クロスカブ110('18.2〜) クロスカブ50('18.2〜) スーパーカブ110('17.11〜) ロッドケースキット('17.11〜)
ホンダ スーパーカブ 110 クロスカブ 2人乗り ピリオンシート JA 45 44 10 AA 09 06 04 ブラック 純正キャリア用 社外品 外装 カスタム パーツ
クロスカブ110 スペシャルパーツ武川 アップマフラー 04-02-0269
クロスカブ110とはどんなバイク
2013年に多くのスーパーカブファンの注目を浴びて、初代クロスカブ110がデビューしました。一般的には、スーパーカブ110のバリエーション・モデルとして見られていますが、スーパーカブファンの間では、ハンターカブの再来として見られていました。
そして、2108年に新型のクロスカブ110が発表されました。先代のクロスカブ110より、オフロード向きのスタイルの新型は、発売2ヶ月で2018年の販売予定数をオーバーして、大人気で高評価を得ています。2018年の発売から新型クロスカブは、今も売れ続けています。各マスコミの試乗評価も良好です。
クロスカブ110はなぜ誕生したのか
先代のクロスカブ110が発売されたとき、多くのスーパーカブファンが喜びました。以前に日本でも一時期販売されたスーパーカブのバリエーション・モデルのハンターカブの雰囲気を漂わせたバイクだったのです。主にアメリカ主体に販売されていたハンターカブですが、オフロードを主体として走れるカブでした。
ハンターカブの雰囲気の先代クロスカブは、ファン評価も高く2018年に新型のクロスカブが発表されました。2018新型クロスカブは、先代よりハンターカブに近く、オフロード性能も向上しています。
ハンターカブの誕生
1960年代には、アメリカにスーパーカブは輸出され、手軽に乗れる丈夫なバイクとして高い評価を受けて人気になっていました。そんな中、アメリカのホンダディラーから、カブをオフロードでも使えるように改造したバイクが発売されます。
狩猟用にオフロードでも走れるスーパーカブが求められていたのです。このスパーカブも高評価で人気となって行きます。このオフロード向きのカブは、やがてホンダ本社で製作され販売されるようになります。オフロード向きのカブは、ハンターカブとよばれクロスカブの先祖と言えます。
新型クロスカブと旧型クロスカブの違い
2018年発売の新型クロスカブ110と旧型クロスカブ110の違いはどこにあるのでしょう。車体での大きな違いは、スーパーカブの代名詞と言えるレッグシールドを取り去っていまいました。可倒式タンデム・ステップを取り付けてオフロード走行の転倒に備えています。
デザインが、シェイプアップしたフォルムとなっています。2018年新型クロスカブは、ライトガードなどオフロード性能を向上させています。よりハンターカブを連想させます。エンジンには、新型クラッチを採用し変速時のショックが格段に少なくなりました。
クロスカブ110とスーパーカブ110の違い
2018年発売の新型クロスカブ110とスーパーカブ110のの違いはどうでしょう。見た目の違いは当然ですが、エンジンは同じものを使用しています。タイヤの大きさには違いはありません。
カブマニアの友人が購入し、ならしも終わったと話していたので、試乗がてら見に行ってきました。
エンジンの違い
新車の輝きを残した2018年型のクロスカブ110が、友人宅のガレージにありました。友人はカブマニアで複数の希少なカブも所有しています。エンジンの違いを聞いてみました。
少し前に発売されていたスーパーカブ110のエンジンと同じ物で、決定的な違いは無いそうです。つまり、同じ物です。先代と新型の違いは、生産拠点が中国から日本に変わりました。モンキー110などの110ccエンジンは基本的に共用しているのです。
シート高の違い
試乗のために、シートにまたがってみました。シートの高さは、確実に違います。身長173cmの私のかかとが、少し浮くぐらい高いです。スーパーカブは、両足がべったり着くぐらいの高さです。2018年発売の新型クロスカブが、シート高が高いとは思いませんでした。
ハンドルの違い
試乗のため、ハンドルを握ったときに気がつきましたが、ハンドル幅も広くなっています。近くにあった歴代のスーパーカブと比べても確実に広いです。オフロードなどの走行でハンドルの振られた場合にも、スーパーカブより対処がしやすいはずです。握りこぶしで二つ分ほど広い幅となっています。
シートの違い
これも試乗のときに判明したのですが、シートの厚さがスーパーカブと違います。座り心地も良く、長距離のツーリングで使用しても尻の痛みも無縁の感じです。オフロードで使用しても具合は良いでしょう。ハンドルが高くなっても、シートも一緒に高くなっています。これでちょうど良いライディングポジションがとれるのです。
サスペンションの違い
試乗走行をしないと分からないのですが、見た目でサスペンションは変わらないように見えます。オフロード走行もできるクロスカブですので、違いはあるはずです。また、タンデム・ステップも装着され、タンデム走行が可能になっているので、その辺でのサスペンションの味付けもあるのではないでしょうか。友人が調べたところ、スーパーカブより長さ多少長くなり、作動幅も多くなっているそうです。
ステップの違い
ステップについては、試乗前に車体周りを見たときに、スーパーカブとの違いがわかりました。スーパーカブは、極端にいえば金棒にステップゴムが着いている状態です。かたや、2018年型クロスカブ110は、転倒したときに折れ曲がる可倒式ステップを採用しています。
これは、高評価となるでしょう。スーパーカブのステップだと、転倒したときに折れ曲がったままになったり、車体にダメージを与える場合が多いのです。可倒式の場合、簡単にもとに戻るようになっており、車体のダメージも少なくなり、評価の高い変更点です。
クロスカブ110の走り出し
試乗に出発してみようと、低速で走りだします。遠心クラッチ特有のもっさりした発進です。すぐに2速にいれます。この時、以前ならガツンとした変速時のショックがありましたが、現在のクラッチのショックは非常に少なくなっています。新型クラッチの成果です。軽快に変速を楽しむ走りができます。クロスカブ110・スーパーカブののエンジンの評価できる点となります。
クロスカブ110の走行中
試乗のメイン速度となる50km/hから70km/hは、快適そのもので以外と静かな走行サウンドです。途中からアクセルを開けると、思ったより力強く加速してあります。スプロケット比をスーパーカブ110より小さくしてあるという事なので、スーパーカブ110はもう少し緩やかな加速でしょう。私的評価は結構高いです。
70km/hを越えるとエンジンの音が変わります。闘争力をかき立てるようなサウンドです。借り物の試走車なので、80km/hくらいまでしかだしませんでしたが、オーナーの話ですと90km/hオーバーまで出るそうです。
クロスカブ110のサスペンション性能
試乗中に舗装道路のうねりに自然と入っていまいますが、作動幅の大きいクロスカブ110のサスペンションが、やさしくショックを吸収してくれます。スーパーカブ110のサスペンションだと作動幅が小さいので、突き上げのショックを感じます。
このサスペンションは、突き上げ対する備えを大きいギャップでない限り、それほどとる必要は無いでしょう。このサスペンションであれば、スーパーカブ110と比較して、タンデム走行・オフロード走行・ツーリングをした場合の疲れ具合がかなり違います。
クロスカブ110の燃費
クロスカブ110の燃費は、どうなのでしょう。メーカーがバイクを作り届け出るため、燃費も届け出なければいけません。その燃費の値が、カタログ等で発表されています。定置燃費値が2名乗車で62km/ℓとなっています。同じトラックをグルグル周回し測定する燃費です。
同時にWMTCモード値燃費も発表されています。実走行に近ずけるため、坂道やストップ&ゴー走行を取り入れた燃費値です。WMTCモード値燃費は、一名乗車時に67km/ℓとなっています。WMTCモード値燃費ほうが良いでしょう。
クロスカブ110とスーパーカブ110の燃費
同じエンジンを使用している2018年型クロスカブ110とスーパーカブ110ですが、燃費はスーパーカブ110のほうが良くなっています。最終ギヤ比の変更で、2018年型クロスカブ110のほうが加速が良くなっています。加速パワーが2018年型クロスカブ110の方が強くなっているのです。
これにより、タンデム走行もクロスカブ110の方が軽快に走行できるようになっています。スパーカブ110より燃費が悪くなっていますが、満タンで280km(カタログ値)以上走れるのすごい事です。燃料タンクは、4,3ℓの容量しかないのですから。
クロスカブ110はなぜ110ccなのか
クロスカブ110は、日本の税制基準によると原付二種に相当します。原付一種とは50ccを指します。以前は、50ccが車のオマケで乗れるので結構売れていました。しかし、売り上げが落ち込んだ現在、世界的な最小排気量に合わせたバイクの販売を日本の4大メーカーは、125ccクラスの販売を推し進めています。
クロスカブ110も125ccクラスに属しています。50㏄は、日本だけの特殊排気量になりつつあります。現在、日本ではタンデム走行のできる125ccクラスのバイクの免許をオマケ免許にしようとする議論が起きています。
クロスカブ110の釣りでの使用
クロスカブ110は釣りが趣味の人も興味があるでしょう。堤防や釣り堀など駐車場がそばにある釣り場は問題ないのですが、駐車場が近くにない場合、釣り場まで歩いて行くしかありません。
ダム湖や渓流釣りの場合などがそうですが、クロスカブ110に釣り用ロッドホルダーを取り付け、リアキャリアに釣り用品をくくり付ければ、簡単に釣り場まで行けて思う存分釣りが楽しめます。
クロスカブ110用の釣り用ロッドホルダー
クロスカブ110に、釣り用ロッドホルダーのオプション設定はありません。自作するか、市販バイクパーツの中から選ぶ必要があります。ロッドホルダーを取り付けた場合、タンデム走行はできません。
自作の場合、塩ビ管などの細長いパイプの底を取り付け、縦にクロスカブ110のリアキャリア付近に取り付けます。製作費用も安く済みます。スタイルを気にしない人向きです。市販品は、バイクパーツ・メーカーのエンデュランスより、ロッドホルダーが販売されています。
クロスカブ110('18.2〜) クロスカブ50('18.2〜) スーパーカブ110('17.11〜) ロッドケースキット('17.11〜)
釣り竿のほか登山用ストックなども使えます。
クロスカブ110のタンデムでの使用
ホンダ スーパーカブ 110 クロスカブ 2人乗り ピリオンシート JA 45 44 10 AA 09 06 04 ブラック 純正キャリア用 社外品 外装 カスタム パーツ
2018年型のクロスカブ110は、歴代のスーパーカブ・シリーズの中で、最強のタンデム性能をほこります。しかし、短距離ならなんとか耐えられますが、スチール製のキャリアの上に座るのは、多少きついものがあります。タンデムの評価の高いクロスカブ110ですので、快適に乗りたいものです。
スーパーカブ・クロスカブ用のタンデムシートが、多くのメーカーから発売されています。バイクの販売店でも、言えば取り寄せてくれます。タンデム走行をしたい方なら、是非とも購入してください。
タンデムの使用例
試乗する前から、友人からタンデム・ツーリングの楽しい話を聞いていました。新車の慣らしを初めてから、もうすぐ3000kmとなるるかという冬の時期、菜の花が咲いているというので、夫婦で見に行くことにしたそうです。クロスカブ110でタンデム・ツーリングするには少しばかり遠い距離です。
どうしたかというと、軽トラに積んで近くまで行き、トコトコと菜の花タンデム・ツーリングしたそうです。奥様のバイクに対しての評価も上がり、慣らしも無事終了したそうです。クロスカブ110は、トランポを使ってのツーリングにも最適です。
クロスカブ110での林道ツーリング
クロスカブ110のオーナーが、林道を試乗しています。フラットな締った路面の林道は、見通しの良い所は50km/h以上出してもまったく問題なしで、サスペンションがうまく働いているようです。
ガレ場に入っても大きめの穴などは別として、トコトコと粘り強く走ってくれ、やはりサスペンションがうまく働いてくれているようです。本格的なオフロードバイクには劣りますが、そこそこは走れるバイクに仕上がっており、友人のオフロード評価も高いものでした。
林道でのスーパーカブ110の走り
どんな路面も平均的に走れるのが、スーパーカブの良い所です。フラットで良く締った路面の林道は、問題なく走れます。郵便局でもスーパーカブ110を使用して配達をしています。郵便配達している局員も、問題無く走れると言っています。家があるような所のダート道はフラットで締っているのです。
荒れ気味のダートだと、ハンドル幅の狭い関係で、急な振られには弱いです。路面のデコボコは、サスペンションのストロークの関係で、突き上げあります。極低速でゆっくり走る事になります。
スーパーカブの走りの優位点
クロスカブ110とスーパーカブ110を並べてみると良く分かるのですが、クロスカブ110の方が少し大きめになっています。そのため、小道をちょこまか走ったり車の間を縫って走る場合は、スパーカブ110の方がキビキビとした走りができます。オールマイティーに使うスーパーカブ110の利点でもあります。
クロスカブとスーパーカブの住み分け
クロスカブ110とスーパーカブ110は、基本的にベースは同じバイクです。スーパーカブ110を基本として、車体などの味付けを変更でして、クロスカブ110をレジャーモデルとして登場させています。レジャー的に使用したい方はもちろんの事、その他はセカンドバイクとしてチョイ乗り用として購入するライダーが多いバイクです。
かたや、スーパーカブ110は、長年の販売により(排気量は別として)働くバイクとして、世界や日本国民に認知されています。今でも、郵便配達や出前など、配達関係で多く使用されています。
クロスカブとスーパーカブのパワーアップ
クロスカブ110やスーパーカブ110に長年乗ると、どうしてもパワーに不満が出てきます。ホンダの横型OHCエンジンは、50㏄の時代よりパワーアップパーツが豊富に、各パーツメーカーより販売されています。当然、クロスカブ110・スーパーカブ110のパワーアップパーツも多数販売されています。
エンジンのパワーアップ
125㏄まで排気量をアップするキットが多数発売されています。全体的にパワーアップしますが、特にトルクが太くなり、乗りやすくもなります。インジェクション・コントローラーも付属しているキットもあり、燃料調整も簡単にできます。エンジンをいじり慣れている人は別として、初心者はバイク屋さんに取り付けてもらってください。
マフラーでパワーアップ
クロスカブ110 スペシャルパーツ武川 アップマフラー 04-02-0269
排気量をアップしなくとも、パワーアップができます。全体的にパワーが一回り上となるのが、マフラーの交換です。排気量アップするより簡単です。初心者でも工具があれば取り付け可能です。パワー的には、排気量アップより劣りますが、両方同時に行うと良好なパワーが得られます。
クロスカブとスーパーカブの違いのまとめ
ホンダというメーカーは、一つのベースモデルとなるバイクがあれば、使用状況を考えてバリエーションモデルを作り販売するのが得意なメーカーです。ホンダの長い歴史の中で、何台ものバリエーションモデルが登場しています。
スーパーカブ110のバリエーションモデル・クロスカブ110も、ベースモデル・スーパーカブ110のマイナーチェンジを受け、新型が登場しています。レジャーモデルとしての使用を念頭に置き、新型になると人気が高くなっています。みなさんも、クロスカブ110で遊んでみませんか。
クロスカブが気になる方はこちらもチェック!
クロスカブ110を進化させて行けば、アドベンチャータイプのバイクに近くなるはずです。クロスカブ110に興味がある方は、こちらの記事をチェックしてみてください。究極のクロスカブの姿が、想像できるかもしれません。
250アドベンチャー対決!今話題のクオーター冒険バイクの魅力に迫る!
250ccのアドベンチャーバイクが今、人気です。軽量・コンパクトながら道を問わずに走れ、車検が不要でランニングコストもかからないなど、いいこ...
エンデュランスのロッドホルダー取り付け例です。