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洋裁のテクニック応用編!ちょっとしたコツで仕上がりがきれいに!

洋裁に慣れてきたら、応用編のテクニックを身につけましょう。ここではできるだけ詳しく、洋裁の応用編テクニックをご紹介します。ギャザーやファスナー、ダーツなど、ちょっとしたコツで仕上がりがぐんときれいになります。少しだけ手間ですが、ゆっくりやれば大丈夫!
2020年8月28日
ryoumin315
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洋裁テクニックの応用編!

洋裁に慣れてきたら、応用編のテクニックを身につけましょう。ここでご紹介する技法はバッグなどの小物づくりのほか、子供服や大人用の服にも使えるテクニックばかりです。コツを詳しくご紹介していますので、ゆっくり丁寧にやれば無理なくできます。心配な方は、端切れなどで練習してみてくださいね。

洋裁テクニック応用編①

ギャザー①

スカートや袖山など服を作るときにギャザーを寄せることがあります。ゴムを入れたり、手縫いで寄せてもよいのですが、ここではミシンを使ったギャザーの寄せ方についてご紹介します。

ギャザーについて

そもそもギャザーとは何でしょう?また、どのような種類があるのでしょう?ギャザーは英語(gather)では集めるという意味、洋裁では平面である布を縫い縮めて、立体である人間の体にそわせるためや、体の動きを邪魔しないために作られます。また装飾的な意味で作られることもあります。

糸を使う方法

縫い糸を縫い縮めてギャザーを寄せる方法です。ぐし縫いの要領で必要幅の1.5~2倍くらいの布を縫い縮めます。ぐし縫い以外にはミシンを荒くかけて下糸を引っ張る方法、スモッキング刺繍によって装飾的要素を高める方法があります。

ゴムを使う方法

袖口や襟ぐり、ウエストなど、着脱や動きの邪魔をしないようにゴムを入れて、ギャザーを寄せる方法です。空洞を作って中にゴムを通す方法、布地の裏から細いゴムを縫い付ける方法があります。ゴムを入れる場所を部分的にしたり、全面的にしたりと体の動きに合わせて入れ方を変えます。ミシンでは下糸にゴム糸をセットして縫い付ける機能があります。

洋裁テクニック応用編②

ギャザー②

ここではミシンで簡単にきれいにギャザーを寄せる方法をご紹介します。手縫いで寄せる時も同じようにできます。アイロンで押さえることがギャザーがきれいに保つコツです。

ギャザーの作り方

ミシンでギャザーを寄せる場合は、ミシンの幅を大きくします。ギャザー用のミシンを粗ミシンといいますが、粗ミシンをかける場合は出来上がり線よりも少し縫い代側にずらした所にします。粗ミシンは返し縫いはいりません。

粗ミシンは1本よりも2本のほうがしっかりととまります。今はまだ1本なので、もう一本掛けたいと思います。慣れない方は面倒でも2本かけたほうがきれいに仕上がります。

先ほどかけた粗ミシンの右側(裁ち端側)にもう1本粗ミシンをかけます。ミシンの押さえ金の左側が先ほどかけた粗ミシンに沿うようにセットします。粗ミシンが2本かかっています。

ミシンをかけたら、ギャザーを寄せたい布の端を待ち針でアイロン台に固定します。出来上がりの寸法を計って、アイロン台に目印の待ち針を打っておきます。

上糸か下糸どちらでもよいのでどちらかを引っ張ってギャザーを寄せます。

目印の待ち針の位置まで布が寄せられたら、目打ちを使ってギャザーを均等にします。こちら側の布端も待ち針で固定しておきます。

アイロンで縫い代部分を押さえます。こうすることでギャザーが動かなくなります。アイロンを使うことが仕上がりがきれいになるコツです。

洋裁テクニック応用編③

ファスナー①

ファスナーは大きく3つの種類に分けられます。金属、樹脂、ビスロンです。100均でも手に入るものが多くなりましたが、長さの種類が少ないため、手芸店で求めたほうが無難です。値段も100円未満の場合もあります。スライダーの形や、材質、開き方などを作るものに合わせて選ぶ必要があります。

金属ファスナー


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樹脂ファスナー

エレメントという歯の部分が金属のファスナーで、最も一般的で種類も多いファスナーです。長さを切って調整するものが難しいので、サイズはきっちり見て買った方がよいでしょう。また、金属ですので使い方によっては錆びが出たり滑りが悪くなるということがあります。

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樹脂ファスナーはエレメント(歯)の部分がコイル状の樹脂でできているファスナーです。コンシールファスナーは、ワンピースの背の部分や女性のタイトスカートなど、ファスナーの歯を表に出さないように取り付けることができます。ミシンでつける時はコンシールファスナー押さえが必要です。

ビスロン

YKK 3VS ビスロン コンビファスナー アンティークカラー 25cm/手芸用品 手作り ハンドメイド クラフト用品

いわゆるプラスチック製のファスナーです。色や長さなど種類も豊富で、軽くて丈夫なことが特徴です。金属に比べて目立ちにくいのも特徴の一つです。開閉も留め、オープンなどがあり、洋服にも小物にも使えます。

洋裁テクニック応用編④

ファスナー②

コンシールファスナーをつける場合はコンシールファスナー専用の押さえ金があると便利です。務歯(ムシ)を起こしてきれいに縫うことができます。普通のファスナー押さえでもつけられますが、務歯を挟む溝があるのが特徴です。

ブラザー家庭用ミシン用コンシールファスナー押さえ

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ジャノメ用コンシールファスナー押さえ

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シンガーミシン用コンシールファスナー押さえ

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押さえ金はメーカーにより異なります。対応するものをお求めください。ミシンを購入したときに普通のファスナー押さえはついていることが多いですが、コンシールファスナー押さえは別売りの場合が多いようです。

洋裁テクニック応用編⑤

ファスナー③

では実際に基本的なファスナー付けの手順をご紹介します。表裏や向きを確認して、丁寧に1工程ずつ進めましょう。面倒でも、アイロンをきちんとかけることは洋裁の仕上がりをきれいにする何よりのコツです。

基本のファスナー付け方

ミシンにファスナー押さえがある場合は押さえを変えておきます。

ファスナーを付けたい布の片方を、表側を上にして置き、ファスナーを裏返して待ち針で留めます。待ち針があると縫いにくい人はしつけをかけておくとよいでしょう。この時、ファスナーと布が中表になっています。

出来上がりの線で縫います。スライダーが邪魔でかけづらいときはスライダーを動かしてかけていきましょう。

ファスナーの片側がつきました。

布を表に返してアイロンで調えます。

ファスナーの端にミシンをかけます。

ファスナーの端にミシンがかかりました。


反対側も同じように縫います。ファスナーがつきました。

洋裁テクニック応用編⑥

ファスナー④

コンシールファスナーはとじた時に表から金具が見えない作りのファスナーです。ワンピースやスーツのスカート、パンツなどに使われます。とめ金具は動かせるようになっています。また、つける時はコンシールファスナー押さえを使うときれいにつけられます。

コンシールファスナーの付け方

縫い代(今回は縫い代1.5㎝です)から1㎝下げたところに伸びどめの接着芯(テープでも、普通の接着芯を細く切ったものでもOK)に貼ります。伸び止めとして使うのでニット用の接着芯を使わないようにしましょう。ファスナー付け止まりから2㎝下まで貼ります。

接着芯を貼ったら、生地端をロックミシン(ジグザグミシンでもOK)で始末をします。ファスナーをつけたいところを、しつけ糸か粗目のミシンで、出来上がり線に縫っておきます。しつけ糸は2本取りで細かめに縫います。

縫い代全体をアイロンで割ります。

ファスナーの中心が縫い線に重なるように置きます。この時、とめ金具がファスナー付け止まりの下に来るようにします。

スライダーを下げてファスナーを開け、片側を待ち針で留め、しつけをかけます。

表側の生地を縫わないように、縫い代と表生地の間に厚紙などを挟んでおくと縫いやすくなります。

片側を縫ったら、スライダーを上げてファスナーを閉じ、反対側も同じようにしつけをかけます。

両方にしつけをかけ終わったら、背中心のしつけ糸を外します。

コンシールファスナーの務歯は丸まっているので、中温のアイロンをかけて軽く起こしておきます。(両側からかけて起こします)

ミシンの押さえ金をコンシールファスナー押さえに変えます。

ファスナーを開いて縫い代を開いておきます。コンシールファスナー押さえの溝に、ファスナーの務歯をはめるようにセットし、上側からファスナー止まりまで直線ミシンをかけます。

反対側をかける時も上から下に向かってミシンをかけます。

ファスナー止まりまでとめ金具を手でずらして、ペンチなどでしっかり固定します。

とめ金具より3㎝くらい下をはさみで切ります。

金具の下の部分にミシンを往復してかけておきます。こうすることで万が一とめ金具が外れてしまってもスライダーが抜けなくなります。


ファスナーの端を縫い代に縫い付けます。

縫い代のしつけをとって出来上がりです。

洋裁テクニック応用編⑦

ダーツ①

ジャケットやスカート、パンツなど体に沿うようなデザインの服にはダーツが入れられます。ダーツがあることで洋服が立体的になり、動きやすさや美しさを作ることができます。ダーツを縫うこと自体は簡単ですが、ちょっとしたコツで仕上がりの美しさに差が出ます。

洋裁テクニック応用編⑧

ダーツ②

ここではダーツの付け方を詳しくご紹介します。ポイントは縫い終わり部分です。ミシンのスピードをゆっくりにして丁寧に縫いましょう。

ダーツの付け方

ダーツの印に合わせて布を中表に合わせて縫います。縫う方向は広いところから細いところへ向けてです。

縫い終わりはまっすぐとがった終わり方にせず、ダーツ止まりの手前で3~4針を布の織り糸に添わせるように縫います。(縫い消すといいます。)

最後は返し縫いをします。

アイロンで片返しにします。この時アイロン台の端の丸みのある分を利用するときれいにふんわりと仕上がります。難しいときはタオルなどを丸めて下に当てるとよいでしょう。

これで出来上がりです。縫い終わりの部分を縫い消さずにまっすぐ縫ってしまうと縫い終わりがとんがった感じになってしまいます。

洋裁テクニック応用編!まとめ

「洋裁のテクニック応用編!ちょっとしたコツで仕上がりがきれいに!」いかがでしたでしょうか。ギャザー、ファスナー、ダーツなど仕上がりに差がつくテクニックをご紹介しました。ゆっくり丁寧に手順を追ってやればきちんとできますので、焦らず挑戦してみてください。

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