高洲海浜公園で釣りをしよう
釣りは楽しくて、ゆったりとした時間を過ごせ、お土産ができると美味しいの三拍子そろった趣味です。しかし、道具が良く分からなかったり、家族連れだと不安だったりするものでもあります。そもそもどこで釣りができるのか良く分からない。
そんな方にとって、高洲海浜公園は家族とゆっくり過ごせるし、本格的に釣りを楽しめる場所となります。釣れる魚種も豊富です。高洲海浜公園の魅力を知って、楽しい釣りに出かけましょう。
高洲海浜公園:概要
1.場所(千葉県浦安市)
東京湾奥に位置する場所で千葉県浦安市の境川河口に隣接する公園です。高速道路ICも近く、車でのアクセスも容易な上、駐車場に魅力ポイントがあります。
基本情報
【場所】千葉県浦安市高洲九丁目18番地
【最寄バス停】東京ベイシティ交通 「高洲海浜公園」
2.駐車場
高洲海浜公園の駐車場は「無料」。魅力的な二文字です。ここ以外の駐車場は、最寄りのパーキングでも徒歩10分以上かかるので、早い時間に駐車した方が良いでしょう。駐車料金が浮いた分をエサ代につぎ込み、釣れる可能性を上げることができます。
基本情報
【駐車可能台数】152台(身障用2台)
【時間】午前8時半~午後7時半まで利用可能(以降は施錠)
【料金】無料
3.ポイント情報
境川河口付近と公園奥にある広場正面の沖、この2つの場所が釣り座になります。浦安総合公園広場と高洲海浜公園の間には「境川」と呼ばれる川が流れており、その河口付近は釣果アップの情報がります。公園奥の沖の海は遠浅で、底は砂地です。
公園内に海を照らす常夜灯は設置されていないので、夜釣りとなると真っ暗な闇夜の中での釣行になります。夜でも公園で遊ぶ人もいるので、不審者と間違えられないよう注意が必要です。
4.道具や仕掛けの注意点
高洲海浜公園奥の広場側から海を眺めたとき、目の前にはテトラポッドが入れられています。そのため、ルアーフィッシングや短い竿を使う釣りは、根がかりが多くなります。長い竿(4~5m以上)を準備しましょう。
見えないところにもテトラポッドは入っているので、仕掛けを回収するときは竿を立てて、早めに回収すると根がかりを防げます。大物を釣る予定の方は、長いタモを準備しましょう。
高洲海浜公園:ファミリーフィッシングの方へ
1.高洲海浜公園の安全柵
子どもを連れていても、安全柵があれば海に落ちる心配はありません。釣りに行きたいけれど、子どもの世話もしなくてはならない方にとって、高洲海浜公園はうってつけです。高洲海浜公園海沿いには安全柵が設置されています。
そのため、子ども連れでも安心です。公園に設置された安全柵は、落下防止だけでなく、投げ竿を立てかけておくこともできる便利な設備になります。
2.高洲海浜「公園」であるメリット
子どもは飽きっぽく、釣りに長時間集中しません。ここで高洲海浜「公園」であることのメリットが発揮します。釣り座の後ろは広い公園になっており、十分走り回れる広さです。子どもが飽きている様子ならば、広場で遊ばせましょう。
そのための用具も持ってきておくと便利です。広場は駐車場近くの「幼児遊具広場」と展望台付近の「児童遊具広場」があり、年齢別にも対応しています。パートナーに子どもを見てもらえば、釣りのみに集中することも可能です。
3.高洲海浜公園内の自動販売機
高洲海浜公園内には駐車場出口付近に自動販売機が設置されているため、長時間釣行でのどが渇いても安心です。夏の暑い日に、熱中症予防として余分に買い足すこともできます。
投げ釣りをしているときは、魚があたらない時間が一定時間あるので、野外カフェ気分でコーヒーでも飲みましょう。散歩気分でゆっくり、のんびりできそうです。とはいっても、竿の様子は気にしていて下さい。
4.高洲海浜公園内のトイレ
子どもや女性が釣りをする上で、釣り場の近くにトイレがあることは安心材料の1つになります。高洲海浜公園には、公園入口に青いトイレが設置されています。トイレの隣に設置されているのは自動販売機です。
総合的に見ても、高洲海浜公園はファミリーフィッシング必須の要素を多く持っており、子育てと釣りを両立したい人にとって、うってつけの釣り場となっています。
きっと、パートナーにトイレと自動販売機が設置されていることを伝えると、「行こう」となってくれるはずです。
高洲海浜公園:ポイント1.河口付近
高洲海浜公園東側の境川の河口付近はシーバスやハゼが釣れるポイントです。川が栄養豊富な土砂を巻き込んで、流れ込んでくるポイントなので、ベイトフィッシュが集まります。
そのベイトフィッシュを狙ってシーバスも集まるので見逃せないポイントですし、釣果アップへの必須条件です。河口から少し川を登れば、高架があるので雨宿りするのにも適しています。
近くには工事現場(2019年12月現在)があるので、進入禁止場所には気を付けて下さい。
高洲海浜公園:ポイント2.公園奥の沖
カレイやシロギスは河口付近よりも、沖側にいます。高洲海浜公園の海側に面したポイントは横に長く大人数の収容が可能です。そのため、どこから竿だししても、カレイやシロギスを狙えます。
前述していますが、手前のテトラポッドに注意して、なるべく沖に仕掛けを投入しましょう。また、公園なので釣り人以外の人もいる可能性があります。竿を振る時は、後ろに人がいないか注意して下さい。
高洲海浜公園:季節ごとに釣れる魚種
1.春
春の対象魚はシーバス、メバル、シロギス、チヌなど。暖かくなって釣りがしやすい時期です。ゴールデンウィークあたりは、釣り人が多くなる傾向があるので、早めに駐車場を確保しましょう。魚の中には、厳しい冬を越えて産卵前に体力をつけようとするものもいます。
また、一冬超えた魚はサイズが大きく、チヌはそれを象徴する魚種です。「春告げ魚」と呼ばれるメバルは、数釣りとサイズの大きさが見込めるのでやってみる価値があります。
2.夏
夏の対象魚はシーバス、シロギス、ハゼ、タコ、青物など。いよいよシロギスの数釣りができるシーズンです。高洲海浜公園の奥にある広場から見て、沖側のポイントに座って、投げっぱなしもよし、投げてさびくもよし、の釣りになります。
海水温が上がり、キス以外の魚もたくさん釣れるようになります。サワラやイナダといった青物も回遊することがあるので、手前のテトラに注意して狙ってみるのも良いでしょう。こまめな水分補給は、近くの自動販売機が利用できます。
3.秋
秋の対象魚はシーバス、シロギス、ハゼ、サヨリなど。夏の暑さが過ぎた頃サヨリが入るようになります。高洲海浜公園はサヨリも有名です。サヨリを釣るときは、後述する浦安釣法を使用すると、地元の一員になれる感覚が味わえます。
このころになると、子どもと来ても暑さが気になりません。秋が深まると、シロギスのサイズが上がります。
4.冬
冬の対象魚はシーバス、カレイ、メバルなど。冬は魚が釣れなくなりますが、産卵のため浅瀬に接岸するカレイが釣れる季節になります。沖に向かって、投げ竿で思いっきり遠投しましょう。あとは寒さを耐えるだけです。
釣れれば、高級魚を持ち帰ることができます。一方、河口付近にはシーバスが姿を見せます。二兎追う者は一兎を得ず。カレイもシーバスも魅力的ですが、どちらか一方に狙いは定めましょう。
高洲海浜公園:仕掛けと釣り方【シーバス)
シーバスの仕掛け
仕掛けは大きくルアー仕掛けとウキ仕掛けの2つがメインになります。ルアーはシーバス専用ロッドを使って、道糸とハリスを直結し、ハリスにスナップを結べばルアーがいつでも交換できます。
ウキ仕掛けでは、道糸にしシモリ玉とウキ(夜の場合は電気ウキ)を通して、サルカンと結びます。サルカンの先にハリスと鈎を結び、エサはイソメ(青イソメ)を使いましょう。
シーバスの釣り方
ルアー、ウキ仕掛けともに、浦安総合公園と高洲海浜公園の間に流れている境川河口は必ずチェックすべきポイントです。ルアーであれば、小魚は何がいるかを確認し、同じシルエットのルアーを使用しましょう。ウキ釣りは、ルアーに比べて忙しくありません。
一度仕掛けを投げ入れたら、川の流れに任せて道糸を出しつつウキの動きを観察します。定期的にピックアップし、再投入して下さい。河口正面に、潮目があればそこまでウキを流すのもありです。
高洲海浜公園:仕掛けと釣り方(カレイ)
カレイの仕掛け
カレイはとにかく遠くに投げることが大事なので、投げ竿を使用します。天秤仕掛けが主な仕掛けになります。投げ竿に通した道糸を仕掛けに結び、鈎先にはイソメを3~4匹いっぺんに付けた「房掛け」が効果的です。
イソメに鈎を通すときは、イソメの口から刺して下さい。そうすることで、投げた衝撃でイソメが飛んでいくことを防げます。
カレイの釣り方
仕掛けを投入後は竿をゆっくりとさびき、少し重みを感じるところで止めて下さい。「かけあがり」という魚が居付きやすい場所のサインです。プロの釣り師は、竿を3本ほど用意し、遠、中、近と投げ分け、どこにカレイがいるのかを、あたりがあった場所の竿で判断します。
3本も用意するのが大変だという場合は、一度投げてしばらく待ち、次の仕掛けを投入する際に距離を変えて投げましょう。
高洲海浜公園:仕掛けと釣り方(サヨリ)
サヨリの仕掛け
新規フィールドサヨリ調査:musical_note:
— Grande トヨ:fish: (@hero_grande) October 28, 2019
昼からちょこっと
でたよ〜:fishing_pole_and_fish::sparkles:大田区でサヨリ釣れたーー
地元ご隠居によると、台風の前は100近く釣れたと:flushed:
初冬はサンマサイズも釣れると:bangbang:️
小、豆アジも釣れててビックリ:laughing:#サヨリ #湾奥 #サヨリ釣り #トリックサビキ #浦安釣法 pic.twitter.com/IRC8XvyerZ
「浦安」市にある高洲海浜公園はサヨリで有名な釣り場でもあります。だからこそ浦安釣法にチャレンジするのが趣あるというものです。浦安釣法は普通のサヨリ仕掛けに比べると、カゴウキを投げて付けエサを沈ませないで釣るところが特徴的です。
コマセを最初から入れてしまうと、沖にコマセが流れて魚が寄ってきません。浦安市内の釣具店でセットを買い、最近の釣果や情報を詳しく教えてもらいましょう。
サヨリの釣り方
沖に仕掛けを投入し、投入後はゆっくりとリールを巻くだけです。あたりが手元にダイレクトに伝わる釣りなので、非常に楽しいです。さらに、浦安釣法を使用すると「地元の一員」になれたような感覚になります。サヨリを調理する際には注意が必要です。
サヨリのエラの裏側には寄生虫(グソクムシ系で人間には無害)がいることが多いです。気持ちが悪いと思う人は除去しておきましょう。サヨリは、秋口になると釣果がアップし始めます。
高洲海浜公園:仕掛けと釣り方(シロギス)
シロギスの仕掛け
高洲海浜公園の海底は砂地のため、夏~秋にかけてシロギスが多く生息しています。ジェット天秤仕掛けL字型天秤仕掛けで遠投してください。人気魚種のシロギスなので、道糸を結ぶだけの便利な仕掛けが多く売られています。
海底を狙うので、根がかりが多くロストも少なくありません。仕掛けは多めに購入しておいた方が良いです。仕掛け方は道糸を天秤に結び、購入した仕掛けをつなげるだけの簡単なものです。エサはイソメを使用します。
シロギスの釣り方
仕掛けを投げ入れて、カレイ同様に竿をさびいて重みを感じるところに停止させます。また、シロギスは群れて生活しているので、場所を探りながら(竿をさびきながら)釣る方法もあります。前者はのんびりしながら、子どもの相手ができます。
後者は群れがいる場所が分かれれば、数釣りが可能です。釣果アップを目指すのであれば後者の釣り方を選択し、家で天ぷらにしましょう。
高洲海浜公園:意外な釣果情報
2019年梅雨~夏にかけて、タコの釣果情報がたくさんありました。イカを釣るエギに重りをつけても釣れますが、タコ仕掛けの方が効率は良いです。
また、シーバスか青物かによって、ナブラ(大型の魚が小魚を追いかけるため小魚が水面ではね回る現象)がたっているところも多く目撃されており、大きなシーバスの釣果情報も入っています。
このことからも、高洲海浜公園は湾奥といえども、非常に高いポテンシャルを持っていることが分かります。
まとめ
高洲海浜公園はファミリー連れの人、釣果アップを期待したい人、どちらの要望にも応えられる釣り場です。駐車場も無料なため、駐車料金をエサ代にかけて釣りを楽しめます。テトラポッドが手前にあるため、エサ釣りの方が釣行しやすいです。
シーバスやカレイだけでなく、シロギス、サヨリ、はたまたタコと釣れる魚種は多彩。季節ごとに狙いを変えて、おいしいお土産を持って帰りましょう。
糸や鈎の結び方が気になる方はこちらをチェック!
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