KAWAGUCHI 93-051
コスモワッペン 補修用粘着テープ
GEAR AID シームグリップ WP
スリーボンド TB1521B-150
モンベル 1124151
ニチバン 121-50
テントが破れても補修が可能
キャンプなどテントを張るようなアウトドアでは、テントを踏んだり、とがった枝や岩などに引っかかったりして、破れる危険性があります。テントに穴が空くと、雨風がしのげなくなってしまい、キャンプを楽しむことができません。
しかし、テントに穴が空いても補修すれば、これまでと同じように使えます。この記事ではキャンプで使っているテントが破れた際の補修のやり方について解説します。
テントの傷に気を付けよう
テントは破れても補修はできますが、それ以前に傷つかないように注意しなければなりません。そこで、ここでは、テントが破れないようにするための注意するべき事項を紹介します。大切なテントを長く使いたい、という人は是非参考にしてください。
テントを上手に畳もう
テントを上手に畳むことでテントを地面に引きずらなくなるため、破れにくくなります。畳み方のコツはテント内の空気を抜きながら畳むことです。その際、ファスナーを一か所開けておくと空気が抜きやすくなるため、畳みやすくなります。
ダブルウォールテントの場合は、インナーテントとフライシートを重ねて丸めるとコンパクトに畳めます。
焚き火などの注意
テントに使われる生地は非常に熱に弱いという特徴があります。テントの中には難燃加工が施されている生地もありますが、それでも火の粉がかかると、穴が空きます。そのため、テントの近くで、火を使った料理や焚き火を行う際には火の粉がテントにかからないように注意が必要です。
撤収時にも注意が必要
テントを傷つけないようにするためには、撤収の際も注意が必要です。万が一ペグやポールがテントに残ったまま、畳んでしまうととがった部分が生地を突き破ってしまう可能性があります。そのため、撤収の際は、確実にペグやポールを片付けてから生地をたたむようにしましょう。
点検とメンテナンス
大きな穴は比較的見つけることが容易ですが、小さい穴や目立たないような場所にできた穴は、なかなか見つけにくいものです。キャンプでテントを張った際やキャンプを楽しんでいる最中に穴を見つけることもあります。
そのためキャンプを終えた後は、必ずテントに傷がついていないかの点検をおすすめします。また、メンテナンスを行っているときでもテントに穴がないか確認しましょう。
テントの保管
テントを濡れたまま収納袋の中に入れてしまうと、カビや臭いの原因にもなる上、生地が劣化したりします。そのため、キャンプを楽しんだ後は、必ずテントを十分乾燥させてから、収納しましょう。また、日向で乾燥させると、生地が劣化するため風通しのよい、日陰で乾燥させましょう。
テントによくできる傷について
どれだけ気を付けてキャンプなどを行っていても、使用しているうちにテントの天幕に穴が空いてしまったりします。そこで、どういった理由で傷がついてしまうのか解説します。テントへの傷を事前に防ぐためにも是非参考にしてください。
引っかかってできた傷
テントに最もできやすい傷のタイプの一つに、何かに引っ掛けてしまった際にできる傷があります。この傷は引っかかった時点で、冷静に対処すれば大きな穴が空くことはありませんが、風であおられた際など勢いがあると豪快に破れてしまうこともあります。
焚き火などの火の粉
テントに使われる生地は非常に熱に弱い特徴があります。そのため、焚き火やタバコなどの熱で簡単に溶けて穴が空いてしまうのです。風がある日に焚き火などを行う際には風向きやテントとの距離に十分注意して楽しみましょう。
刃物などで切り裂いてしまう
キャンプなどのアウトドアでは包丁などの刃物を使用することがあります。そんな鋭利な刃物を誤って落としてしまったり、作業を行ったりしている際に誤ってテントの生地を切り裂いてしまうこともあります。そのため刃物を使用する際には十分注意しましょう。
テントを補修する際の注意点
テントの穴は補修できますが、注意しなければならないこともあります。この注意点を守らなければ、補修用の道具を適切に使っても十分な効果が発揮されません。ここからはそんな生地の補修の際の注意点を解説します。
小さな穴でも放置しない
テントにできた穴はたとえ小さな穴でも放置してはいけません。キャンプを行う上で支障がないような小さな穴でも放置すると、徐々に大きくなり、補修が不可能になるほどの破れ方をする場合があります。そのため、小さい穴でも、見つけ次第必ず補修の実施をおすすめします。
テントの汚れを落としてから補修する
テントの補修の際には必ず汚れを落とさなければなりません。汚れを落とさずに、リペアシートや補修剤を使った場合、汚れが原因でリペアシートや補修剤がはがれる上、隙間ができてしまい、雨漏りの原因にもなります。そのため、補修を行う際には必ず汚れを落としてから行いましょう。
テントの補修方法.1(リペアシート)
リペアシートとは生地の穴を補修するための道具です。テント以外にもレインウェアやウインドブレーカーなどにも使えます。種類は2種類あり、主にその場で貼るだけのシールタイプと自宅でアイロンで貼り付けるタイプの2種類があります。ここからは、それぞれの特徴について解説します。
シールタイプのリペアシート
シールタイプはその名の通り、必要な大きさに切ってその場で貼れるため、キャンプ中に穴に気が付いてもすぐに補修が可能です。しかし、耐久性は低く数日もすると効果が薄くなってくるため、基本的に応急処置用のタイプといえます。
アイロンを使用するリペアシート
アイロンで貼り付けるタイプはシールタイプよりも頑丈な上、防水性も高く、はがれることもほとんどありません。しかし、アイロンを使わなければならないため、自宅などであらかじめ取り付けておく必要があるのです。また、注意点としてテントの生地に使う際には必ず当て布をしてから行いましょう。
リペアシートを使用する際の注意点
しわができないように貼る
アイロンを使うタイプのリペアシートにはしわができにくいのですが、シールタイプは、テントのしわやリペアシート自体のしわに注意が必要です。しわができると、しわから雨などが染み出してきます。そのため、シールタイプを使う際にはテントとリペアシート自体のしわに注意が必要です。
角ができないように貼る
リペアシートは必要な大きさに切って使います。初心者の人の中には四角くカットする人もいますが、角を作るとはがれやすくなってしまいます。そのため、リペアシートを切る際には、円を描くように切りましょう。角をなくすと、はがれにくくなり、高い持続性が期待できます。
両面に貼る
リペアシートをテントに貼る際は必ず表裏の両面に張り付けましょう。片面でも効果はありますが、両面に貼ることでより高い効果や持続性が期待できます。そのため、リペアシートを使用する際には必ず両面に貼りましょう。また、リペアシートの種類によって片面にしか貼ることができないタイプもあります。
使用しているテントに使用できるか確認
リペアシートを購入する際には、必ず現在使っているテントに使用できるかを確認する必要があります。確認せずに生地に貼ってしまうと、全く効果を発揮しないこともあります。そのためリペアシートを購入する際には、必ず現在使っているテントに使用できるのか確認しておきましょう。
テントの補修方法.2(ガムテープ)
ガムテープもテントの補修用の道具として使えます。リペアシートほどの性能はありませんが、キャンプ中の応急処置程度なら十分な効果を発揮します。ここからはガムテープを使用した応急処置のやり方について解説します。
やり方はリペアシートと同じ
ニチバン 121-50
ガムテープを使った補修のやり方はリペアシートと同じです。しかし、生地補修用のリペアシートと性能を比較すると、格段に劣ります。場合によっては雨漏りが発生する可能性があります。そのため、あくまでもやむを得ない場合の応急処置としての使用をおすすめします。
ガムテープを使用しない方がよいことも
生地の破れ方によってガムテープを使わない方がよい場合があります。それは、穴が大きい場合や穴が広がってしまいそうな場合です。ガムテープはあくまでも応急処置用です。そのため、キャンプ終了時や帰宅後にガムテープをはがさなければなりません。その際に生地が破れてしまい、穴がより大きくなることもあるのです。
テントの補修方法.3(補修剤)
補修剤を用いてテントを補修することができます。これは穴に直接塗布することで、穴をふさぎます。防水性が高く、すぐに補修することができるため、キャンプ中に穴に気が付いた際でも補修が可能です。ここでは補修剤を使用した補修のやり方について解説します。
補修のやり方は直接塗布するだけ
補修剤は基本的に液体のりのように穴に直接塗るだけで補修ができます。非常に手軽なため、キャンプ中に破れていることに気づいてもその場での補修が可能です。しかし、種類ごとに異なりますが、完全に乾燥するまでに数時間要します。そのため、悪天候時には外では使えない、という欠点があります。
穴の場所がわからなくても補修が可能
補修剤の補修のやり方は液体のりのように塗布し、乾燥させるだけなので、テントの縫い目から雨漏りしている、といったような破れている場所がわからない場合でも補修が可能です。そのためファスナー部分やベンチレーション、縫い目など、どこから雨漏りが発生していても不思議ではないような箇所でも、補修することができます。
大きな穴でも補修が可能
補修剤は接着剤としても使えます。そのため、大きな穴でも補修することができます。やり方は穴のまわりに補修剤をまんべんなく塗り、その上から、防水性がある補修用の生地を当てます。そのまま乾燥させ、反対側も同じように補修して完成です。
テントの生地と補修用の生地の色を同じにすれば、補修箇所がほとんど目立たなくなるため、おすすめの補修方法でもあります。
テントの補修方法.4(業者に依頼する)
個人では補修できないような穴が空いてしまった場合は、テントを補修してくれる業者やメーカーに問い合わせることがおすすめ。自分で補修できる穴もあれば自分では手が付けられないような穴もあります。そんなときは迷わずメーカーや業者に相談してみましょう。
費用は掛かるが新品同様に仕上がる
自分で補修するやり方に比べると業者への依頼には費用が掛かります。しかし、個人で補修できないような穴の補修や汚れの除去、撥水性や防水性の向上に至るまで、新品に近いような仕上がりに近づけてくれる、というメリットもあります。
そのため、本格的に補修したい、という人は是非業者に問い合わせてみることをおすすめします。
穴以外の補修も可能
業者に依頼すると、テントの素材にできた穴以外にも、ファスナー部品の交換やシームテープなどの交換に至るまで、さまざまな交換修理も行うことができます。また、ランタンを吊り上げるためのフックの取り付けや交換、ポールやペグの修復などもできる業者もあります。
テントの補修方法.5(シームテープ)
シームテープはテントなどの縫い目に使われています。防水性が高く、補修用の道具としても使うことが可能です。ここではそんな、シームテープを使用したテントの補修のやり方を解説します。是非参考にしてください。
補修のやり方はアイロンで貼り付けるだけ
シームテープを使用する際にはアイロンの熱を用います。そのため、キャンプ中に穴に気が付いてもシームテープでの補修はできません。補修のやり方は当て布をして、上からアイロンで押さえつけるだけです。
耐久性と防水性を向上させるため、表裏の両面に張り付けましょう。また、注意点として、シームテープは一見すると、どちらが表なのかわかりません。そのため、使用するぎりぎりまで切り取らないようにしましょう。
高い防水性を誇るが透湿性はない
シームテープの特徴は高い防水性ですが、透湿性は皆無です。そのため、補修用具として使えます。テントが破れたからといって、貼りすぎるとテント内が蒸れて快適性に劣ります。シームテープを使ってテントを補修する際には、貼りすぎには注意しましょう。
おすすめのテント補修用具.1
ナイロン補修シート
KAWAGUCHI 93-051
この商品はさまざまなナイロン素材の補修に使える便利な補修用具です。シールタイプのシートのため、キャンプ中に穴に気が付いた際でもすぐにその場で補修することができます。また、全8種類ものカラーがあるため、テントの色に合わせて選ぶこともできる補修用のシートです。
ナイロン補修シートの口コミ
この商品の口コミを調べると、「補修が非常に簡単」「洗濯も問題なくできる」など全体的に高評価が多く見られました。ナイロン素材のテントを使っている人にはおすすめの商品なので是非購入を検討してみてください。
手間なく簡単に補修が出来ました。アイロンを使わないのも楽でした。
おすすめのテント補修用具.2
コスモワッペン
コスモワッペン 補修用粘着テープ
コスモワッペンは優れた強度、防水性、粘着力を誇る補修用テープです。切り売りもされているため、必要な長さの分だけ購入することもできます。
非常に取り扱いやすく、貼ってから時間経過とともに粘着力が増しているため、貼付した直後なら貼りなおすことも可能です。また、テント以外にもトラックの荷台シートなどにも使用することができるおすすめの補修用具です。
コスモワッペンの口コミ
コスモワッペンの口コミを調べると「粘着力が強くて安心する」「切り売りなのが嬉しい」といった高評価が見られた一方で、「カラーが思った色と違った」といった口コミも見られました。素材の色と完全に同じにはなりませんが、汎用性が高い上、必要な長さで購入できるおすすめの補修用具です。
テントの補修に使いました!しっかりとくっついてくれて良かったです!
おすすめのテント補修用具.3
モンベル(mont‐bell) リペアシート
モンベル 1124151
モンベルの応急処置用のリペアシートで、シールタイプのリペアシートのため、使用方法が非常に簡単です。キャンプ中でもすぐにテントを補修することができます。
また、テント以外にもゴアテックス素材のレインウェアやウインドブレーカーなどにも使用できます。半透明のため、使用箇所が目立ちにくいおすすめのリペアシートです。
モンベル リペアシートの口コミ
モンベルリペアシートの口コミを調べると「簡単に張り付けることができる」「使用箇所が目立ちにくい」といった高評価の口コミが多い一方で、「生地が丈夫なためよく切れるハサミが必要」「不器用な人には使いにくい」といった口コミも見られました。
応急処置用の補修用具としては優秀ですが、人によっては使いにくい、と感じることもあるかもしれません。
リペア後、終日雨の中使用しましたが浸潤もなく 効果の高い修理ができました。
おすすめのテント補修用具.4
GEAR AID ギアエイド シームグリップ
GEAR AID シームグリップ WP
シームグリップはウレタンベースの接着系のシーム剤で、キャンプなどに使用するテントやタープなどに使用することができます。また、革素材などにもおすすめです。接着剤の代わりにも使えるため、キャンプで使うテントのシームテープの補強などにも使えるおすすめの補修用具です。
シームグリップの口コミ
シームグリップの口コミを調べると、「テントが完全復活した」「使用方法が非常に簡単」といった高評価の口コミが見られた一方で、「説明書が読みづらい」といった口コミも見られました。基本的に気になる箇所に付属の筆で薄く塗るだけの簡単な使用方法なので、初めての人でも簡単に扱えるおすすめの商品です。
私が10年間過酷に愛用したゴアテックスレインウェアが、徐々に水漏れしてきたので、このシームグリップで目地を補強したら完全復活しました。
おすすめのテント補修用具.5
スリーボンド
スリーボンド TB1521B-150
テントの生地から靴、硬質なキャンプ用具まで幅広く補修することができる万能補修剤です。非常に強力な接着力を持つため、テントの生地はもちろん、金属やコンクリート、木材などの接着も行うことができます。防水性も高く、使用方法も比較的簡単なため、初心者でも安心して扱えるおすすめの補修剤です。
スリーボンド の口コミ
スリーボンドの口コミを調べると、「撥水加工されている道具にも使えてよい」「接着性が強い」といった高評価が多い一方で、「独特の強い匂いがする」といった口コミも見られました。非常に強力なためおすすめの補修剤ではありますが、匂いに敏感な方は注意が必要です。
ズバリ! この商品が、 寝袋 テント などの 撥水処理されている道具の 補修用 ボンド でした。
テントを補修すれば長持ちする
テントの補修方法などを紹介しました。テントはキャンプなどを行う上で非常に重要なアウトドア用品ですが、素材が傷つきやすい、という欠点があります。また、小さい穴でも放置するとすぐに大きく広がってしまいます。
そのため、テントに空いた穴は早急に補修しなければなりません。補修しながらテントを使えば、非常に長い間使用することができます。テントに傷がついたからと諦めず、補修しながら大事に使っていきましょう。
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補修剤やリペアシートなどを使って、テントを補修しながら使用することは非常に大事ですが、限界もあります。限界が過ぎたテントを使用し続けると、自分の身に危険がおよびます。そんな現在使用しているテントの寿命が近い、と思う人は新しいテントに買い替えましょう。
こちらの記事では、そんなテントの買い替えを考えている人におすすめのテントが具体的に掲載されています。是非参考にしてください。
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