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【春夏秋冬別】紫色の花を総まとめ!人気な花からレアな花まで一挙大公開!

世界中のさまざまな文化で人を惹きつけてきた紫色。自然界の植物たちが咲かせる花の中でも、意外と紫の花は多いのです。春夏秋冬それぞれの季節で人気の紫の花や、お花屋さんでいつでも手に入る紫の花まで、それぞれ一覧にまとめてご紹介します。
更新: 2023年3月23日
しまうま花屋
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紫の花ってどれくらいある?

意外と多い紫色の花!

花の色といえば赤やピンク、黄色のイメージがありますが、意外と多いのが紫色のお花です。植物の花の色の中で一番多いのが白や黄色、それに次いで割合が大きいのが紫色のお花だと言われています。日本に自生する野の花をよく見てみると、意外と紫のお花が多いことに気づきます。

どんな種類がある?

今回は、春・夏・秋・冬の季節ごとに、紫のお花を咲かせる人気の植物たちをご紹介していきます。また、通年お花屋さんで手に入る紫の切り花もまとめてみました。中にはちょっとレアな種類も紹介しています。見つけたらぜひてにとってみてくださいね

紫の花・人気の種類一覧!春の花編①

アネモネ

アネモネは、春を代表するキンポウゲ科の植物です。ギリシャ神話にも登場する歴史の深い花で、世界中で人気のかわいい春の花です。ヨーロッパが原産の球根植物ですが、日本でも植えっぱなしでも育ちます。あまり手間がいらずに毎年お花を咲かせてくれるので、初心者にもおすすめのお花です。

開花時期

アネモネの開花時期は2月から5月頃です。一重咲きや八重咲きなどさまざまな品種があり、草丈も20cmの小さいものから60cmにもなる大きい品種などさまざまです。白や赤、ピンクなど色もさまざまで、濃い紫色・薄い紫色もあります。切り花も人気で、1月〜4月頃まで出回ります。

紫の花・人気の種類一覧!春の花編②

チューリップ

春の花の定番といえば、チューリップです。トルコが原産ですが、日本でも富山県や新潟県での生産が有名です。中世のオランダで品種改良がさかんに行われ、さまざまな品種が生まれました。白・黄色・赤などが主流な中で、紫色のチューリップはちょっとレア。ぜひ見つけてみてくださいね。

見頃は?

チューリップは、早咲き・遅咲きなど開花時期にもばらつきがありますが、一般的に2〜5月が見頃です。紫色のチューリップも一重咲き、ユリ咲きなどたくさんの種類が生まれています。同じ紫色でも咲き方と色味によって雰囲気が変わり、派手で豪華なものからかわいいものまでさまざまです。

春に咲く紫の花・一覧はこちら!

春は紫の花が豊富!

ほかにも、春は紫色のお花がたくさん咲く季節です。日本では昔から愛されるアヤメやフジなどに加え、クロッカスやクレマチスなど人気の園芸種も紫の花が豊富です。ラッパ型のお花を咲かせるカンパニュラやスイトピーも、春に出回る紫色の切り花として欠かせません。お花屋さんに並ぶ切り花でも、一年でもっとも紫色が豊富な時期です。

春に咲く主な紫の花一覧

 
  開花時期 園芸種 切り花
アゲラタム 5月〜11月
アヤメ 5月
オダマキ 5月〜6月 ×
カキツバタ 5月〜6月
カンパニュラ 5月〜7月
クロッカス 2月〜4月
クレマチス 4月〜10月
シャガ 4月〜5月 ×
ネモフィラ 4月〜5月 ×
スイトピー 4月〜6月
バーベナ 5月〜11月
ヒヤシンス 2月〜4月
フジ 4月〜5月
ミヤコワスレ 4月〜6月
ムスカリ 3月〜5月
ムラサキハナナ 3月〜5月
ヤグルマギク 4月〜7月
ライラック 4月〜6月
ラベンダー 5月〜7月
ルピナス 4月〜6月

◎…周年出回る/◯…旬の時期に出回る/△…たまに出回る/×…ほとんど出回らない

紫の花・人気の種類一覧!夏の花編①

アガパンサス


アガパンサスとは、梅雨から初夏に紫色の花がみずみずしくて美しい、夏の花です。凛とまっすぐ伸びた茎、細長いラッパ型の花を放射状につける花姿はかっこよくもあり、爽やかな印象を与えます。南アフリカが原産の植物ですが、日本でもとても育てやすい紫の花です。

見頃は?

アガパンサスは青みがかった紫色の花が特徴です。濃い紫の花や白色の花、白と青紫が混ざったような複色の品種もあります。大きい花をつける品種や、小さい草丈のものなどさまざま。開花時期は6月頃から8月で、花が終わったあと実をつける姿も見ものです。

紫の花・人気の種類一覧!夏の花編②

カラー

カラーとは、まっすぐなラインが美しいサトイモ科の夏の花です。くるっと巻いた苞(ほう)とその中から覗く肉穂花序が特徴的で、個性的でもありスタイリッシュでもあり、園芸種としても切り花としても人気のお花です。フラワーアレンジメントのアクセントや、ウェディングブーケとしても人気があります。

見頃は?

カラーの開花時期は5月〜7月で、初夏が見頃です。切り花は通年出回っていますが、やはり旬の時期が花もしっかりして大きいのでおすすめです。白色が代表的ですが花色が豊富で、くすんだ紫色や、濃い赤紫色、紫がかったピンクなどの品種があります。白や紫のほかにも、黄色やオレンジ色のカラーもあります。

夏に咲く紫の花・一覧はこちら!

夏には涼しげな紫の花が人気

アサガオやアジサイなど、夏にはわたしたちの生活に馴染みのあるお花たちが揃います。大きい紫色の花というのはあまりありませんが、大きいかたまりに見えるアジサイは紫の花の代表格ともいえます。

ほかにもアリウムやセンニチコウなど、夏の畑で見かける紫の花たちも。夏の紫は、暑さをすっと静めてくれるような、凛とした穏やかさがあります。

夏に咲く主な紫の花一覧

  開花時期 園芸種 切り花
アサガオ 6月〜10月 ×
アジサイ 6月〜7月
アリウム 6月〜7月
エリンジウム 6月〜8月
キキョウ 6月〜9月
グラジオラス 6月〜10月
センニチコウ 5月〜11月
ブッドレア 7月〜11月
ベロニカ 4月〜11月
ムラサキゴテン 7月〜11月 ×
ヤブラン 8月〜10月
リアトリス 6月〜9月
◎…周年出回る/◯…旬の時期に出回る/△…たまに出回る/×…ほとんど出回らない

紫の花・人気の種類一覧!秋の花編①

ホトトギス

ホトトギスは、日本原産の山野草です。ユリ科の植物で、太平洋側を中心に自生しています。園芸種としてもとても人気のある花で、白〜紫の花弁に濃い紫の小さい斑点がつくのが特徴的です。この紫の小さい斑点が鳥のホトトギスに似ていることから名前がつけられたといいます。ひっそりとした佇まいが、茶花としても愛されてきました。

見頃は?

開花時期は8月〜10月頃で、秋の風とともにかわいいお花を咲かせる秋の花です。紫色のほかにも、斑点のない真っ白な花や黄色に赤紫の斑点がつく品種もあります。シェードガーデンに適しており、丈夫で育てやすい植物です。また、一輪挿しに一本生けておくだけで秋の風情を感じるお花です。

紫の花・人気の種類一覧!秋の花編②

ムラサキシキブ

ムラサキシキブも、日本固有の秋の風物詩です。北海道から沖縄まで日本全土に広く分布し、雑木林などに自生しています。開花は6月頃ですが、秋に美しいツヤのある紫色の小さい実をつける姿が人気のある植物です。園芸種としては近縁種のコムラサキが人気で、庭木などにも利用されています。

見頃はいつ?


6月頃に咲く花は薄紫色で、淡くかわいい色合いの小さいお花が特徴です。果実は9月から10月頃が見頃です。秋は果実の美しい季節ですが、ムラサキシキブのような鮮やかな紫色の実をつける植物はそうそうありません。またムラサキシキブの変異で、白い実をつけるシロシキブや大きい実をつけるオオムラサキシキブなどもあります。

秋に咲く紫の花・一覧はこちら!

秋もかわいい紫の花がいっぱい!

秋に咲く紫の花はほかにも、セージやトウテイランなどのイングリッシュガーデンにおなじみの花たちも定番です。小さい紫の花が秋風に揺れる姿は風情があり、かわいい印象です。

また秋といえば、ハギ、クズ、ナデシコ、キキョウ、オミナエシ、フジバカマ、オバナ(ススキ)の秋の七草ですが、オミナエシとススキ以外はすべて紫色の花を咲かせます。

秋に咲く主な紫の花一覧

  開花時期 園芸種 切り花
クズ 8月〜10月
サルビア(セージ) 6月〜11月
トウテイラン 9月〜11月
ナデシコ 9月〜11月
ノボタン 8月〜11月 ×
ハギ 7月〜10月
フジバカマ 8月〜10月
ベンケイソウ 7月〜11月
ユウゼンギク 9月〜11月 ×
リンドウ 9月〜11月
◎…周年出回る/◯…旬の時期に出回る/△…たまに出回る/×…ほとんど出回らない

紫の花・人気の種類一覧!冬の花編①

クリスマスローズ

お花が少ない冬に人気の花といえば、クリスマスローズです。キンポウゲ科の植物で、ヨーロッパが原産です。下を向いたかわいい花が特徴で、交配をしやすいことからさまざまな色・かたちが生まれています。白色や紫の花をはじめとして非常にたくさんの色味があり、模様の入り方も多種多様です。

開花時期は?

クリスマスローズの開花時期は1月から4月頃が見頃です。一重咲きや八重咲き、半八重咲きなど咲き方もさまざまで、お気に入りの一鉢を見つけたくなるかわいい冬の花です。条件が合えば植えっぱなしでも毎年花を咲かせ、初心者にもおすすめ。切り花も冬の間だけ出回ることがあり、ウェディングブーケとしてもおすすめです。

紫の花・人気の種類一覧!冬の花編②

シクラメン

冬のお花の代表格といえば、シクラメン。冬にアクセントとなる彩りを与えてくれる人気のお花です。シクラメンは白やピンクが主流ですが品種改良が進み、サントリーが開発した青紫色のサントリーブルーシクラメンが人気です。室内で楽しむ大きい株の大輪系、比較的寒さに強く庭植えでも人気の小さい株のガーデンシクラメンなどがあります。

見頃は?

開花時期は10月から3月頃まで。室内で楽しめる大きい株の大型シクラメンは耐寒性がなく、15℃〜20℃の環境でたくさんお花を咲かせます。小さい品種のガーデンシクラメンは、0℃〜-5℃まで耐寒性があります。原種のシクラメンも耐寒性があり、ガーデンシクラメンよりもシンプルで小さい花が特徴です。

冬に咲く・紫の花一覧はこちら!

花の少ない冬に咲く紫の花たち

冬は花の少ない季節ですが、そんな中で咲く人気の冬の花たちにも紫の花が多く見られます。冬のガーデンに欠かせないパンジーやビオラも、美しいさまざまな紫色の品種がたくさんあります。ちなみにパンジーとビオラは植物的にはほとんど違いがなく、一般的には大きい花の品種をパンジー、小さい花を咲かす品種をビオラと呼んでいます。

冬に咲く主な紫の花一覧

  開花時期 園芸種 切り花
ストック 11月〜4月
クロッカス 2月〜4月
ハボタン 11月〜2月
パンジー(ビオラ) 11月〜5月
プリムラ 11月〜4月 ×
ラナンキュラス 2月〜4月

◎…周年出回る/◯…旬の時期に出回る/△…たまに出回る/×…ほとんど出回らない

プレゼントにも最適!花屋で定番の紫の花

バラ


青いバラは珍しいと言われていますが、紫色のバラは実はたくさんあります。優しくてかわいい印象の淡い紫から、くっきりとした濃い紫、赤紫など、ガーデニングでもエレガントでかわいいと人気があります。

ただ、切り花としてお花屋さんで並ぶ場合には紫のバラはちょっとレア。淡い紫やピンクと紫の中間のような色合いが多く見られます。

トルコキキョウ

紫色の花束やフラワーアレンジメントを楽しみたいときに欠かせないのが、トルコキキョウです。通年手に入る定番の切り花の中では一番濃い紫色のお花です。フリフリ花弁の大きい花をつける品種や、すっとしたシンプルな花姿がかわいい一重咲きの品種などがあります。濃い紫だけでなく薄い紫も定番で、一年を通して楽しめます。

カーネーション

サントリーが開発したムーンダストシリーズのカーネーションは、世界で唯一と言われるとってもレアな青紫色のカーネーションです。ムーンダストシリーズは淡いラベンダー色から濃い紫まで、6種類。一本の茎に大きい花をつけるタイプに加え、枝分かれして小さいお花をつけるスプレータイプもあります。

珍しい品種ですが、全国の花屋さんで取り扱っています。

切り花で定番の紫の花・一覧はこちら!

いつでも手に入る紫色の切り花たち

お花屋さんで一年を通して手に入る紫の花はほかにもいくつかあります。ドライフラワーになっても綺麗な紫色が残るスターチスはスーパーのお花屋さんではおなじみ。小さい花が集まって咲くかわいいスカビオサも、淡い紫から濃い紫まで花色が豊富です。ラン系のモカラやバンダなどは、南国らしい濃い紫色が特徴です。

主な紫の切り花一覧

  特によく出回る時期 園芸種の開花時期
スターチス 通年 4月〜6月
スカビオサ 春・秋 4月〜6月、9月〜10月
デルフィニウム 通年 5月〜6月
デンファレ 通年 2月〜5月
バンダ 通年 2月〜4月、8月〜10月
モカラ 通年 7月〜11月

紫の花を探してみよう

濃い紫のお花は大人っぽく高貴なイメージを、薄い紫色はやわらかくかわいいイメージで、男女問わずにプレゼントしやすい色合いです。紫色をベースにした花壇はクラシックな印象を与えてもくれます。春夏秋冬それぞれにいろんな種類の紫色の花があります。ぜひ、好みの紫の花を探してみてくださいね。

紫の花について気になる方はこちらもチェック

自然界にはたくさんの紫色の種類があり、同じ紫色でも風合いはさまざまです。ご紹介した紫の花についてそれぞれ詳しく紹介したほかにも記事がありますので、もっとくわしく知りたい場合はこちらもチェックしてみてくださいね。