platypus ビッグジップ EVO
platypus ボトル ホーサー
SOURCE ワイドパック 2.0L
キャメルバック クラックス リザーバー
オスプレー レザヴォア 2L
サロモン ハイドレーション SOFT RESERVOIR
グレゴリー ハイドレーションバッグ 3D
mont-bell トレールウォーターパック
サロモン SOFT FLASK 500ml SPEED
Pomeney ハイドレーション
はじめに
ハイドレーションシステムとは
水が入ったパックをリュックに入れ、チューブを使って荷物を降ろさずに水分補給をすることをハイドレーションシステムと言います。チューブはストローのような役割をしており、噛んだり吸ったりすることで水を飲みます。
人間は喉の渇きを感じた時にはすでに脱水症状に向かっています。喉が渇いてからまとめて水分を取るのではなく、喉が渇く前に水分補給をすることが大切です。
ハイドレーションシステムのメリット
ハイドレーションのメリットは、自分が飲みたいときに好きなタイミングですぐに水が飲めるところです。効率よく水分を摂取でき、荷物を降ろしたり背負ったりという無駄な労力がかかりません。
基本的にリュックの背中に近いところに収納するので重さを感じにくく、柔らかい素材で作られているものが多いため身体にゴツゴツ当たらないだけでなく、使用後はクルクル巻いてコンパクトに収納できます。
使いやすいハイドレーション比較
使い方は基本的に変わりませんが、メーカーによって少しずつ違いがあります。チューブの取り付け方、内部構造の違い、給水の仕方、お手入れの仕方、容量・重さの展開などを比較や、他におすすめの特徴がある場合はそれもあわせて紹介します。
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較①
プラティパスのハイドレーション ビッグジップ
ビッグジップはチューブの取り付け位置が上部にあり、素早く簡単に取り付けられます。パックの内側には隔壁があり、水を入れた際に樽のような形状になりません。
片手で掴める仕様になっているので楽に給水でき、大きく口が開くので手を入れて内側を洗えます。洗った後は逆さにしておけば自立するので乾燥もスムーズです。パックの匂いもなく、美味しく水を飲むことができます。
platypus ビッグジップ EVO
ハイドレーションパックのラインナップ
ビッグジップのラインナップはこちらです。
容量 | 1.5L | 2.0L | 3.0L |
重さ | 160g | 170g | 184g |
サイズ | 21×33cm | 22×38cm | 22.8×43cm |
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較②
プラティパスのハイドレーション ホーサー
チューブは下から伸びているため、給水時にはパックをリュックから出す必要があります。形状の変化に伴う工夫は特にありません。給水口が小さいので給水に時間がかかり、手入れも専用の道具を使う必要があります。
しかし、シンプルなデザインで余計な付属品が付いておらず超軽量です。形状もスリムなのでほとんどのリュックに装着でき、キャップを取り替えるとウォータージャグとして使用でき汎用性が高い商品です。
platypus ボトル ホーサー
ハイドレーションパックのラインナップ
ホーサーのラインナップはこちらです。
容量 | 1.0L | 1.8L | 2.0L | 3.0L |
重さ | 91g | 97g | 102g | 109g |
サイズ | 15×28cm | 17×29cm | 15×40.5cm | 18×40.2cm |
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較③
ソースのハイドレーション ワイドパック
チューブの取り付け口が下にあるので給水時はリュックから出します。内部中央に隔壁があり満水時でも膨らみにくくなっています。上部のスライダーを取ってリングを持つと口が大きく開き給水が容易です。洗った後はリングにスライダーを通せば口が開いたままになるので乾燥も速くて便利です。高品質な樹脂素材を使用しているため匂いの付着はありません。
SOURCE ワイドパック 2.0L
おすすめの特徴
別売りのチューブアダプターを使用すればチューブを外さずに水道の蛇口やペットボトルから給水ができます。また、飲み口にキャップが付いているので何かと汚れやすい飲み口をきれいに保てますし、別売りのマグネットクリップを付ければ、歩行中でもチューブの固定が簡単にできます。
ハイドレーションパックのラインナップ
ワイドパックのラインナップはこちらです。
容量 | 1.5L | 2.0L | 3.0L |
重さ | 165g | 170g | 180g |
サイズ | 18.5×32cm | 19.5×35.5cm | 21.5×42.5cm |
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較④
ポメリーのハイドレーション
チューブはワンタッチで取り付け可能で、中に水や空気が入っていてもロックがついているため、不意の水漏れなどを防いでくれます。飲みやすさにもこだわっていて、飲み口の角度にも工夫がこらされています。
また、スライド式の全開給水口から簡単に給水でき、氷などを入れることもできます。お手入れの時にも大きなの開口部から、そのまま手を入れて洗えるため非常に衛生的で簡単です。
Pomeney ハイドレーション
おすすめの特徴
人工光学に基づいて設計された135度の噛みバルブは、軽く噛むだけで水が自然に出てきます。また、噛む部分を手で押せば飲み口に直接口を付けず飲めるので、何人かで水をシェアしたり、けがをした時に傷口を洗ったりできる汎用性が高い商品です。もちろん、普通の通常の飲み方でも問題なく、非常に飲みやすい角度設計になっています。
ポメリー・ハイドレーションのラインナップ
ポメリーのハイドレーションは、一般的なハイドレーションバッグに対応する2Lサイズのみで、長さ35.5cm・幅17.5cm・奥行3cmとなっており、重量は130gとかなり軽量に作られています。
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較⑤
キャメルバックのハイドレーション・クラックス
チューブの取り付け部分には水漏れ防止するロック機能が付いていて安心です。2.0L、3.0Lのパックには内側に隔壁がついていますが、1.5Lには付いていません。
大きなダイヤル式の給水口で、片手で持てるグリップがついているので簡単に給水できます。ダイヤルを外すと中まで手が入り、四隅がないので洗いやすい商品です。専用の洗浄タブレットもあり、長期間使用しない時は洗浄タブレットを使用するのもよいでしょう。
キャメルバック クラックス リザーバー
おすすめの特徴
キャメルバックは耐久性の面で永久保証されており、車に踏まれても亀裂が入ったり水漏れしたりしません。また、アンボトルというリュックに外付けができるモデルもありハイドレーションに対応していないリュックにも使えます。新たにリュックを買い直すことなく気軽に楽しめます。
ハイドレーションパックのラインナップ
クラックスのラインナップはこちらです。
容量 | 1.5L | 2.0L | 3.0L |
重さ | 200g | 210g | 235g |
サイズ | 18×30cm | 19×38cm | 23×46cm |
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較⑥
オスプレーのハイドレーション レザヴォア
クイックコネクトを採用しており、チューブをリュックから外さずにパックを取り出せます。チューブの取り付け位置は上部で操作も簡単ですし、もちろん水漏れはしません。内部に隔壁はありませんが、背面に付いている黒いプレートのお陰で水を満水にしても樽状に膨らみません。上部のスライダーを外せば大きく口が開き、給水も手入れも簡単にできます。
オスプレー レザヴォア 2L
ハイドレーションパックのラインナップ
レザヴォアのラインナップはこちらです。
容量 | 2.0L | 3.0L |
重さ | 300g | 310g |
サイズ | 15×35cm | 18.5×39cm |
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較⑦
サロモンのハイドレーション ソフトリザーバー
サロモンはトレラン用のギアが人気のブランドです。チューブは下にあるため取り付けは少々面倒ですが、クリックバルブで満水でも水漏れすること無くチューブの取り外しができます。
内部構造に特徴はありませんが、柔軟性のある素材を使用しているためフィット感に優れており、パックを裏返すことも可能です。よってお手入れも簡単にできます。給水口はスライド式で大きく口が開くので素早く水を入れられます。
サロモン ハイドレーション SOFT RESERVOIR
ハイドレーションパックのラインナップ
ソフトリザーバーのラインナップはこちらです。
容量 | 1.5L | 2.0L |
重さ | 120g | 128g |
サイズ | 15×31cm | 17×33cm |
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較⑧
グレゴリーのハイドレーション 3Dハイドロ
スピードクリップ取り付けシステム対応のリュックなら簡単にパックを取り付けることができ、グレゴリーのリュックとは相性も抜群です。パックの構造が3D設計になっており、満水時も丸く膨らまないだけでなく、水を入れていない時も密着しないため水筒のように素早く乾燥し、清潔を保てます。
チューブとパックのつなぎ目にハンガーが収納されており、洗った後は逆さにして吊り下げられるので便利です。上部の三日月型の持ち手は大きいので持ちやすく、給水時にどんな態勢でも安定して持てます。
グレゴリー ハイドレーションバッグ 3D
ハイドレーションパックのラインナップ
3Dハイドロの容量は2Lのみで別容量の展開はありません。2Lの容量で重さ170g、サイズ18×36cmです。立体的な構造になっているため、奥行きが7cmあります。
3Dハイドロのラインナップはこちらです。
容量 | 2.0L | 3.0L |
重さ | 170g | 約200g |
サイズ | 18×36cm | 約18.5×45.6cm |
登山・トレランにおすすめ使いやすいハイドレーション比較⑨
モンベルのハイドレーション トレールウォーターパック
チューブの取り付け位置は下にありますが、水が入った状態でチューブを外しても水漏れしない仕様になっています。内部隔壁は2Lと3Lにはありますが、1.5Lにはないので注意しましょう。
給水口はスライド式で大きく開き、水の出し入れは容易です。お手入れ後はスライドバーを本体の穴に通すことで口が開き、内部を素早く乾燥させられます。飲み口には埃除けのキャップもついており、飲み口をきれいに保てます。
mont-bell トレールウォーターパック
ハイドレーションパックのラインナップ
トレールウォーターのラインナップはこちらです。
容量 | 1.5L | 2.0L | 3.0L |
重さ | 145g | 160g | 170g |
サイズ | 17.5×32.7cm | 20×37.2cm | 21×47.2cm |
ハイドレーションシステムの注意点
ハイドレーションパックは水の残量が分かりにくい
紹介してきたように、水分補給に便利なシステムですが、ハイドレーションには注意点もあります。水筒を使用する時は、飲む度にあとどれくらい水が残っているかを目で見たり、重さで感じることができます。
しかし、ハイドレーションシステムは手に持つことがないので目や重さで確認できず、水の残量が分かりにくいのが難点です。給水ポイントの少ないコースでは途中でたくさん水を飲み過ぎないように注意が必要です。
ハイドレーションは凍結に弱い
真冬でなくても、晩秋頃の山の最低気温は氷点下になることがあります。パック内の水が凍結していなくてもチューブの部分は細くなっていて凍ってしまいやすいのが難点です。チューブ内の水が凍結すると、当然水を吸い上げることができません。
チューブ用の凍結防止カバーもありますが、完全に防止することは難しく、この場合ハイドレーションだけに頼るのは危険です。必ず水筒も持って行くようにしましょう。
ハイドレーションパックのデメリットを克服しよう
他にもお手入れが面倒というデメリットもありますが、各メーカーともお手入れが簡単になるようにいろいろな工夫がされています。水の残量や、凍結の問題は構造上仕方のないところですが、背中に背負ったり長いチューブを使わないソフトフラスクを使用することでデメリットを克服することも可能です。
ソフトフラスクとは
ソフトフラスクとはトレランベストの胸ポケットに2個装備する柔らかい素材の水筒のようなものです。胸に装備するので荷物を降ろさずにすぐに手に取ることができ、水の残量も確認できます。
ストローがないため、チューブタイプのハイドレーションよりも凍結に強いのが特徴です。しかもストローが必要であれば別売りで取り付ける事も可能です。番外編としてソフトフラスクのハイドレーションも紹介します。
番外編:使いやすいハイドレーション紹介
サロモンソフトフラスク
柔らかい素材を使用しているため、満水状態でもスムーズにポケットに入れられます。水を飲むと水筒が圧縮されるため中身が少なくなっても揺れずバランスを取りやすいところもメリットです。すべての部品が食器洗浄機で洗える素材になっているため、簡単にお手入れができます。
サロモン SOFT FLASK 500ml SPEED
ソフトフラスク・スピードのラインナップ
ソフトフラスク・スピードは、500㎖のみのラインナップとなり、サイズは28×8cmとなっています。同じ42mm口径のスタンダードタイプもあり、容量は500㎖で、サイズは30×8.5cmです。
ハイドレーションシステムの選び方
目的に合ったハイドレーションを選ぶ
ハイドレーションを選ぶ時には機能面、容量、サイズ感など総合的に見て自分に合った物を選びましょう。例えば機能面では給水を頻繁にするなら給水のしやすいタイプを選んだり、綺麗好きならお手入れが簡単にできたり、飲み口にキャップが付いているタイプを選んだりすると良いでしょう。
容量も目的の登山コースや喉が渇きやすいかどうかで決めます。単に大きい容量がよいというわけではなく、自分が持っているリュックにストレスなく収まる容量・サイズ感のものが良いでしょう。
ハイドレーションシステムのまとめ
ハイドレーションシステムはなくても登山は楽しめますが、一度試してみると便利で快適です。使い方やお手入れの仕方、重さや形状など求める機能・性能は個人によって変わります。使いやすいおすすめポイントを参考に、自分に合ったハイドレーションを見つけてください。
ハイドレーションシステムについてもっと知りたい方はこちらもチェック!
ハイドレーションの使い方・お手入れの仕方をこちらでも紹介しています。是非参考にしてください。
ハイドレーションとは?ハイドレーションシステムの使い方など紹介!
登山を効率よく進行させて、リスクを最低限にする方法の一つに水分補給があります。いま登山家の多くはハイドレーションというシステムパックを用いて...
登山で活躍「プラティパス」ハイドレーションの魅力と洗い方を解説!
数あるハイドレーションシステムの中でも比較的手頃で機能性も高いプラティパスのハイドレーションシステム!登山をはじめとしたスポーツシーンで活躍...
出典:amazon.co.jp