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森林浴がたまらない!大阪・摂津峡ハイキングコースの楽しみ方を徹底解説!

ハイキングといえば自然豊かな景勝地で新緑や森林浴を楽しむイメージが強いのではないでしょうか。実は大阪にも摂津峡という自然豊かで新緑や森林浴を楽しみながらハイキングができる場所があります。今回はその大阪府高槻市の摂津峡のハイキングについてご紹介します。
2020年12月8日
たなかゆうこ
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目次

はじめに

Photo byzapCulture

大阪というと都会のイメージがあるかもしれませんが、実は自然豊かで山も川もある都市でもあります。ハイキングコースも数多くあり、日頃から様々なコースを楽しんでいる方もいらっしゃるでしょう。その中でも今回は、森林浴が楽しめる「摂津峡」の良さだけでなく、アクセスや駐車場はあるのか?といったことをご紹介します。

摂津峡とは?

森林浴が楽しめる自然豊かな北摂の景勝地

そもそも摂津峡とはどういう場所なのでしょうか。まずは摂津峡の概要からご紹介します。大阪府の名勝、摂津峡(せっつきょう)。1938年に指定されました。そして「大阪みどりの百選」にも選ばれています。大阪府高槻市の芥川(あくたがわ)の上流にある渓谷で、奇岩や断崖、滝といったさまざまな自然が約4kmにわたって続いています。

四季折々の自然が楽しめる景勝地「摂津峡」

ハイキング、公園、キャンプなど1種類だけでなくさまざまな体験ができる摂津峡。自然と触れ合えるとても楽しい場所ですが、楽しむのに最適な季節はあるのでしょうか?実は、四季を通じて全て楽しむことができます。摂津峡にはそれぞれの季節でどんな魅力があるかご紹介します。

春:桜が咲き誇り晩春には新緑も

摂津峡公園の南側には「桜広場」があり、その周辺にはソメイヨシノなど約3000本の桜の木が植わっています。春になると桜が咲き誇り、市内外から大勢の観光客が訪れるほどです。毎年3月下旬から4月上旬にかけて「摂津峡桜まつり」が開催され、日没後にはぼんぼりを点灯し、夜桜を楽しめます。桜が散り始める頃には鮮やかな新緑も楽しめます。

夏:ホタルと新緑が楽しめる

摂津峡の夏と言えばホタルです。川にはゲンジボタルが生息しており、5月下旬から6月中旬にかけて下の口や上の口でホタルが乱舞する姿が見られます。ホタルのシーズン時は駐車場も21時頃まで開場。大勢の人が訪れます。そして摂津峡は昼間も楽しいです。新緑を眺めながら滝の涼風景に触れ爽やかな気持ちになれる場所でもあります。

 

秋:紅葉に染まる鮮やかな風景

高槻市の紅葉の名所でもある摂津峡。大阪府の紅葉名所ランキング上位に入るほどの名所です。摂津峡のどこを歩いても紅葉狩りが楽しめますが、特に紅葉が美しいのはもみじ谷といわれています。また、川に映る紅葉も美しいのでぜひ見てください。紅葉以外にもススキといった季節の植物も楽しむことができます。

冬:雪景色が見られることも


冬は寒いし見どころはあるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、冬でも楽しめます。高槻は大阪の北の方にあり山が多いため冬は大阪の中心部より寒く、雪が降ることも。雪が降れば幻想的な雪景色が楽しめます。また椿が咲いているので植物を楽しむこともできますし、他の季節より来訪者が少ないのでゆっくりと過ごせる季節です。

摂津峡はハイキングがおすすめ

新緑や森林浴が存分に楽しめる

摂津峡は公園でピクニックをしたりキャンプをしたり、さまざまな楽しみ方がありますが、特にハイキングがおすすめです。5コースありますが分岐点が存在し、それぞれいろんな風景を見せてくれます。自然とたっぷり触れ合え、森林浴でリラックスしながらしっかり歩いて日頃の疲れを解消できるハイキング。摂津峡はハイキングに最適な場所となっています。それでは、そのハイキングコースをご紹介します。

摂津峡ハイキングコースのご紹介

①渓谷コース(全長3.1km)

コース名の通り、渓谷に沿ってハイキングを楽しむコースです。比較的歩きやすいコースで、アップダウンが少なく老若男女どなたでも歩けるコースになっています。しっかり歩きたいというより、散歩のようにゆっくり楽しみたいかたにおすすめです。奇岩もたくさん見れます。所要時間は約40分、コースは「塚脇バス停→山口誓子句碑→上の口バス停」となっています。夏にはホタルが乱舞する姿が見られますよ。

まだまだ歩けそうなら白滝へ

分岐点があるのがこのハイキングコース。分岐点は他のコースへ行ける地点となっています。2つ目の分かれ道で中腹自然林コースへ行くと、白滝を見られます。往復約10分程度ですので、摂津峡の人気の名所である白滝へぜひ行ってみましょう。

②中腹自然林コース(全長3.8km)

中腹自然林コースは自然の中を楽しめるコースです。中腹自然林コースは途中まで渓谷コースと同じ道を歩きます。そして途中でこのコースへの分岐点があります。秋であれば紅葉が綺麗なもみじ谷がコース上にあるのでおすすめです。階段を登ったり、急な下りの階段がありますので気を付けましょう。所要時間は約45分、コースは「塚脇バス停→もみじ谷・くぬぎ谷→展望デッキ→第2キャンプ場→上の口バス停」となっています。

中腹自然林コースは夏は新緑も楽しめる

もみじ谷がコース上にあるこのコースでは、秋が一番楽しいのではないかと思うかもしれませんがそんなことはありません。夏は新緑が楽しめ、白滝では涼むこともできます。夏は山でも暑いので、水分補給をしっかりして歩くようにしてくださいね。

③スカイラインハイキングコース(全長4.0km)

スカイラインハイキングコースは、途中に大阪市を一望できる展望デッキがあります。摂津峡公園までは渓谷コースを歩き途中で中腹自然林コースへ。続いての2つ目の分岐点からこのコースへ入ります。途中、急な階段がありますので気を付けて登るようにしましょう。このコースでは途中で中腹自然林コースと合流しますので白滝にも行けます。所要時間は約45分、コースは「塚脇バス停→展望デッキ→キャンプ場→上の口バス停」となっています。

自然歩道コースへと行くと森林浴をたっぷり楽しめる


中腹自然林コースは4つ目の分岐点で自然歩道コースへと行くこともできます。ただし、この自然歩道コースというのは一番長い時間のかかるコースです。後述しますが、自然歩道コースは山登りに近いコースとなっています。自然歩道コースを歩きたいならしっかり準備をし服装も十分なものを用意するようにしましょう。

④原八景コース(全長5.0km)

原八景コースは他のコースとは違い、「原」の集落を散策し田園風景を楽しむコースになっています。森の中を歩く以外も楽しみたいという方におすすめのコースです。コースの途中、八坂神社や神峯山寺といった場所もあり、自然とは違った形でリラックスすることができます。所要時間は約1時間、コースは「原立石バス停→牛地蔵→神峯山寺→大森橋→八阪神社→上の口バス停」です。

摂津峡公園も行きたい場合は注意が必要

田園風景を楽しめる原八景コース。行ってみたいという方はたくさんいらっしゃるでしょう。しかし摂津峡公園から離れている場所なので、どちらも行きたい方は、どのように行くか事前に調べて行く方がよいです。もし体力に余裕があれば、渓谷コースを歩いてから原八景コースを歩くと森の中で癒されるだけでなく田園風景を楽しめます。

⑤自然歩道コース(全長9.2km)

自然歩道コースは東海自然歩道の一部を歩く、一番長いハイキングコースです。山登りと変わらないのでしっかりした装備や服装が必要です。たっぷり森林浴を楽しむことができ、天気がよければ野鳥観察も楽しめます。途中急な階段もあるので十分注意が必要です。所要時間は約2時間弱、コースは「原立石バス停→萩谷公民館前バス停→キャンプ場→塚脇バス停」となっています。

森林浴を楽しめる一番おすすめのコース

自然歩道コースは森の中を歩いて森林浴を楽しみたいなら一番おすすめのコースです。全長9.2kmと長いこともあり、体力は必要ですが、その分ゆっくりと自然を堪能できます。普段からハイキングに慣れている方であれば十分楽しめるでしょう。2つ目の分岐点で白滝の方へ行くこともでき、摂津峡をめいいっぱい楽しめるコースとなっています。

ハイキングの服装とは?

Photo byPexels

ハイキングに行くと決めたら、気になるのが服装。摂津峡は道が舗装されているコースのため、山登りほどでなくても少し気軽な服装でも大丈夫です。ただし、カジュアルな服装と言っても、急な階段があったり、滑りやすくなっているところもあるので、最低限の服装は必要です。

服装

季節によって臨機応変に

Photo byFree-Photos

ハイキングは温度調節ができるような服装がベストです。そのため、夏は暑くても重ね着できるような服装が適切です。また、冬でも歩いていれば暑くなることもあります。そのため、夏ならTシャツの上に薄いパーカーを羽織る、冬なら上着の下に脱ぎ着が簡単な服を着ておくなど臨機応変に対応できることが重要です。そしてパンツは歩きやすいものを選び、夏であればハーフパンツにレギンスを履くなど、足をけがから守りましょう。

靴はスニーカーでも良い

Photo byFree-Photos

靴はスニーカーでもいいですが、もしあればハイキングシューズがおすすめです。登山靴をなら足が固定されているので負担がかからないですが、準備できない人もいます。でこぼこ道を歩くなど負担のかからないハイキングであればハイキング用のシューズ、スニーカーでもよいです。もし川に入りたいならサンダルも必須でしょう。

持ち物のご紹介

3点をご紹介します。1つ目が帽子です。山の上は紫外線が強く熱中症予防のためにも必須となります。また、転んだ場合や落下物から頭を守るというためという意味もあります。2つ目が雨具です。山の天気が変わりやすいことをご存知の方も多いでしょう。急に雨が降ることもありますので必須です。3つ目はリュックです。斜め掛けのバッグで行く人もいるかもしれませんが、ハイキングであればどちらかの肩に負担をかけると歩きづらいので、リュックの方がハイキングには最適でしょう。

摂津峡へのアクセス

電車やバスでのアクセス:最寄り駅は?

電車とバスのアクセスをご紹介します。最寄り駅はJR高槻駅、もしくは阪急高槻市駅になります。電車を降りたら市営バス乗り場へ行きましょう。JR高槻駅北口にあります。阪急高槻市駅からは徒歩10分かかります。塚脇行きは2番乗り場、上の口もしくは原立石に行く場合は1番乗り場です。バスの乗車時間は約20分~30分となっており、時間としては少しかかる印象ではありますが、高槻駅が大阪駅から近くアクセスしやすさとしては、それなりにはアクセスしやすい場所といえます。

車でのアクセス:駐車場はある?

車でアクセスする場合、駐車場があるのか、情報を知りたいでしょう。摂津峡公園の注駐車場は2か所。1つ目の駐車場は、公園の近くに下の口駐車場という駐車場があります。カーナビで設定する場合は、「摂津峡公園管理事務所」もしくは電話番号(072-687-9449)で検索してください。桜が綺麗な桜広場公園に最も近いのがこの駐車場です。そしてもう1つ、上の口駐車場もあり、こちらもぜひ利用してください。

自然豊かな摂津峡でハイキングを楽しもう

高槻市でハイキングができる「摂津峡」をご紹介しました。5コースそれぞれ違った風景を見せてくれる場所となっています。また摂津峡の良さはどの季節でも楽しめるところです。森林浴を楽しむのに最適な場所なのでぜひみなさんも行ってみてください。

大阪のハイキングが気になる方はこちらをチェック!

「暮らしーの」では、他にも大阪のハイキング情報を紹介しております。ハイキングの行先を検討する際の参考にしてくださいね。