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ハイエースで車中泊!おすすめのレイアウト例とアイテムをご紹介!

配送や現場作業で良く目にするトヨタ・ハイエースですが、キャンプや車中泊で大好評です。特に大きな改造をしなくとも、普段使いとキャンプ・車中泊仕様に共用できます。ハイエースをキャンプ・車中泊仕様を考えている方は参考にしてください。
2020年8月27日
kawana yukio
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この記事で紹介しているアイテム

ハイエース ベッドキット 200系 標準ボディ S-GL専用

クラフトプラス 200系 ハイエース用 ベッドキット CP100

【Bears Rock】 腰楽 車中泊 マット キング サイズ

コールマン テントエアーマット270

セルスター IS-330 簡易アイソレーター

【車中泊・カー用品】ポータブルクーラー冷え蔵2 

車中泊のベース車ハイエースとは

1967年2月にトヨタ自動車からハイエースという小型トラックが発売されました。当初はワゴン(貨客車)の設定がありませんでしたが、10月になるとワンボックスタイプのワゴンが追加されました。これが現代に続くハイエースの基礎になります。現行車は5代目となりますが、4代目までの基礎サイズはほば同じで、現行車になると標準規格がワイドサイズになりました。長い歴史の中で乗用に特化したワゴンもありますが、現在では別車名となり進化しています。(この記事は2020年1月16日現在の情報で書かれています。)

車中泊ベース車ハイエースのラインナップ

現行ハイエースは、基本的にハイエースバンとハイエースワゴンに別れていますが、両タイプ共ワゴン車(貨客車)に分類されます。フレームなどサイズは共通で、乗用使うワゴンは座席数も多く、貨客用に使うバンは荷物を積載するのに便利になっており、ワイド幅の車種もあります。

ハイエースワゴン

ハイエースワゴンは2WDと4WDが設定され、それぞれにDX・GL・グランドキャビンのグレードがあります。エンジンやベースサイズはほぼ同じで、最大乗車定員10名で人員を運ぶのに便利で、シートのレイアウトも人が動きやすいようなレイアウトです。DX・GL・グランドキャビンとも同じレイアウトで、装備で差別化を図っています。標準だと荷室サイズは大きくなく、シートもたためないため、荷物積載は限定的です。

ハイエースバン

ハイエースバンの駆動形式は2WDと4WDの2種類です。グレードはスーパーGL・DX・DXGLパッケージの3タイプです。スーパーGLには標準ボディよりワイド設定もあります。乗車定員はスーパーGL5名定員でフロント2名・後部3名の着座レイアウトです。DX・DXGLパッケージは6名定員でフロント・後部各3名の着座レイアウトになります。スーパーGL・DX・DXGLパッケージは後部座席をたたんでフラットにできるので車中泊・キャンピングカーのベースにする人が多いです。

車中泊ベース車ハイエースの基本レイアウト

ハイエースはバン・ワゴンともに標準的フレームレイアウトは共通です。シートの配置やワイド幅の採用などで、バンとワゴンの違いを見せています。そしてクラス最大級の使用空間サイズを持っているハイエースですが、車中泊仕様にするのに向いている車両です。車中泊仕様にする際、バンとワゴンの違いはどこにあるのでしょう。

ハイエースバン

ハイエースバンを車中泊ベースとする場合、シートレイアウトはスーパーGLは運転席側に2座席と後部3名掛シート1座席です。DX・DXGLパッケージは運転席側が3座席となり後部は同一になっています。同一の後部シートは折りたたんでスライドさせることができ、運転席側にスライドさせれば広い荷室空間ができるのです。これはワイドボディ・標準ボディ共通のレイアウトで、ここにキャンプテーブルやマットなどを置いても余裕スペースが十分とれます。この荷室に好みキャンプアイテムをレイアウトすれば、楽しい車中泊ができるでしょう。標準ルーフとミドルルーフの設定が、スーパーGLにあります。

ハイエースワゴン

人員を運ぶことに主眼を置いたハイエースワゴンですが、後部に7名分が座れシートレイアウトになっています。後部二列目三列目のシートはスライドせずサイド方向にたたむだけで、ワイド幅設定も無いためにバンと比べると狭いです。しかし、他車種と比較した場合は十分にワイドな幅は取れていますので、車中泊仕様にして使用はできるでしょう。標準ルーフのみでミドルルーフの設定もありません。

ハイエースバン車中泊ベースのレイアウト1

ハイエースバンの標準ボディ・ワイドボディ(GL系)の後部座席をそのままに、フラットな荷室部を就寝スペースなどに利用するレイアウトです。長さは1855mmのベースサイズがありますので、標準の日本人の方は就寝として使用できます。それ以上の身長の方は、後部座席を少し前にスライドさせて対応してください。本来の乗車人数はそのままです。車中泊以外に仕事などでハイエースを使用する人が採用するレイアウトになります。

ハイエースバン車中泊ベースのレイアウト2

ハイエースバンの標準ボディ・ワイドボディ(GL系)の後部座席を一番前までスライドさせたたむことができます。そこを車中泊スペースとして利用するレイアウトも多いです。長さが2470mmのベースサイズとなりますので、ロータイプのキャンプテーブルを置いても就寝スペースが確保できます。座席をたたんだままだと、乗車人員は運転席側の2~3名となります。座席を取り外していないので、仕事などで使用するときも簡単に元に戻す事ができ、多くの方が採用しているレイアウトです。


ハイエースワゴン車中泊ベースのレイアウト1

ハイエースワゴンは人の乗せるの主眼としているので、車中泊に使用するレイアウトにする場合、後部座席を取り外す事になります。GL系は最後部座席が横方向のたためますが、キャンプ道具などが置ける程度です。就寝しようとすると座席を倒して寝ることになります。ワゴン系を車中泊用にレイアウトしている人は、後部座席を全部取り外すか、後部最前列を残して後部座席を取り外して就寝スペースを作るレイアウトが多いです。

ハイエースワゴン車中泊ベースのレイアウト2

ハイエースワゴンの後部座席をすべて取り外し、出来たスペースを車中泊スペースとして利用するレイアウトです。取り外しが面倒ですが、アイディア次第で楽しい車中泊に繋がるレイアウトとなります。車両認定時の人数は、認定時の座席数がきちんと取り付けていないと違反となりますので、このレイアウトの場合は運転席側のみの2~3名となります。後部に自分好みのレイアウトで座席を取り付ける場合、改造申請を陸運局に届出る必要があり、キャンピングカーの申請をした方が良いでしょう。

ハイエース車中泊仕様に付いていて欲しいアイテム

ハイエースは標準ボディに取り付けられる数多くの純正オプション部品が存在しています。純正オプションというと後から取り付けられる部品と考えがちですが、車両を注文時点で指定しないと取り付かない純正オプション部品もあるのです。その中で、あれば非常に車中泊仕様に非常に有効な部品もあります。どんな物があるのでしょう。

スライド式リアサイドガラス

ハイエースのリアサイドガラスは開閉できません。街中を走っているハイエースの中には、サイドガラスの中に小窓があるタイプを良く見ると思います。これがスライド式リアサイドガラスです。車両注文時でないと取り付けられない部品で、標準ボディ・ワイドボディ共通なサイズになっています。キャンプ仕様・車中泊仕様の換気に最適となります。

ハイエースを車中泊仕様にするアイテム1

ハイエース車中泊用ベッド

快適な車中泊を送るには、フラットになったスペースにマットを使うの良いですが、ベッドを使用するとより快適になります。多くのキャンプ仕様などに使われています。家庭用のベッドと違い収納棚のような感じで、上段が就寝スペース・下段がキャンプアイテムなどの収納スペースです。ハイエースのワイドボディ・標準ボディ用が、数多く販売されています。構造が簡単なので、DIYする人もいます。

ハイエース車中泊用ベッドキット

DIYの得意な人に向いているのがベッドキットです。ベースとなる部材がセットで販売されていて、サイズも標準ボディ・ワイドボディ用に別れているので、注文時に間違わないようにしましょう。各メーカーは折りたたみ式・一体式などたくさん販売しています。費用が安くなるメリットがあります。

ハイエース ベッドキット 200系 標準ボディ S-GL専用

自分で組み立てます。

ハイエース車中泊用ベッド完成品

完成品のベッドも販売されています。ショップなどで取り付けてくれるので、取り付けの失敗はありません。キットでは組み立て・取り付け用の工具等必要になりますが、それも必要がありません。デメリットとして完成品購入の費用は高くなります。

クラフトプラス 200系 ハイエース用 ベッドキット CP100

完成品で届くタイプです。

ハイエースを車中泊仕様にするアイテム2

マット

ハイエースにベッドを導入したら、それだ終わりとなりません。ベッド上面は硬さを感じ、快適に寝るのにはマットを敷く必要があります。ほとんどのハイエース車中泊仕様車がマットを使用しているので、ある意味必需品と言えるでしょう。

市販車中泊用マット

現在、車中泊がブームとなっていますので、各車種用のマットが各メーカーより発売されています。当然ハイエース用もあり、標準ボディ・ワイドボディに合わせたマットも発売され、車中泊汎用品とあわせると種類は多いです。自分の好みで選べます。


【Bears Rock】 腰楽 車中泊 マット キング サイズ

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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出典:Amazon
出典:Amazon
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汎用車中泊マットです。

登山キャンプ用マット

登山キャンプ用のマットを使用する人も多くいます。各個人用サイズですので、ベッドのベースサイズを気にする必要はありません。エアーマットなど、沢山の種類が販売されていますので選択肢は多いです。たたんだり丸めたりできるので、ベッドしたの収納スペースに収めることもできます。

コールマン テントエアーマット270

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

コンパクトに収納できます。

ハイエースを車中泊仕様にするアイテム3

アイソレーター

ハイエースに限らず現代の車はバッテーリーが非常に重要なパーツになっています。安全関係のセンサーや車間距離のセンサーなどバッテリーを使う機能システムばかりです。現代のキャンプ場や道の駅など、車中泊に使える場所はエンジン・アイドリングが禁止となっています。車中泊をして電子機器類を使用するのにバッテリー上がりが非常心配です。サブバッテリーを搭載すれば、バッテリー上がりの恐怖も解消してくれます。そのために必要なのがアイソレーターです。

簡易アイソレーターIS-330

車中泊であれば、簡易アイソレーターが非常に便利です。シガーソケットから電源を取り入れて、サブバッテリーに充電してくれます。エンジンをかけると充電してくれるので無駄がありません。サブバッテリーを用意して車中泊時の電源はサブバッテリーから取るようにしましょう。簡易アイソレーターなら値段も手頃です。

セルスター IS-330 簡易アイソレーター

これがあれば車中泊の電源は安心です。

ハイエースを車中泊仕様にするアイテム4

インバーター

ハイエースにはAC電源の取り出し口があります。長時間の車中泊使用にはバッテリー上がりが心配になるので、サブバッテリーを使用するです。バッテーリーはDC電源ですので、AC電源に変換してくれる機器がインバーターになります。ホームセンターなどで簡単に手に入りますが、使用電源容量の高い物を選んでください。

ハイエースを車中泊仕様にするアイテム5

暖房用ヒーター

キャンプ場や道の駅などでは、エンジンのアイドリングは禁止されます。寒い時期であれば、当然暖房器具が必要になります。本格的キャンピングカーであれば、FFヒーターというヒーターを取り付ける人が多いです。しかし、短日数使用するのであれば市販の暖房器具を採用する人が多くなっています。

石油ストーブ

夜の暖房用に、小さ目のサイズの石油ストーブを使用する人が多いでしょう。燃料の灯油も簡単に入手できます。換気に対しては十分な注意が必要になります。フロントサイドガラスやスライド式リアサイドガラスが付いていれば、換気に利用する事を忘れないでください。コンロとしても利用できます。

電気ストーブ

電気ストーブを利用している人も多く、専用のキューブ型ストーブを使用する人もいます。ハイエースはAC電源が使えますが、メインバッテリーを使用しているのでバッテリー上がりに注意です。サブバッテリーがあれば安心です。サブバッテリーに繋がるインバーターのAC電源を使います。

ハイエースを車中泊仕様にするアイテム6

ハイエース車中泊の冷房


暑い夜のキャンプ場や道の駅など車中泊は、エンジンをかけることができないので、車載クーラーが使えません。窓を開けて網戸のような物を取り付ける方法もありますが、ハイエースは窓の開閉が運転席側の左右しかできませんので、それも期待薄です。その場合、電気式のスポットクーラーが多種市販されていますので、それを使用すると良いでしょう。

ポータブルクーラー冷え蔵2

車中泊用のポータブルクーラー・スポットクーラーは多種販売されていますが、その中で冷え蔵2を紹介します。構造的には家庭用クーラーと同じで車載AC電源で使用できますが、サブバッテリーから電源をとることがおすすめです。手で持ち運べるので、収納も簡単になります。

【車中泊・カー用品】ポータブルクーラー冷え蔵2 

かなり強力に冷えます。

ハイエースを車中泊仕様にするアイテム7

コンロ

車中泊を楽しもうとしても、コンビニ弁当などを持ち込んで食べていては、車中泊を楽しんでいることにはならないでしょう。コンロがあれば朝のコーヒーでも、温かいコーヒーを飲みたいものです。お湯を沸かしたり、料理にも使えるので、楽しさも倍増します。

家庭用卓上カセットコンロ

家庭で使っているカセットコンロも、安定しているハイエースの車内でも使用可能となります。家庭にあるのであれば、費用もかかりません。燃料缶もスーパーなどで、比較的簡単に現地で入手することができます。大きい鍋なども利用できるので、複数人数向きです。

登山キャンプ用コンロ

車中泊やキャンプを目的として使用するコンロもあります。キャンプ主体ならば、登山用コンロを2連装したバーナーなどを簡単に収納できます。複数人数でのキャンプに最適です。ハイエースをベースキャンプ代わりにする人はシングルバーナーを使用が普通になります。コンパクトになり、ベッド下に収納も余裕です。ホームセンターなどで手に入ります。

ハイエース車中泊仕様のまとめ

車中泊を余裕持って行えるスペースがあるのがハイエースです。自分好みのレイアウトも、余裕スペースが多く取れるので簡単にできます。この記事は、ハイエース車中泊仕様を作る際の基礎的な事を記載しました。ハイエースの車中泊使用を考えている方、ハイエースの大きさに近い車両をお持ちの方が車中泊仕様の参考になると思います。基礎的な事ですので、後は自分好みの味付けや便利なアイテムを探して取り付けてください。

車中泊が気になる方はこちらもチェック!

車中泊仕様の車には、個人の好みで選ぶグッズなどがかなりあります。どんな物があるかを紹介した記事もたくさんあります。車中泊が気になる方は、それらの記事もチェックしてみましょう。