初心者にもおすすめ!強健で美しいバラ!
バラには豊富な品種があり、色や形、香りも様々です。おしゃれなオールドローズやイングリッシュローズが人気ですね。
初心者でも育てやすいのは強健種のバラで、植える場合は大苗を購入して植えると、株がしっかりと育っているのでおすすめです。初めてでもきれいな花を咲かせられる、つるバラや中輪・大輪系のバラもあります。
バラ選びと栽培のポイント
育てる環境
バラを栽培する場合には、鉢植えと地飢えがありますが、栽培するスペースを考慮して品種を選びます。樹勢の強いつるバラなどはローズガーデンを作る際に向いていますが、誘引を考えて植える場所を選ぶようにします。スペースが少ない場合は、あまり樹高が大きくならないバラの鉢植えがおすすめです。
品種の選び方
バラの失敗しない品種の選び方は、鉢や庭スペースで育てる場合は樹高が大きくならない品種を選び、アーチやフェンスに這わせる場合は、大きく育つ品種やつるバラを選びます。
初心者におすすめの品種
初心者におすすめの品種は、花付が良く繰り返し花を付ける四季咲きタイプです。剪定してもすぐに枝が伸びてまた花を付けます。花持ちが良い品種は長めに剪定して、切り花やブーケにするのもおすすめです。病害虫に強い品種は、手入れも簡単で長持ちします。
今回は初心者でも育てやすいバラの人気品種を、15選厳選してご紹介します。人気のおしゃれな品種の中から、丈夫な強健種のバラを集めてみました。
花形や花色も様々で新しい品種もたくさん出ていますので、好みに合わせて選んでみてくださいね。バラを育てる際の品種選びの参考にしていただければ幸いです。
(本記事の情報は、2020年1月21日現在のものです)
初心者でも育てやすいバラの人気品種①
ザ・レディ・ガーデナー
ザ・レディ・ガーデナーは、人気の高いイングリッシュローズの品種で、アプリコット色がおしゃれで美しいバラです。初心者でも育てやすい強健種のバラで、花びらがぎっしりと詰まった大輪の花は、バニラが香る濃厚なティー系の強い香りです。
バラの育て方のポイント
ザ・レディ・ガーデナーの栽培は、初心者の場合は10月~3月の時期に大苗を植えこみます。育て方はバラ専用培養土を使用し、有機質肥料を与えて管理します。四季咲きで繰り返し早いペースで咲き、雨にも強く健康な状態が長続きする品種です。
バラの基本情報
【作出国】イギリス
【花色】美しい深みのあるアプリコット色
【花径】大輪
【花弁】120枚
【花形】半八重花びらが詰まったロゼット咲
【樹高】0.75~1m
【芳香】心地良いティー系の濃厚な薫りで、バニラとスギの木がほのかに香る
初心者でも育てやすいバラの人気品種②
レディ・エマ・ハミルトン
レディ・エマ・ハミルトンは、濃いオレンジ色で色鮮やかなおすすめのイングリッシュローズです。ローズガーデンの中でも、ひと際目を引く存在感のある美しいバラです。初心者でも育てやすく、爽やかなフルーツ系の強い香りが人気です。
バラの育て方のポイント
レディ・エマ・ハミルトンの栽培は、大苗を購入して冬場の10月~3月までに植えこみます。樹高が低めのコンパクトなバラなので、鉢植え栽培もおすすめです。育て方は有機質肥料を与えて、ニームスプレーを定期的に与えます。ベランダや玄関前に鉢植えを置くと、すばらしいバラの芳香を放ちます。
バラの基本情報
【作出国】イギリス
【花色】花びらの内側は濃いオレンジ色、外側はイエローオレンジ混
【花径】大輪
【花弁】45枚
【花形】八重多弁、ディープカップ咲き
【樹高】1~1.25m
【芳香】フルーツ系のグレープ・羊ナシ・シトラスの濃厚かつさわやかな香り
初心者でも育てやすいバラの人気品種③
つるアイスバーグ
つるアイスバーグは、人気の中輪咲きの白バラのアイスバーグのつる枝です。庭に植えるとたわわにたくさんの美しい花が咲き、つるを大きく伸ばすと自然で華やかな景観になります。初心者でも栽培しやすい丈夫さで、世界中で愛されているバラです。
バラの育て方のポイント
つるアイスバーグの栽培は、つるが長く伸びてくるので植える場所や仕立て方を考慮して、冬場の10月~3月までの時期に植えていきます。育て方は有機肥料を与え、花がしおれた時に剪定をして管理します。丈夫で花付が良く、冬場に強剪定すると、新芽が春にたくさん出てきます。
バラの基本情報
【作出国】ドイツ
【花色】純白
【花径】16~20枚
【花弁】7~8cm
【花形】半八重咲き
【樹高】3m
【芳香】微香
初心者でも育てやすいバラの人気品種④
アンジェラ
アンジェラは可愛いピンク色のバラをびっしりと咲かせる、丈夫で育てやすいつるバラです。四季を通して咲き続けるので、庭を華やかに演出します。強健種でつるが長く伸び、美しいバラのアーチやフェンスを作ることも出来ます。初心者でも枯れにくいバラでおすすめです。
バラの育て方のポイント
アンジェラの栽培は場所を考慮して、冬場の10月~3月の時期に植えていきます。育て方も簡単で有機肥料を2~3ヶ月おきに与えて管理します。害虫にも強く、黒点病などにかかっても、また新芽を出して復活します。つるの細い枝先を剪定して、枯れた枝や混み合っている枝を切って風通しを良くします。
バラの基本情報
【作出国】ドイツ
【花色】ピンク
【花径】4cm
【花弁】15~16枚
【花形】カップ咲
【樹高】3m
【芳香】微香
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑤
パパメイアン
パパメイアンは大輪の美しい赤バラで、強いダマスクモダンの香りが人気です。黒みを帯びたビロードの様な花弁で見る人を魅了します。細立ちのバラですが、育てやすい丈夫な強健種です。
花付が良く冬場の時期以外は、繰り返して何度も開花します。花もちは短いので、切り花で楽しむのもおすすめです。
バラの育て方のポイント
パパメイアンの栽培は冬場の10月~3月の時期に大苗を植え、他のバラよりも施肥量を多めに与えます。1mを優に越える高さになるので、地植えがおすすめです。四季咲きで花は繰り返し咲きますが、花持ちが悪いので花を切った後は深めに剪定して管理します。切ったところからまた大きく伸びて花を咲かせます。
バラの基本情報
【作出国】フランス
【花色】ビロードがかる黒赤
【花径】15cm
【花弁】25~30枚
【花形】半剣弁高芯咲
【樹高】1.5m
【芳香】強香ダマスクモダンの香り
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑥
クイーンエリザベス
クイーンエリザベスは美しい桃色の大輪のバラで、世界中で愛され殿堂入りを果たしている人気品種です。寒さや暑さにも強く枯れにくいバラで、育てやすく初心者にもおすすめです。主幹が太くしっかりとしていて、直立に伸びていきます。四季咲きで冬の時期を除いて、繰り返し何度も開花します。
バラの育て方のポイント
クイーンエリザベスの栽培は、高さがどんどん上に伸び2m近くになるので地植えがおすすめです。冬場の10月~3月の時期に本苗を植えこみ、有機肥料を入れ込んでおきます。大輪の花を枝分かれして咲かせるので、切り花もおすすめです。冬場に剪定をして管理しておくと、また50㎝程伸びて花を咲かせます。
バラの基本情報
【作出国】アメリカ
【花色】澄んだピンク
【花径】10~11cm
【花弁】20~25枚
【花形】丸弁平咲
【樹高】1.5~1.8m
【芳香】微香
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑦
アッサンブラージュ
アッサンブラージュは、日本人の小山内健さんが2018年に作出した新品種です。白いカップ咲きの美しいグリーンアイで、中央がほんのりピンク色の、気品のあるおしゃれなバラです。
フルーツ系とダマスクの強い香りになっています。鉢植えでも育てられ、初心者でも育てやすいバラです。
バラの育て方のポイント
アッサンブラージュの栽培は、良く日の当たる場所を選び、腐葉土や有機肥料を入れて本苗を植えこみます。成長に合わせて株周りに追肥をします。うどん粉病が発生しやすいので薬剤で防除して管理します。冬場の12月~1月の時期に剪定をしておきます。
バラの基本情報
【作出国】日本
【花色】ほんのりとしたピンク色
【花径】8cm
【花形】カップ咲き
【樹高】1.2~1.3m
【芳香】強香ダマスク&フルーツのかぐわしい香り
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑧
ピエール ドゥ ロンサール
ピエールドゥロンサールはつるバラで、花の中心が濃いピンク色で花弁はクリーム色の大輪の花がたくさん咲きます。とても丈夫で初心者でも育てやすいバラで、庭を華やかに演出します。病害虫にも強く繰り返し花を付けます。
バラの育て方のポイント
ピエールドゥロンサールの栽培は、大輪の花がたくさん咲くバラなので、基本的に地植えがおすすめです。冬場の時期以外は繰り返し花が咲きます。開花後は花がらをつむようにして、強剪定は控えます。樹勢の強いつるバラなので、大きなフェンスやアーチになどに誘引するのがおすすめです。
バラの基本情報
【作出国】フランス
【花色】中心が淡いピンクで緑を帯びた白
【花径】10~12cm
【花弁】50枚
【花形】カップ咲
【樹高】3m
【芳香】微香
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑨
スカーレットボニカ
スカーレットボニカは明るい赤色の見ごたえのあるバラで、国際コンクールでも多数受賞している人気の品種です。花付が良く非常に育てやすいので、初心者にもおすすめのバラです。病害虫にも強く、手入れも簡単な強健種です。
バラの育て方のポイント
スカーレットボニカの栽培は樹高があまり大きくならないので、鉢植えでの栽培も可能です。良く日の当たるところで、冬場の10月~3月の時期に大苗を植え、有機肥料を与えて管理します。繰り返し絶え間なく花が付くので、開花後に剪定をすると次の枝を成長させます。剪定をして樹形をコンパクトに整えます。
バラの基本情報
【作出国】フランス
【花色】赤スカーレット
【花径】7cm
【花弁】50~60枚
【花形】丸弁平咲
【樹高】0.7m
【芳香】微香
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑩
ブリーズ
ブリーズはフレンチシックでおしゃれなバラで、アプリコットがかったクリームピンクの花色がとてもきれいです。爽やかな香りも魅力的です。花持ちが良く病害虫にも強いので、初心者にもおすすめの育てやすいバラです。房咲きで花付が良く庭を華やかに演出します。
バラの育て方のポイント
ブリーズの栽培は、直立性でまっすぐに伸びるので、鉢植えと地植え両方で楽しめます。良く日が当たる場所に、冬場の10月~3月の時期に大苗を植えて有機肥料を与えます。
花付が良いので開花後に剪定をします。切ったところからすぐに枝を伸ばします。冬場に株元から40cm~50cmのところで強剪定して管理します。
バラの基本情報
【作出国】フランス
【花色】アプリコットピンク、クリームピンク
【花径】6~8cm
【花形】カップ咲
【樹高】1.5m
【芳香】強香ムスク香
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑪
サマースノー
サマースノーは軽やかな白花をたくさん咲かせるつるバラで、ローズガーデンで最も人気のあるバラです。枝が柔らかいバラでフェンスやアーチ作りにも使いやすく、波を打つ花弁が美しく上品でとてもきれいです。花付も良く四季咲きで繰り返し花を咲かせます。
バラの育て方のポイント
サマースノーの栽培はガーデン作りに最適の、枝が柔らかく誘引しやすいバラなので、場所を考慮して植えていきます。たくさんの花をつけるバラですが、うどん粉病にかかりやすいので、葉が混みあいすぎないように風通しを良くして誘引していきます。定期的に有機肥料を与えて管理します。
バラの基本情報
【作出国】アメリカ
【花色】純白色
【花径】6cm
【花形】丸弁半八重咲
【樹高】2m
【芳香】微香
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑫
クリスティアーナ
クリスティアーナはアンティークな雰囲気で、おしゃれな人気のカップ咲のバラです。繊細なピンクがかったピュアホワイトの花色が美しく、レモンのような爽やかな強い香りが人気です。病害虫にも強く丈夫で、初心者でも育てやすいおすすめのバラです。
バラの育て方のポイント
クリスティアーナの栽培は、樹高が大きくなるので基本的に地植えになります。冬場の寒さにも強い品種です。日差しが強いと葉が傷むので半日陰がおすすめです。四季咲きで繰り返し花を付けます。開花後に深めに剪定をすると、グングン枝が伸びて花を咲かせます。株元に有機肥料を与えて管理します。
バラの基本情報
【作出国】ドイツ
【花色】ピュアホワイト中心ライラックピンク
【花径】8cm
【花弁】100~120枚
【花形】カップ咲
【樹高】1.8~2.0m
【芳香】強香レモンを思わせる香り
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑬
グラハムトーマス
グラハムトーマスはイングリッシュローズで、明るいレモン色の花がきれいな殿堂入りの人気品種です。オールド・ローズのクラシカルなつるバラで、庭を華やかに演出します。よく枝分かれしてたくさん花を付けるので、フェンスやアーチにもおすすめです。樹勢が良いので広いガーデンにおすすめのバラです。
バラの育て方のポイント
グラハムトーマスの栽培は、地植え両方ができますが、樹高1.7~4mに生長するので、場所を考慮して植えていきます。良く伸びるつるバラなので、アーチやパーゴラにも向いています。花付が良いので、開花後に剪定して株元に肥料を与えます。年に2回夏と冬の時期に、固く古い枝を剪定をして管理します。
バラの基本情報
【作出国】イギリス
【花色】山吹色
【花径】8~10cm
【花弁】60枚
【花形】カップ咲~ロゼット咲
【樹高】1.5m
【芳香】中香濃厚なティーローズの香り
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑭
ラ・パリジェンヌ
ラ・パリジェンヌは色鮮やかな黄色とオレンジのバラで、グラデーションカラーがとてもきれいです。名前の通りおしゃれで華やかさのあるバラです。鉢植えでも育てられ、初心者でも育てやすい丈夫な品種です。庭に植えても独特の花色が目を引きます。耐病性が強く手入れも簡単です。
バラの育て方のポイント
ラ・パリジェンヌの栽培は、樹高が大きくならないので鉢植え、地植え両方で楽しめます。冬場の10月~3月の時期に本苗を植えこみます。枝があまり暴れなく伸びていきます。開花後の冬場の時期に強剪定をして、鉢植えの場合は植え替えをします。また開花の時期には、グングン新芽を出して花を付けます。
バラの基本情報
【作出国】フランス
【花色】オレンジ黄色の複色
【花径】8~10cm
【花形】抱え咲
【樹高】1.2m
【芳香】中香
初心者でも育てやすいバラの人気品種⑮
ラ・マリエ
ラ・マリエはフリルの入った花弁がとても美しい、フロリバンダのバラです。フランス語で花嫁の意味を持ち、ウエディングブーケにも使用される人気のバラです。四季咲きで春はピンク色、秋はライラックピンクに変化します。フレッシュな強い香りで切り花にもおすすめです。
バラの育て方のポイント
ラ・マリエの栽培は、あまり大きくならないので鉢植えがおすすめです。花持ちが良く上品な香りなので、玄関先やベランダで育てるのに向いています。冬場の時期の12月~3月に大苗を植えて、株元に有機肥料を与えます。開花後に剪定をして、鉢植えの場合は冬場に植え替えをして管理します。
バラの基本情報
【作出国】日本
【花色】さくらピンク色~ライラックがかったピンク色
【花径】6~8cm
【花形】オープンカップ咲き
【樹高】1m
【芳香】強香さわやかで初々しいフレッシュな香り
人気のバラを育ててみよう!
いかがでしたでしょうか?色や香りも様々でおしゃれなバラがいっぱいですね。四季咲きのバラが多いので、冬の時期以外は年間通して楽しめます。樹勢の良い品種は、剪定をしてもすぐに枝が伸びてくるので毎年花を咲かせます。庭や玄関先に美しいバラを咲かせると、とても華やかで良いですね。ぜひ好みのバラを見つけて栽培してみてくださいね。
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