【可憐で個性豊か】エリカの特徴とは?種類の違いや花言葉までわかりやすく解説!のイメージ

【可憐で個性豊か】エリカの特徴とは?種類の違いや花言葉までわかりやすく解説!

小さな花が細い枝いっぱいに咲くかわいらしいエリカ、名前も可愛らしいですね。庭植えや鉢植えだけでなくドライフラワーとしても楽しめるエリカの花は春咲きや夏咲き、冬咲きなど品種も豊富です。そんなエリカの花について、その特徴や花言葉などを紹介します。

2020年01月10日更新

kureko
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目次

  1. エリカについて
  2. エリカの葉や花の特徴は?
  3. エリカの花の種類
  4. 人気の種類と開花時期
  5. 気になる種類と開花時期
  6. エリカの花言葉
  7. 誕生花としてのエリカ
  8. エリカの栽培環境
  9. 育て方のポイント
  10. まとめ

エリカについて

エリカは南アフリカ、ヨーロッパ、北アフリカに自生し約750種の原種があると言われている常緑性の樹木です。ツツジ科の植物で、2mを超す種類もわずかながらありますが、木の高さはほとんどが1m以下で、細い枝に釣鐘形のかわいい花をたくさん咲かせます。日本へは大正時代に持ち込まれましたが、人気が高く、たくさんの品種が観賞用として栽培されています。

基本情報

科・属:ツツジ科/エリカ属 

原産地:南アフリカ、ヨーロッパ、北アフリカ

学 名:Erica

英 名:Heath

エリカの日本名は

エリカの日本名は、学名の「Erica」をそのまま読んだのが日本名の「エリカ」です。由来はラテン語で箒を意味するEric(エリック)から来ています。又エリカの別名として英語での「Heath」を日本名でヒース、ドイツ語での「Heide」を日本名でハイデと呼んでいます。どちらの名前も荒野を意味しています。

他にも栄寿(エイジュ) やハナスギ、クロシベエリカ(ジャノメエリカ)などの日本名があり、ハナスギの日本名は花が終わった後の実がスギの花に似ていることからその日本名がついたようです。そしてクロシベエリカ(ジャノメエリカ)の日本名は花の中心にある黒い葯(やく)が蛇の目のように目立つことから付きました。

エリカの葉や花の特徴は?

エリカは常緑性の樹木でほとんどが1m以下の低木ですが中には大きさが5mを超えるものもあります。非常に多くの枝をつけますが、枝は繊細で柔らかく、折れやすい特徴があります。

エリカの葉の特徴は

エリカの葉の特徴は、葉の形が針状や線状と細く、長さも2~6mmと短く、縁が裏側に巻いているものが多く見られます。葉は枝に輪生に付き、3輪生と6輪生が主ですが、中には4輪生のもあり遠くから見ると杉の木のように見え、冬は褐色を帯びます。

エリカの花の特徴は

エリカの花の特徴は一つ一つの花が可憐で、花の形も変化に富んでいます。例えばベル型、筒型、壺状などがあり、うつむくようにぶら下がって咲くのが特徴です。花色も白や薄い紅色、紅紫、黄色、緑など多様で、葉が花より短いものが多いので花がよく目立ちます。おしべの葯が黒い種類もあり、蛇の目のように見える事からジャモメエリカの名前で呼ばれています。花冠は縮存性と言って花が終わってもそのまま残る特徴があるので、ドライフラワーなどで楽しむことが出来ます。

エリカの花の種類

エリカは南アフリカ及び、ヨーロッパ原産ですが、それぞれ性質が違うため、園芸的にこの2種類は区別して扱われています。

ヨーロッパ原産の種類

この品種は全体的に花が小さく、紫がかった紅色や、紅や白が主になります。耐寒性はあるものの、冬の乾燥や、夏の暑さに弱いため、高温多湿の夏の日本では育てるのが難しく、少数の品種の鉢植えに留まっています。

アフリカ原産の種類

この品種は花の形や大きさ、花色も豊富で、18世紀末以降に多くの種が導入され、クリスマスの鉢物としても人気があります。日本でもジャノメエリカが普及し、その後もいくつかの品種が持ち込まれ、現在では鉢植えの品種が増えています。

人気の種類と開花時期

ジャノメエリカErica canaliculata

ジャノメエリカは大正9年に渡来し、エリカの中では一番ポピュラーで丈夫な品種です。気温も-5℃くらいまで耐える事が出来、比較的高温多湿に強く、暖地では庭植えも可能です。開花時期は12月~4月頃の季節で冬から春に開花します。高さは50~200㎝程に成長し、3㎜程の小さな花が鈴なりに咲きます。花の中心の黒い部分が蛇の目のように見えることからこの名が付きました。

スズランエリカErica Formosa

この品種の開花時期も冬から春の季節で、2月~5月の開花なのですが、促成栽培で早めに花を咲かせ、クリスマスの季節に合わせたツリー仕立ての鉢植えが流通しています。大きさは60~80㎝程度、白い壺状の、スズランに似た花を咲かせます。寒さには強いですが、夏場は室内の涼しい場所で管理できる鉢植えが無難です。

メランセラ(E. melanthera)

ジャノメエリカに似た来歴不明の園芸品種です。開花時期は9月~3月頃の季節で秋咲きです。比較的高温多湿に強く鉢植えとして広く普及しています。花色は赤、ピンク、白があり、大きさは100~150㎝程に成長します

クリスマスパレード(E. hiemalis 'Christmas Parade')

比較的高温多湿に強い品種ですが耐寒性に弱く、冬を越すには10℃程度の気温が必要なので冬場は室内で管理します。開花時期は11月~4月頃の季節で、大きさは30~100㎝程に成長し、花色はピンク、オレンジ、赤、白などがあり、鉢植えが流通しています。

ブライダルヒース(E. baueri subsp. baueri)

南アフリカ南東部のみに分布し、南アフリカでは庭木として植えられています。大きさは100~150㎝程に成長し、長さが2㎝程の筒状の、白やピンクの美しい花が咲きます。開花時期は3月~4月頃の季節ですが四季咲きの性質があります。暖地では戸外での冬越しが可能ですが、高温多湿の夏に弱い品種なので夏場は室内の涼しい場所で、鉢植えでの管理がおすすめです。

気になる種類と開花時期

ファイヤーヒース(E. cerinthoides)

別名は「エリカ・セリントイデス」南アフリカ南部に広く分布し、比較的高温多湿に強く、耐寒性もそこそこあるので、暖かい土地であれば外での越冬が可能です。大きさは30~100㎝程に成長し、開花時期は11月~4月頃の季節で、四季咲きの性質があります。長さ2~3㎝程の筒状の花が、茎の先に垂れ下がるように咲きます。花色はオレンジやピンク、赤、白などがあります。

カナリーヒース(E. blandfordia)Erica blandfordia

南アフリカ原産で別名は「エリカ・ブランドフォーリア」耐寒性はそこそこですが、高温多湿が少々苦手な品種です。開花時期は3月~4月頃の季節で、大きさは30~100㎝程に成長し、鮮やかな黄色の、スズランのような花を咲かせ、鉢物として人気があります。

エイジュ(栄樹)またはブライア(英語: brier, briar)

ヨーロッパ南部から南西アジアなどの地中海沿岸地域や東アフリカに分布する常緑低木で、開花時期は 3~7月頃の季節ですが温室などで栽培されることが多い。ヒースに似た白い花を咲かせることから、別名をホワイトヒース (英: White heath) とも呼ばれています。木としては燃えにくい性質で、鉱物に比べ軽いことから、タバコのパイプの材料になっています。

他にもピンクの花を咲かせる「アケボノエリカ」や黄色い花をたくさん咲かせる野生種の「エリカ・パターソニー」丸い綿のような花を咲かせる「コットンヒース」改良品種の「ウインターファイヤー」や「ピンクビューティー」など花形や花色が多用な数多くの品種が流通していますので、鉢植えや地植えなどで楽しむことが出来ます。好みの品種を見つけて育ててみるのも楽しいと思います。

エリカの花言葉

エリカの名前の由来は?

学名の「Erica」はギリシャ語の「裂ける」、またはラテン語の箒を意味する「Eric(エリック)」が語源。これはかつてエリカ属だったカルーナの枝で箒を作っていた事が由来とされています。そして学名をそのまま読んだのが日本名の「エリカ」です。英語名の「Heath(ヒース)」やドイツ名の「Heide(ハイデ)」は荒野を意味しますが、エリカはこの荒野に自生していた野草(エリカ)が名前の由来です。

エリカの花言葉

エリカ全般に共通する花言葉として「孤独」「謙虚」「寂しさ」「裏切り」「休息」「博愛」「良い言葉」などがあります。「孤独」や「寂しさ」、「裏切り」などは荒涼とした荒野に由来して生まれた花言葉です。また、博愛は、エリカの花は細い枝に小さな花がいっぱい寄り集まって咲きますが、その姿に由来して付いた花言葉です。

色や種類で違う花言葉

花色がパープル系は「閑静」、ホワイト系は「幸せな愛」。品種ではジャノメエリカは「博愛」、「幸運」、「裏切り」。スズランエリカは「幸運」、「幸せな愛」。エリカ・クリスマスパレードは「博愛」「謙遜」「心地良い」などがあります。

西洋での花言葉

西洋の花言葉は、前述のように英語での「Heath」は荒野を意味しますが、他の植物が育たない荒れた土地にエリカだけが咲いていることから花言葉は「solitude(孤独)」です。

誕生花としてのエリカ

一口に誕生花といっても誕生花には、誕生日花と誕生月花があり、その由来も奥深く、神話や伝説、季節や気候にちなんだものなど国や地域によってさまざまです。エリカの誕生花は、一般的に8月5日として知られていますが、その他にも1月13日、2月6日、9月17日、11月25日、12月23日も誕生花とされています。

誕生花1月13日と9月17日

この2つの月日の誕生花は白いエリカです。花言葉は「幸せな愛を」。エリカにはスズランによく似た可愛い「スズランエリカ」という品種があります。古来ヨーロッパでは白いエリカを見つけると幸福が訪れるという言い伝えがあり、恋しく思っている人に白いエリカを贈るのは愛の告白と捉えられています。

誕生花11月25日

11月25日の誕生花は「ジャノメエリカ」です。花言葉は「幸運」。プレゼントする時は花束よりもぜひ鉢植えで贈りましょう。幸運がどんどん成長して行きますよ。

誕生花12月23日

12月23日の誕生花はエリカ・クリスマスパレード。この花はピンクの筒状の小さな花が並んで咲く姿が、楽しいパレードをイメージさせます。花言葉は「博愛」。博愛の意味は「博(ひろ)く愛する事」で平等愛とも言います。

誕生花2月6日

2月6日のエリカの花言葉は「心地良い言葉」や「謙遜」があります。ここまで誕生花についてお話してきましたが、エリカの花言葉にはポジティブとネガティブ両方の意味がありますので、プレゼントする時には花言葉とともに、気持ちが伝わる手書きのメッセージカード”を添えましょう。

エリカの栽培環境

荒涼とした荒野に自生していたエリカはとても育てやすい植物なのですが、品種にもよりますが地植えで越冬出来る耐寒性の強い品種ばかりではないので、出来れば11月~3月末までは室内の日当たりの良い場所での管理がおすすめです。南アフリカ産とヨーロッパ産では栽培に適した環境が異なってきます。それぞれの違いを見ていきましょう。

冬は室内で管理したい南アフリカ産の品種

南アフリカ原産種の品種は、日陰のない荒野で育ってきたので、日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。乾燥にも強いですが、過湿は少々苦手なので、梅雨の季節は雨に当てないように室内で管理し、太陽が照っている時は充分日に当てて下さい。-8℃くらいまで耐えるものもありますが、寒さには弱いので暖地以外では鉢植えにして冬期は室内での管理がおすすめです。

寒さに強いヨーロッパ原産種の品種

ヨーロッパ原産種の品種は、高温多湿を嫌い、暑さに弱い品種が多いですが、梅雨~晩夏迄の時期を乗り切ってしまえば、寒さには強くマイナス15℃まで耐えることが出来ます。水のやりすぎも根腐れを起こしてしまいますから、注意が必要です。

育て方のポイント

水やり

エリカは根が細いため過湿にも乾燥にも弱いので乾燥又は過湿の状態が続くと根にダメージを受けて枯れてしまいます。また、品種によって水やりの間隔が違い、特にヨーロッパ原産の品種は夏の暑さに弱く生育が衰えるので、水の吸収も少なくなります。この状態でふだん通りの水やりをすると根腐れを起こして枯れてしまうので、土の表面が乾いた2~3日後に水やりをして下さい。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、水切れを起こしやすいので土の状態を常にチェックして土が乾いてきたらたっぷりと与えて下さい。

地植えの水やり

Photo by sorarium

地植は、植え付け時期は根付くまでは水やりを行いますがあとはほぼ降雨のみで育てられます。乾燥状態が長引くようでしたら水やりをして下さい。

肥料

Photo by salchuiwt

品種によって違いはありますが、時期的に春~秋の5月~10月にかけてゆっくりと効果が出てくる緩効性肥料を月に1~2回の見当で与えるようにします。ただし、ヨーロッパ原産の品種は夏の暑さに弱く生育が衰えるので、7月~9月の間は与えるのを控えましょう。

まとめ

エリカについてお話して参りましたが、いかがでしたか。エリカ属は750種以上と非常に多くの種類があり、日本では鉢物として40~50種くらいが流通しいています。一番ポピュラーなのがジャノメエリカですが、スズランエリカやクリスマスパレードもそれぞれ小さな花がびっしり寄り添って咲く姿がなんとも可愛らしく人気があります。

エリカの和名は学名のErica(エリカ)をそのまま呼んでいますが、エリカはギリシャ語で「破る」という意味の ereikeが由来と伝えられています。しかしその訳はわかっていません。名作「嵐が丘」を思い起こす英名Heath(ヒース)の荒野の意味とともにドラマチックな思いに駆られませんか。エリカはツツジ科の中ではとてもデリケートな花木植物で、冷たく乾燥した風に弱く、枯れやすいので気温が低くなる季節は室内で大切に管理するようにして下さい。

エリカの育て方が気になる方はこちらもチェック

エリカの育て方が詳しく記載されていますのでぜひ参考になさって下さい。

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