伊豆大島について
東京から約120Km、伊豆半島から25Kmに位置する伊豆大島。東京の竹芝桟橋などの高速ジェットで最短1時間45分でアクセスできるので立地条件のよさも人気のひとつ。島の中央には火山の中央火口丘の三原山がそびえ、海はもちろん山も堪能できます。そして火山なだけに温泉も楽しめます。まさに大自然を満喫できる場所なのです。関東で初めて日本ジオパークに認定されています。活火山地域ですので、島のほとんどが自然そのまま。手付かずのところも多く、立ち入り禁止や遊泳禁止の場所もあります。(※当記事は2020年3月8日時点の情報をもとに作成されております。)
伊豆諸島の中でも最大の面積
大島は伊豆諸島で最大の広さを誇る離島です。マップを見ただけでも見どころ満載なのが一目でわかります。
伊豆大島へのアクセスは3方法
アクセスは3方法あります。ジェット船、大型客船、飛行機です。それぞれをまとめてみました。料金を重視するなら大型客船の一番安い料金を選べば飛行機の半分、ジェット船に比べても2000円以上は安く済みます。また夜の出発なので、仕事を終わらせてから乗っても翌朝に着くので朝から行動できます。ジェット船は便が豊富で、乗り場所もいくつかあります。熱海から乗れるのも利点のひとつです。飛行機は調布から25分という短い時間での移動が魅力です。どのアクセスも予約は必要でGWなど大型連休は混雑が予想されるので特に要注意です。
アクセス1:ジェット船
伊豆大島へのアクセスはジェット船、大型客船、飛行機の3方法です。ジェット船は東京の竹芝桟橋や神奈川の横浜桟橋などから出港していて片道約1時間45分GA最短時間です。料金は月によって異なりますので確認が必要です。便数も少ない時期は2〜3便、多い時期で5便出港します。
アクセス2:大型客船
大型客船は他のアクセス方法より時間がかかり、乗船時間は約6〜8時間で夜間運行のため、船内で1泊となります。しかし伊豆大島には翌朝の5〜6時に着くので、島へは一番早い到着方法です。料金設定も特等から2等まであるので予算に合わせて選べますし、特2等、2等ならジェット船より安い料金で利用が可能です。
アクセス3:飛行機
伊豆大島へ行く飛行機は新中央航空で、調布飛行場にあります。1日に2便ありますが月日によってスケジュールが変わるため必ず確認が必要です。料金は片道12000円で、船より割高ですが調布〜伊豆大島まで約25分で着くことができるのは魅力的です。
キャンプの荷物
キャンプは荷物が多くなりがち。しかし、伊豆大島へはアクセス方法が限られているため、それぞれのアクセス方法で荷物の制限や持ち込み禁止のものがあるのが注意する点です。
カーフェリーがありません!!
実は伊豆大島へ行く交通手段でカーフェリーは今のところありません。バイクなら大型客船で250ccまでは別料金で運搬可能です。キャンプ=車でですが車を運ぶとなると貨物輸送船を手配したりと大掛かりです。荷物はコンパクトにテント、寝袋、着替えなど必要なものを最優先して準備しましょう。キャンプ場で借りられるものがあるかを事前に確かめ予約しておくと混雑時でも慌てなくてすみます。レンタカーのサービスは充実しています。
船、飛行機への荷物
キャンプ用品のオーバーサイズや重量オーバー、またスプレー缶の殺虫剤や花火など禁止物持ち込みが増えているので事前に必ず確認ください。
伊豆大島キャンプ場1
トウシキキャンプ場は伊豆大島の南部に位置するキャンプ場で、船が停まる元町港や岡田港の反対方向にあります。
トウシキキャンプ場
伊豆大島の南部に位置するトウシキキャンプ場は綺麗に整備された芝生のテントサイトのあるキャンプ場です。太平洋の絶景が眺められ、天気のよい日は、新島、利島、神津島が見えます。
何と!料金が無料!
トウシキキャンプ場はなんと料金が無料なのです!!使用する際は事前に大島の町役所に電話して予約をします。トウシキキャンプ場には常駐のスタッフがいません。チェックイン、チェックアウトは好きな時間に可能です。
トウシキキャンプ場の設備
シャワー、かまどもなどのキャンプ場内に設置されている設備も全て無料です。
しかし、テントなどのレンタルサービスはないので、キャンプ道具や食料など必要なものは持参になります。ゴミの放置などは禁止です。禁止事項をよく確認し、あくまでもマナーを守って使用しましょう。
注意事項をチェック!
常駐のスタッフがいないぶん、丁寧なゴムの分別など注意事項を確認し、マナーのある行動を心掛けたいですね。
キャンプの食料は伊豆大島で調達を!
せっかくのキャンプ!やはりBBQや焚き火で料理を味わいたいですよね。BBQは手軽でコンパクトなBBQコンロを持って、現地で食料を調達できればOKです。トウキビキャンプ場の近くにスーパーがあるので調達可能です。焚き火の燃料用の薪と炭については、勤労福祉会館(電話:04992-4-0501 水曜定休)へ問い合わせてください。キャンプ場から徒歩約20分の場所にあります。指定箇所以外での焚き火、直火は禁止です。
島のスーパー
伊豆大島にはコンビニがありません。スーパーも早く閉まってしまうのでキャンプ前に購入しておくのがベターです。
トウシキ海水浴場
キャンプ場の近くにはトウシキ海岸があります。絵に書いたようなブルーの海水が美しいトウシキ遊泳場があり、玄武岩の溶岩に囲まれているので素潜りやシュノーケリングができます。
近隣釣りスポット
また、キャンプ場に荷物を置いたあとに、釣りに出かけるのもおすすめです。釣りでは、波浮港の桟橋から運がよければアカハタやヒラメも釣れます。
トウシキキャンプ場
【住所】東京都大島町差木地字 クダッチ
【連絡先】04992-2-1446
【アクセス】元町港から車で30分、交通手段では元町港から波浮港ラインのバスで「海洋国際高校前」下車
伊豆大島キャンプ場2
海のふるさと村はフリーテントサイトやデッキテント、ロッジが整備されているキャンプ場で、スタイルになったステイができます。
海のふるさと村
大自然の伊豆大島の中でも自然が残るゴセ川地区に位置する海のふるさと村。ここではフリーテントサイトやデッキテントの他、ロッジが整備されていて自分のスタイルにあったキャンプを楽しめます。
フリーサイトテント
大自然に囲まれた緑と太平用の海を眺めながらのテント張りは格別!3人用20張で、貸しテント(1張1泊)2000円、施設使用料(1人1泊)一般200円、小中生100円 テント持ち込みの場合は貸しテント代は必要ありません。
デッキテント
かさばるテントの荷物要らず!キャンプ場に着いたらすぐに荷物を置いてアクティビティを楽しめます。・6人用10張 ・デッキテント使用料(1張1泊)4000円 ・施設使用料(1人1泊)一般300円、小中生150円 常設のテントがあるので持ち込みのテントを張ることはできません。
セントラルロッジ
年中無休の宿泊施設で天候に左右されずに快適に過ごせるのが魅力です。・宿泊室(1室の定員6名)・利用料金(1人1泊)一般2000円、小中生1600円、学齢未満800円 部屋数にも限りがあるのでGWなどの混雑時期には早めの予約が必要です。詳しくは海のふるさと村までご連絡ください。
キャンプグッズの貸し出しが無料
ここではBBQセットや食器セットや調理器具などのグッズが料金無料で貸し出しされています。事前に予約が必要ですが、かさばる荷物を持参しなくてもいいので大変助かります。
施設も大充実!
夏期営業のプールやキャンプファイヤーサークル、テニスコートなどの施設が充実しているのでアクティビティを楽しむことができます。
大自然を満喫!
伊豆大島の中でも集落がなく手付かずの自然が残る地区です。太平洋と照葉樹林が眺められる絶景の場所でもあります。
新鮮な現地の食材でBBQ
キャンプといえばBBQ!BBQセットも無料貸し出ししているので、荷物を持参することもなく積極的に行いたいものの1つです。BBQといえばお肉ですが、せっかく海に恵まれた伊豆諸島なので珍味のくさやや魚介類を調達するのがおすすめです。伊豆大島は釣り目的で来る人も多いので釣りのポイントもたくさん!自身で釣った魚を調理してBBQにするのも醍醐味です。
焚き火と夜景お見逃しなく!
天候に恵まれた日は光り輝く無数の星空や綺麗な夜景を眺めることができます。心温める焚き火を囲みながら眺める夜景は都会では味わうことができません。焚き火の薪は現地で調達が可能です。焚き火や火気を伴う行為は指定箇所以外では禁止です。
海のふるさと村
【住所】東京都大島町泉津字原野2−1
【連絡先】04992-4-1137
【アクセス】大島公園行きバス終点下車で徒歩約40分
【備考】無料送迎バスあり。バスだと約20分
伊豆大島のグランピング事情
グランピングは”グラマラス×キャンピング”の造語です。キャンプ本来の自然を味わいながらも、ゴージャスでお洒落、そして手間のいらない快適なキャンプがグランピングと言ったところでしょうか。そうなると伊豆大島には現時点ではグランピングのできるところは存在しません。
グランピングしたい!人は式根島へ
どうしてもグランピング!そんな人は伊豆大島から約49Km先にある式根島へ。高速ジェット船で竹芝から3時間10分で着く島です。式根島にある凪NAGIグランピングは2018年にオープンした施設です。
凪NAGIグランピング
凪NAGIグランピングは式根島の自然を肌で感じることができる施設です。テントの中にはベッド、ソファーなどが完備され心地のよい空間になっています。母屋には共同浴場もあり、施設内にはツリーハウス、BBQスペースもあります。夜は満天の星空を眺めながらくつろぐことができます。
凪NAGIグランピング
【住所】東京都新島村式根島440
【連絡先】03-6690-4540
【備考】事前の予約で無料送迎あり
伊豆大島の観光スポット
島の中央に位置する三原山をはじめ、伊豆大島の名産、四季折々の花が咲く椿花ガーデン、天年の温泉の御神火温泉など見所万歳です。また魚が多く生息する伊豆大島には釣りのポイントも多く存在し、釣りを目当てに訪れる人も多くいます。キャンプをしながらのんびりと釣りを楽しむキャン釣りもおすすめです。
三原山
島の中央に位置する三原山は伊豆大島のシンボルでもあります。山頂には鳥居があるのでトレッキングをして訪れるのもおすすめ。絶景が見渡せます。
椿花ガーデン
椿花ガーデンは四季により色とりどりの花が楽しめるガーデンです。伊豆大島は”椿の島”ともY知られるほど椿が有名な場所。椿花ガーデンで眺める椿は格別です。椿のシーズン外でも紫陽花など美しい花々が見られます。
椿花ガーデン
【住所】東京都大島町元町字津倍付41-1
【連絡先】080-1077-9690
【アクセス】元町港から車で約7分
伊豆大島のグルメ
伊豆大島には山や海の四季折々の恵まれた食材が豊富にあります。明日葉、べっこう、くさや、サザエ、イカなど野菜や魚が豊富です。また乳牛ホルスタイン種で飼育、搾乳した大島牛乳やそのソフトクリームやバターも絶品!
大島牛乳
昭和初期には全盛期だった伊豆大島の酪農は島の高齢化や消費量の低迷で廃業してしまいましたが2008年に有志が集まり設立したのが大島牛乳です。三原山と椿が描かれた牛乳パックは今ではすっかり名産になりました。アイスクリームやバターも有名でその味は一度味わうと病みつきになります。
GW等大型連休の混雑状況
2020年3月の時点でコロナウィルスの影響により多くの施設が休館しています。今後、どのような影響を受けるか予測が立ちませんが、例年のGWなどの大型連休は混雑するので、交通手段、施設ともの空き状況がなくなるため、早めの予約が必要になります。
キャンプ場の予約もお忘れなく!
キャンプ場などは2ヶ月前から予約が可能です。混雑していて、予約が取れなくてはせっかくのお休みが台無し! こまめにチェックしておきたいです。またGWに予約が取りずらいのがレンタカー。こちらもチェック が必要です。東京からわずかな移動距離で大自然が味わえる伊豆大島はキャンパーにとっても憧れの場所です。施設もととのっているので、思っていた以上に快適なキャンプが楽しめます。
まとめ
東京からわずかな移動距離で大自然が味わえる伊豆大島はキャンパーにとっても憧れの場所です。施設もととのっているので、思っていた以上に快適なキャンプが楽しめます。料金が無料のトウシキキャンプ場や、キャンプスタイルが選べる海のふるさと村、どちらも魅力的なキャンプ場です。残念ながらグランピングができる施設はありませんが、日中は大自然を堪能したり、伊豆大島ならではの釣りを楽しむのもおすすめです。夜は満天の星空を眺めながら焚き火でくつろぐ、そんな素敵な時間が過ごせる場所です。GWなどの大型連休に限らず、土日の休みを利用して訪れてみてください。
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伊豆大島のキャンプ場を紹介しましたが、観光スポットやグルメも豊富! 当サイトの「暮らし〜の」に気にある記事が載っているのでぜひ参考にしてみてください。より伊豆大島でのキャンプが充実&楽しみになります!
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