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ブルーベリーの育て方!鉢植えと地植え別に上手な栽培方法と手入れのコツを解説!

ブルーベリーの育て方を植え替え方法と一緒にご紹介していきます。ブルーベリーは、一般家庭でも簡単に収穫できる果物です。しかし、育て方・植え替え方にはちょっとしたコツが必要になりますので、しっかりとチェックしてみてください。
2020年8月27日
kawakawaken5
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ブルーベリーの育て方&栽培方法

ブルーベリーの魅力

ブルーベリーの栽培は、一般の方でも育てることが容易な果樹になります。他の樹木と比べて大きくならず、剪定や植え方によってコンパクトなサイズのまま成長させることができます。収穫も一般家庭で十分消費するのに困らないのも嬉しいポイントです。そこで、今回はそんなブルーベリーの栽培方法、育て方についてご紹介していきます。

鉢植えでも地植えでも大丈夫

ブルーベリー栽培の植え方は、鉢植えでものまま地面に埋める地植えでも可能になります。しかし、苗木を植え替える際には深さが最低30cmと大きめな鉢植えか、地植えでは穴を掘る必要があるので注意してください。今回はブルーベリーの栽培方法を1年を通して見ていくので、どの季節からでもはじめることのできるブルーベリー栽培方法になります。

育てるブルーベリーを選ぼう

寒さに強い「ハイブッシュベリー」

ブルーベリーの苗木を選ぶ際に大きく分けて2種類のブルーベリーを選ぶことになります。1つが寒さに強いブルーベリーの種類「ハイブッシュベリー」になります。ハイブッシュベリーは、早く実を付ける種類のブルーベリーになります。収穫の時期は大体6月上旬から7月下旬までになります。品種としては大粒の実を付けることが多く、夏の乾燥に弱いので栽培の際には注意が必要になります。

暑さに強い「ラビットアイブルーベリー」

もう一つの種類が、ラビットアイブルーベリーになります。ハイブッシュベリーに比べて夏の乾燥に強く、土壌自体も多少悪くても成長してくれるので、初心者の地植えの場合にはおすすめのブルーベリーになります。果実自体は、ハイブッシュベリーと比べて中程度の大きさになっているます。最近ではブルーベリー用の土壌も販売していますのでお手軽にはじめるならばこの品種のブルーベリーがおすすめになります。

ブルーベリー栽培の注意事項

土壌のPHの測定

ブルーベリーが開花しても実をつけないということが、多々報告されています。そこで、問題になってくるのがブルーベリーを栽培する土壌になります。酸性アルカリ性を示すPHという値を測定する必要があります。自分で野菜などを栽培している地面に地植えで栽培しようとすると大体地面が中性になっているので発育によくありません。そこで、大切になってくるがPHの測定です。育てたい土壌のPHの値を4.0~5.0にする必要があります。

収穫できない「自家不和合性」とは

土壌を酸性にする方法は、ブルーベリー用の土壌を購入することで解決するのはたやすいですが、この自家不和合性は知っていて対策をしなければなりませんのでしっかりと覚えておきましょう。自家不和合性とは、同じ品種同士の受粉では果実がつかないといった性質のことを言います。初心者用におすすめのラビットアイブルーベリーによく起こる現象になります。そのため、ラビットアイブルーベリーを購入する際には品種を変えて人工受粉を促す必要がありますので、注意してください。

1年間のブルーベリーの育て方:1月

1月は剪定準備時期

1月はブルーベリーの休眠期間にあたります。そのため、葉がついておらず枝を観察できる期間になります。1月からブルーベリーを育てようとするときの作業としてはm鉢植えでも地植えでも乾燥してきた地面に水をあげる程度になります。剪定の時期は休眠期間に行いますが、一般的には寒さが少し収まる2~3月に行うのが安牌になりますので、1月のうちのどの枝を剪定するかを判断できるようにしておきましょう。

枯れる枝、生きている枝を見分ける

休眠中のブルーベリーの枝は、2種類に分けられます。昨年ブルーベリーが実った枝は次の年の休眠期間中に枯れてしまいます。そのため、この枯れた枝は剪定する必要があります。逆に生きている枝というのは花芽と葉芽がついたものが生きた枝になります。枝の先少しの膨らみが開花する芽になり、枝の中頃にある膨らみが葉がでる葉芽になりますので、この枝は切らないようにしましょう。

1年間のブルーベリーの育て方:2月

ブルーベリーの剪定開始


2月に入ったらブルーベリーの剪定の時期になります。収穫高をあげ丈夫な果実をつけるためにも必要になります。しかし、経年によってブルーベリーは剪定の度合いが異なってきます。苗木の状態で枝が2本くらいしかない場合にはもったいないですが、丈夫な枝を作るために花芽を取り除く程度で大丈夫です。3年以上立っていると枝別れしている場所の弱い枝を剪定する必要があります。

剪定の方法は全体に光が当たるように

枝を剪定していくにあたって覚えておかなければいかないのが「サッカー」と「シュート」になります。サッカーとは地面から勢いよく出てくる新たな枝になります。シュートは剪定の切り口付近からでる丈夫な枝のことです。どちらも将来的に実を付けますので大切にしていきます。しかし、サッカーでブルーベリーの枝から大きく離れた枝は木が広がってしまうので早めに剪定してしまいしょう。

1年間のブルーベリーの育て方:3月

3月は土壌作り、植え替えの時期

ブルーベリー栽培の3月にやることは土壌作りと植え替えの時期になります。3月ころになるとブルーベリーの木が休眠から覚めてきます。そのため、小さな苗木の鉢植えに入れたままだと窮屈なものになってしまいます。そこで、ここで鉢植えに変えたり、地植えに変えるのが手入れとしてはベストタイミングになります。鉢植えの場合には、底にゴロ土を入れてからブルーベリー用の土を半分ほど入れてから木を植えてから再度土をもり水を底から流れるほどたっぷりと水をかければ完成になります。

地植えの植え替え間隔、支柱の刺し方

地植えの場合には、まずは地面の手入れをしてから深さ30cmくらいまで升のように四角い穴を1辺50cmほどの穴を掘ります。そこからは鉢植えの植え方と一緒になります。しかし、地植えのブルーベリーの木に支柱を指す必要がありますので、1mほどの棒を幹の部分に寄り添うようにさしましょう。そして、地植えならではの手入れとして他のブルーベリーとの植え付け間隔は2mは開けるようにしましょう。あとは、地面がかわかないように地面に藁や腐葉土で10cmほど盛土をして乾燥を防ぎましょう。

肥料もあげる植え替え時期

鉢植え、地植えの植え替えの時期に肥料を加えて土を作ります。ブルーベリーの肥料は専用のものがあるので安心です。使い方としては、下半分の土の部分に肥料をまき、その土を使って苗木を植えていきます。ブルーベリーの植え方で大切になってくるのがブルーベリーの成長期に肥料を与え実に栄養を与えることですので、肥料の与えるタイミングをしっかりと覚えておきましょう。

1年間のブルーベリーの育て方:4月

4月はブルーベリーの開花時期

4月になるといよいよブルーベリーの開花時期になります。穂先に小さな白い花がすずらんのように垂れ咲きます。この花が果実になるので開花時期はやることがたくさんあります。まずは、多くの花が開花していますと、1つの実に栄養がいかないので開花した花を摘み取る摘果を開花した花に行います。また、ハイブッシュベリーは自分で受粉ができますが、ラビットアイブルーベリーは人工的に受粉を行わければなりません。自分の植えたブルーベリーの品種を確認してしっかりと開花した花に人工受粉を行いましょう。

人工授粉で収穫高を目指す

人工受粉を行うためには、開花した花を叩いて親指の爪の上に花粉を落とします。そして、あとは別の品種のブルーベリーの雌しべに押し付ければ完了になります。少しのブルーベリーを人工受粉を行うにはこの方法でいいですが、たくさんのブルーベリーを人工受粉する場合には、綿棒に花粉を付けて次々にほかのブルーベリーに押し付けて行けば完成になります。

1年間のブルーベリーの育て方:5月

5月は手入れの時期

5月はブルーベリー栽培のなかでも手入れがたくさん必要な時期になります。地面が乾きやすくなるので乾いたらしっかりと水を上げなければなりません。他にも雑草が生えてくる時期になりますので、草抜きをこまめに行ってあげましょう。乾燥を防ぐ手段としては、藁などので直接日光が当たらないようにしてあげるといいです。

剪定による手入れをする

あとは、前段階の剪定がうまくいっておらず芽吹きが多過ぎる場合には、穂先を少し剪定してあげるのも大切な手入れになります。また、この時期になると枝にアブラムシなどの害虫がついてきますので、古くなった歯ブラシを用いて細かくとっておきましょう。

1年間のブルーベリーの育て方:6月

6月は果実を守ろう


この時期になると 早いものになると果実が色づいてきます。そのため、果実を守る必要があります。ブルーベリーの天敵は乾燥と鳥になります。そのため、乾燥から守るためには鉢植えの場合は日当たりのいい場所に移動させて水がたっぷりと吸えるように乾燥に気づた時にすぐに水をあげるようにしましょう。地植えで移動できず、鳥に狙われる場合は防鳥ネットをかぶせて果実を鳥から身を守りましょう。

肥料を与える

身が色付き始めるころに肥料を追加する追肥を行います。その時に専用の肥料を地面に軽く巻くようにして肥料を与えましょう。注意点としては、肥料をあげすぎてしまうと果実が膨張してしまい鮮やかな赤色に染まることがあるので肥料のあげすぎには注意しましょう。

1年間のブルーベリーの育て方:7月

7月はブルーベリーの収穫時期

7月はついにブルーベリーを収穫する時期になっています。この時期になると果実が様々な色合いを帯びてきます。みなさんがよく目にする濃いぶどうの色から未成熟の緑、赤など様々な状態にブルーベリーが色付きます。また、収穫のみではなく株を増やしたい場合には挿し木をおこなうのもこの季節になります。肥料は葉の色が薄くなってきたら追加で少量ずつ肥料を与えていきましょう。

色づいたものを順番に収穫

ブルーベリーの収穫はその果実によって順番にとっていきます。同じ房で色が違うものでも、成熟色である濃い紫になったものから手づかみで収穫することが大切です。また、この時期でも、トマトとは違いたっぷりと水を与えても大丈夫ですので乾燥してきたら水を鉢植えから出るほどまでしっかりと与えてあげましょう。

1年間のブルーベリーの育て方:8月

収穫と保全の時期

8月も引き続き収穫と手入れの季節になります。手入れの方法は7月と同じになります。草取りを行い、害虫対策、鳥対策、定期的な水やりと基本を繰り返し行うことになります。しかし、8月は最も地面が乾燥しやすくなっているので油断しているとブルーベリーが生育が滞ることもありますので、注意が必要です。

鉢植えの場合は温度管理が重要

温度管理と肥料の追加なども行います。地植えのように外においていますが、移動することができるのでより美味しいブルーベリーをつくることができるように工夫をしましょう。といっても、温度管理がしやすいように風通りのいい場所に鉢植えを移動したり、枝が伸び悩んできているようなら肥料を追加する。また、ひときわ長く伸びてしまっている枝は2/3ほどのこして上部分を切ってしまうことでブルーベリーの大きさをコントロールすることもできます。

1年間のブルーベリーの育て方:9月

来年のための害虫駆除

9月になってくるとブルーベリーの収穫は終わってきます。そのため、これからは来年のみのりのための対策を行ってきます。特に害虫対策は枝を守るために絶対必要な作業ですのでしっかりと行うようにしましょう。また、このころからブルーベリーを生育させる必要はないので肥料を追加で与えることはありません。ブルーベリーの植え方と来年への対策をしっかりと覚えて毎年実を取れるようにしましょう。

9月は芽つけの時期

また、9月は芽つけの時期にもなります。これは接木と同じように芽を大きな枝に生えている枝の芽を他の木に移す作業になります。やり方も接木と同じところが多く、芽を三角形に切り取り、差し込み口を作った別の枝に刺し芽を邪魔しないようにテープで固定すれば完成になります。

1年間のブルーベリーの育て方:10月

暖かい土地での植え付け時期

暖かい地域ではこの時期からブルーベリーを植え替えていきます。植え方は今回ご紹介しました植え方で大丈夫です。温暖な気候の場所と言っても日本では本当に暑い季節が長い沖縄などの局所的なところになるので、基本的にこの季節から植える必要はありません。

大きな株の移植・植え替え時期

庭の模様替えなどで大きな株を移植したい時には、この時期に行うのがベストタイミングです。大きめの株の移植方法は、植え方のときと同じです。根っこから株を引き抜いて、作った土壌のうえに置けば完成になります。この時に紐で枝をまるっと括っておき枝が折れないようにしましょう。


1年間のブルーベリーの育て方:11月

来年のための冬越し準備

11月はもうブルーベリーは休眠期間に入っているので生育することよりも来年に向けて冬超えのための準備をする期間になります。といっても、鉢植えの場合には霜などが降りないように軒下に入れる程度で大丈夫です。地植えの場合にも、藁などので地面を多い霜を防ぎましょう。

ブルーベリーの紅葉時期

また、この時期のブルーベリーはその葉の美しさも育てたがいのある色合いをしています。紅葉している葉はそのままにしても問題ありませんので、珍しいブルーベリーの紅葉を鑑賞してください。

1年間のブルーベリーの育て方:12月

雪害対策の時期

12月はなんといっても雪が怖いものになります。積雪が少ない地域ではそんなに脅威はありませんが、積雪の多い地域ではそれなりの対策をしなければなりません。また、雪のこわいところは温度管理面でもありますが、1番はその雪の重さになります。

雪害対策の方法

雪対策は、支柱を中心に枝をまとめるように紐でひとまとめで結ぶといったものです。枝が広がるのを防ぎ雪が積もって枝が折れるのを防ぐ効果があります。少し大変ですが、支柱と主要枝を結び合わせるのも1つの対策になりますので、覚えておいてください。

ブルーベリーの育て方&栽培方法:まとめ

いかがでしょうか?今回はブルーベリーの植え方と手入れの方法などをご紹介していきました。ブルーベリーは開花させるまでは、土を育て、開花してからは人工受粉させるなどいろいろと手のかかるものなのでガーデニングとして楽しめる植物なので是非チェックしてみてください。

ブルーベリーの植え替え方が気になる方はコチラもチェック!

ブルーベリーは手入れの方法や植え方などが品種によっても異なります。そのため、植え方は様々なアプローチがあります。ブルーベリーの数多い品種の植え方を是非チェックしてみてください。