カランコエの育て方!手入れや増やし方のコツとは?夏に強くて初心者にも簡単!

カランコエの育て方!手入れや増やし方のコツとは?夏に強くて初心者にも簡単!

カラフルな花色も豊富できれいなカランコエは、花の開花期間も長く暑い夏にも強い丈夫な植物ですので、余計な手間もかける必要もない、手入れも育て方もやさしい花鉢です。初心者の方でもカランコエの簡単な増やし方のコツから育て方をご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.カランコエってどんな植物?
  2. 2.カランコエの特徴
  3. 3.カランコエの種類
  4. 4.カランコエという名の由来と花言葉
  5. 5.カランコエの育て方・管理その①
  6. 6.カランコエの育て方・管理その②
  7. 7.カランコエの育て方・管理その③
  8. 8.カランコエの育て方・管理その④
  9. 9.カランコエの育て方・管理その⑤
  10. 10.カランコエの育て方・管理その⑥
  11. 11.カランコエの育て方・管理その⑦
  12. 12.カランコエの育て方・管理その⑧
  13. 13.カランコエの育て方・管理その⑨
  14. 14.カランコエの育て方・管理その⑩
  15. 15.カランコエの上手な育て方のポイント
  16. 16.カランコエの育て方・まとめ

カランコエってどんな植物?

学名はKalanchoe、ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)で和名をリュウキュウベンケイという多肉植物です。花色もバリエーションが豊富で、肉厚の葉も変化にとんだ形をしています。熱帯地域原産で、アフリカからアラビア半島、東南アジア、東アジア地域に原種として約100種ほどの分布があります。現在、園芸品種として流通しているのは、マダガスカルが原産とされるカランコエ・ブロスフェルディアナ種を親種として、交配改良を経て育種されたものが一般に出回っています。葉姿も種々あり、観葉植物としても鑑賞できます。

カランコエの特徴

カランコエは、サボテンなどと同様に乾燥を好む多肉植物で夏のイメージが強い植物です。耐寒性はなく多湿を嫌う特徴があります。肉厚で光沢のある葉も特徴で、草丈1020cmほどの小型のものと、50cmにもなる種類があり観葉植物としても人気があります。葉元から数本の茎を伸ばして、その先にカラフルな小さな花を密集させて咲かせます。増やし方も簡単に行えます。ガーデニングでは多肉植物の寄せ植えとしてもOKですが、冬季は屋内で管理しますので、屋外での地への植え付けは不向きで主に鉢植えとして鑑賞します。

カランコエの花の咲き方

花を咲かせ始める時期は通常の植物とは違い、日照時間が短い時期に花芽を付けます。秋口以降から冬、春にかけて花を咲かせる理由はそのためなのです。屋内に置いておいて、夜の照明などが当たっていると、何時まで経っても花が咲かない状態となります。花を咲かせるには日照時間が短いことが条件で、陽が当たる時間が12時間以下となると花を咲かせるので「短日植物」と呼ばれています。

カランコエの種類

アフリカやマダガスカル、東南アジアなど熱帯地域を中心として広く分布していて、原種は約100種ほど有り、改良された園芸品種を加えると約200種以上を数えます。増やし方も容易ですので、育種されているものはバリエーションに富んでいて、草丈も大小有り、多肉植物特有の肉厚の葉の大きさや形、産毛が生えていたり、斑が入っているものなど種々なものがあります。特に花色は多種多様でカラフルな色合いを楽しめるのが魅力とされています。

カランコエの園芸品種

カランコエの流通品種はたくさんあり、カランコエ・ブロスフェルディアナ系は代表的な品種で最も多く流通しています。和名を「ベニベンケイ」と呼んで、この品種が改良されたものの総称してカランコエと呼称しているものが多くあります。この種の改良種には八重咲種や、矮性種もあります。変わった種類としては、低温になると葉が紅葉する観葉植物としても人気の、和名が「朱蓮(カランコエ・ロンギフローラ・ユッキネア)」や、全体に白っぽい毛で覆われている和名「月兎耳カランコエ・トメントーサ)」というこちらも観葉植物としても通用する種類があります。

代表的な園芸品種

細かい産毛が株全体を覆って白く見えることから「白銀の舞」と名がついていてて、観葉植物としても人気がある「カランコエ・プミラ」。葉から芽を出して子株を作ることから。“葉から芽”をもじってハカラメと呼ばれ、2mほど草丈を伸ばし、ベル形の花を咲かせる「カランコエ・ピナータ」。鋸歯型の葉を繁らせ、ベル形で縁取りが黄色い花をたくさん咲かせる「カランコエ・ウエンディ」。伸ばした茎の先に波打つ様な葉をたくさん付けるユニークさと、全体にベルベットの様な柔らかい毛で覆われる、葉色も変化することから観葉植物しても人気がある「カランコエ・ベハレンシス」。小型の鉢植えで、園芸店などの店頭で多く見られる種で、鉢からこぼれんばかりに葉を繁らせてカラフルで星形をした小柄の花をいっぱいに咲かせる「カランコエ・ミリオンスター」などが主な種です。

カランコエという名の由来と花言葉

カランコエという名前は、「加籃菜」という中国名の発音からとされ、これがそのまま英名「Kalanchoe」となったという説があります。和名の「紅弁慶(べにべんけい)」は、カラフルな花色と生育がとても強健ということから、あの弁慶に例えられたものでしょう。

花言葉

カランコエは、あまり手間をかける必要もないほど育て方が易しい植物です。花姿も可愛らしい小さな花をいっぱいに咲かせることから、良い意味に繋がる花言葉がたくさんあります。花姿がベル状をしている種類があることから「幸せを告げる」、和名の紅弁慶から、義経を生涯守った弁慶のイメージからか「あなたを守る」、花の開花期間が長いことから「永遠に続く愛」、小さい可愛らしい花をいっぱいに咲かせることから「たくさんの小さな思い出」、熱帯の乾燥した地域で育つ植物であることから「忍耐力」などがあります。

カランコエの育て方・管理その①

屋内及び屋外での手入れ・置き場所

通常、鉢植えで管理し、夏、冬を通して温かい陽射しが当たる場所に置きます。耐寒性はありませんので、屋内でも10℃以下にならない様にします。夏場は610月の期間、雨などが当たらない屋外で育てます。10月末頃から4月末頃まで屋内の陽が当たる窓際などの場所に置きます。秋になって日照時間が少なくなると花芽を付けますので、屋内に置く場合、夜間の照明が当たると花芽が付かなくなる事がありますから、遮光をするか、ダンボールの箱を被せて暗くする必要があります。

カランコエの育て方・管理その②

屋内及び屋外での手入れ・水やり

カランコエは、乾燥に強く加湿には弱い植物です。観葉植物としても楽しめる肉厚で変化に富んだ葉は水を貯える性質があります。水やりは過度にやり過ぎると根腐れを起こしますから、植え付け、植え替え時以外は水やりに注意します。

夏及び冬の水やり

夏場59月初旬頃までの生長期は屋外で管理し、鉢の表土が完全に乾いている状態でしたら、たっぷりと鉢底から溢れるほど水を与えます。その際に注意したいのが、葉に水が掛からない様にしましょう。冬季は屋内で、ほとんど乾燥気味に管理します。鉢土の表面が乾いていても、その後23日してから与える程度で大丈夫です。植え付けや植え替えをした時はたっぷりと与えておきましょう。

カランコエの育て方・管理その③

屋内及び屋外での手入れ・肥料

カランコエは59月の期間に新しい芽を出します。45月、1012月の期間には液体肥料を2週間に1度の割合で施肥します。夏季期間の6~9月中の日本の夏は高温多湿になりますので、液体肥料を施すと用土が多湿状態になり、根腐れを起こす原因になりますから、化学肥料で緩効性の粒状固形肥料を1ヶ月に1度置肥します。1~4月は休眠期ですので肥料を与える必要はありません。植え付け、植え替え時には、植え付けてから根が落ち着く約2週間後ほど経てから施肥しましょう。

カランコエの育て方・管理その④

屋内及び屋外での手入れ・植え付け、植え替え

新芽の植え付けや、植え替えの作業も行います。観葉植物としても楽しめるカランコエの葉ですが、多く繁ってしまい、鉢からはみ出して安定が悪くなったら一回り大きな鉢に植え替えます。毎年行うのがベストですが、少なくとも2年に1回は植え替えましょう。植え付け、植え替えの適期は梅雨に入る前の5月頃と暑い陽射しが和らぐ9月に行います。

植え付け、植え替えの手順

植え付け、植え替えの手順としては、まず、古い鉢から抜き取ったら、根回りの土を半分ほど落とし、一回り大きめの鉢に移して、後述する新しい用土を入れて、ヘラか割りばしで鉢の周りを良く突きまわしてなじませます。その後、水をたっぷりと与え、戸外の半日陰の場所で約2週間ほど置いておきます。後述の増やし方で、鉢に植え付ける手順も同様に行います。

カランコエの育て方・管理その⑤

屋内及び屋外での手入れ・用土

カランコエは多湿を嫌う多肉植物ですので、植え付けの場合も同様ですが、植え替えを行う際に使用する用土は、水はけの良いものを使用します。現在は多肉植物用の培養土やサボテン培養土がホームセンターなどで市販されていますので、購入して使用しても良いでしょう。その際には水はけを良くするための、鉢底に入れる中粒程度の軽石を一緒に購入しておきましょう。ご自分で作る植え替え用土は、赤玉土(小粒)5:川砂3:ピートモス2の配合が良いでしょう。挿し木を行う場合はバーミキュライト7:ピートモス3の割合で混ぜ合わせたものを使うと良いでしょう。

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カランコエの育て方・管理その⑥

屋内及び屋外での手入れ・花後の処理

カランコエは、葉際から茎を伸ばして、その先にこんもりと小さな花をまとまって咲かせるのが特徴で、次々と新しい茎を出して花を付けます。その為に古い茎と新しい茎の花が入り混じってしまい、古い茎に咲かせた花は次第に枯れた状態となります。剪定とは少し意味が違いますが、見た目も悪くなりますので、古い茎の花が約3割方枯れた状態になったら、茎元から切り取る剪定をしましょう。花がさいている期間この作業をこまめに行います。

カランコエの育て方・管理その⑦

屋内及び屋外での手入れ・剪定

樹木と同様剪定も行います。カランコエの葉は特徴的で種類によって形状も様々ですから観葉植物としても楽しめますが、年数を経ると葉ばかりが繁り、花付きが悪くなります。そこで、2年に一度切り戻しという剪定作業をします。剪定の時期は年2回あり、芽が動き始める前の34月と、夏を過ぎて9月頃になり、開花するのが終わって、花芽を付ける時期の前が剪定の目安です。切り戻す(剪定)方法は、株元から約10cmほどの箇所で、葉元を23mm残して切り取ります。新芽が1ヶ月ほどで出ますので思い切りよく剪定しましょう。

摘心

剪定とは別に摘心も行います。これは、夏ごろに生える新しい芽を摘んでおく剪定と同じ意味の作業です。植物には新芽に養分を集中させる習性があるため、後から出る芽が貧弱になってしまいます。ですので、一番芽を摘んでおくと、後からいっぱい出てくる芽全体にもまんべんなく養分が行き渡り、生長の促進に役立つという訳です。

カランコエの育て方・管理その⑧

屋内及び屋外での手入れ・増やし方

増やし方としてのカランコエの場合は、それほど難しくありません。花だけでなく観葉植物としても鑑賞価値のあるカランコエですが、増やし方の方法としては、挿し木(芽)で簡単にできます。挿し木(芽)の時期としては生長期の59月頃に行うのが良いでしょう。

挿し木(芽)の手順

挿し木は増やし方の容易い方法です。前述の挿し木用の土を、33.5ビニールポットにあらかじめ入れて水を掛けて湿らせておきます。葉の付いた茎を10cmほどで切り取り、葉の数を23枚残して取り除き、付いている葉も半分に切ります。挿し口をカッターナイフで斜めに切り、水を入れたコップなどの容器に23時間ほど浸けておき、その後用土に挿し込んでおくと、約30日ほどで発根します。発根促進剤を挿し口に塗布すると、なお確実的です。

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カランコエの育て方・管理その⑨

屋内及び屋外での手入れ・病害

カランコエに主に発生する病害としては、うどんこ病や灰色カビ病、スス病などがあります。うどんこ病は春、秋の風通しが悪く湿気の多い時に葉や茎に粉をまぶした様になって発生します。灰色カビ病も梅雨時や9月頃に低温で多湿の時に糸状菌によって発生します。スス病は葉茎全体に黒っぽいススが付いた様な症状が出ます。放置すると葉の表面が黒く覆われてしまうので、光合成が出来ずに弱らせてしまいます。

防除の方法

放置すると、株全体に広がって枯らしてしまいます。と同時に、病気が発生すると病菌が周囲にも蔓延してしまい、他の植物にも被害が出てしまいますので、症状を見つけたり、枯れた葉茎が有ったら直ぐに取り除き廃棄し、殺菌剤を散布しておきます。冬、屋内にあっても発生する場合がありますから、なるべく暖房器具などの熱風などに当てないことも大切です。

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カランコエの育て方・管理その⑩

屋内及び屋外で手入れ・害虫

害虫の主なものとして、アブラムシやカイガラムシ、オンシツコナジラミの発生が見られます。アブラムシやカイガラムシは、葉や茎に密集して取り付き、植物の養分を吸汁して弱らせてしまいます。排泄物によって病害も発生させ、最悪枯らしてしまいます。アブラムシは新しい芽、コナジラミは葉裏などに取り付きます。

防除の方法

害虫防除の方法は、丹念に観察することです。発生を見つけたら殺虫剤を噴霧して駆除します。カイガラムシなど取り除くのが難しい場合は茎ごと取り除いて廃棄しましょう。オンシツコナジラミは、冬、温室や屋内に置いて暖房などで温度が高い場合に発生します。冬前に屋外から屋内に持ち込んだ際に付いていたものが恐らくの原因です。葉裏を良く観察して、白っぽく動くものを見つけたら、殺虫剤を噴霧して駆除します。浸透性殺虫剤を表土にばら撒いておくと発生を防ぐ効果があります。

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カランコエの上手な育て方のポイント

増やし方も易しいカランコエは、観葉植物としても鑑賞価値がありますが、可愛らしいカラフルな花の魅力は捨てがたいですね。きれいな花の増やし方は、冒頭でカランコエは日照の時間が12時間以下になると花を咲かせる「短日植物」という特徴を持つ植物と述べました。つまり、上手に花を咲かせるには日照時間を調整させてあげることが必要なのです。花が咲かなくなる原因は秋から冬に至る時期に気温が10℃以下になると花芽の付きが悪くなり、5℃以下になると生長を止めてしまいます。

花の咲かせ方のポイント

花芽を形成し始める秋から冬にかけては、気温が10℃以下に下がる様でしたら室内の明るい場所に置きます。短日処理とは、日照の時間を早く12時間以下にすれば良いので、夏、8月頃から夕方1718時から翌朝78時程度まで陽に当てずに暗くしてあげる方法をします。光が入らない様にしたダンボールなどを鉢に被せる作業を1ヶ月半ほど毎日続けると花芽を作り、冬から春に花が見られます。ちなみに、切り花の菊の生産はこれとは反対に一晩中光を当てて開花を促進させる方法「電照栽培」があります。

カランコエの育て方・まとめ

星型の可愛い小さな花を密集させて咲かせるカランコエは、夏、冬を通じて多様な葉だけでも観葉植物として楽しむことができたりします。乾燥にも強く、育て方もそれほど難しくないのも魅力で人気の秘密です。そんなカランコエの育て方や手入れの方法と剪定や増やし方についてご紹介してみました。初心者の方でも十分育てられますので、ぜひ参考にして下さい。

カランコエの詳しいことはこちらもチェック!

カランコエについてもっと詳しく知りたい方や、多肉植物についても調べてみたい方は「暮らし~の」のWEBサイトでも詳しい情報記事の記載がありますから、ぜひ参考にしてみて下さい。

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Meigen Oka
ライター

Meigen Oka

フラワー装飾一級技能士です。専門の花や園芸、趣味の旅行紹介記事、大好きな登山の情報などをメインに分かりやすい記事作成を心がけています!有益な情報とちょっとした豆知識まで、読んでいて楽しくなるような記事を届けられたら嬉しいです。


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