エーデルワイスの花言葉について基本情報を解説!
花にはその花を象徴する花言葉があります。花言葉はその花の色や形などの特徴から由来してシンボルにした言葉や、西洋においてはその花にまつわる神話や伝説などの秘められた物語があり、そんな伝説などの中からその花のシンボルとなる花言葉が付けられています。ここでは有名なミュージック映画サウンドオブミュージックでおなじみのエーデルワイスの花言葉をリサーチしました。エーデルワイスの花言葉の意味や由来、そして見頃の季節などの情報を合わせて解説します。恋人に贈りたくなる花言葉を持つエーデルワイスの花にまつわる伝説も覚えておくと、プレゼンに贈る特に役立ちます。ではさっそくエーデルワイスの花をご紹介していきましょう。
エーデルワイスとは
元来はアルプスの高地に咲く花
エーデルワイスは、本来はヨーロッパの高地、日本や中国の高山に自生する高山植物の1つですが、有名なミュージカル映画の「サウンドオブミュージック」で歌われた花と言ったほうが、印象深い花かもしれません。エーデルワイスの学名はLeontopodium alpinum、キク科の花で、和名はウスユキソウ(薄雪草)と言います。属名のLeontopodiumとは「獅子の足」という意味で綿毛に覆われた花がライオンの足のように見えることが由来しています。花色の種類は白のみで、葉の色は緑白色です。エーデルワイスの種類ではありませんが、仲間の花であるキク科レオンポディウム(ウスユキソウ)属は、世界におよそ50種あります、日本にも5種類から6種類が分布しています。
英語でedelweissと表記する
エーデルワイスの英名は、「edelweiss」と表記しますが、ドイツ語ではこれを「高貴な白」という意味に訳します。この後解説するエーデルワイスの花言葉の由来となる見た目や、神話にふさわしい意味を持つ「edelweiss」。白いビロードのような花姿の色は「純粋な魂が宿る花」として知られ、エーデルワイスの伝説を知ると、この言葉ももっと納得するところです。
エーデルワイスの見頃の時期
5月から8月が見頃の時期
さて、「天使の純粋な魂が宿る」と言われる、ビロードのような白い色の花を開花させるエーデルワイスの花の見頃に時期は、5月から8月に開花し見頃を迎えます。園芸店によっては開花は7月から9月だとするお店もあります。また著書によっても開花の時期は多少違いがありますが、エーデルワイスは初夏に開花し、見頃を迎える花です。ガーデニングでエーデルワイスを育てるには種まきや株分けで育てることができます。種蒔きする場合は、3月中旬から4月中旬の春と、9月中旬から10月中旬の秋に種を蒔くのが良いタイミングです。
ビロードのような花弁は花を寒さから守るため!
開花の時期を迎え白いビロードをまとったような花(正式にはこの部分は苞葉と呼ばれる葉の一部)を開花させるエーデルワイス。高山植物であるエーデルワイスは、高地の寒さや乾燥から花を守るために、花びらにふわふわっとした白色の毛のようなものを密生させて、花びらを守っているのです。まるで白いビロードの服をまとった王女様のような高貴な印象を受ける花です。その姿はこの後に紹介するエーデルワイスの花言葉にも由来しています。
実際の花は真ん中の黄色い部分
エーデルワイスの花の開花は、伸びた茎の頂部に数輪まとまって花を咲かせます。花弁は星形をしているように見えますが、この星型の部分は正式には苞葉という葉の変化した部分です。エーデルワイスの本来の花の部分は中央の黄色い部分が実際の花です。黄色い部分の花をよく見ると、小さな筒状になっています。それがいくつも集まりその周りを苞葉が囲むんで、高地の寒さや乾燥から守っているのです。植物学上の本来の花は黄色い部分ですが、花を楽しむ者が見る上では、星形で白い綿毛のついている部分を「花弁」ととらえてエーデルワイスの花の特徴にあげています。
開花後はドライフラワーにして楽しめる!
エーデルワイスはガーデニングや鉢植えでも楽しまれている花です。高山植物なので、ガーデニングでは、夏の暑さには注意し、直射日光が当たらない涼しい場所で管理しましょう。また開花後の白い花(苞葉の部分)はドライフラワーとしても楽しめるので、風通しのよい場所に吊るしておくと、ちょうどクリスマスの時期にドライフラワーとして飾れ、リースを作りプレゼントとして贈るのも素敵です。冬の時期は地上部は枯れますが、春に再び芽吹きます。
鉢植えや地植えでも楽しめる花
エーデルワイスは種や苗からガーデニング初心者でも、管理する場所さえ気を付けると簡単に育てられます。花壇に地植えでもよいですが、長雨などによる加湿に弱いため、ガーデニング初心者は鉢植えで育てるのがおすすめです。鉢植えだと夏の暑い時期も軒下などに移動させやすい点でも便利です。基本的には日当たりが良く、風通しが良く、水はけの良い状態で管理しましょう。
花言葉とは
その花を象徴する言葉
ではここからは本題にはいり、エーデルワイスの花言葉とはどんな言葉か解説していきます。その前に、もう1つここで説明しておきます。そもそも花言葉とは、その花を象徴する言葉です。その花に独自の意味を持たせた短い言葉が花言葉です。花言葉に思いを託して花をプレゼントする西洋の習慣は今も続き、花言葉をメッセージとして使い、花をプレゼントする場面も少なくありません。中世の西洋では、花言葉に思いを託し、恋する女性にその花を贈る風習があり、それで恋心を伝えたそうです。そんな花言葉の習慣が広まり、現代でもその時の気持ちを表現できる花言葉を持つ花を探して、プレゼントに花を贈る習慣が伝わっています。
エーデルワイス花言葉
エーデルワイスを象徴する花言葉とは
エーデルワイスを象徴する花言葉の種類は、「純粋」「神聖」「気高さ」「大切な思い」「純潔」「勇気」「不死」などの花言葉がエーデルワイスを象徴する言葉として選ばれています。これらエーデルワイスの花言葉の種類のそれぞれの意味する由来は、見た目であったり、エーデルワイスに秘められた伝説から由来する言葉の数々です。
見た目の印象や色が由来になる花言葉
この7つのエーデルワイスの花言葉は、エーデルワイスの見た目の印象、花弁の形、色などから表現される特徴が由来となっている言葉の数々です。今回のエーデルワイスではありませんが、たとえば見た目の印象では香り、花弁の数、薬効の有無なども花言葉の由来となっている花もあります。
エーデルワイスの花言葉1:花の特徴から由来する
見た目から由来する花言葉の意味
エーデルワイスの見た目から由来する花言葉は「純粋」「神聖」「気高さ」「不死」という花言葉です。エーデルワイスのは花言葉の種類で「純粋」という花言葉の意味の由来は、ビロードのような白い花の姿である見た目の印象が由来しています。「神聖」という意味は花びらの形が星形に見えることが由来して、エーデルワイスの花言葉として付けられています。エーデルワイスの花言葉の種類の中で「気高さ」という意味は、高山の寒冷地に咲く花姿が、気高く尊い美しいものに見えることが由来し、このような花言葉が付けられています。エーデルワイスの見た目の様子が由来した、エーデルワイスのシンボルとして付けらた言葉です。
アルプスの永久花であることが由来する言葉
エーデルワイスの花言葉の「不死」という意味の由来は、アルプスの高山の乾燥地帯の荒れ地の中でも、乾くことなく咲く花であるため、「アルプスの永久花」ということが由来して、このような意味を持つ花言葉を持ち合わせています。もっと身近にわかりやすいことで例えるなら、ドライフラワーにしても色や形が変わらない花だということが由来している意味です。
エーデルワイスの花言葉2:西洋の伝説から由来する
エーデルワイス花の誕生の伝説からつけられた花言葉
花言葉は見た目の印象だけではなく、その花に秘められた伝説などが、その花の花言葉の意味の由来となっていることがあります。エーデルワイスにもエーデルワイスの花が誕生した伝説が由来となって「大切な思い」「純潔」「勇気」という種類の花言葉が付けられています。これらのエーデルワイスの花言葉は、このあとにご紹介する、天国から地上に降りた美しい天使に恋をした1人の登山家のスイスに伝わる伝説が、これらの花言葉の由来となっています。この伝説にまつわる花言葉を持つエーデルワイスは、男性が女性にプロポーズするの時に贈る花の種類によく利用されます。
エーデルワイスにまつわる伝説とは
1人の美しい天使が天国に飽きて、神様に願い出て肉体をもらい地上に降りてきました。そして山頂の近くの荒々しい場所で暮らしていました。天使はとても美しい女性の姿となり穏やかに暮らしていましたが、その美しい姿を見ようと男たちが押しかけてくると穏やかな生活も一変するのでした。天使は人間になっても気高く美しい女性の姿をしており、彼女を見た男性たちは、だれもがみんな恋に落ちたのでした。それほど穢れがなく清らかで美しい彼女でしたが、そんな姿とは裏腹に、彼女は、どんな男性にも冷たい態度でいたのです。
彼女のなき後に咲いていた花がエーデルワイスであった
そんな中で彼女への叶わぬ恋心に苦しんだ1人の登山家が、「その美しい姿を見る苦しみから救ってください」と神様に祈ると、神様は彼の願いを聞き入れ、美しい女性になった天使を天国に連れ戻し、地上から美しい彼女の姿を消してしまったのでした。その後地上で美しい女性であった天使が暮らしていた山頂近くの荒々しい場所の後には、ひっそりと白い花を咲いていたのだとか。それは美しい女性に姿を変え、そして天国に帰って行った天使の清らかな魂の証だとされ、その白い花がエーデルワイスの花であったという伝説があります。
伝説から由来するエーデルワイスの花言葉
この伝説が由来し、エーデルワイスは、天使のような清らかな魂を表す意味を持つ「純潔」という花言葉が付けられています。そして穢れがなく清らかで美しかった彼女の姿は、登山家のだれもが恋に落ちたけれど、誰にも心を開かなかった彼女は、天に帰るまで未婚のまま生涯を終えたとされ締めくくられています。この伝説から、スイスのアルプスの険しい山を登る男性登山家はエーデルワイスの花を帽子に飾って、最も美しい女性を妻に迎えたいという願いを込めたそうです。そんなことで恋人にプロポーズするときにプレゼントとして贈る花として、エーデルワイスは有名な花です。
「勇気」「愛の証」「献身的な愛」「大切な思い」も伝説にまつわる花言葉
地上に降りた天使に叶わぬ恋をした登山家のエーデルワイスの伝説が由来する花言葉は、険しい岩肌に住む美しい女性を一目見ようと危険な高い山を登ろうとする男性の「勇気」と、危険を顧みず摘んだ花を恋人の贈ることが由来し「愛の証」という意味の花言葉。一方で花を贈られることを心待ちにする女性の「献身的な愛」。それらを含め「大切な思い」という恋愛にちなんだ意味の花言葉を持つ花です。
誕生花について
誕生花とは
さて花にはその花を象徴する花言葉があり、エーデルワイスにも様々な花言葉があることを知りましたが、花には花言葉のほかに「誕生花」というものがあります。「誕生花」とは生まれた月日にちなんだ花のことです。すべての日に、その日にちなんだ花が当てはめられています。由来や誰が決めたかはさなかではありませんが、ギリシャ時代から語り継がれているもので、由来について国や地域によってさまざまな説があります。「自然界にはそれぞれをつかさどる神様がいる」と信じるギリシャ・ローマ人の発想が、「誕生花」のきっかけとなったという説が有力に伝えられています。
エーデルワイスの誕生花の月日
年に7日の誕生花としてみられるエーデルワイス
今回紹介しているエーデルワイスにももちろん、「誕生花」とする日があります。エーデルワイスを「誕生花」とする日は、2月13日、2月19日、5月1日、5月3日、5月8日、6月19日、8月18日の7日です。これらの日はエーデルワイスの「誕生花」の日。この日にお誕生日を迎える方へプレゼントとして贈る花、またこの日に結婚などの祝いや記念日にあらる方へのプレゼントとして贈る花におすすめの花です。誕生花は、生まれた月日にちなんだ花です。1月から12月まで異なる花が決められているだけでなく、1日から31日まですべてに花があてはめられています。
誕生花は自分を守る身近な守護神
由来には諸説がありますが、ギリシア・ローマ人の「自然界にはそれぞれを司る神がいる」とか「時間や月日といったものも同じように神が存在する」「花や木々は神秘的な力を秘めており、神からのメッセージをその身に宿す」という思想が「誕生花」のきっかけだと考えられています。誕生花は自分を守ってくれる一番身近な守護神であるという意味を込めて、シチュエーションに応じて花を贈るのは、ちょっと小粋なプレゼントになりますよ。
エーデルワイスをプレゼントしよう
エーデルワイスの花言葉の種類は咲いている姿が純粋に見えること、高地でも気品がある花姿から「純粋」「気高さ」という花言葉を持っている花です。そして美しい天使に恋い焦がれる思いからこの花が誕生したという伝説からは、男女の恋愛に一役買う花言葉をシンボルとしている花です。プロポーズの時はぜひエーデルワイスに願いを込めて、恋人にエーデルワイスの花を贈ってみてください。あなたの恋が実りますように。
エーデルワイスの情報はこちらもチェック!
当サイト「暮らし~の」では、エーデルワイスに関する情報をほかにもまとめています。有名なミュージカル映画でも知られるエーデルワイスの情報をもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。
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