその置き場所に注意が必要です。向いていない場所だと花が付かないばかりか枯れてしまうこともあるので植え付け場所は選んでください。

サルスベリの置き場所

庭植えにする場合はできるだけ日当たりがよく水はけのよい場所に植え付けてください。鉢植えの場合も同様で、日中できるだけ日が当たるところに置くのがおすすめ。

栽培のコツ・日当たり

サルスベリの花の付き方は新芽の出方に大きく影響されます。すなわち木の成長が花の付き方を左右するといっても過言ではありません。日当たりが悪いと新しい芽ぶきも抑制されますので結果的に花が少なくなるだけでなく、日かげでは花が咲かないということも。美しい花を楽しむ樹木であるサルスベリは、日当たりにこだわるのが栽培のコツです。


サルスベリ(百日紅)の育て方やお手入れ2.土

日当たりに対して土に関してはあまり大変な作業は必要としません。しかしそんな中にも気をつけることがあるので、ご紹介しましょう。

サルスベリの土は

土を選ばない植物なので、水はけがよければ一般的な培養土が使用できます。例として腐葉土1に対してその倍量の赤玉土を混ぜたものなどで土づくりをしていきましょう。

栽培のコツ・土づくり

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鉢植えなどでこの植物を育てるときは、市販の培養土を買うとすぐ植え付けや植え替えができて便利です。鉢の容量を考慮して必要な分だけ買えば土の置き場所にこまることもないでしょう。高層住宅や集合住宅でのベランダ菜園には特におすすめ。

サルスベリ(百日紅)の育て方やお手入れ3.植え付け

苗を手に入れたら植え付けをしていきましょう。ポット苗の場合はそれほど気をつけることはありません。時期も暖かさを気をつければある程度適期から前後してもきちんと根づくでしょう。

サルスベリの苗を植え付ける

サルスベリをはじめて育てるという方は、ポットに入った苗を購入する場合が多いでしょう。根切りしていないものであれば気温さえ気をつければどの季節でも失敗が少なく植え付けることができます。

栽培のコツ・植え付け

植え付けの方法は、ポットの倍くらいの鉢穴をあけ底に油かすなどの肥料を元肥として施します。直接根に触れないよう土を少しかぶせてからポットから出した苗を根鉢を崩さずにそのまま埋めます。たっぷり水を与えて必要ならば活力剤も水にうすめて与えておけば発根をさらに促せるので根付きがよくなるでしょう。

サルスベリ(百日紅)の育て方やお手入れ4.植え替え

地植えの場合はあまり必要ありませんが、鉢植えの場合は株が大きくなりすぎると鉢が小さく水切れの不安が出てきますので、植え替えをしてあげましょう。

植え替えの時期

植え替えの時期目安は2年に1度。植え方などは植え付けのやり方と同様です。土に元肥となる緩効性肥料を混ぜ込んで植え替えてあげてください。

栽培のコツ・植え替え

盆栽など株の大きさをそのまま維持したいという場合には、剪定や根切りをおこなうと同じサイズの鉢に植え替えることができます。剪定の仕方については後述の剪定の章をご参照ください。

サルスベリ(百日紅)の育て方やお手入れ5.病害虫


見た目が重要な木ですので、病気や害虫の被害には気をつけたいですね。春から夏がこの病害虫の被害が出てくる時期ですが、実は落葉後の管理でも翌年に影響がでることも。

気をつける病気はうどんこ病

うどんこ病はカビの一種の病気で発生すると葉の光合成が阻止され枯れてしまうことも。基本的に前年から保有されている菌からの発生になりますので、剪定をおこなって風通しを良くする・古い枝を切り取るなどが大変効果的です。発生してしまった場合は葉や枝ごと切り取りすぐに焼却などの処分をしてさらに薬剤を散布するとよいでしょう。

気をつける害虫はカイガラムシ

貝殻のような虫がびっしりと幹などに付着して見栄えが悪いだけでなく、すす病の原因ともなります。発生時期は年に数回あるので暖かい時期は特に気を抜かず時々チェックするとよいでしょう。駆除には薬剤を使用します。

栽培のコツ・病害虫

気をつけたい病気や害虫がある木ですが、基本的に風通しをよくして発見した場合はすぐに侵された枝や葉・虫を取り除き薬剤を散布することで被害は大きくならずに済むでしょう。

病害虫対策の基本は健康な木

ついてしまった害虫や病気には薬剤などで対策をするのは大切ですが、病害虫に負けないような健康な株に育てることでその手間は激減するでしょう。一番簡単な方法としてはよい日当たりの場所で風通しのよい枝ぶりに剪定してあげることです。幸い現在病害虫に困っていない方は、まずは健康な木を育てることに尽力してみてはいかがでしょう。

サルスベリ(百日紅)の育て方やお手入れ6.剪定

大きな木の剪定は大変でついついおっくうになることもあるでしょう。しかし正しい剪定は美しい枝ぶりや花を増やしてくれる以外にも木を健康に保つためにも必要なことです。サルスベリの剪定のやり方は大きく分けて2種類。それぞれ解説していきます。

剪定で開花時期を長くする

剪定は木の形を整え花を増やすという目的だけでなく、風通しを良くして病害虫を防ぐという意味でも大変効果的な方法です。庭植えの大きな木ではなかなか剪定するのも大変ですが、できるだけおこなった方がきれいな花を長く咲かせてくれるでしょう。

剪定の時期とやり方

Photo byJazella

剪定時期でおすすめなのが目的に合わせた2つの時期。ひとつは花が終わりかけの頃。花がついている枝を早めに剪定することで再び花芽があがってきて開花時期が伸びます。もうひとつは一般的な切り戻しなどの剪定で、葉が落ちた後におこないます。強めに剪定することで大きな花が咲き、枝先だけを軽く剪定すると脇芽があがりやすくたくさんの小さめな花の房がつくことになります。

栽培のコツ・剪定

枝が込み入ってきたら面倒でも重なっている枝だけでも剪定してあげることで、健康で丈夫な木となるでしょう。内側まで日当たりがよくなることで花数が増えることものぞめます。剪定はサルスベリを育てる植えで大切な手入れ・お世話といえるでしょう。

サルスベリ(百日紅)の育て方やお手入れ7.増やし方

気に入ったらもっとたくさんの株が欲しいと思うこともあるでしょう。色違いの花や別の品種などを増やすのも良いですが、同じものをたくさん並べるのも素敵な庭の作り方のひとつです。自分でできるサルスベリの増やし方を3種類解説します。

増やし方3種類!ただし種まきは時間がかかる


サルスベリはいろいろな方法で増やすことが可能な植物です。どの方法も春から夏の暖かい時期におこなうのがポイント。ただし種まきから育てる苗は花が咲くまで数年かかるものもあります。

挿し木

挿し木は多くの植物でできるポピュラーな増やし方のひとつ。春3-4月ころに比較的若くて水々しい枝を選び15センチ程度カット。コップなどで水あげしてから植え付けると発根率があがります。清潔な土を乾かさないように管理して日かげで1ヶ月ほどで根が出てくるでしょう。

根ざし

根ざしは掘り起こした根を15-20センチほど切りそれを植え付けることで新しい株を作ります。おこなう時期は4-7月ころ。成功率は高いですが接ぎ木苗の場合咲いている花と違う品種の木になってしまいますのでご注意ください。

種まき

花後についた種をまくことで実生(みしょう)苗として増やすこともできます。その場合開花までに数年かかる品種もあるので、すぐに花が咲く新しい株が欲しいという方は別の方法がおすすめ。

種まきのやり方

種まき時期は春3-4月ころ。鉢などに種まき用の土を用意してそこに数個まき軽く覆土します。発芽までに1ヶ月くらいと長くかかる植物なので、土を乾かさないようしっかりと管理してあげてください。ある程度大きな苗になるまで育て、植え付けてください。

まとめ

種まきから育てる盆栽花サルスベリ

たくさんの花をつけ、剪定をおこなうことで長く花が楽しめるサルスベリ。人気の庭木としてだけでなく盆栽でも楽しむ人が増えています。コンパクトに仕立てるコツは剪定と植え替えにありました。増やし方もたくさんあり、比較的簡単に株数を多くできますので気に入ったら増やしてみるのもおすすめです。夏の明るい日差しに映えるあざやかな花色の植物。ぜひあなたのガーデニングの仲間に入れてあげてはいかがでしょうか。

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暮らし~のではこの他にもたくさんの植物の育て方やお手入れのやり方を解説した記事をご用意しています。盆栽の育て方や水やり・剪定など気になるものがあったら是非ごらんくださいね。