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エリカの育て方!栽培と剪定で理想のエリカに、美しく育てましょう!

エリカはピンクや白、黄色などの小さくて可愛い花を咲かせる小型の常緑樹です。たくさんの品種があるのでまずは好みのエリカを見つけるのもいいですね!育て方がわかれば庭植えも鉢植えもできて、花のアレンジメントを楽しむこともできるので人気の植物ですよ!
2020年8月27日
かわせ3
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エリカってどんな花?

エリカに関するアレコレ

エリカはツツジ科の植物で、大部分が南アフリカ原産です。その他アフリカ、地中海地方、ヨーロッパ地方を原産とします。その種は700種以上あるとされ、多くは高さ20cm〜150cm程の低木です。幹はまっすぐ伸び、たくさんの小枝に釣鐘型や壺型、筒状などの形の小さい花を密集させて咲かせます。開花時期は品種により様々です。南アフリカ原産のエリカは寒さに弱いので、霜が当たらないようにしたり、鉢を室内に入れたほうが良いでしょう。暑さや乾燥には強く、比較的手入れを必要としない強い植物といえます。暖地では地植えで栽培可能です。日本では南アフリカ原産種がメジャーになっています。 ヨーロッパ原産のエリカは寒さに強く、寒冷地ではグラウンドカバーとして栽培されます。秋冬の寄せ植えでも多く利用されています。暑さと乾燥に弱く、暖地での地植えには不向きですが、コンパクトなサイズ感を生かして鉢植えにすると良いでしょう。梅雨の季節は雨に当たりすぎないよう注意して下さい。 冬の花壇を彩ってくれるエリカですが、花言葉は意外にも「孤独」「寂しさ」イギリス北部のアイルランドに自生するエリカ(ヒース)が荒野に咲く様子から、このような花言葉になったようです。荒涼とした大地にピンクの花が咲く光景は退廃的な美しさを感じさせ、お庭に元気よく咲くエリカとはまた違った魅力がありますね。

「月の光」や「亜麻色の髪の乙女」などが有名な音楽家ドビュッシーも、「ヒースの荒野」という曲を残しています。

エリカのココがオススメ!

アフリカ産のエリカは強く育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。特にジャノメエリカは日本の気候に適しており、温暖な地域なら地植えも可能です。根付けば年に数回剪定する程度で、手入れはあまり必要ありません。ヨーロッパ原産のエリカはなんといっても寒さに強いので、花が少なくなりがちな冬の季節にぴったりです。 品種の多様さから好みの咲き方で選ぶことができます。背丈の低い種類なら庭植えにしてグランドカバーに。樹高の高いものを選べば庭の目隠しにも良いですね。常緑なので花が咲いていなくても観賞価値が高いです。鉢植えにすればコンパクトに楽しめます。高さが出るので寄せ植えの際に高低のバランスが取りやすいのも良いですね。剪定してトピアリー仕立てにしても素敵です。 もちろん冬咲き意外にも春、夏、秋と品種によって開花時期は違います。花色もピンク、白、黄色など様々です。お庭のテイストに合わせて選んでいただけます。挿し木で増やすこともできますよ。

エリカの品種

南アフリカ原産種

◾︎ジャノメエリカ かなりポピュラーなエリカです。日本に入ってきたのは大正時代だと言われています。名前の由来は花の中心の黒が蛇の目のように見えることから。花の色はピンクや赤色で、枝にたくさん花を咲かせるので華やかです。東京以西では庭植え可能。花期は1月〜4月頃です。成長はゆっくりですが、剪定しなければ2mほどに成長します。暑さ、寒さに強く、エリカの中でも特に育てやすい品種です。

◾︎スズランエリカ 白色の花をびっしりと咲かせます。丸みのある花がスズランのようです。花期は2〜5月。樹高は成長しても60cmほどです。多湿に弱いことから梅雨や水やりのしすぎに注意し、夏は株が蒸れないよう涼しい場所で管理するようにしましょう。地植えより鉢植えで管理するほうが育てやすいです。肥料は春から秋の季節に与えます。

ヨーロッパ原産種

◾︎アルボレア 白色の小花がかわいらしい。花期は3〜7月。タバコのパイプにも使われるなど、非常に燃えにくい性質があります。樹高は1〜5mほどです。花からはハチミツのような香りがします。


◾︎キネレア 濃いピンク色の花を咲かせます。白や黄色の品種もあります。湿気は苦手です。夏場の水やりには注意しましょう。花期は5〜9月。樹高は80cmほどです。

◾︎ダーレンシス 花期は2〜4月。ピンク、赤、白の花を咲かせます。横に広がるように成長するので、剪定してグランドカバーにできます。寒さには強いですが、暑さと湿気は苦手です。

エリカの育て方 / 用意するもの

苗よりも一回り大きなものを用意しましょう。

弱酸性の土壌を好みます。鹿沼土7、ピートモス3の割合で用土を作りましょう。

平和 鹿沼土(DIYシリーズ) 2リットル

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肥料

元気よく育てるには肥料が必要です。こちらの商品は水で薄めて使うタイプの液肥。弱酸性でエリカにぴったりの肥料です。

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エリカの育て方 / 植えつけと植える場所

苗の植え付けは11月から翌年の4月の間に行います。先述の通り、土壌は弱酸性になるよう鹿沼土7、ピートモス3の割合で用土を作り植えて下さい。鉢植えの場合、5号鉢に1株を目安に植えつけます。鉢を使用せず庭植えする場合は、株間を15〜20cm開けて植えつけて下さいね。庭植えの場合、日当たりが良く、水はけの良い場所を選んで植えつけます。冬は霜よけをして下さい。3月頃に土壌の酸性値を確認し、弱酸性をキープできるようピートモスで株元を覆うと元気になります。 鉢の場合、移動ができるので、夏は高温にならないよう日差しの強すぎない風通しの良い場所に置き、冬は軒下に置くようにしましょう。 ■ 弱酸性の土壌を好む ■ 日当たりの良い場所 ■ 風通しの良い場所 ■ 梅雨は軒下に ■ 霜よけをする

エリカの育て方 / 水やり

エリカは根が細く、多湿・乾燥どちらにも弱いため、水やりは重要なポイントとなります。花や葉が落ちてきたら、水のやりすぎ又は水が足りていない症状です。土の状態を確認するようにしましょう。地植えの場合、根付けば水やりはほぼ不要ですが、多湿に注意して下さい。乾燥が気になるときは霧吹きで葉に水をかけてあげると良いでしょう。鉢植えの場合、開花中は表面の土が乾燥しないよう、こまめに水やりをします。それ以外の時期は土が乾いたらたっぷりと水をあげます。


エリカの育て方 / 肥料

成長期の春と秋に、月2回液肥を与えます。特に鉢植えの場合は栄養不足にならないよう気を付けます。地植えの場合は油粕や骨粉を混ぜたものを株元に置いても良いです。

エリカの育て方 / 切り戻し(剪定)

花が咲き終わると下の方の枝から枯れて見栄えが悪くなるため、花が終わる4~5月に、伸びすぎた枝や込み合った枝を手入れすると、形良く育ちます。株全体の3分の2を残すように枝先を切り戻します。切り戻した枝は挿し木にしてエリカを増やすことができます。

エリカの育て方 / 植え替え

鉢植えのエリカは根詰まりしやすいので1~2年に1回植え替えすると元気な株になります。時期は4~5月頃、伸びすぎた根をハサミで切り、ひとまわり大きい鉢に植え替えるようにします。用土は植えつけのとき同様、弱酸性の土を用意します。

挿し木で増やす

エリカは挿し木で増やすことができます。4~5月が適期です。切り戻した枝(花を咲かせていない若い枝が良い)7~8cmのものを用意し、下葉は切っておきます。30分~1時間、葉が水につかないように水あげします。鹿沼土に挿しておくと約1ヶ月で根が出てきますので、鉢などに植え替えて育てることができます。

アレンジして楽しむ

寄せ植え

小さめの株のエリカを使えば寄せ植えで楽しむことができます。縦長に成長するものもあれば横に広がるように成長するものもあるので、イメージに合う種類を選びます。寄せ植えで鑑賞した後は、地植えにしたりひとまわり大きい鉢に植え替えましょう。

ピンク系でまとめたかわいらしい寄せ植え。春らしいイメージです。

シャビーな色合いが大人っぽい冬の寄せ植えです。エリカが葉牡丹とシクラメンを引き立てる名脇役となっています。

こちらも葉物を組み合わせたシャビーシックな寄せ植えです。エリカを入れることによって、雰囲気を損なわずボリューム感が出せます。

トピアリー仕立て


こちらはスタンダード仕立てになっています。無骨な鉢と真っ白で繊細なスズランエリカのバランスが素晴らしい。

こちらはクリスマスツリーのように仕立ててあります。花が雪のように見えて、季節感満点。花好きの人への贈り物にぴったりです。

ブーケ

ざっくりとエリカを束にしてリボンで飾れば簡単にブーケになります。置いておくだけでインテリアになりますし、逆さまにして吊るしておけばドライフラワーになりますよ。

リース

エリカを使ったリース作りも人気です♪100均で購入できるリース台とワイヤーを使えば簡単に作ることができますよ。剪定した枝をかわいく再利用しちゃいましょう。

まとめ

エリカの栽培について紹介しました。手入れをしてあげれば大きく育ち、かわいい花を咲かせてくれます。アレンジの方法も多種多様で、いろいろ試したくなりますね♪まずは育てやすい品種の鉢植えからぜひ初めてみて下さいね!