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無水エタノールで消毒用スプレーの作り方!消毒液がないなら簡単に自作しよう!

消毒用スプレーは無水エタノールと精製水もしくは水の2つの材料だけで作れます。今回は無水エタノールを使った消毒用スプレーの作り方をご紹介します。薄め方のポイントや注意点も紹介するので、ぜひ作り方を参考にして手指の消毒・除菌に役立てて下さいね。
2020年8月28日
ミドリノ
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この記事で紹介しているアイテム

【第3類医薬品】 健栄製薬 精製水 500ml

次亜塩素酸ナトリウム水溶液

無水エタノールってなに?

無水エタノールとは

出典: https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/gifthouse2/cabinet/imgrc0075331558.jpg

無水エタノールとはエチルアルコールという無色の液体です。高濃度のアルコールなので、そのまま使用してもすぐ蒸発する上、効果はほぼ得られません。原液は刺激が強いので肌に触れないように扱う必要があり、子供の手の届かない場所に保管するなど管理に気を付けることが重要です。また、作った消毒液を保管する容器の材質にも注意すべきポイントがあります。消毒液は簡単に制作できますが薄め方には正しい手順があるので、安全に作るためにもしっかり守って作りましょう。

無水エタノールから消毒液を作るのに必要な材料①

無水エタノール

必要な材料は2つだけです。薄め方にも適切な割合があり、無水エタノール:精製水で4:1の薄め方が基本の割合になります。割合と分量さえ守ればあとは材料を加えて混ぜるだけです。無水エタノールはエタノールでも代用できるので、お好きな方をお使いください。しかし、エタノールを使う場合は薄め方と分量が少し異なります。あらかじめエタノールを材料とした消毒液の作り方を調べておいてから作りしましょう。

無水エタノールから消毒液を作るのに必要な材料②

精製水

Photo by ume-y

消毒液を作るのに必要な材料2つ目は精製水です。精製水はミネラルウォーターや水道水に入っているミネラルなどの物質を抜いたもので、医療器具やコンタクト器具の洗浄にも使われています。消毒液を作る材料としては精製水が最適ですが、ミネラルウォーターなどの水でも問題なく作れます。精製水でも水でも作り方と薄め方は同じです。ただし精製水と比べると純度が低いので、消毒液の作った後はできるだけ早く使い切るようにしましょう。

無水エタノールが販売されているお店とは

無水エタノールは薬局やネットで購入できる

Photo by urbaning

無水エタノールや精製水はドラッグストアやネットショップで販売されているのでこちらで購入可能です。市販品の中には、消毒用アルコールや消毒用エタノールといった表記がされている製品もあります。この製品はあらかじめ適切に薄められているので、さらに薄めると効果がほぼ無くなりとても勿体ないです。消毒用アルコールや消毒用エタノールと記載された製品を購入した場合は、薄めずにそのまま使用すると効果が発揮されるのでおすすめです。

【第3類医薬品】 健栄製薬 精製水 500ml

次亜塩素酸ナトリウムについて

消毒液の材料として使われる、次亜塩素酸ナトリウムやそれらが含まれた製品もドラッグストアやネットショップで販売されています。これらを材料にしても消毒スプレーは作れますが、刺激がとても強いので手指の除菌などには絶対に使用してはいけないので扱う際には十分気をつけましょう。ドアノブやキーボードなど手に直接触れる物に対しての消毒に効果があります。次亜塩素酸ナトリウム消毒液の使い方としては、物に触れる前や触れた後に吹きかけてから清潔な布などで拭くのがおすすめです。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液


消毒用スプレーの作り方①

無水エタノールを入れる

まずは無水エタノールを容器に入れます。500mlの量を作る場合は原液が400ml、100mlの量を作る場合は80mlが目安です。4:1の割合を守れば簡単に作れるので、好きな量を自作してくださいね。入れる容器の素材によっては溶けるおそれがあるため、入れる容器は使われている素材をチェックする必要があります。また使う容器は使いまわしではなく新品のもので、薬品対応かつ高濃度アルコール対応のものを選ぶと安心です。

消毒用スプレーの作り方のコツとは

無水エタノールはそのままでは消毒・除菌効果はなく、揮発性が高いので適切な薄め方で蒸発をなるべく防ぐぎつつ消毒液を作る必要があります。また、無水エタノールを扱う際は使い捨ての手袋を使用すると安全に作業できるのでおすすめです。無水エタノール以外にエタノールも消毒液の材料として同じように使えますが、アルコール濃度が異なるので使う場合はあらかじめ薄める割合をしっかり調べてから作るようにしましょう。

消毒用スプレーの作り方②

精製水もしくは水を入れる

Photo byPublicDomainPictures

次に精製水を加えます。500mlの分量で作る場合は100ml、100mlの分量で作る場合は20mlが目安です。必ずしも精製水である必要はなく、水道水でも代用可能です。しかし、ミネラルなどの物質が含まれているので、通常の水を使用して作った場合それほど長持ちしません。ですが、早めに使い切るように気をつければ効果に影響ないので手軽に作りたい方におすすめです。水道水などで代用する場合も同じ分量で無水エタノールに加えます。

消毒用スプレーの作り方のコツとは

Photo byewirz

水を加える際、記載されている分量よりも少し多めに加えるのがうまく作るコツです。無水エタノールは水と組み合わさると体積が減り、全体量もやや減ってしまいます。500mlの量を作る場合は水の分量は100mlが基準とされていますが、きっちり100mlの量を加えても上記の原因で全体量は500mlにならないので注意が必要です。体積が減ることを考慮して水の量を少し多めに入れて調整すると、除菌に効果ある濃度を保ったまま作れます。

消毒用スプレーの作り方③

混ぜ合わせる

Photo bystevepb

最後に、エタノールと水をよく混ぜ合わせます。混ぜた後は高濃度アルコールに対応している容器に入れて完成です。消毒液を保存する容器の口が小さく、液体を入れにくい場合は漏斗やスポイトなどの道具を使って入れるのがおすすめです。作った後は、消毒液と原液ともに子供の手が届かず直射日光の当たらない場所に保管しましょう。

外出時には香水アトマイザーが便利!

出典: https://shop.r10s.jp/regenthouse-japan/cabinet/05392457/05471409/05545367/img3.jpg

外出時にも消毒液を持ち歩きたいときは、香水アトマイザーに詰め替えるのがおすすめです。香水アトマイザーとは、とてもコンパクトな容器でガラス製のものから薬品対応のものまで様々な種類があります。100均でも販売されていますが、香水アトマイザーに詰め替える場合でも高濃度アルコール対応の容器かあらかじめ確認しておきましょう。


消毒用スプレーの作り方④

エタノールが溶けない素材の容器で保管しよう

Photo bystux

エタノールは使用する材質によっては溶ける恐れがあります。保管容器に適している材質はポリエチレンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニルです。作った消毒液を保管する際は、これらの材質で作られた保存容器に入れるようにしましょう。逆にポリスチレンやポリエチレンテレフタレートで作られた容器は、エタノールで溶ける恐れがあるので保管容器としては不向きといえます。また、保管容器は上記の材質に加えて新品で薬品対応の製品が好ましいです。

エタノールは薬品対応で新品の容器に保管

Photo by zunsanzunsan

無水エタノールは高濃度エタノール、高濃度アルコールに分類されます。無水エタノールや手作り消毒液はポリエチレンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニルの材質で作られた新品の容器に入れましょう。また保管容器を選ぶ際は、高濃度アルコール対応の製品かどうか確認する必要があります。市販の容器の中には、アルコール可の容器でも高濃度のアルコールは対応していない製品もあるので注意が必要です。

消毒用スプレーの作り方の注意点①

エタノールを扱う際に火を使うのはNG!

Photo byisakarakus

アルコールの一種なので、引火しやすいです。危険なので消毒液を作っている最中はタバコを吸うのを控えましょう。同じ理由でガスコンロなどの近くで作業をしてはいけません。そのため、保管や使用する際には火気に気を付けつつ、窓を開けるなどの換気を必ず行いながら扱いましょう。使った後は保管容器と原液の入った容器のふたをしっかりとしめてからアルミホイルなどで包み、直射日光の当たらない場所で保管するのがおすすめです。また、子供の手の届かない場所に保管しましょう。
 

消毒用スプレーの作り方の注意点②

使わない方がいい製品とは

Photo byDarbagan

革製品やプラスチック素材のスチロール樹脂製品などに吹きかけると、変色する原因になるおそれがあります。なので革製品である革靴やバッグ、スチロール樹脂製品が材料のCDケースやプラモデルなどのグッズに使うのは避けた方が無難です。ニスが塗られている家具や小物なども変色の原因になるので使用を控えましょう。消毒液を物に対して使う場合は、変色しない材質であるかあらかじめ確認してから使うようにしてくださいね。

容器に注ぎにくい場合はスポイトなどの道具を使おう

Photo by zunsanzunsan

注ぎ口が狭い保管容器に消毒液を入れる際には、液体がこぼれないようにスポイトや漏斗などの道具を使うと入れやすくなるのでおすすめです。また、ガラスが注ぎ口やふたなど部分的に使用されている入れ物に保管する場合は、その部分をマスキングテープなどを貼って保護しておきましょう。万が一落とした場合でも、ガラスが飛び散る危険性が抑えられるので安全に保管できます。

消毒用スプレーを使うタイミングとは

触った後や食事前の手指の消毒におすすめ


Photo by kawamura shin

消毒用スプレーを使うタイミングとしては食事の前やトイレの後などがおすすめです。何かをする前やした後は消毒用スプレーを使うようにすると、除菌効果によって手の菌がリセットされます。また、消毒前に石けんを使って入念な手洗いをすることでさらに除菌効果が期待できます。消毒液は手洗いをした後、きちんと手を乾かしてから消毒用スプレーを使いましょう。

使う際はたっぷりと消毒用スプレーを使おう

Photo byivabalk

消毒液はたっぷりと使いましょう。一度にたくさん使うのは少々もったいなく感じるかもしれませんが、手から消毒液が垂れてくるくらいが目安です。適切な量を使用することで除菌効果が期待できます。消毒液を手に取った後はエタノールが蒸発する前に手になじませるのがコツです。手のひらだけではなく、菌がたまりやすい指や爪、忘れがちな手首など手全体につけてなじませるようにしましょう。

正しい手洗い方法とは

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手洗いの手順にも正しいやり方があるので合わせてご紹介します。石けんを使用して指の間や爪など汚れがたまりやすい箇所を入念に洗いましょう。手のひら→手の甲→指先と爪→各指の間→親指→手首の順番で洗います。その後、水で石けんをきれいに洗い流して清潔なタオルやペーパータオルで拭いて完全に乾かしましょう。消毒液の使用は手洗い前にするのではなく、手洗い後タオルで手を乾かしてからすると効果的でおすすめです。

まとめ

正しい作り方で消毒用スプレーを自作しよう

無水エタノールで消毒用スプレーを作る際には、薄め方の割合や使用できる保管容器の材質など細かいポイントがあります。しかし、作り方自体はとても簡単で無水エタノールと精製水の割合を守れば誰でも手軽に手作りスプレーを自作できるので、この機会に作ってみてはいかがでしょうか。作りたい分だけ作っておくと、使いたいときにサッと手指を除菌できるのでおすすめです。きちんと手洗いをした上で消毒液を適切に使いましょう。

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