巣鴨の食べ歩きグルメスポットをご紹介
巣鴨と言えば、JR山手線や都営三田線が乗り入れる便利な街であり、東京唯一のチンチン電車、都電荒川線の巣鴨新田、庚申塚、新庚申塚の停留所があり、小さな商店が連なる下町情緒あふれる街でもあります。
主要なグルメスポットとしては巣鴨駅から歩いて5分ほどのとげぬき地蔵通り商店街があります。だんご、アンパン、煎餅、コロッケなど、食べ歩きしたくなる店舗が軒を連ねます。今回はそんな巣鴨でおすすめしたい食べ歩きスポットをご紹介します。
巣鴨で食べ歩きできるおすすめの商店街は2つ
まず、巣鴨という町をマップで確認していくと、巣鴨の駅を下りると、目の前の大きな通りが国道17号線、白山通りと呼ばれる通りがあります。この通りを池袋方面へと続くと、駅前商店街が続きます。
この商店街、屋根がついたアーケードのようになっています。雨の日の雨よけ、夏の暑い日には日差しよけとなるだけではなく、ミストが出てきます。この商店街の先にあるのが、とげぬき地蔵通り商店街です。
巣鴨の駅前商店街も忘れてはならない
巣鴨と聞くと、とげぬき地蔵通り商店街を思い浮かべますが、実は、巣鴨駅前商店街にも名店があり、地元ならではの名物もたくさんあります。巣鴨で食べ歩きのお出かけを考えてらっしゃる方は、とげぬき地蔵通り商店街ばかりではなく、駅前商店街の名店にも着目してほしいです。
マップで確認していただけばわかりますが、駅前商店街は駅近くに位置し、かりん、わらびもち、もなか、福福まんじゅうなど、名物店舗がそろっています。
とげぬき地蔵通り商店街はおばあちゃんの原宿
巣鴨のとげぬき地蔵通り商店街は、江戸時代、中山道の休憩所として、江戸六地蔵尊眞性寺から巣鴨庚申塚までの間に作られました。明治になると上野にあったとげぬき地蔵尊高岩寺が移転し、信仰と商業の街として発展していきました。
高岩寺には、治癒したい部分を洗うとご利益があるという洗い観音がいらっしゃり、多くの高齢者が長蛇の列を作ります。とげぬき地蔵通り商店街には、おばあちゃんの原宿という異称のとおり、高齢者に人気のファッション店舗、健康によいとされる赤パンツの店舗なども点在します。
本稿では、とげぬき地蔵通り商店街入口エリア、高岩寺エリア、庚申塚駅エリアとマップのエリア別に名物店をご紹介します。
4のつく日はとげぬき地蔵通り商店街へ
巣鴨のとげぬき地蔵通り商店街では、4日、14日、24日と4のつく日に縁日が出ます。多くの露天が並ぶほか、営業時間も通常より長くなり、お祭りさながら巣鴨の町が活気づきます。
巣鴨で食べ歩きを考えてらっしゃる方は、4のつき日がねらい目です。ただし、多くの人出があるばかりか、高齢者もたくさんいらっしゃるので、散策の際はぶつかったりしないように注意しましょう。
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット①駿河屋福福まんじゅう
巣鴨と言えば福福まんじゅうを揚げる人もいらっしゃるほど有名なまんじゅう屋さん。巣鴨駅前ロータリーにあって、昭和31年の創業以来、同じ製法で作り続けています。
メディアでも紹介されたことがあり、行列することもある店舗のひとつ。巣鴨を代表する名物店のひとつですので、駅を出たらまず立ち寄りたいです。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨2-1-6
【何時から何時まで】10時半~18時半
【定休日】月曜日(4のつく日・祝日の場合はその翌日)
【商店街マップの位置】巣鴨駅前エリア
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット②千成もなか本舗
昭和12年創業のもなかの専門店です。巣鴨と大塚に店舗があり、合成保存料などをいっさい使わない製法で作り続けています。懐かしいもなかは、太閤秀吉にちなんで千成ひょうたんの形をしていて、小倉あん、ごまあん、梅あん、白あん、こしあんと彩りもきれいです。
また、どら焼きの皮にあんやクリームをはさんだ和風パンケーキも人気です。巣鴨をぶらぶら散策する際の食べ歩きにおすすめです。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-28-8
【何時から何時まで】9時~19時まで
【定休日】年中無休
【商店街マップの位置】巣鴨駅前商店街
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット③かりんの松岸
かりんの加工品や化粧品や入浴剤など、かりんを中心に扱うかりんの専門店です。10月ごろから4月ごろまで、生のかりんが並ぶ風景は巣鴨の冬の風物詩にもたとえられます。
かりん以外の飲料水、ドライフルーツ、はちみつ漬けやシロップなどの加工品も扱っています。ふらっと立ち寄ると、おもしろい名物と出会えるかもしれません。ちなみに、かりんは咳止めとしても利用される体にいいフルーツです。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-28-7
【何時から何時まで】9時~20時まで
【定休日】不定休(月4回)
【商店街マップの位置】巣鴨駅前商店街
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット④わらびもちもとこ
巣鴨のとげぬき地蔵通り商店街の入口にある江戸六地蔵尊眞性寺の目の前にあるわらびもちもとこ。巣鴨名物のわらび餅を扱う人気の名物店です。
わらびもちとは、わらび粉を原料にした和菓子で、口の中でふわっととけるように柔らかいのが特徴で、 きな粉や黒蜜をかけて食べるのが一般的。
当店では、三温糖、黒糖、抹茶のわらび餅のほか、最近では人気のタピオカドリンクのアレンジバージョンとも言えるわらび餅ドリンクが話題です。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-31-2
【何時から何時まで】10時~17時まで
【定休日】月曜日
【商店街マップの位置】巣鴨駅前商店街
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑤伊勢屋菓子店
巣鴨のとげぬき地蔵通り商店街の入口にある最初の和菓子屋がこちらです。名物の塩大福をはじめ、豆大福、豆もち、焼き団子など、昔から変わらない味の和菓子が店頭に並びます。
杵つきのおいしいおもちに、北海道の小豆を使ったこだわりの和菓子です。のり巻きや五目いなりなども扱っていますので、食べ歩きはもちろん、巣鴨のお土産として買って帰るのもよし。店内でのイートインも可能です。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-21-17
【何時から何時まで】9時~18時まで(縁日の日は6時~18時まで)
【定休日】不定休
【商店街マップの位置】とげぬき地蔵通り商店街入口
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑥雷神堂巣鴨本店
巣鴨のとげぬき地蔵通り商店街に入り、巣鴨のキャラクターすがもんがいる案内所を過ぎると、おせんべいの香りがしてきます。その正体がこちらの店舗です。手焼きの焼きたてのおせんべいをその場でいただくことができます。
備長炭で焼き上げた手作りの味です。食べ歩きにはもってこいのおせんべい、おみやげにもぜひ買って帰りたいです。ちなみに、こちらの店舗、関東を中心に全国に35店舗あり、巣鴨は本店となっています。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-33-9
【何時から何時まで】9時~18時半
【定休日】無休
【商店街マップの位置】とげぬき地蔵通り商店街入口
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑦東京すがも園
巣鴨に数ある塩大福の店の中でも、開運塩大福の店といえばこちらです。甘さをおさえた塩味のつぶしあんをつきたてのおもちが包んだ巣鴨名物のひとつに数えられます。
小豆は十勝産の小豆、塩は大島産の精が使用され、とげぬき地蔵尊高岩寺参拝のお土産としても大人気。店内にはイートインスペースもあり、休憩として食事処としても利用できます。
なお、正五九(しょうごく)の24日が大祭であることから、1月24日、5月24日、9月24日には、紅白の大祭まんじゅうの特別販売もありますので、要チェックですね。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-20-17
【何時から何時まで】9時~17時(縁日の日は7時~18時)
【定休日】不定休(月に1回)
【商店街マップの位置】とげぬき地蔵通り商店街入口
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑧タカセ巣鴨店
大正9年の創業以来、変わらぬ製法と厳選した素材でていねいに焼き上げるタカセのお菓子。レトロなパッケージ、懐かしい洋菓子の味が根強い人気で、洋食レストランとカフェもあります。
池袋に本店を構え、都内5店舗のうちのひとつがこちらの巣鴨店です。食べ歩きにおすすめのあんぱんは、十勝産の小豆のこしあんで、一番人気の商品です。
ほかにもコロッケパンなど小腹の空腹を満たしてくれるパンもたくさんあります。軽くパンを食べながら散策したいときはぜひタカセへ。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-20-16
【何時から何時まで】1・2F:9時~20時/3F:11時~20時
【定休日】月曜日
【商店街マップの位置】とげぬき地蔵通り商店街入口
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑨元祖塩大福みずの
巣鴨の名物である塩大福発祥の店として知られるのがこちらの店舗です。季節に応じて塩加減を変え、もち米はこがねもち、小豆は北海道産、塩は赤穂と小笠原産と、こだわりの厳選した国産の素材を使い、昭和時代から使っている石臼でもちをついて重厚感のある大福づくりにいそしんでいます。
こちらは喫茶スペースもあり、ラーメン、タンメン、御雑煮などのほか、塩大福氷、あんみつなどがいただけます。巣鴨散策に疲れたら、ちょっと休憩しに立ち寄りましょう。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-33-3
【何時から何時まで】9時~18時半
【定休日】不定休
【商店街マップの位置】とげぬき地蔵通り商店街入口
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑩巣鴨・金太郎飴
巣鴨のとげぬき地蔵通り商店街の中でも、高岩寺のお地蔵様の正面に門を構え、飴を作り続けて60年という巣鴨・金太郎飴。何となく懐かしい飴を常時50種類以上も扱っている飴の専門店です。
おすすめは風味が豊かなきなこ飴。ほかにも、ちとせ飴やあんこ飴、切っても切ってもお地蔵さまの顔が出てくるお地蔵さま飴などが、リーズナブルなプライスで店頭に並びます。食べ歩きにも巣鴨みやげにもおすすめです。参拝の後にぜひ立ち寄ってみてください。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-18-16
【何時から何時まで】9時~18時
【定休日】年中無休
【商店街マップの位置】高岩寺エリア
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑪喜福堂
巣鴨の手作りあんぱんの店と言えば喜福堂です。創業大正5年から変わらぬ懐かしい味を受け継ぎ、激動の時代とともに歩んできました。
手作りであること、濃厚でやわらかい味であること、もう一度食べたいと思われることをこだわりとして、メディアでも知られる当店ナンバーワンのつぶあんやこしあんのあんぱん、豊島区代表にも選ばれた看板商品のクリームパンをはじめ、コロッケサンドや総菜パンなど、食べ歩きには欠かせないレパートリーのオンパレードです。
イートインスペースもあるので、ゆっくりとくつろぎながら食べることも可能です。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-17-16
【何時から何時まで】10時~18時(売り切れ次第終了)
【定休日】火曜日(祝日と4のつく縁日は営業)
【商店街マップの位置】高岩寺エリア
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑫おいもやさん興伸
創業明治9年のいも問屋が開いたいも菓子店がこちらです。コロッケはありませんが、大学いも、スイートポテト、いもようかん、いもかりんとうなど、いもそのものの味を生かした甘すぎることのない商品がそろっています。
巣鴨には、巣鴨店と巣鴨地蔵通り店の2店舗がありますが、東京や埼玉の各地に店舗を持っています。おいもの甘味をいただきくなったらぜひ立ち寄りましょう。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨3-38-1
【何時から何時まで】10時~19時
【定休日】年中無休
【商店街マップの位置】高岩寺エリア
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑬稲毛屋
食べ歩きの定番コロッケの扱いがある稲毛屋。炭火で焼いた焼き鳥をはじめ、コロッケやから揚げ、惣菜などを扱う創業70年余りの老舗です。
コロッケだけを扱う店ではありませんが、当店のコロッケは人気の名物。元は鶏の精肉を扱う店ですが、おなかが空いたらぜひ稲毛屋のコロッケで食べ歩きをしてみましょう。
巣鴨でコロッケといえばこの稲毛屋のコロッケが最も有名です。屋台で食べるようなホクホクのコロッケなどをその場でいただけます。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨4-19-8
【何時から何時まで】10時~19時
【定休日】不定休
【商店街マップの位置】庚申塚駅エリア
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑭飛安商店
昔から変わらぬ小さな店構えで、つぶあんいっぱいのたい焼きやホクホクのたこ焼きをいただくことができる飛安商店。巣鴨のとげぬき地蔵通り商店街界隈でたい焼きの店といえばこちらの店舗のことです。ふっくらとした厚めの生地に、あんこがたっぷりと入っています。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨4-14-13
【何時から何時まで】11時~19時
【定休日】水曜日
【商店街マップの位置】庚申塚駅エリア
巣鴨でおすすめの食べ歩きスポット⑮岡埜榮泉本店
本郷の東大前にあった和菓子メーカー岡埜榮泉からのれん分けして昭和20年に創業した老舗店です。岡山さんのもちきびをやわらかく焼き上げてこしあんを包んだきびもちやきび大福など、懐かしい味を堪能することができます。4のつく日の縁日限定品である初音大福も大人気で見逃せません。
店舗の基本情報
【住所】豊島区巣鴨4-13-17
【何時から何時まで】9時~19時
【定休日】月曜日
【商店街マップの位置】庚申塚駅エリア
巣鴨で食べ歩きながら観光へ出かけよう
巣鴨は上野からも池袋からも、JR山手線の電車で10分ほどにあるアクセスのしやすい街です。人情味あふれる下町風情の町並みを堪能し、食べ歩きしながらおすすめの店舗を散策するのにおすすめの町です。
ぜひ巣鴨に立ち寄りながら、東京散策へ出かけましょう。東京に住んでらっしゃる方も、まだまだ行ったことのないスポットがあるはずです。
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