ジーパンの裾上げの方法とは
ジーンズの長さにしっくりこなくても、裾上げは後回しになりがちです。ジーンズの裾上げをお店に持ち込みする方法もありますが、どうしても料金も時間もかかります。お店まで足を運ばなくてもジーンズの裾上げは、ご自宅で十分に可能です。ミシンから手縫いまでさまざまありますので、ご自宅でできるジーンズの裾上げ(丈つめ)の方法をご紹介しましょう。
ジーパン裾上げの方法DIY1
ジーンズ裾上げ前にはなぜ洗濯するの?
ジーンズの裾上げの前に、未使用のデニムはご自宅でお洗濯をしましょう。洗うことによって、デニムに縮みが生まれます。縮みを防ぐために、丈つめの前にデニムを洗って収縮させておきましょう。一回の洗濯では縮まないデニムもありますので、丈つめ前にジーンズを数回洗ってください。洗濯しない場合は、少し長めにジーンズの丈つめをすることをおすすめします。
ジーンズの丈の長さを決める方法とは
ジーンズの裾上げをするときは、ジーンズを着用した状態で測りましょう。採寸のポイントとして、ベルトを締めて靴を履きましょう。ベルトを締めることでウエストの位置が決まり、ジーンズのシルエットが変わります。靴の種類によってはジーンズの裾の長さが違ってきます。実際にジーンズを着用するときに、よく履く靴を選んでください。
ジーンズ裾上げの採寸方法とは
ジーンズの好みの長さのところで、デニムを表側に折ります。デニムの縫い代を考慮した上で、ジーンズの丈の長さを調整していきます。縫い代の目安として、仕上がりの線から5㎝の位置です。ジーンズの丈の長さは重要です。まち針を打ち、しっかりとジーンズの裾を固定しましょう。
ジーンズ・デニムの裾の長さを決めてみよう
ジーンズの仕上がりの長さが決まったら、チャコペンでデニムに線を引いていきます。デニムを裏返して、縫い代を正確に測りましょう。裁断の線は、仕上がり線から5㎝の位置です。三つ折りの折り目は、仕上がり線から3㎝の位置です。すべての線が平行になるように、デニムに線を引きます。デニムを縫いやすいように直線を引くように心がけましょう。
ジーパン裾上げの方法DIY2
ジーンズの裾を裁断する方法とは
ジーンズの裾上げは、左右の裾がぴったりの長さになるように心がけてください。ジーンズの左右の裾を重ねてから、両足の先端を合わせます。ジーンズの片方の裾に合わせて、もう片方のデニムに線を引きます。ジーンズの片方に合わせてから、裁ちばさみでもう片方を裁断します。片方のデニムに合わせると、ジーンズの左右がぴったりと合います。デニムは机に置いた状態にして裁断しましょう。
ジーンズ裾上げは三つ折りがおすすめ
ジーンズの裾上げするときは、三つ折りに縫い代をしましょう。デニムを三つ折りにすることで、頑丈な仕上がりにできます。三つ折りとは2回折り、デニムが3重に重なる状態です。仕上がり線に沿って、裏側にデニムを折ります。さらに仕上がり線で、デニムを裏側に折ります。きれいな仕上がりの決め手は、アイロンをかけながらデニムを折ることです。
ジーンズ裾上げはまち針を打ちましょう
ジーンズの裾上げするときは、縫い代にまち針を打ちます。まち針を打ってしっかりとデニムを固定しましょう。デニムにずれが生じると、ジーンズの丈つめに影響します。デニムが浮かないように、まち針は5㎝間隔で数箇所打っていきます。縫い目になるスペースは、デニムを空けてください。デニムの仕上がりの線に対してまち針は直角に打ちましょう。
ジーンズの裾上げはしつけをするべき?
ジーンズの裾上げをするときは、デニムにしつけ縫いをおすすめします。仮縫いであるしつけは、しっかりとデニムとデニムを固定する役目があります。デニムにしつけ縫いをしない方法でも、きちんと本縫いをすれば問題ありません。デニムに一手間かけることで、仕上がりがよくなります。縫い目は広めにして、デニムにしつけをしましょう。しつけの糸は目立つ色がよいため、濃厚なデニムには白の糸がよいです。
ジーパン裾上げの方法DIY3
ジーンズのミシン縫いの方法とは
ジーンズの裾上げは、ご家庭用のミシンでも十分に可能です。縫い代の布端から0.2㎝の位置に、ミシンの針を落とします。返し縫いはしないで、ジーンズの股下の位置から縫い始めます。デニムは厚いので、ゆっくりと縫っていきます。ミシンのスピードを上げると、ミシン針が折れる原因となります。両手でしっかりとデニムを押さえて、直線に縫っていきます。デニムの縫い始めと縫い終わりは、3㎝ほど重なるようにしましょう。
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デニムの厚みを軽減する方法
ジーンズの裾上げのコツとして、デニムの厚さを配慮しましょう。デニムが重なる縫い代は厚くなりますので、特に気をつけてください。デニムを縫う前に金づちで叩いて平らにしましょう。デニムの厚みが軽減することにより、デニムは縫いやすくなります。
ジーンズ・デニムのミシン糸と針とは
ジーンズの裾上げは、縫い目を際立たせたい場合を除いて、デニムと同色の糸を使います。デニムは厚いため、厚地用の糸が好ましいです。デニム用の商品もおすすめです。ミシン針もデニムの厚みに耐え切れないので、太いものに取り換えましょう。デニムの縫い目が飛んだり、針が折れたりする原因です。ご自宅のミシンを確認の上、お使いください。
ミシン糸 『シャッペスパン 厚地用 #30 1』
ジーパン裾上げの方法DIY4
ジーンズ裾上げの手縫いの方法とは
裾上げにはまつり縫いが一般的です
ジーンズの裾上げに使われる方法は、一般にまつり縫いです。縫い代は三つ折りにして、縫い代の裏側から針を入れて、ジーンズの表に針を出します。縫い代の表側から0.2㎝を2本すくいます。この作業を繰り返していきます。縫った糸がほつれないように、縫い始めと縫い終わりは玉止めにします。ジーンズの表側は小さくすくって縫いましょう。うっすらと点線がデニムには現れますが、縫い目は目立たない程度となります。
デニムには本返し縫いがおすすめ
ジーンズの裾上げするときに、ミシンと同じような縫い目になる本返し縫いがあります。しっかりとした縫い目になるので、デニムにはおすすめです。まるでデニムにステッチをしたような仕上がりです。本返し縫いは返しながら縫います。表と裏を見ながら、デニムを縫いましょう。
ジーンズ・デニムの糸と針とは
手縫いでジーンズの裾上げをするときは、デニム用の針と糸をおすすめします。針が曲がってしまったり、デニムを通らなかったり、負担がかかります。デニム用がなければ、太いものをご用意ください。
ジーパン裾上げの方法DIY5
裾上げテープをデニムに使ってみよう
裾上げテープは、ジーンズの裾上げにも使用できます。アイロンがけでできるため、針仕事をしない方法です。デニムのような厚地は、粘着性の強いタイプを選びましょう。片面タイプの場合は裾上げテープがデニムからはがれても、早急に接着が可能です。裾上げテープの値段は600円前後です。テープが長いため、数回使用できてコスパがよいです。
ストレッチ すそあげテープ幅30mm×1.2m巻
裾上げテープをデニムに使う方法とは
裾上げテープの使用方法は簡単です。ジーンズを裏返して、仕上がりの長さを決めましょう。ジーンズの縫い代は、好みの長さより3㎝の位置です。折り代を残して、余分なデニムを裁断します。アイロンでかけて仕上がり線で折ります。裾上げテープの中心がなるように、折り代の切り端に置いてください。裾上げテープは切り端を一周し、先端が3㎝ほど重ねます。デニムとテープが接着するように、アイロンを上から押さえます。アイロンがけは140度ほど15秒ほどが目安です。
ジーパン裾上げの方法DIY6
両面接着テープをデニムに使う方法
ジーンズを裾上げする方法として両面接着テープがあります。裾上げテープと同じように、針仕事をしないで仕上がります。両面接着テープは、デニムに隠れて見えません。デニムの折り代は、好みの丈の長さより5㎝の位置です。デニムの折り代にテープを置いて、アイロンで押さえていきます。デニムの熱が冷めてからテープの剥離紙をはがしてください。デニムとデニムが合わさるように折り代を折って、上からアイロンで押さえます。アイロンの熱が冷めるまでは、しっかりとデニムとデニムを固定して粘着性を強めましょう。
アイロン接着テープ 10mm幅 80m 全2色
デニム向けの両面接着テープの活用方法とは
両面接着テープの粘着性が弱い場合は、デニムの折り代にまつり縫いをしましょう。デニムとデニムは接着しているため、しつけの役割を果たします。頑丈できれいな仕上がりになるでしょう。
ジーパン裾上げの持ち込み方法1
お店でのジーンズの裾上げとは
ジーンズの裾が長いと感じたなら、お直し専門の店に持ち込みもおすすめです。ジーンズの裾上げはデニムが厚いので、ミシンも手縫いも負担です。ブランドのジーンズの場合は、卓越した技術を持つデニムのプロにお任せしてみましょう。デニムの糸選びから吟味されていることでしょう。
ジーンズの裾上げの値段とは
お直し専門店でジーンズの裾上げをすれば、仕上がりはきれいです。お店によって丈つめの値段は変わりますので、お確かめください。ジーンズの裾直しの相場は、900円前後です。ダメージを残して裾上げする場合は、1800円前後です。ジーンズを購入したお店であれば、無料やサービス料金で対応していることが多いです。デニムは縮みを生じますので、ジーンズの裾上げ前に洗濯しておきましょう。
ジーパン裾上げの持ち込み方法2
ユニクロに持ち込みの方法
ユニクロではユニクロのジーンズに限り、ジーンズの裾上げを対応しています。後日の持ち込みでもジーンズ裾上げはできます。レシートをご持参の上、ジーンズを持ち込みください。オンラインストアでご購入のジーンズも対象です。ジーンズをお持ち込みのときは、明細書をお持ちください。
ユニクロの裾上げ値段はいくら?
ユニクロのジーンズであれば、裾上げの値段がお得です。ミシン縫いの裾上げは、ジーンズ本体の料金が1990円以上であれば、値段はかかりません。ジーンズ本体の料金が1990円未満は、料金は280円(税抜き)です。まつり縫いの裾上げは、ジーンズ本体の料金が1990円以上は、料金は280円(税抜き)です。ジーンズ本体の料金が1990円未満は、560円(税抜き)です。(令和は元年12月時点)
ジーパン裾上げの持ち込み方法3
ジーンズの丈の長さとは
ジーンズの裾の長さは、最も重要です。裾上げはもちろんのこと、ジーンズの丈の長短によっては、シルエットの印象に影響します。デニムの長さを表す用語として、クッションで表します。デニムの丈つめをするときに、ぜひ使ってみましょう。ハーフクッション、ノークッション、ワンクッション、ツークッションの4種類があります。それではデニムの裾の長さをご紹介しましょう。
ジーンズ(デニム)のハーフクッション
デニムの「ハーフクッション」は、裾が靴にかかった長さです。デニムにたわみがないので、すっきりとした印象です。ジーンズの丈の長さで迷ったら、ハーフクッションにしましょう。おすすめのジーンズはスキニーとストレートです。
ジーンズ(デニム)のノークッション
デニムの「ノークッション」は、ジーンズから足首が見える長さです。デニムから細い足首を露出することで、全身が細見に感じます。長いデニムに比べてきれいな印象です。長いデニムは丈つめをすることで新しく生まれ変わらせることができます。おすすめのジーンズはスキニーパンツです。
ジーンズ(デニム)のワンクッション
デニムの「ワンクッション」は、裾が靴にかかった長さです。デニムに1つのたわみがあり、カジュアルな印象です。長いジーンズはすとんと落ちる落ち感が出ます。おすすめのジーンズはストレートです。
ジーンズ(デニム)のツークッション
デニムの「ツークッション」は、裾が靴にかかった長さです。デニムに2つのたわみがあり、だぼっとした印象です。長いジーンズはストリートファッションを演出できます。おすすめのジーンズはワイドパンツです。
ジーンズ(デニム)のロールアップ
ジーンズの裾上げをしない方法として、長いジーンズをロールアップがあります。デニムのロールアップは定番化しています。デニムの幅を広く取って、ジーンズの長さをちょうどよく保ちます。デニムの裾上げをしないまま、長いジーンズを変化させてみましょう。
ジーパン裾上げの方法のまとめ
ジーンズの裾上げを紹介いたしました。ご自宅でお好みの長さにデニムを変えたり、お店でワンランク上の仕上がりにさせたり、裾上げを楽しんでみましょう。デニムの裾上げの方法はさまざまあります。ぜひジーンズの裾上げを試してはいかがでしょうか。
裾上げが気になる方はこちらをチェック!
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