マクソン トランサー No3
ぺんてる XGFL-137
ロジクール MP10GR
シャドーボックスとは
陰影で立体的に見えるアート
シャドーボックスは紙に描かれた絵を何層か重ねて作るアートです。重ね絵にすることで陰影ができ、立体的に見えますよ。平面の絵を立体的にするわけなので難しそうですが、コツがわかると初心者でも立体的に見えるシャドーボックスが作れます。もとなる絵はトレーディングカードがやりやすいと言われていますが、普通の絵でも立派なアートに変身します。他には道具も材料も特別なに必要なものは少なく始めやすいところも特徴です。
立体にみえるとは
立体的にみえるとは絵に影が影響し奥行きが生まれることです。作り方は後述しますが、立体的に見えるようにするには絵の奥行きを意識してパーツ単位で切り分けていくおでこの部分が、初心者の方が難しく思うポイントになります。奥行き(手前にあるもの、中間にあるもの、奥にあるもの)をきちんと分けて作ることで、手前にあるものに影がしっかり入り平面でしか印刷されていないトレーディングカードが立体になります。
シャドーボックスの魅力とは
奥行きがと影でうまれる不思議な雰囲気
重ね絵にするというのは手前にくる部分を何枚か重ねます。そうすることで絵に奥行きが生まれ重ねた分の影が下に落ちるので独特の雰囲気が出てきます。細かく重ねていくと緻密に作れますが重ねる数が多いと難しくなるので3層ぐらいに分けると簡単です。特にトレーディングカードをシャドーボックスにするという場合は3層ぐらいでも立派なアートに化けます。
カードの再利用ができる
トレーディングカードといえばランダムに5枚ぐらいのカードが入っていてレアなカードや強いカードを手に入れるため何パックも買いますよね。その過程で目的のカード以外が何枚もだぶってしまうことも多いでしょう。シャドーボックスは何枚も同じ大きさの同じ絵が材料となるのでダブったカードも再利用できます。コピーでも大丈夫ですが丈夫で厚めのコピー用紙がおすすめです。
インテリアとして
現在はトレーディングカードで作る事が多いですが、本来のシャドーボックスとは写真立てのような箱に重ね絵を作ってインテリアのアイテムとして飾るためのアート作品です。日本ではどちらのシャドーボックスも人気ですが初心者でも作り方が簡単なのはトレーディングカードを加工するタイプとなります。作り方自体はどちらも同じように作ります。
シャドーボックスの材料とは
同じ大きさの同じ絵
同じ大きさの同じ絵ということでトレーディングカードが便利です。それ以外で材料になるのはシャドーボックス専門店で売られている絵柄がプリントされたカードなどになります。材料はたったこれだけです。少ない材料でアート作品が作れるというのが魅力になりますね。作り方によってはスポンジも必要という場合がありますが、今回はスポンジを使わず厚めの両面テープを用意するのでスポンジは材料から省きます。
スポンジが材料とは
単に紙を重ねて重ね絵を作っても陰影がでる高さにするには非常に大変です。そのため高さを稼ぐため絵を重ねる際にスポンジを間に挟んで高さを稼ぐという使い方をします。作り方次第では必要になりますが厚みのある両面テープを使えばスポンジと同じ効果があるので不要になります。シャドーボックスは材料より道具が多くなりますよ。
シャドーボックス作りに必要な道具1
切る道具一式
D-400G
用意するのはデザインナイフ、カッターマット、定規、ピンセット、保管容器です。普通のカッターではなくデザインナイフのほうが便利です。また絵を切り取るのでカッターマットを用意しておきましょう。絵を切り抜くのでハサミでは無理です。絵柄に直線部分がある場合きれいに切るために定規も必要です。細かなパーツができるのでピンセットを用意し、風で飛ばないように蓋付きの容器に切り分けたパーツを入れておきましょう。
貼るための道具
KWP-15
用意するのはボンドと両面テープです。ここで作り方のポイントとなるのは両面テープです。前述したように普通の両面テープではなくスポンジが入っている厚めの両面テープを用意しましょう。5mmや1mmなどいろいろタイプがありますが厚みは1mm程度で大丈夫です。両面テープが厚すぎても重ね絵にし際に違和感が生まれますよ。
その他
ぺんてる XGFL-137
黒や灰色などの彩度(鮮やかさ)がひくいペン(筆ペン)もあるといいでしょう。カードの断面は白いので切り口が目立ちやすいので側面をペンで塗って目立たないようにするときに必要です。絵の雰囲気に合うものがいいので無理に暗い色にしなくても大丈夫ですが基本的には黒っぽい色を用意することが多いです。
シャドーボックス作りに必要な道具2
シャドーボックスを立体的にする道具
マクソン トランサー No3
重ね絵にするだけでは立体的に見えるのですがいまいちです。微妙に曲げたり丸めたりしているので丸めるための道具が必要になりそれが、モデラーと呼ばれる道具です。手芸店で売られていて先が丸いものならば代用できます。パーツが大きいならモデラーを使わなくても指で丸みをつけてから貼っていくことも可能です。また作り方によっては、イラストの主線を強度するためインクがなくなったボールペンで線の上に跡をつける方もいます。
柔らかいマット
ロジクール MP10GR
柔らかいマットは切り出したパーツをモデラーで丸みをつけるときに、上にパーツを置いて使います。絵が少し沈み込んで丸みを付けやすくなります。こうすることでよりシャドーボックスに綺麗な奥行きが生まれますよ。
シャドーボックスの仕上げ
仕上げに紙の保護や艶出しを兼ねてシャドーボックスにスプレーする方法もあります。紙の材質や縁に塗ったペンの種類によっては吹き付けない法が良いものもあるので実際作って、端材などでテストして確かめてから使ったほうがいいでしょう。
おおまかなシャドーボックスの作り方
切って貼るだけの作り方
もともとシャドーボックスは紙に描かれた絵を何層にも貼り貼って作る装飾品となるので簡単に紹介すると、シャドーボックスの作り方とはシンプルに切って貼るだけです。絵の奥行きに合わせて初心者でもやりやすい3層ぐらいにるとしたら手間、中間、奥とそれぞれ切り分けていきます。手前にあるものほど重ねて奥にあるものは重ねないで作るので高低差がでて綺麗に見えるようになりますよ。
切ったパーツは加工する
先ほど紹介したのは大まかな流れになります。パーツを階層ごとに切り分けた跡はより立体的に見えるようにモデラーなどを使って曲げていきましょう。例えば人の絵をシャドーボックスにする場合は髪のパーツが上に来て顔のパーツが紙の下に来ます。しかしこれだけだと立体的に見えにくいで輪郭が立体に見えるように外側の輪郭にかけてカーブさせます。髪も同じですね。
初心者でも簡単なシャドーボックス作り方
貼らずに作れる初心者向けの作り方
シャドーボックスの作り方は本来なら上記のように接着したり曲げたりするものですが、初心者が失敗しやすいポイントとしては綺麗に階層ごとにパーツを分けるのが難しいところです。こちらの方法は同じ絵柄を2枚だけ使う方法なので初心者でも簡単にシャドーボックスが作れる簡易型の作り方です。細かな曲げ加工もしないので道具も少なく本格的なシャドーボックスの作り方を練習するというときにも便利な作り方となります。
作り方
一枚目のカードの下部を枠を残して切り取ります。続いて二枚目のカードは枠に切れ込みを入れてイラスト部分の背景だけ切り取り、側面の切り口が目立たないように色を塗ってから組み立てるだけです。特殊なシャドーボックスの作り方となるので同じようなトレーディングカード以外で作るのは慣れが必要になりますが、応用が効く作り方となる重ね絵風のアートです。
簡単なシャドーボックス作り方1
絵からシャドーボックスのイメージを考える
ここからは一般的な作り方を紹介して行きましょう。まずは同じ絵を3枚程度揃えてから、奥行きを考えていき、背景が一番後ろの層としたらほかは要素はどのように切り取っていけばいいかしっかりこの段階でイメージしたり考えていかないと失敗しやすいです。例えばこの絵の場合すでに立体的になっていますが、背景は一番下の層として考え、耳が一番上の層。間に象、花となります。4枚で考えると上から順位に耳、象、花、背景となりますよ。
複雑な絵でもシャドーボックスの作り方は同じ
重ね絵アートなので基本的に同じ考え方です。イラストの場合は奥行きを特に考えましょう。例えば上のイラストでは左肩が一番上になりますよね。一番後ろの層になるのはスカートの後ろ、スカートのリボン、後ろ髪や髪のリボンの一部というふうに分けていくイメージをしっかり考えないといけないので、シャドーボックスを作るときはイラストを注意深く確認しましょう。絵がイラストでも絵画のような絵でも作り方は同じです。
簡単な絵をシャドーボックスにする
使う絵が複雑だとシャドーボックスの作り方も複雑です。ルーティーン自体はパーツの切り抜き、縁の処理、、パーツの加工と作り方は代わりませんが、複雑な絵はパーツが多くなりやすいです。初心者がシャドーボックスを簡単に作るには簡単な絵を選ぶというのもポイントです。
簡単なシャドーボックス作り方2
パーツの切り出し
どのように切り分けるかイメージできたらシャドーボックスにする絵からパーツを切り分けていきましょう。カッターマットの上に加工したいイラストを置いて階層ごとに分けて切っていきます。軽くて小さいので無くさないように蓋付きの容器に入れて保管しましょう。このときのコツとしては切れ味のいいカッターを使うこととイラストの内側を切り取るときは先に外側を処理してからにするときれいになると言われています。
シャドーボックスはカッターの使い方が大切
シャドーボックスはシャドーアートとも呼ばれるほど立派な作品となりますが、イラストなどの切り抜きが甘いとガタガタとなっていたり、立体にしたいところが立体にならなかったりします。シャドーボックスを作る際は手首が動かしやすいようにイラストの角度を変えながら切り抜くようにしましょう。上手に切れたらシャドーボックスの作り方で難しい所はほぼ終わりです。あとは切った部分が白くなってるので裏から塗ります。
イメージは若干刃を寝かす
刃を少し寝かす用に切ることで断面が台形のようになります。こうすることで陰影がよく目立ち立体的なシャドーボックスに、あまり横にしすぎると難しくなるのでなんとなくイメージする程度で大丈夫です。シャドーボックスの作り方は簡単ですが、極めるには時間がかかるDIYです。
簡単なシャドーボックス作り方3
パーツを曲げる
シャドーボックスをより一体感があるようにするにはパーツごとにあった曲げ方をしましょう。なんでも丸める必要はありません。例えばぐっと力を入れて何かを握っている絵だと中心が丸くなっていると迫力が出ますよね。これが指先のほうだけ丸めてしまうとシャドーボックスが完成したときに違和感が出るかも知れません。シャドーボックスの作り方で切り抜き方は大切ですが、曲げるとで平面に表情が生まれるので大切です。
初めてのシャドーボックスなら加工しない方法も
せっかくシャドーボックス用にパーツを切り分けても変に丸見つけると違和感が出てしまいます。少しずつ練習すると感覚が掴めてくるので初めてのシャドーボックスは、加工を飛ばして重ね絵を作ってもいいでしょう。先端を曲げるのはなく数ミリ内側を曲げるというのもシャドーボックスの作り方で大切なポイントです。
簡単なシャドーボックス作り方4
シャドーボックスの組み立て
シャドーボックスの作り方の最終工程です。切ったパーツを奥行きごとに分けてボンドや両面テープを使って高低差を出しながら組み立てていきます。3層で分けたシャドーボックスの場合一番下のパーツにずれないように中間の層のパーツを貼っていきます。それが終わると一番上に一番前になるパーツを貼ってシャドーボックスの完成です。ずれてしまうと変なシャドーボックスになるのでボンドの場合乾く前に修正してください。
シャドーボックスの接着剤は点で付ける
何かを接着するときは広げて接着する方法が多いですが、シャドーボックスは点で接着することが多いです。両面テープの場合も全体に貼るのではなく中央部分に貼る事が多いです。シャドーボックスの独特な貼り方ですね。
シャドーボックスの作り方のおさらい
シャドーボックスの作り方をおさらいすると、簡単な絵を選び、奥行きを意識して分けるパーツを考え、丁寧に切り抜いていき縁を処理してから、絵に合うような丸みを付けて組み立てるという作り方になります。作り方によっては前述したように線を強調するシャドーボックスもあります。カードを意識して紹介しましたがアート作品でも基本的に変わりません。カードも箱に入れることでよりシャドーボックスぽくなりますよ。
シャドーボックスの作り方のまとめ
作り方は簡単
少し切りに抜きに苦労するかも知れませんが、シャドーボックス自体は簡単です。少ない材料とボンドや両面テープ、モデラー(手で曲げても)があればできますよ。大切なのは奥行きを意識してパーツを切り抜くことです。アート作品だと工程が多くなることもあるのでまずは、いろいろなトレーディングカードで試してみてくださいね。自作のイラストを厚めの紙に印刷してもいいでしょう。
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