ゴールデンウィークの青森観光は桜の彩とともに
ゴールデンウィークの青森といえば、日本一と称される弘前の桜が咲き乱れ、世界遺産の白神山地にある青池がその美しさを増す時期です。このゴールデンウィークのころならではのお出かけスポットはもちろん、青森ならではの温泉づくし、青森にしかない人気イベントや祭りなどにも参加して、楽しい旅行を計画しましょう。おすすめのプランのほか、温泉や桜スポットの混雑情報などもご紹介したいと思います。(当記事は2019年12月12日時点の情報をもとに作成されております。)
ゴールデンウィークの青森旅行のポイントは?
本州で最も北に位置する青森県には、世界遺産に認定された白神山地、一度は訪れたい景勝地の十和田湖、八甲田山、奥入瀬渓流、日本を代表する文豪、太宰治ゆかりの地、青森ねぶた祭や弘前ねぷたまつりの資料館など、さまざまなお出かけスポットが点在します。また、秘湯や名湯などと呼ばれる温泉郷が点在するのも、青森県の大きな特徴となりますし、ゴールデンウィークのころの青森には、まだ桜が美しく咲き乱れるスポットもあります。つまり、ゴールデンウィークの青森旅行は、桜を愛でながら温泉郷などでのんびりと過ごしつつ観光を満喫できる旅行となります。
足を延ばして観光エリアを広げる
ゴールデンウィークのころに大自然に囲まれた青森県を訪れる旅では、目的の観光スポットから少し足を延ばしてでも、桜の名所や地元ならではの温泉を訪れる旅行にしましょう。足を延ばしながら寄り道することで、ほかでは経験することのないすばらしい旅行が実現するはずです。時間を気にせず、貪欲に自由を求めて、さっそく次のゴールデンウィークの青森旅行の計画を立てましょう。
青森旅行では温泉めぐりは必須
ゴールデンウィーク期間中に限らず、青森県を旅行する際、あちこちにある温泉を存分に楽しみながらのんびりとした旅を計画しましょう。有名無名に限らず、実にたくさんの温泉が点在します。観光スポットのそばにだいたい温泉もありますので、ぜひ立ち寄りましょう。すてきな出会いがあるかもしれません。
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン①
弘前城
桜の名所として知られる青森県弘前市にある弘前城。ゴールデンウィークのころになると、桜の見頃を迎えます。弘前城の周囲を美しく彩る弘前公園の桜を楽しみながら、ぜひゴールデンウィークならではの観光をしましょう。ソメイヨシノ、シダレザクラ、八重桜など、2000本以上もの美しい桜を存分に楽しみましょう。
観光スポットのイベントや祭り
例年、ゴールデンウィークとともに見頃を迎える弘前城の桜。弘前さくらまつりは、全国から多くの観光客が訪れる盛大な春の祭典です。弘前の桜は、ひとつの花芽からいくつもの花が開くことで知られ、ふっくらとした花がとても愛らしくつきます。お祭り開催中は、桜のライトアップがあるほか、弘前公園内に露天なども出てにぎやかになります。
温泉や桜などの混雑状況
弘前さくらまつり開催中は混雑が必須となります。ドライブで青森旅行を計画されてらっしゃる方は、交通渋滞をはじめ、駐車場の空き情報などもチェックしましょう。JR弘前駅付近の道路や駐車場は渋滞します。
基本情報
【住所】青森県弘前市大字下白銀町1
【連絡先】0172-33-8739
【アクセス】JR弘前駅より土手町循環100円バスにて10分
【備考】土手町循環100円バスは、通常10時~18時まで10分間隔で運行。
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン②
世界一長い桜並木
桜の名所である弘前城からさほど遠くはない、青森県弘前市岩城地区。津軽の富士とも呼ばれる岩木山のふもとに、世界一長い桜並木の愛称で知らしまれている観光スポットがあります。全長およそ20kmもの県道に、およそ6500本もの桜が咲き並び、まさに桜のトンネルを描きます。ゴールデンウィークに見頃を迎えるオオヤマザクラ、弘前市街地よりも開花が遅く、エリアによって開花状況が異なりますが、ゴールデンウィーク中に少しずつ満開になっていく桜の姿を見ることができるかもしれません。
観光スポットのイベントや祭り
ゴールデンウィーク中、弘前城で弘前さくらまつりが開催されます。世界一の桜並木と合わせて、弘前さくらまつりも楽しむことができますので、ぜひ共に足を延ばしてみましょう。弘前駅からバスで10分です。
温泉や桜などの混雑状況
ゴールデンウィークのころの世界一の桜並木は、まさにこの時期の観光スポットであるため多少は混雑しますが、付近には多くの駐車場もあります。また、岩木山周辺には、岩木山スカイラインのすぐ下に嶽(だけ)温泉という温泉郷があって、弘前では人気の温泉地となっています。乳白色のにごり湯で秘湯としても有名です。
基本情報
【住所】青森県弘前市百沢
【連絡先】0172-83-3000
【アクセス】JR弘前駅より弘南バス百沢経由枯木平線で40分、岩木山総合公園下車
【備考】東北自動車道大鰐弘前ICより40分。付近に無料駐車場あり
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン③
八戸市の根城
青森県八戸市にある根城は、国の史跡に指定されると同時に、日本100名城のひとつに数えられています。14世紀、南部師行によって築城され、300年ものの間、八戸の中心として栄えた城です。当時の様子が再現され、隣接された博物館の見学が可能です。
観光スポットのイベントや祭り
ゴールデンウィークの間、根城さくらまつりが開催されます。園内に移植されたシダレザクラ150本あまりが咲きほこり、現地特産品の販売のほか、野点や鎧の着付け体験なども開催されます。なかなか日常では経験できないことですので、ぜひ参加してみましょう。
温泉や桜などの混雑状況
青森県八戸市の根城から車で10分ほど行ったところに、八戸公園があります。東京ドーム8個分もの広さの公園で、園内には植物園ゾーンのほか、動物や遊園地ゾーンなどもあります。ゴールデンウィークのころには、園内の2000本もの桜がきれいに咲き、花見も遊びも楽しめます。
基本情報
【住所】八戸市根城字根城47
【連絡先】0178-41-1726
【アクセス】八戸ICより約10分、または八戸駅より中心街方面バスにて根城博物館前下車
【備考】駐車場あり
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン④
小川原湖
長くて寒い冬が終わったゴールデンウィークには、アウトドアで遊びたいと思うのは当たり前。そんな方におすすめなのが、海水と淡水が混ざった汽水湖で知られる小川原湖(おがわらこ)です。青森県内で最も大きなこの湖、アイヌ語の回りまわるという意味の「オカラ」や「オカリ」が語源といわれるこの湖の湖畔にはキャンプ場が点在し、ちょうどゴールデンウィークのころから営業開始となります。
観光スポットのイベントや祭り
小川原湖から車で30分ほどにある稲生川では、ゴールデンウィークのころに十和田市の春の祭りである太素祭のイベントとして、ウォーキングのイベントが開催されます。この稲生川は、疎水百選に選ばれた川で、江戸時代に3年以上もの歳月をかけて11kmもの水路が掘削されたもので、4時間半ほどの道のりを歩きます。
温泉や桜などの混雑状況
小川原湖近くには、おがわら湖温泉があります。こちらの温泉はモール泉という珍しい泉質の温泉で、植物起源の有機質を含んだ黒色をしています。美人湯などとして知られ、肌がスベスベになり、入浴後も身体が温かくなることでも知られています。ゴールデンウィークではさほど混雑することはありませんので、のんびりとしたひと時が過ごせそうです。
基本情報
【住所】青森県上北郡東北町大字大浦字小川原湖191番地
【連絡先】0176-59-2830
【アクセス】JR上北町駅から徒歩で20分
【備考】三沢空港から車で15分
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン⑤
十和田湖
青森と秋田にまたがる十和田湖は、青森県内では小川原湖に次ぐ大きさの湖です。十和田湖から流れ出る奥入瀬川は、国の特別名勝であるとともに、天然記念物として認定されています。渓流沿いに遊歩道が整備されているため、ゴールデンウィークのアウトドアの旅で十和田湖を訪れたら、ぜひ大自然の恵みを全身で感じながら散策をしてみましょう。
観光スポットのイベントや祭り
ゴールデンウィークの十和田湖は、長い春から目覚めたばかりです。ゴールデンウィーク中には特別なイベントや祭りはありませんが、少しずつ目覚めはじめた十和田湖に観光客が集まりはじめるのがちょうどゴールデンウィークのころです。噴火でできた二重カルデラの十和田湖の不思議を感じながら、その年で一番乗りの奥入瀬川沿いの散策へと出かけましょう。
温泉や桜などの混雑状況
青森の代表的な観光地である十和田湖には、歴史ある温泉である十和田湖温泉郷があります。また、十和田湖の南の方にある休屋地区には、十和田湖畔温泉郷もあります。日帰り温泉もありますので、旅行のプランに合わせてぜひ利用してみましょう。
基本情報
【住所】青森県十和田市大字奥瀬
【連絡先】0176-75-2425
【アクセス】JR八戸駅にてJRバス東北 十和田湖行で約135分十和田湖駅下車すぐ
【備考】東北自動車道十和田ICから約60分
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン⑥
恐山
高尾山や比叡山と並んで、日本三大霊場のひとつに数えられる青森県むつ市にある恐山。死者が集まる山であるとされ、現代のシャーマンであるイタコが霊を憑依させて語る口寄せが行われることで知られています。入口には三途の川が流れ、火山岩で作られた地獄がある参拝コースがあります。この地獄の先には、宇曽利山湖(うそりやまこ)と呼ばれる南国のビーチのような極楽浜が広がります。
観光スポットのイベントや祭り
青森県の恐山は、雪のため、11月から4月の間は閉山されます。そして、ゴールデンウィークの5月1日が山開きとなります。ゴールデンウィーク中のこの日、朝から多くの参拝者が訪れます。青森を周遊する旅行では、ぜひ5月1日になったら訪れてみてはいかがでしょうか。
温泉や桜などの混雑状況
恐山の境内には恐山温泉という温泉があります。神経痛や胃腸の病気、リウマチなどに効能があるとされ、入山料で入浴することが可能です。男湯、女湯、男女入れ替えの湯、そして混浴の4つの湯小屋があります。石けんなどの使用は禁止ですので、要注意。
基本情報
【住所】青森県むつ市大字田名部宇曽利山3-2
【連絡先】0175-22-3825
【アクセス】JR下北駅からバスで約40分
【備考】東北自動車道青森東ICより車で約2時間半、むつ市内からおよそ20分
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン⑦
十二湖(青池)
青森と秋田にまたがる広大な山であり、世界遺産として知られる白神山地。手つかずの自然が恒久的にそのままの状態で保存され、世界的な規模のブナの原生林などが見ものの大自然です。この白神山地の一角にある湖である十二湖のうち、青池は透き通る青色が美しい十二湖を代表する湖。白神山地をトレッキングしながらぜひ訪れたい神秘スポットです。
観光スポットのイベントや祭り
白神山地ビジターセンターでは、定期的に勉強会やトレッキングイベントなどが開催されています。展示ホールではブナの一生、白神山地の生態系などを学ぶことができるほか、トレッキングや登山情報などもあります。ゴールデンウィーク前にイベントなどをチェックしておくと便利です。
温泉や桜などの混雑状況
青森県白神山地のあたりには温泉がいくつかあります。波打ち際で日本海に沈む夕日を眺めることができる露天風呂で人気なのが黄金崎不老ふ死温泉です。宿泊はもちろん、日帰り温泉も可能です。白神山地を訪れたら海辺の露天風呂でゆったりとした温泉タイムを過ごしたいです。
基本情報
【住所】青森県中津軽郡西目屋村神田61-1(白神山地ビジターセンター)
【連絡先】0172-85-2810
【アクセス】JR弘前駅よりバスで1時間
【備考】東北自動車道大鰐弘前ICよりアップルロードで1時間
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン⑧
ねぶたの家ワ・ラッセ
青森のお祭りと聞いてまず思い浮かべるのがねぶた祭ではないでしょうか。青森県青森市にあるねぶたの家ワ・ラッセでは、ねぶた祭りの歴史や魅力など、ねぶたのすべてを知ることができます。さまざまな体験もできるので、家族連れからひとり旅まで十分に楽しめます。
観光スポットのイベントや祭り
ゴールデンウィーク中には、演奏会やお囃子の体験教室、大人も子どもも参加できるねぶたに関する製作教室など、さまざまなイベントが目白押しです。興味深いものばかりですので、ゴールデンウィーク期間中に訪れたらぜひとも参加してみましょう。
温泉や桜などの混雑状況
青森駅のすぐそばに天然温泉があります。青森まちなか温泉です。館内には、露天、内湯、さまざまな温泉があります。青森駅のあたりを訪れたら、気軽に立ち寄りましょう。また、JR青森駅より市営バスで20分ほどのところに合浦公園があります。例年、4月中旬から下旬までが見頃ですので、ゴールデンウィ―クぎりぎりの桜が楽しめるかもしれません。
基本情報
【住所】青森市安方1-1-1
【連絡先】017-752-1311
【アクセス】JR青森駅より徒歩1分
【備考】青森中央ICより車で15分。駐車場あり
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン⑨
太宰治記念館「斜陽館」
青森県を代表する文豪、太宰治。そんな太宰が生まれ育った豪邸が太宰ミュージアムとして見学可能になっています。しかも、この旧豪邸は、国の重要文化財建造物に指定されるほどすばらしいもので、太宰ゆかりのものが展示されています。太宰治ファンはもちろんですが、ファンではなくてもこの記念館を訪れたらきっと太宰の作品を読みたくなるはずです。
観光スポットのイベントや祭り
太宰治記念館のある五所川市金木町は津軽三味線発祥の地とも呼ばれています。津軽三味線会館には、三味線の展示、三味線の生演奏などが行われています。また、津軽三味線のイベントといえば、ゴールデンウィーク中、青森県内の各地で津軽三味線の日本一を競うイベントも開催されます。日本一の演奏を聴きたい方、ぜひイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
温泉や桜などの混雑状況
太宰治記念館のある津軽五所川原駅のそばにも温泉が点在します。昔ながらの昭和の雰囲気がただよう磯乃湯温泉、温泉も食事も宿泊も炭素忌める五所川原温泉ホテルなど、さまざまな温泉処がありますので、旅程を考えながら立ち寄ってみましょう。
基本情報
【住所】青森県五所川原市金木町朝日山412-1
【連絡先】0173-53-2020
【アクセス】津軽鉄道金木駅より徒歩7分
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン⑩
鶴の舞橋
日本一長い三連太鼓橋として知られる鶴の舞橋。青森県の小さな町、鶴田町にある木造の橋で、橋の向こうに見える岩木山、湖面に映る橋の姿などが格別の彩を演出してくれます。この鶴の舞橋は、富士見湖パークと丹頂鶴自然公園を結んでいて、丹頂鶴が訪れる姿を見ることができるかもしれません。
観光スポットのイベントや祭り
例年、ゴールデンウィーク中には、桜まつりが開催されます。つり大会、マラソン大会、全国カラオケ大会など、地元のお祭りではあるものの、2000本もの桜の咲き誇る姿はとても優美できれいです。
温泉や桜などの混雑状況
満喫できます。鶴の舞橋の姿をのんびりと鑑賞し、ゆったりとした時間を過ごしたい方はぜひ温泉にも浸かってのんびりとすごしましょう。
基本情報
【住所】青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150
【連絡先】0173-22-2111
【アクセス】JR陸奥鶴田駅より車で10分
ゴールデンウィークの青森おすすめお出かけプラン⑪
高山稲荷神社
朱色の鳥居が、大自然の中で、重なる姿がとても美しく、インパクトのあることで知られる高山稲荷神社。青森県つがる市にある神社で、五穀方法、海上安全、商売繁盛の神様としてご利益の多いことで知られています。最近ではフォトジェニックスポットとしても知られています。ゴールデンウィークのころになると、八重桜のピンクと青々とした自然の色の中に、鳥居の朱色が印象的です。本堂のある高台からは日本海の眺望が美しく、石像のきつねが並ぶ姿がおもしろいと人気です。
観光スポットのイベントや祭り
高山稲荷神社から車で10分ほどにある平滝沼公園には、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラなどの桜が1000本以上も花を開き、ゴールデンウィーク中に桜まつりが開催されます。伝統芸能が披露され、出店もありますので、桜を楽しみながら楽しいひとときが過ごせそうです。
温泉や桜などの混雑状況
青森県つがる市にも、数多くの温泉が点在します。高山稲荷神社そばにあるウェルネスセンターしゃりき温泉や稲穂の湯はともに日帰り温泉です。青森旅行では、あちこちに点在する温泉を楽しむ旅でもあります。時間に追われずのんびりとした旅にしたいです。
基本情報
【住所】青森県つがる市牛潟町鷲野沢147-1
【連絡先】0173-56-2015
【アクセス】五所川原駅からバスで60分
ゴールデンウィークは青森に決めた!
2020年のゴールデンウィークはどこを旅行しようかと決めかねている方、ぜひ青森へ足を延ばしてみましょう。長い冬から目覚めたばかりのすばらしい青森に出会うことができます。
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