寒さも和らいできましたね
三寒四温
2月も終わりに近づきまだまだ寒い日が続きますが、三寒四温と言うように日中に少しづつ暖かい日が増えてきました。冬物の野菜もまだまだたくさん店頭には並んでいますが、少しづつ春物の促成栽培野菜も見かけるようになってきました。
子供の学校でインフルエンザが流行!
そんな最中ではありますが、コロナウィルスの影に隠れてあまり話題になりませんが、インフルエンザが例年通り流行しています。私の住む街も例に漏れずインフルエンザが流行し、私の子供も見事感染してしまい、看病休暇を取りました。病院へ行った次の日には熱も下がり、本人はケロっとした様子で堂々と休めるのをいいことにゲーム三昧の数日間を過ごしていました。
マスクがない!
連日、コロナウィルス関連のニュースが飛び交っていますね。マスクの転売問題や、不足、感染者への心ない意見があると聞くと心が痛くなります。マスクがないのはうちも同じでどこを探しても見つからないのには焦ってしまいました。優しいお客さんが「少しだけど」とマスクを分けてくれたり、「子供にあげて!」と大きいみかんをたくさん分けてくれたり。と不人情なニュースでササクレだった心が周囲の人の優しさで吹っ飛んでしまいました。感染した人へは1日も早い治療法の確立と治癒を祈るばかりです。
梅の花も咲きはじめて少しづつ春の気配が
私は仕事柄、外に出ている事が多いので季節感だけはオフィスワーカーよりも先に感じる事ができます。ニュースでも菜の花や梅が例年より10日早く咲いたという話をよく見ますが、本当に行く先々で梅の花や菜の花がきれいに咲いているので風は冷たいですが心は春模様に彩られる気がしてきます。というわけで今週はスーパーで見つけたカブをおいしい一夜漬けにして食べてみようと思います!
春に旬を迎えるカブ
カブの旬は一年に2回ある
カブはアブラナ科アブラナ属の野菜です。根を食べるので気がつきにくくなっていますが、意外にも白菜やキャベツなどの仲間です。カブの旬は寒くなった冬と春先の2回、旬があるといえます。寒い時期のカブは甘みが強く、春先のカブは実が柔らかいと言った特徴の違いがあります。
品種もたくさんある!
小カブや赤カブ、聖護院カブラ、ミラノカブなどたくさんの品種が出回っており、今回紹介する一夜漬け以外にも煮物や炒め物、味噌汁の具にするなどたくさんの調理法にマッチする野菜です。また小カブはプランターで気軽に自家栽培することができますので園芸初心者でも挑戦しやすい種類の野菜となっています。
カブの栄養は?
アミラーゼ
カブは根を主に食べますが、栄養素は根よりも葉の部分にたくさん含まれています。根には大根と同じく消化酵素であるアミラーゼが豊富に含まれており、食べ物の栄養を消化することを助けてくれる栄養です。アミラーゼの働きにより、胃もたれや胸焼けをおさめてくれる効果や整腸効果があります。
栄養は葉にたくさん含まれる
カブの栄養は葉の部分にたくさん含まれています。すずなという言葉を聞いたことはありませんか?春の七草であるすずなはカブの葉のことを指しています。品種によってはカブの根よりも葉を食べるカブもあります。カブの葉にはベータカロテン・ビタミンC・カリウム・カルシウムが豊富に含まれていますのでそれぞれ、栄養素の効能を紹介します。
ベータカロテン
ベータカロテンは主に体の細胞を正常に保つ働きをし、活性酸素を抑える役割もあります。季節の変わり目で風邪をひきやすくなりますが、ベータカロテンには免疫力を高める効果もありますので、これからの季節にも欠かすことができない栄養素と言えます。
ビタミンC
ビタミンCにはお肌の調子を維持するのに重要な働きをする栄養です。美肌と言えばコラーゲンと言われますがビタミンCを合わせて摂ることでコラーゲンの生成を促し、綺麗な肌を維持する効果があります。ベータカロテンと同じく活性酸素を抑える抗酸化作用があります。ビタミンCは体内で作ることができないので積極的に摂りたい栄養素となっています。
カリウム
カリウムには細胞の働きを維持したり、神経の伝達にも重要な働きをしています。他には体の中で摂りすぎとなっているナトリウムを体外に排出する作用がありますので血圧の低下や塩分を摂りすぎているなと感じている人は食事にカリウムを含む食材を積極的に取り入れると良いでしょう。
カルシウム
カルシウムは骨の原料として有名ですね。カルシウムは摂っても体に吸収されにくい栄養素ですので、意識して食事に取り入れるようにしなければ気づいた時には骨粗しょう症予備軍になっています。骨や歯が弱くなる前に積極的に食べることを心掛けるようにしましょう。サプリメントなどを使いすぎない限り、カルシウムは過剰摂取になるおそれはありませんので食事にカルシウムをたくさん取り入れるようにしてみて下さい。
カブの一夜漬けの作り方!
浅漬けや漬物は「スーパーで買ってくるもの」というイメージになってきたこの頃ですが、どこの家庭にでもある塩昆布を使うことで簡単に漬物を作ることができます。材料もカブと塩昆布だけで簡単に作ることができて、おいしい!といいことづくめです。最短30分から食べることができますが、一晩寝かせて味を馴染ませる方がおいしいカブの漬物ができます。
アレンジはお好みで!
今回紹介する作り方は簡単でおいしいをテーマにしましたので材料を少なく、手間も少なくというコンセプトです。根の部分だけを漬けて、葉を炒め物にしたり、味噌汁の具にする。や味を甘酢に変えてカブの甘酢づけにしたり、輪切りの唐辛子を入れてピリッとさせたりとたくさんのアレンジ方法があります。ぜひお好みの作り方を見つけて、オリジナルのおいしいカブの漬物を作ってみて下さい!
カブの一夜漬けの材料
カブ1個・塩昆布10gこの2つの材料でおいしい漬物が簡単にできます!
カブの一夜漬けの作り方①
売っているカブはほぼ綺麗に洗われていますが、一度水に通して洗っておくと安心です。洗ってからカブを切りましょう。
カブの一夜漬けの作り方②
できるだけ早く漬かって欲しい人は3〜4mmの薄めに根の部分を切るようにしましょう。葉の部分は3cmくらいの大きさに揃えて切ると食べやすいです。
カブの一夜漬けの作り方③
ポリ袋に切ったカブの根と葉、塩昆布を入れて袋の上から軽く揉んでください。揉んだらポリ袋の口を縛って中の空気を抜き、冷蔵庫に入れて一晩寝かせれば完成です。一晩漬けなくても最短30分からおいしく食べることができますので、さっと作って晩ご飯の箸休めにしてもいいかもしれません。
完成!
一晩漬けたらお皿に出して完成です。袋を切って保存容器に移し替えてもいいですし、ジップロックなどのチャックをして閉められる袋ならそのまま保存することができます。しかし、自家製の漬物は市販の物より賞味期限が短いと考えてください。2〜3日は冷蔵で保存することができますが、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。
カブを食べて春の訪れを感じよう!
まとめ
カブは旬が2回あり、春先のカブは実の柔らかさを楽しみましょう!甘みが増すのは冬だと覚えておいて下さい。インフルエンザの流行もしばらくは続きそうですがマスク・手洗い・うがいをして感染しないようにお互いに気をつけていきましょう。何よりもおいしい食事と十分な栄養・睡眠を摂ることが免疫力を高めるポイントとなりますのでぜひカブの一夜漬けを作って食べてみて下さい!
レシピが気になる人はこちらもチェック!
当サイトではカブの一夜漬け以外にもいろいろな料理の作り方や、おいしい食べ方を紹介した記事を多数掲載しています。気になる人はぜひチェックしてみて下さい。

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