はじめに
綿ズボンのしわが気になる!
綿を生地にしたコットンパンツやチノパンは伸ばし縮みを繰り返す太ももの付け根部分やヒザ裏部分はどうしてもしわが付きます。適度なしわは綿でできたズボンの味となりますが、過剰なしわは気になってしまいます。
特に外出先で簡単に取れないしわを見つけてしまうとなんとか伸ばす努力をしますが、簡単には取れないしわとなっています。
綿ズボンのしわを簡単に伸ばす方法を紹介!
綿でできたコットンパンツやチノパンのしわがなかなか取れないのには繊維の性質が影響しています。綿ズボンのしわができる原因としわが取れない理由を解説します。簡単にズボンのしわ取り・伸ばす方法を紹介しますので、日常のしわ取りやしわを伸ばす手段に役立ててみてください。
綿ズボンに取れないしわができる原因
繊維の性質
綿ズボンになかなか取れないしわができるのには綿の繊維の性質が深く関わっています。綿の繊維の性質として乾いている状態では同じ形を維持しようとする性質があります。
普段ズボンを履いている時はもちろん乾いた状態で履いている為、その時に生地にしわが付いた状態を固定する様な座る、しゃがむを繰り返すと生地になかなか取れないしわを付けてしまいます。
湿っている時から乾く時にかけて繊維を固定する
ズボンを履いて乾いている時についたなかなか取れないしわを伸ばすには綿繊維の濡れたら膨らむという性質を利用すると簡単にしわを緩和したり、戻したりすることが可能になります。
繊維は水を含んで膨らむと元々の繊維の形に戻るようになっています。濡れた状態でアイロンやドライヤーの熱を加えて平な状態で乾かすとその平らな状態で生地を固定します。
軽いしわはアイロンスチームで取れるが…
綿生地の性質から軽いしわはアイロンスチームでしわ取りをすることができますが、深く刻みこまれたしわはアイロンスチームでは伸ばすことができません。
なぜかというとアイロンスチームの水分は水蒸気の粒子が細かい為、綿繊維を湿気で膨らませるには不十分です。綿ズボンの深いしわを取るには繊維に十分濡れる必要があります。
綿ズボンのしわはなぜ取れない?
乾いている状態ではしわが取れない
先にも紹介した様に綿でできたチノパンやコットンパンツのしわを直すには一旦、繊維が濡れて膨らむ必要があります。パンツを履いている時には汗などで生地が濡れてしわが付く・そのままの状態で乾く・すると深いしわが付き、取れないしわとなってしまいます。
ズボンの生地に湿度を含ませる必要がある
外出先でチノパンやコットンパンツのしわを簡易的に直すにはのしわをできる限り手で伸ばして霧吹きやしわ取りスプレーを吹きかけて生地を伸ばす状態を維持させながら乾かす様にすると軽いしわであれば直すことができます。
簡単!ズボンしわ取り・伸ばす方法①
ハンガーにかけてスチームアイロンをあてる
しわの気になるコットンパンツやチノパンをハンガーにかけ、スチームアイロンをしわを伸ばしながらあてて行きましょう。スチームアイロンをあてたらそのままハンガーに架けて保管すると再度しわが付くことを防止することにもなります。
手軽なデイリーケアとして
履き心地のいいコットンパンツやチノパンを毎日のように履いている人は深いしわが生地癖にならないように1日の終わりにしわを直す・スチームアイロンをあてると習慣にするようにしましょう。
簡単!ズボンしわ取り・伸ばす方法②
しわを伸ばしてしわ取りスプレー
スチームアイロンをするのはめんどくさいという人にはもっと手軽なしわ取りスプレーを使ってみてはいかがでしょうか?市販のしわ取りスプレーには消臭や除菌効果のあるタイプのものもありますので、コットンパンツやチノパンの気軽なお手入れに取り入れてみてください。
ハンガーに架ける時は他の服と間を開けて
しわ取りスプレーしてしわを直したコットンパンツやチノパンを掛けておく時のポイントを紹介します。ハンガーに架ける時は他の服と間を開けて架けるようにしましょう。
隙間を詰めて架けると他の服と触れ合い、新しいしわの原因にもなってしまいます。新しいしわを防止する為にも触れ合わないように掛けましょう。
おすすめしわ取りスプレー①
レオニスから発売されているシワ伸ばしスプレーはサイズも小さく、ビジネスバッグにもトラベルバッグにも気軽に入れておくことができますので出張や旅行などの外出時におすすめです。緑茶消臭成分が配合されていますので臭いが気になる場合にも安心です。
おすすめしわ取りスプレー②
白元アースから販売されているミセスロイドスタイルメイトしわ・ニオイとりミストはしわ取りだけではなく除菌・抗菌・ウイルス除去・静電気防止など複数の効果を持ったしわ取りスプレーです。
ランドリーローズのフレグランスがついていますのでしわ伸ばしにスプレーしただけで洗濯後のような香りをつけることもできるしわ取りスプレーとなっています。
おすすめしわ取りスプレー③
ライオンから販売されているお洋服のスタイルガードしわもにおいもすっきりスプレーは少量のスプレーで驚くほどしわが伸びるしわ取りスプレーです。消臭・除菌・防臭効果がありますのでしわ防止の為に洗濯頻度を減らしたいお気に入りのズボンのお手入れに最適なしわ取りスプレーになっています。
簡単!ズボンしわ取り・伸ばす方法③
裾をハンガーにかけてズボンの重みでしわ取り
裾をハンガーに掛けて裾を挟むピンチが付いたタイプのハンガーを選ぶようにするとコットンパンツやチノパン自体の重みでしわを伸ばすことができます。霧吹きやしわ取りスプレーと併せて使うと有効なしわを直す方法となっています。
コットンパンツ・チノパン・スラックス全てのズボンに
このハンガーを使った裾を挟んだズボンの掛け方はコットンパンツ・チノパン以外にもスラックスなどしわが付きやすいズボンにも応用することができますので試してみてください。
簡単!ズボンしわ取り・伸ばす方法④
お風呂に浸かっている間浴室に持ち込む
その日に履いたコットンパンツやチノパンをお風呂に入る時に浴室に持ち込んでハンガーに掛けてお湯がかからない場所に吊るしておくとスチームアイロンをあてていることと同じ効果があります。お風呂に入って吊るしておくだけの手軽なしわを直す方法となっています。
生乾き臭がつくかもしれない
この方法は手軽なのですが、注意点が一つだけあります。スチームの蒸気と異なり、温度が低い蒸気をコットンパンツやチノパンに含ませる為、すぐに乾かさないと生乾き臭がズボンについてしまうかもしれませんのでお風呂から上がった後にドライヤーをあてたり、湿度の低い部屋に掛けておくようにしましょう。
簡単!ズボンしわ取り・伸ばす方法⑤
しわ取りスプレーしてドライヤーをあてる
コットンパンツやチノパンのしわが気になる部分にしわ取りスプレーをして、しわを伸ばしながらドライヤーをあてて急速に乾かすとしわを伸ばして綺麗な状態に直すことが短時間でできますので時間がないときにおすすめのしわを直す方法となっています。
朝にズボンのしわに気づいた時におすすめ
朝や出掛ける前の時間がない時にズボンのしわが気になった場合に短時間で綺麗な状態に戻すことができます。
しわ取りスプレーをして、しわを手で伸ばして、ドライヤーをあてるだけの簡単な3ステップでしわを直すことができますので、忙しい人におすすめできる簡単なしわを直す方法となっています。
簡単!ズボンしわ取り・伸ばす方法⑥
定期的にクリーニングに出す
気に入ったコットンパンツやチノパンは定期的にクリーニングに出すようにすると深いしわや取れないしわがズボンに癖が付くことを防ぐことができます。日常的なお手入れというよりはズボンを長期間愛用する為のお手入れ方法となっています。
取れないしわをリセット
毎日のお手入れでしわを直すことはできますが、家庭では取りきれないしわが付いてしまうことがあります。普段着は水溶性の汚れがついていることが多いのでコットンパンツやチノパンはドライクリーニングではなくランドリークリーニングと指定するようにしましょう。
ズボンのしわを防止する洗濯方法①
形を直すようにしてから洗濯ネットに入れる
洗濯機に服を入れる時に面倒くさがって脱いだままいれるのはズボンに限らずおすすめしません。
脱いだまま洗濯機に服や下着を入れると洗濯中に服がお互いに絡みやすくなり、服同士が擦れやすく服のダメージの元になってしまいますのでできる限りそれぞれ服の形を直して入れるようにするとしわとダメージを防止することに繋がります。
ホックとジッパーを閉めてから
ズボンの場合はジッパーを上げる、ホックやボタンをとめてなるべく生地をピンと伸ばしてから洗濯機に入れるようにすると洗濯が終わってから干す時、ズボンにアイロンをあてる時と後の工程が楽になりますのでズボンのしわを防止するポイントとなっています。
ズボンのしわを防止する洗濯方法②
柔軟剤を使って摩擦を低減
柔軟剤はタオルをふわふわに仕上げるためのものと思ってしまいがちですが、ズボンなどの洋服に使うと衣類同士の擦れを低減させてしわを減らすことができます。柔軟剤は匂いが強い商品がたくさんありますので柔軟剤の匂いが苦手な人は少量を入れるか、無香料の柔軟剤を使うようにしましょう。
衣類がらみがしわの原因
洗濯する時にはどうしても服同士が絡みあってしまいます。しかし絡みを少なくする工夫はたくさんあります。ズボンのジッパーを上げたり、服を裏返す、洗濯ネットに入れてから洗濯機に入れるなどの下準備をしっかりすると衣類がらみを最低限に抑えることができます。
また、洗濯機の洗濯容量を目一杯にすると衣類がらみ以外にも汚れ落ちが悪くなったりもしますのでしわが気になる場合は洗濯容量の70%くらいの量に抑えることが有効です。
洗濯ボールを使うと衣類がらみを防止できる
衣類がらみを防ぐには普段の洗濯から洗濯ボールを入れておくと衣類がらみを防いでくれます。水の循環を良くする効果がありますのでしわ防止以外にも汚れが落ちやすくなる効果も見込めます。
1個でも十分効果がありますが、洗濯容量によっては3個程度入れると有効です。100均やホームセンターで販売されていますので一度試してみてはいかがでしょうか?
ズボンのしわを防止する洗濯方法③
浸け置きして手洗い
コットンパンツやチノパンは基本的には洗濯機で洗いますが、しわが気になる場合や汚れが取れない時などは重曹を溶かした水に一晩浸け置きをしてから洗濯洗剤を使って優しく手洗いするとしわ防止に有効です。
洗濯機を使うとどうしてもしわになる原因を防ぎ切ることはできませんのでズボン以外にもしわやダメージを防止したい服に手洗いは有効です。
絶対にしわを付けたくないズボンに
絶対にしわを付けたくないズボンは浸け置きする前に洗濯ネットに入れてから浸けましょう。一晩付けてから洗濯ネットに入れたまま洗濯洗剤を入れて優しく押し洗いをしましょう。
洗剤を洗い流してから優しく水気を絞ってバスタオルの上にズボンをおいてクルクルと巻き付けて優しく水分を取り、形を整えてから干すようにするとしわ防止になります。
ズボンのしわを防止する洗濯方法④
干す前にシワを伸ばす
洗濯し終わったズボンを干す前にしっかりと捌いてからハンガーに吊るすようにしましょう。形を整えてからしわになりやすい太ももまわりやひざ裏部分はそこから優しく手でパンパンとしわを伸ばすとしわが伸びた状態で乾きますのでおすすめです。
時短にもなる!
この手順でズボンを干すとしわがない状態で乾きますので仕上げにアイロンをする必要もなく、そのまま履くことができますので時短にも繋がりますので干す時の参考にしてみてください。
ズボンのしわを防止する洗濯方法⑤
直す時はハンガーのまま吊るす
洗濯して乾いたコットンパンツやチノパンは大抵の場合取り込んで、畳んでしまうことが多くなっていますが、しわを付けたくないズボンの場合は干したハンガーのままか、収納用のズボンハンガーに吊るしてクローゼットに収納するとしわになりません。
畳んで直すと時間とともにしわになる
畳んで収納すると翌日に履く場合などはしわになりませんが、数日空けてズボンを履くと畳んで収納している間にズボン自体の重みでしわが入ってしまうことに繋がります。しわを気にしないズボンであれば畳んで収納しても構いませんが、しわをどうしても付けたくない場合はハンガーに吊るして収納すると覚えておきましょう。
おすすめズボン用ハンガー
無印良品から販売されているアルミハンガーパンツ・スカート用はしわをつけたくないズボンにおすすめです。一般的なズボンハンガーよりもピンチ部分が大きく作られているので使いやすく、ズボンを挟む部分も摩擦が強まるように半円形にジグザグが付いた仕様になっています。
通常のハンガーよりもピンチがある分嵩張りますが、しわを防止する為にお気に入りのズボンの本数だけ揃えておいてもいいかもしれません。
まとめ
少しの手間で綿ズボンのしわは直せる!
綿でできたコットンパンツやチノパンは乾いた状態でしわがつくと一旦、濡らして繊維に水分を含ませてから伸ばさないとしわをとることができません。外出先でしわを伸ばすには霧吹きやしわ伸ばしスプレーを携行し、手で優しくしわを伸ばしてから乾かすと応急処置になります。
毎日、帰宅後にしわを伸ばしてから水分を含ませて吊るすように保管するとしわ予防に有効な手段となっています。ズボンを洗濯するときも形を整えてから洗濯し、干す時にもしわを伸ばして形を整えるとしわになりません。
少しの手間を掛けてしわのない綺麗なズボンを履きましょう!
ズボンの手入れや収納方法が気になる方はこちらもチェック!
当サイトではズボンのしわ取り以外にもズボンの手入れや収納方法を取り扱った記事を多数掲載しています。気になる方はチェックしてみてください!
パンツ・ズボンの収納方法は?しまい方やかけ方などおしゃれな収納術をご紹介!
パンツやズボンの収納方法は意外と難しく、たたんだりハンガーにつるしてもシワがついてしまったり、履きたいパンツが見つけにくかったりすることがあ...
ズボンプレッサーの使い方とコツを解説!パンツ以外のシワも伸ばせる?
ビジネスホテルで見かけるズボンプレッサーですが、使い方が分からない方も少なくないでしょう。ズボンプレッサーとは、アイロンの様にしわを伸ばす家...
ズボン収納方法は?スッキリしまえて取り出しやすいアイデア収納術10選!
ズボンは収納しづらいと感じている人は多いことでしょう。パンツの掛け方や吊るす方法が分かれば、場所を取らず変形しないしまい方ができます。さらに...