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手作り簡易温室で植物を育ててみよう!簡単でおしゃれな簡易温室DIY術を紹介!

気温が低くなる冬季は熱帯地域や砂漠が原産の植物には厳しい環境です。温室になどに入れて育てたほうが越冬しやすいです。ところで温室はDIYできるのを知っていますか?今回は誰でも簡単に作れる簡易温室のDIYについて紹介します。
更新: 2021年1月20日
揚げ餅
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温室とは

植物園に行くと見かけやすい

Photo by paris.kyoto

冬になると寒さに弱い植物は日本の気候では寒すぎて越冬できずに枯れてしまったり、ダメージを受けて元気がなくなったりするので気をつけないといけません。

寒さに弱い植物は野菜や樹木よりも観賞植物や近年大流行している多肉植物などが多く小さいものが多いですが、植物園にいくと熱帯地域原産の背の高い植物も多いですよね。

そして寒さに弱い植物のエリアは大きなドーム型のビニールの天井で覆われています。これが温室です。

身近なところにも温室がある

Photo by spinster cardigan

植物園に出かけなくても身近なところにも温室がありますよ。それがビニールハウスです。農業地帯に行くとさまざまな野菜や苗などのいろいろな植物をビニールで覆われた家状の建物なかで、寒さや風から守り栽培しています。

農家はさらに暖房で温めていますが家庭で手作りするものは、主に風を遮るだけとなります。

風を遮るだけですが、室内が何もしないより冷え込まないのでベランダなどの小さいスペースでも導入しやすいです。

簡易温室の効果・魅力

導入しやすい

市販されていることもあり、簡易温室は農家のように大きなスペースがなくても低コストで導入できます。材料も100均で買い揃えるということも可能ですよ。作り方も簡単な物が多くデザイン、見た目にこだわらなければ小学生でも作れるでしょう。

手作りのものでも本格的なものは小型のヒーターもインストールできるようになっているものがあり、保温力もちゃんとあります。

手作りだからフィットする

市販だと大きさが決まっていてベランダにおけるか心配になりますが自分で手作りすると、どんな大きさにもできるのでベランダのように大きくスペースが取れない場所でもフィットするという魅力があります。

植物の大きさにも合わせて作れるので野菜などの背の高いものからサボテン、多肉植物などの小さいものまで綺麗に合う温室ができますよ。デザインなど見た目もこだわれてガーデニングが好きな方におすすめです。

手作りでも冷えない

手作りでも温室と温室の外とでは温度が変わってきます。というのも空気は動かず滞留している状態だと温度を伝えにくい性質があり、空気の層ができるだけで、植物に外気温がダイレクトに伝わらなくなりますよ。

農家のように大きなビニールハウスで暖房を付けて管理しなくても一定の効果はきちんと得られるので、DIYする価値はあります。

簡易温室が設置できる場所について

どこにでも置ける

自分でサイズを決められるのでどこにでも置けますよ。ベランダや玄関近くの外だけではなく、テーブルなどの小さな植物にも利用できます。大型になるにつれて強度が必要になり、小さいものは家の中に向く傾向が多いです。

平で安定している場所に設置するようにして、ビニールやガラスなどの材質を加味して置き場所を決めるといいでしょう。

簡易ということを忘れない

どこでも設置できますが、手作りしているため農業用ハウスのように高耐久というわけではないので注意しましょう。例えばベランダに置けますが、雪や雨の日は作り方によっては向いていないということもあります。

雪が積もって重さで倒壊することも考えられるので「簡易」というのを忘れないようにしましょう。背があり大きいものは風の影響を受けやすいので転倒にも注意が必要です。

簡易温室をDIYするときに必要なもの

材料

Photo by cansac88

温室の枠だったり、風や冷気を通さないようにするためのビニールやガラス、アクリル板やプラスチック板、床材として発泡スチロールなどが材料として必要になります。

枠というのは、他のDIYでもよく使われる塩化ビニールのパイプだったり、単なる支柱だったりと作りたい温室によって変わってくるのでどんなものを作りたいか考えておく必要がありますよ。費用は100均で揃うものも多いので、ミニ温室でも大型のものでも安く作れます。

道具

Photo byClker-Free-Vector-Images

どんな温室を作るのかにもよりますが、ミニサイズの小さなものならハサミや接着剤などの図画工作で使う基本的な道具があれば大丈夫です。少し本格的な大きな温室を作るとなると木材を切るのこぎりや釘、ハンマーなどが必要になってきますよ。

初心者がDIYしやすく、ベランダでも室内でも起きやすいミニ~中ぐらいの大きさなら特別な道具がなくても作れるので安心してください。道具も含め100均でなんとかなるケースが多いです。


温度計

なくても冷気から守るという機能にはなんら影響もないパーツです。室温がわかりやすいので取り付けておくと、室温がすぐにわかり管理しやすく便利です。ごく一般的な温度計でよく100均で販売されているものでも大丈夫ですが、メモリが見やすいものを選ぶといいでしょう。

ヒーター

小型のヒーターで保温機能もつけるなら用意しておくといいでしょう。植物(園芸)専用のヒーターがあるので思わぬ事故を防止するためにも必ず専用のものを使いましょう。またヒーターを導入するのであれば温度計も必ず準備してくださいね。

簡易温室のおおまかな作り方

覆うだけ

おしゃれで見た目もきれいなものや、ミニサイズのかわいい温室などでは細かなところの作り方が違いますが、基本的には植物が直接外の冷たい空気に当たらないように、ビニール、ガラス、アクリル板、プラスチック板などで「覆う」だけです。

覆うと内側の空気が断熱材となるので、ベランダでも室内でもどこに置いても覆いは必要です。材質によって簡単なものから少し手間がかかりますが、おしゃれなものまでさまざまな温室ができます。

直接置かない

おしゃれなデザインに作りたいという方はポットを直接置かないと思いますが、見た目は後回しという方も直接ポットを地面やベランダに置かないように床面を工夫するといいでしょう。

地面からの冷気を杖ないというのも大切で、発泡スチロールなどを敷くだけでポットに伝わる冷気を和らげてくれます。地面が土ではないベランダでも有効的ですよ。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY1

基本のミニ温室

おしゃれではないですが、市販のミニ温室と同じように手軽に作れる方法があります。それは針金やU字型の支柱とビニールを使って作る最も簡易型のミニ温室です。夏野菜を育苗するときにも役立つアイテムとして市販されているキットとほとんど同じ作りになります。

このタイプの魅力は作りやすさに特化していて安くできるということです。

温度計やヒーターを設置できませんが最低限の断熱性はありしっかり温室としての効果があります。

作り方

針金かポットに合ったU字型の支柱を2本用意しましょう。針金は半球体のドーム状になるようにしてから土に差し込みます。U字型の支柱も同様にポットの中に差し込んでいきましょう。

それから直角に交わるように再び支柱や針金を差し込んでいき、後はそのままビニールをかぶせて洗濯バサミなどでビニールと針金(支柱)を止めれば完成です。

時間があればもう1セット針金(支柱)を用意して上下でビニールを挟んで固定すると安定しますよ。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY2

衣装ケースの利用

プラスチックの衣装ケースだけでも非常に簡単な温室になりますよ。しかもDIYが全くできない方、道具がまったくないという方でも簡単にできるのでおすすめです。

用意するものは上から蓋をするタイプの衣装ケース、できるだけ透明なものを用意しましょう。色がついていると光の透過率がかなり悪くなり育てられません。後は水受けがあるとどこでも使える簡単な温室ができます。

作り方(使い方)

作り方というより使い方になります。衣装ケースに穴を開けたりビニールで覆う必要はなく、底に水受けを入れて完成です。あとはそのままポットなどを入れていくだけです。

通気性がないので蒸れやすくもあるので乾かし気味に管理しているもの以外はおすすめできませんが、衣装ケースに入れていくだけなのでDIYができないという方でも大丈夫です。昼は蓋をずらして開けておき夜は閉めるなど少し管理に気を使わないといけませんよ。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY3

ダンボールの利用

ダンボール箱は意外と暖かいというのを知っていますか?薄めのダンボールから、通販サイトなどで使われている梱包用のダンボール箱まで利用できるのでダンボール箱を使ったミニ温室もおすすめです。

ダンボール箱は表地と裏地の間に空気の層(空間)があり断熱してくれますが、材質は紙ということで、水に濡れない室内専用のタイプとなります。家にあるダンボールを使えば100均でわざわざダンボールを買わなくて大丈夫です。

作り方


ダンボールで包むだけですが、普段目にする茶色いダンボールだと光が中に入らないので、採光用の窓を付けましょう。カッターなどで好きなように切り抜いて、切り抜いた部分をビニールやガラス、プラスチック板などで覆うえば簡単なダンボール温室の完成です。見た目は悪いですが、冷えたときの応急処置として使えます。耐久性は他の温室よりもないので注意してくださいね。針金を合わせると高さのある植物でも大丈夫です。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY4

プラスチックダンボールを使う

紙でできたダンボールより珍しいですが100均で買える、樹脂でできたプラスチックダンボール(プラダン)を利用して温室を作るとさまざまなメリットがあります。

まず材質が変わったことにより水濡れに強く、ベランダなどの外でも扱いやすくなります。

色などの発色がありおしゃれに作ることも可能なります。構造はダンボールと同じように表地と裏地の間に、空気の層があるので囲むだけでも冷気を伝えにくくなりおすすめです。

作り方

作り方は他の温室と同じで冷気をシャットダウンするためにプラダンで取り囲むようにするだけです。SNSの投稿にあるように直接地面に置かないというのもポイントですよ。プラダンはプラスチックに使える接着剤があれば簡単に接着できますよ。

原料がポリプロピレンなら酸性、アルカリ性にも強めの素材となるので石灰などをこぼしても安心です。重たくもないのでベランダなど風が強いところは飛ばされないように注意してくださいね。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY5

ラックを利用

ベランダに置けるミニサイズは作りにくいですが、メタルラックなどを利用して、簡単に大型の温室も家庭で作れますよ。また近年では100均でもスチールラックが発売されているので低コストでラックが手に入ります。

金属は熱を伝えやすく冷えやすいので、ラック上に直接ポットを置かないようにしましょう。

木や発泡スチロールなどを敷いてその上に置くようにしてくださいね。木製など金属以外のラックがあればより温室に合います。

作り方

ラックを枠としてビニールを張っていくだけのシンプルな温室です。部屋の温度で管理できる様になるので寒いようなら暖房などをいれないといけません。

ラックの周囲をビニールなどで覆うことで冷気が直接植物に当たらなくなりますよ。

メタルラックは重たく大きいですが、100均のものを使うと小型のものもできるのでベランダでも利用しやすいでしょう。メタルラックは、耐荷重もありスペースがあいていればヒーターも置けますよ。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY6

水槽を使う

熱帯魚などを昔飼っていたという方は、使っていない水槽はありませんか?水槽に入れて丈夫をビニールなどで覆うだけでミニ温室にすることも可能です。

ガラスは手で触ったときに冷たく感じますが、ガラスそのものは熱伝導が木と大差なく、意外と温度を伝えにくくなります。

また水槽内には空気があり断熱材と同じ効果があることからガラスで囲まれ水槽に入れるだけで温室としての効果が期待できますよ。水槽台と合わせるとおしゃれです。

作り方

水槽に入れてガラスの蓋があれば蓋をするだけです。ヒーターを入れる場合も蓋は配線用の穴があるのでやりやすいです。ガラスということで光も入りやすく、ビニールのように経年劣化せず、高級感もありおしゃれです。

ガラスは重たく割れる可能性もあるので動かすときは不便ですが、水槽のサイズを選べばミニサイズから大きなものまで豊富です。

ガラス水槽は重たいのと割れること、100均では手に入らないことだけ覚えておきましょう。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY7

100均素材でDIY

より本格的なDIYとなるので、工作が苦手な方にはあまり向いていませんがより自由度が高くおしゃれな温室を作る方法が100均の素材で最初から作る方法となります。箱型や棚のようにできればどんな素材でも使えますよ。

例えばワイヤーネットを結束バンドなどで固定していき、好きな大きさにしからテーブルクロスや梱包用の緩衝材(俗に言うプチプチ)などで覆っていくだけでも任意の大きさの温室ができ、見た目もアイデア次第です。

作り方

作り方はこのようにして作っていきますよ。こちらの動画はラックの作り方となり、ミニサイズも含め自由自在に作れるのでどんな場所にでも合いますよ。

出来上がったラックにプラダンを貼ったり、ビニールで覆うと完成です。開けるところはマジックテープや洗濯バサミで停めておくといいでしょう。100均の素材だけで自由に作れるのでおすすめです。釘を使わないのでまだ比較的しやすいタイプになります。

家庭で手作りできる簡易温室のDIY8

すのこなどを利用


DIYがある程度できる方は木材を使い温室を作ってもいいでしょう。木材だと金属と比べ温度が伝わりにくく塗装までしてやると腐りにくくなるのでベランダでも利用できます。

塗装までするとおしゃれな見た目にもなりますよ。100均でも木材は売られていて写真立てを利用したり、すのこを利用したりまな板、木質ボード(MDF)など豊富になります。

ガラスの利用は水槽以外では作りにくいですが、アクリル板などを利用するといいでしょう。

作り方

100均のすのこでもおしゃれな棚が作れます。あとは前述してきたパターンと同じでビニールやプラダンを使って覆っていくだけとなりますが、木材を使うと釘やビスが使えるようになるので強度が増しますよ。

使う材質によっては蝶番(ちょうつがい)などの金具も利用できるので単に結束バンドなどで組む方法より頑丈です。

すのこだと床面に隙間がるので発泡スチロールなどを敷いて利用しましょう。

より本格的なものも

釘などが使える木材で枠を組んでいくと、ポリカーボネートのトタンなどが使えるようになり本格的な温室も作れますよ。ポリカーボネートは丈夫で紫外線で劣化しにくい素材となり、カーポートの屋根にも使われている素材です。

おしゃれも機能性も充実していますが、100均でポリカーボネートのトタンは買えないので注意してくださいね。

家庭で手作りしたDIY温室の注意点

蒸れる

植物を育てる場所として大切なポイントとなるのが日当たりと風通しです。日当たりは透明な素材を使って作れば簡易温室でも十分確保できますが、周囲を囲んで外の冷たい空気が入らないようにする温室は風通しがまったくない状態になります。

そうなると葉や土から発生した湿気がたまり蒸れた状態になりがちです。定期的に蓋をあけて換気したり、水分量を減らしてみるなどしながら管理してくださいね。

熱がこもる

蓋をして周りを覆い、熱を逃さないようにするということは、日光で温室の中の温度がずっと温められている状態でもあります。

寒さから守るのではなくサウナ状態にして枯れさせてしまう可能性もあるので温度計をつけて中の温度が分かるようにしたり、よく晴れている日は蓋を開けておくなどして温度が上がりすぎないような工夫をしましょう。

ヒーターを導入するのであればサーモスタットを設置しておくといいですよ。

手作り簡易温室のまとめ

簡単にDIYできる

Photo bytitosoft

家庭で温室を簡易な形とはいえ自作できるのはありがたいですよね。特に観葉植物を育てている方は寒さに弱い東南アジア原産のものも多く、温度を保つのは大切なことです。

おしゃれに作りたいという方は材料から厳選しない溶けませんが、とりあえず温室がほしいという方はプラダンや衣装ケースなど身近にあるものを利用して作るといいですよ。

自作したものは取り扱いに注意して蒸らさないように管理してくださいね。

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