ホンダ・リトルカブ50とは
1997年7月にホンダより1台の50㏄バイクが発売されました。何も知らずに写真だけ見ると、ホンダの名車とスーパーカブと見間違います。実際に車体をみるとスーパーカブに似ていますが、スーパーカブより小さくて全体的におしゃれな魅力的なデザインです。
車体のカラーなども落ち着いたカラーを採用し、従来のスーパーカブより確実におしゃれです。ホンダは小さくて小回りの利くリトルカブ50を年配者用と考えていましたが、おしゃれ感がするので若者にも支持されました。
以来、マイナーチェンジするごとに、そのおしゃれ感も増して行きます。(この記事は2020年3月28日現在の情報です。)
ツーリングなど遊びにおすすめのリトルカブ
初代が発売されてから20年以上経ったホンダ リトルカブ50ですが、その間に数度のモデルチェンジを行っており、限定車も多く販売されています。
タイヤサイズの小さいスーパーカブとして、たくさんのカラーでおしゃれ感もあるので、街乗りやツーリング仕様にして楽しむバイクとして人気者です。ホンダとしてもマイナーチェンジや限定車を出すたびに、おしゃれ感を強めています。
リトルカブとスーパーカブの違い
ホンダのスーパーカブ50とリトルカブ50は、スタイルリング的には同様のタイプです。エンジンなどは同じですが、一番の違いはその大きさです。全長や全高などは、リトルカブ50の方が小さくなっています。
その違いの大元はタイヤサイズにあります。リトルカブ50の前後タイヤサイズは14インチですが、スーパーカブのタイヤサイズは前後17インチです。このタイヤサイズの違いがリトルカブ50のおしゃれ感を出し、タイヤサイズの違いが取り回しの違いを生み出しています。
リトルカブ50のタイヤサイズの利点
リトルカブ50が14インチのタイヤサイズを採用したのは、ホンダの企画として高齢者向けに足つき性を良くしたいからでしたが、小さくしたタイヤサイズによる可愛らしさが若者達に受け入れられ、長いシリーズになりました。
可愛らしさとともに、小さくしたタイヤサイズは低速走行した時の切り返しの軽さにもつながりました。ツーリング仕様にしたり、狭い街中を走ったときの取り回しの良さも若者などに支持された要因は、タイヤサイズとも言えます。
リトルカブ50の種類
1997年の発売以来、ホンダ リトルカブ50は2度のマイナーチェンジがありました。
それはエンジンの仕様の変更が中心となっており、大きく分類すると3種類の形式が存在します。1997年発売の初期型(A-C50型)・1999年発売のマイナーチェンジ型(BA-AA01型)・2007年発売のマイナーチェンジ型(JBH-AA01型)の3種類です。
環境に合わせた排ガス規制強化のため、エンジンが改良されて行きましたが、タイヤサイズを含めた車体自体の大きな変更はありません。
リトルカブ50の特別仕様車
リトルカブ50は発売以来、特別仕様車の販売が多いバイクです。ほとんどがスペシャルカラーの採用の特別仕様車で、これから購入しようと考えている方には、おしゃれでおすすめのリトルカブ50に出会える事でしょう。
特別仕様車のカラーパーツを購入して着せ替え人形のよう交換する人も多く、おしゃれでおすすめのリトルカブ50の楽しみ方です。
リトルカブ50の性能
リトルカブシリーズは、3種類に分けられます。これは主にエンジンの仕様の違いで、同年代のホンダ スーパーカブも同じエンジンを使用しています。リトルカブ50は、そのスーパーカブと比較すると加速性能のが僅かに優れているのです。
原因はタイヤサイズがリトルカブ50が小さいからで、最高速ならスーパーカブに軍配が上がります。ツーリング仕様にしてキャンプ道具などを積載した場合の差は、それほど出ません。ただし、法定速度30km/hの50ccバイクとして考えた場合です。
リトルカブ50のエンジンの違い
リトルカブシリーズは3種類のエンジンを使用しています。その性能の違いを紹介しましょう。1997年に発売されたエンジン(A-C50型)は、最大出力4.5馬力/7.000rpm・最大トルク0.52kgf/4.500rpmです。
2000年発売のBA-AA01型は最大出力4.0馬力/7.000rpm・最大トルク0.48kgf/4.500rpmとなり、2008年発売のJBH-AA01型は最大出力3.4馬力/7.000rpm・最大トルク0.39kgf/5.000rpmとなります。排ガス規制をクリアするたびに、出力・トルクは小さくなっています。
ミッション比は全タイプ一緒で3速と4速(セル付き)が選べます。
ツーリングには初期型の4速(セル付き)がおすすめ
3種類のエンジンを持つリトルカブシリーズの中で、遊びやツーリング仕様にしてキャンプに行くにはどのタイプが良いのでしょうか。リトルカブのスペックだけで検討すれば、初期型リトルカブA-50型の4速(セル付き)がおすすめとなります。
この型は販売終了から20年も経っていますので、完璧な整備済車両の注釈がつきます。まだホンダより部品供給が可能ですので、新車時の性能に戻す事もできます。その他の機種で、遊びやツーリング仕様にしてキャンプに行く場合も、4速(セル付き)を選ぶと良いでしょう。
なぜ初期型の4速がツーリングにおすすめか
初期型リトルカブは年々厳しくなる排ガス適応エンジンの中で一番パワーがあります。ツーリングにはすべてのパワーを使わないまでも、余裕のあるパワーがあった方が楽なのです。ツーリング仕様にする時には、4速ミッションが断然有利です。
3速仕様の2速で唸りなが上る坂道でも、4速仕様の3速でもう少し楽に上る事もできます。ツーリングはとにかく楽に快適に走るのが鉄則です。ちなみに、3速仕様でも4速仕様でも最高速は変わりません。
リトルカブ50の購入方法
リトルカブ50は2017年8月末で生産を終了しました。新しい排ガス規制をクリアしていないため、惜しまれながらの生産終了です。しかし、販売店で新車を購入できない訳ではありません。
大手販売店などが大量に新車ストックをしている場合があります。どうしても新車でツーリング仕様車を作りたい人は、大手販売店で入手できる可能性があります。
ツーリング仕様におすすめの機種やその他リトルカブ購入の主力は、今後中古車市場に移ってゆきます。20年以上販売されていたリトルカブシリーズですので、中古車市場にたくさんのリトルカブ50が出回っています。
値段も様々ですので、根気良く探せば好みにあったリトルカブ50が手に入るでしょう。
購入の際の注意点
最も古いリトルカブ50でも発売より23年もたっています。古い中古車ほど値段は安いですが、エンジンや車体の劣化が激しいものが多く、購入後余分な出費をするリトルカブ50も多いです。販売店より購入なら対処してくれるでしょうが、個人売買ならリトルカブの事を良く理解している人から購入するのが無難です。
カブ系エンジンは素人でもいじれる人が多く、中古車をツーリング仕様にする場合、知り合いに詳しい人がいれば、アドバイスを受けるのも一考でしょう。
ツーリング向けリトルカブのカスタム5選
①ツーリング仕様にはリアボックス装着
リトルカブのツーリング仕様の多くは、リアボックスを装着している車両が多いです。リアボックスとは、リアキャリアに取り付けるボックス(箱)です。リアボックス自体、色々な種類があり好きなタイプが選べるでしょう。
ツーリングをしない時は外す事もできますが、普段時でもリアボックスを取り付けておくと何かと便利です。
市販パーツメーカーのリアボックス
今に日本は、内外のバイクパーツメーカーの用品が手に入るようになっています。ツーリング用のリアボックスも各車種用に販売もされています。当然、リトルカブ用もおしゃれなリアボックスが販売されていますので、ライダーの好みに合わせて選ぶ事ができます。
一般品使用のリアボックス
昔、スーパーカブのリアに木箱などを括り付けてあるのを見た事はありませんか。あれも立派なリアボックスです。現在は木箱の入手は難しい状況ですが、ホームセンターなどでコンテナボックスが入手できます。
コンテナボックスはキャンプなどの使用目的に合わせ、大きさが選べるので最適なリアボックスと言えます。
DIYの得意な人は、板を購入して自分だけのリアボックスを作るのもおすすめです。これらをリアボックスとした場合、キャリアにボルト固定する場合やゴムバンドで縛り固定する場合があります。
キャンプツーリング向けのリアボックス
キャンプツーリングにリトルカブ50を使用する場合、コンテナボックス型のリアボックスが便利です。キャンプをする場合、テント等などキャンプ用品の積載が必要となります。コンテナ型を選べば上蓋が平らなので、その上にも積載できます。
長距離をキャンプしながらツーリングするライダーのほとんどが、このコンテナ型を採用しています。
②キャンプツーリング向きのリアサスペンション
リトルカブ50でキャンプツーリングをする場合、積載重量が多くなります。そのほとんどの加重がリア部に集中する状態です。その状態で走行すると良くわかりますが、フロントタイヤの接地感が非常に軽くなり、リトルカブ50の運転に不安を感じます。
リアサスペンションの減退力不足なので、リアサスペンションの交換をおすすめします。
リアサスペンションの交換
楽しいツーリングでは、怖い思いをしながら走りたくないものです。リトルカブ50をツーリングに使用する場合は、積極的にリアサスペンションの交換をしましょう。各パーツメーカーより、各種リアサスペンションが販売されています。
ボルトを外せば簡単に交換できます。良く分からない人は、販売店で交換の相談にのってもらいましょう。
③キャンプツーリング向けにフロントキャリア
キャンプ用品などを大量に積載し、リア積載だけでは積載オーバーする場合はフロントキャリアを採用しましょう。新聞配達にも使用されているもので、フレーム支持のためにハンドリングに影響を与えません。
フロントキャリアにツーリングバッグなどを積載すれば、ツーリング気分が盛り上がり、楽しいツーリングができるでしょう。
フロントキャリアの購入と取り付け
フロントキャリアにはカゴが取り付けられる物もあり、ホンダ純正品・市販パーツ各種販売されています。バイクに詳しい人なら簡単に取り付ける事ができます。初心者で取り付けに自信のない人は、ホンダ販売店でも取り付けてくれます。ツーリング以外でも使用する価値があります。
④快適にツーリングするならウインドシールドを
ツーリングに走行風は付き物です。その風がツーリングでの体力を奪っています。長距離ツーリングの場合、ウインドシールド(風防)を使用する事をすすめます。効果は絶大で疲れ方が違います。また、おしゃれな製品も販売しており、雨よけ効果もあるので、普段使いをしている人にもおすすめです。
リトルカブ専用ウインドシールドを使おう
ウインドシールドは汎用品が安く大量に売られています、リトルカブは一般的なバーハンドルではありませんので、リトルカブ専用品でしか取り付ける事はできません。購入を考えている人は、その点を注意してください。取り付けは簡単に行えます。
⑤ツーリングの安全・防寒雨にナックルガード
ツーリングバイクに、多くのライダーがナックルガードを取り付けています。これはおしゃれのためでなく、転倒時に拳やブレーキレバーを守るためにあります。風除けや雨除けの効果も大きいものもあるのです。
ツーリングや街乗りでも、取り付けておいて損のないパーツです。郵便配達用・新聞配達用のバイクが取り付けているのは、主に防寒雨に効果を発揮しています。レバー・拳を守るためガードはグリップ前面に金属製のガードが取り付き、そのガード前面に防寒雨用のパーツが付いているものが人気です。
リトルカブ用のナックルガード
リトルカブのハンドルは一般的なバーハンドルと違い、カバーを被った特殊なものです。汎用品がたくさん出回っていますが、スーパーカブ・リトルカブ用のナックルガードでないとうまく取り付けられません。
購入の際は取り付け可能かをチェックしてください。リトルカブ用のナックルガードも色々なタイプがありますので、ツーリングなど使用目的に合わせて選びましょう。
ツーリング中の燃料管理
スーパーカブ系のエンジンは、大変燃費の良いエンジンとして有名です。悪くとも1Lで60~70km走れます。タンク容量がキャブレター使用車は4L、インジェクション車は3.7Lですので、200km以上軽く走れてしまいます。
現在はガソリンスタンドが少なくなっている時代ですので、燃費が良いからといってガス欠には要注意です。ツーリング中にガソリンスタンドを見かけたらこまめに給油しましょう。
ガス欠対策の便利用品
ガソリンスタンドがなかったらと心配な方には、非常に便利な用品が販売されています。登山用ガソリンや灯油を入れる携帯用ボトルを利用しましょう。消防法にも適合していますので安全です。1Lボトルなど細かく容量分けされて販売されています。リアボックスに入れておけば安心です。
ツーリングの道案内は
ツーリンは行く先の地図などが必要です。現在は、スマートフォンの地図アプリ・ナビゲーションアプリを利用する人が多くなっています。スマートフォンはライダーのほとんどが持っている物で、非常に便利なのはご承知の通りです。
ツーリング先の周辺の食べ物屋情報なども入手できるので積極的に活用しましょう。ナビゲーションアプリを作動させながら走行するのに便利なバイク用スマートフォンフォルダーが、バイク用品店に行けばたくさん販売されています。
購入の際は、リトルカブ用を購入してください。汎用品だとハンドル形状がパイプ式なので、リトルカブには装着できません。
ツーリング前のチェックポイント
リトルカブでツーリングに行く前に、全体の整備は大丈夫でしょうか。カブ系列のエンジンや車体は丈夫な事で有名ですが、ツーリング先でトラブルが出たならば楽しさも半減します。
バイクに慣れた方は通常の点検でも、初心者の方は販売店で行ってもらいましょう。やり方を見ておけば、自分でもできるようになります。
リトルカブの点検事項
エンジンオイルのチェック・エアクリーナーのチェック・キャブレター掃除などがエンジン関係です。車体はタイヤの空気圧・チェーンの弛み・ブレーキの利き具合・ウインカー・ライト・ホーンのチェックなど。楽しいツーリングのためにチェックしてください。
まとめ
リトルカブ50がどんなバイクなのかを紹介しました。可愛さ・乗りやすさで今でも人気があります。世の中に出回っている台数も多く、割と簡単に手に入れる事ができるでしょう。
ツーリング仕様にするパーツも簡単に入手でき、自分好みのリトルカブ50に仕上げる事もできます。古い年式のリトルカブ50は消耗品の状態に注意してください。完調な状態に戻してからツーリングを楽しみましょう。
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