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芝生の除草剤の効果的な使い方や時期をご紹介!ペットへの影響など注意点は?

芝生の手入れは気を抜くとあっという間に雑草だらけになってしまう、ガーデニングの要注意ポイント。芝生には雑草を枯らす除草剤が欠かせませんが、ペットに薬害等の影響はないか?除草剤を使うのにおすすめな時期は?等を詳しく解説します。
2020年8月27日
咲良09
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芝生の除草剤とは?

除草剤とは時の通り、とくに芝生に生えてくる「雑草」を枯らす為の薬剤の事。芝生の草を枯らす薬剤と言う事で気になってしまうのが「除草剤を撒くと芝生自体が枯れるのでは?」「除草剤使用後は芝生に肥料を撒けないのでは?すでに芝生にまかれた肥料の効果が消えるのでは?」という芝生へのダメージに関する疑問、さらに除草剤を使って芝生を手入れすると言っても、そもそも芝生に除草剤を撒く目安がわかりにくいというもの、またどれくらいの除草剤を芝生に撒くか把握しにくいなど…ガーデニングにかかせない道具で薬剤としての「効果」もわかりやすいものでありながら、芝生への正しい「使い方」を掴みにくい薬剤の1つです。

芝生と除草剤:使う理由

芝生は放っておくと風が種を運び雑草を始めとする様々な植物が生えて来、気を抜くと芝生全体が雑草だらけになってしまいます。芝生に雑草が生えても、除草剤を使わず、そのたび草むしりすればいいのでは?となりますが、芝生に除草剤をまき、雑草そのものを枯らすのと、芝生に雑草が生えるたび引き抜くのでは、芝生に出てくる効果も、除草剤の有無による、肥料やペットなどへの影響もだいぶ変わってきます。

なぜ除草剤と言う?

そもそも何故除草剤と言うのかと言うと、それは除草剤自体に「草の根を枯らす効果」があるからです。雑草魂と言う言葉がある通り、雑草は肥料要らずで成長する、あっというまに成長し増えていくなど、たいへん生命力が強いことで知られています、そのため芝生に生えるたび抜くと言う対策法は、除草剤による芝生へのダメージを最小限に抑えられる反面、「雑草の根」は残り続けるため、半永久的に、芝生から根を枯らすまで抜き続けるというデメリットがあります。

芝生と除草剤:使用メリット

また除草剤が芝生の手入れに欠かせない理由として、使い方の違いにあります。芝生に生えた雑草を草むしりで引き抜いていく対策法は、芝生から「根っこ」部分を掴むように引き抜くのに対し、除草剤の場合は「枯らしたい芝生部分に除草剤をまき、薬剤を葉っぱにかければ、葉脈を通し薬剤が流れ込み、根を枯らす事ができる」ため、わざわざ芝生から根っこ部分を引き抜かなくていいと言うメリットがあります。除草剤は薬害というリスクもありますが最近の除草剤は進化しており、除草剤による薬害を最小限にとどめた、芝生の手入れをより簡単にするものが揃っているのも、使いやすい所です。

芝生と除草剤:除草剤の種類

除草剤の使い方は非常にシンプルで、まず芝生をチェックし、枯らしたい雑草にボトルを傾け、葉っぱに限らず、雑草全体に、まきたい箇所にまんべんなくかかるように除草剤を掛けるのがポイントです。同じ除草剤でも芝生づくりの際、すでに生えている雑草を枯らすのに使用する、芝生手入れ用の「土壌処理型」の除草剤と、芝生がある程度整った後に、芝生に生えた雑草を枯らす場合の「茎葉処理型」の除草剤があります。どちらの除草剤も芝生への使い方は同じため、まずは「今の芝生には、どっちの除草剤が必要か」芝生の状態をチェックしましょう。

土壌処理型

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土壌処理型の除草剤は芝生と言うよりは「草の生えている地面」に高い効果を発揮する除草剤です。この錠剤は土にまいて使用する事を前提としているので、除草剤全体が細かな粒状となっており、除草剤を撒いた後、芝生に溶け込み、土や雨の水分で溶け吸収され、浸透しつつ除草剤としての効果を発揮していきます。土壌処理と言う通り、この除草剤は雑草を枯らすと言うよりは「除草剤で、草の生えにくい地面を作る」という面の強い除草剤で、いまから芝生造りを始めたい時や、固い地面に撒きたい時におすすめの除草剤です。

茎葉処理型


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茎葉(けいよう)処理型は「地面に出ている部分」を枯らすのに高い効果を持つ除草剤。いわゆる「除草剤」と聞いて名が挙がるものは殆どがこの茎葉(けいよう)処理型の除草剤です。このタイプの除草剤は液体タイプとなっており、除草剤としての効果に即時性がある分、除草剤特有の薬害が目立ちやすいものとなっています。またあくまでこの除草剤は「表面に出た部分」を枯らす除草剤の為、使用しても除草剤として根源を絶つのには不向き。植物を育てたい場所があるときや、芝生にちょうど邪魔な雑草がある時におすすめの除草剤です。

芝生と除草剤:下準備

除草剤は有害物質が含まれているので、除草剤を使用する前に、様々な注意点を意識し使用する必要があります。まずは「除草剤」を使用する前に、除草剤が安全に使用できる環境を作りましょう。安全に使用する事で、除草剤による人体へのダメージも防げます。

除草剤を撒く服装

除草剤の使い方で意識すべき注意点は、除草剤が使える服装にすること。除草剤を撒くときは長袖長ズボンを徹底し、除草剤が肌に付着しないよう、ゴム手袋で手を覆い、可能な限り素肌が触れないようにしましょう。とくに液体タイプの除草剤は吸い込みやすいと言う注意点があるので、除草剤が触れやすい口や鼻を保護する、ゴーグルやマスクがあるとより安心。除草剤の限らず、ガーデニングのお手入れは害虫除けのため長袖長ズボンが基本となるため、除草剤使用のついでに、基本の服装を覚えましょう。

除草剤を測る

忘れがちな注意点ですが、除草剤は肥料同様、地面に撒いて使用するので、肥料や土同様に「どれくらい除草剤を撒くのか」決めてから除草剤を使用しましょう。ただ除草剤のボトルを開け、撒くだけでも除草剤として効果を発揮してくれますが、確実な除草剤としての効果を望む場合はいったん除草剤のボトルから除草剤を取り出し、あらかじめ「どれくらい除草剤を撒くか」決めておきましょう。また除草剤の中には直接撒くのでなく「水で薄めて使う」タイプ除草剤のもあります。水で薄めるタイプの除草剤をそのまま撒くと芝生本体にダメージを与える場合があるので、しっかり今使う除草剤が「何タイプか」チェックしましょう。

芝生と除草剤:おすすめの時期

雑草には成長する時期があり、時期を把握すれば「除草剤を撒くのにおすすめの時期」を把握できます。おすすめ時期を把握する事で、除草剤を撒くタイミングや、芝生の手入れを計画性を以て行え、より確実な除草が行えます。また使用する除草剤のタイプによっては、除草剤の使用におすすめの時期が変化する場合もあることに気をつけましょう。

土壌処理型のおすすめ時期

土壌処理型の除草剤は効果が出るのに時間がかかるので、草が生い茂っている時期に撒いても、除草剤としての目に見えた効果を期待する事は出来ません。ただこの除草剤は土壌の根源部分に作用するため「雑草」の成長が落ち着く頃、秋~冬頃に撒くと除草剤として高い効果を期待できます。撒く回数の目安は年二回。春と秋の2回に分けて撒くことで、年間を通し除草剤が浸透し、雑草が生えにくい土壌が作れます。

茎葉処理型のおすすめ時期


茎葉処理型の除草剤は直ぐ雑草が枯れるので、とくに雑草が成長しやすい夏がおすすめ時期です。芝生の表面部分に直接除草剤を掛けるため、除草剤の薬害および、ペットや肥料への悪影響を抑えられるよう、草が生い茂ってから除草剤を撒くのがベストです。茎葉処理型除草剤の注意点として、液体タイプ故、日差しの強い日中に撒くと除草剤が蒸発してしまいます、除草剤撒くタイミングとして最適なのは、夏、とくに日没後の涼しくなった時間帯です。

芝生と除草剤:雨の日の場合

種類によっては雨の日がおすすめ!

除草剤を撒きたいが雨が降っている…除草剤を撒いた後に雨が降り出した、なんて時気になるのか「雨の日に除草剤を撒いても大丈夫か?」というもの。除草剤は種類によって「雨の日におすすめな除草剤」と「雨の日に不向きな除草剤」があり、土壌処理型除草剤は土や雨の水分で溶け浸透するので、雨あがりに除草剤を撒くとより浸透しやすく「除草剤の効果を早く引きだせる」おすすめタイミングですが。茎葉処理型の場合は「雨で除草剤が流れ落ちる」ため、除草剤が浸透しにくく、また雨でぬれた植物が除草剤を弾き、薬害などの思わぬ影響が出る場合があります。雨上がりに撒く除草剤は土壌処理型と覚えましょう。

強風の日はNG

雨の日、あるいは雨上がりに除草剤を使うのは種類によってはおすすめですが、風の強い日に除草剤を撒くのは種類を問わずおすすめしません。とくに茎葉処理型除草剤の場合は液体が風で流され、かけたい場所と違う方に除草剤がかかり、芝生自体を枯らす場合があります。そうならないためにも、除草剤を撒く際は天気のみでなく風もチェックし、除草剤が流されない、風のおだやかな日を選びましょう。

芝生と除草剤:ペットへの影響

除草剤を撒くときの注意点として把握しておきたいのは、ペットあるいは小さなお子様が家庭に居る場合の使い方。除草剤は雑草を枯らす為に作られているだけあって、生物に有害な物質が含まれていることが多いのでで、除草剤の使用の際は、注意点を意識しながら使う必要があります。

犬を飼っている家は要注意

ペットを飼っている家の場合、とくに屋外でペットを飼っている方は除草剤を撒くのに注意が必要です。中でもとくに気をつけたいペットが「イヌ」で、イヌはその雑食性から除草剤を撒いた雑草を口にし、除草剤による薬害の影響を受ける場合があります。またイヌのほかにも、小さなお子様を庭で遊ばせる場合も、除草剤による薬害の危険性を意識しましょう。

大人であれば除草剤は「除草剤自体は有毒だが、少量なら害にならない」事も多いですが、ペット及び小さなお子様は体が小さい分、除草剤による中毒症状を起こす場合があり、最悪除草剤による中毒が命に係わる場合があります。ペットを飼っているご家庭では除草剤、とくに茎葉処理型の除草剤の使用は控える、あるいは除草剤を使用した箇所を柵などで隔離し立ち入らせない、など、除草剤の薬害による悪影響を最小限に留めましょう。

芝生と除草剤:なかなか枯れない時

雑草は肥料要らずで成長すると言う通り、おそろしく生命力の強い種も中にはあり、除草剤の「使い方」次第ではそうした「しぶとい雑草」が除草剤を使用しても生き残る場合もあります。しぶとい雑草がある場合、除草剤でも枯れない草がある場合は、どうすればいいのでしょうか。

枯れない雑草を枯らす方法


除草剤による雑草駆除で必ず耳にするのが「除草剤を撒いても枯れない草がある」というものです。除草剤を撒いても草が枯れない場合は、除草剤の種類の不一致まどが考えれらます。土壌処理型の除草剤を使用してしまっているか、あるいは除草剤を使用する雑草が大きく成長しすぎているかが考えられます。土壌処理型除草剤を使用している場合は茎葉処理型除草剤に切り替える、それでも枯れない時は、雑草をいったん半分まで切ってみて、それから切り口に除草剤を散布しましょう。このさい除草剤を切り口部分に、直接散布するようにするとより効果的です。

しぶとさ筆頭:竹の駆除方法

数ある「生命力の強い植物」の中でも屈指の生命力と成長速度を併せ持つのが「竹」です。庭に竹が生えている、竹林の手入れをしたいと言う時でも、並の除草剤では歯が立ちません。では竹は除草剤で駆除できないのかと言うと、そうでもなく、竹は除草剤を散布するのでなく、表面に穴をあけ「内側に直接除草剤を注入する」ことで駆除できます。この方法を使えば竹でも除草剤で駆除できますが、やはり膨大な時間と大量の除草剤が必要なのが注意点。竹を駆除する場合は、事前に土壌処理型除草剤で、事前に雑草が成長しない地面を作っておくようにしましょう。

芝生に除草剤を使い綺麗な庭を

芝生はガーデニングの土台、手入れを怠るとあっという間に雑草だらけになり、また雑草だらけの庭は「荒れている」と思わせるマイナス要素です。性質が違う2つの除草剤を、時期や用途に合わせ使い分けましょう。除草剤の効果が薄くしぶとい雑草が枯れない!と言う時もあきらめず、いろんな方法で「しぶとい雑草」を駆除し、きれいな芝生を作りましょう!

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