冬の必需品ダウンジャケット
厳しい寒さも空気の層でしっかり断熱、保温できる
寒さが厳しくなると、街を歩く人たちの服装もどんどん冬仕様になってきますよね。特に、冬を実感する服が、ダウンジャケットです。ダウンジャケットは寒さの厳しい冬でも、温かく保てるだけでなく、山登りや海釣りなど、厳しい環境に向かうときにも風や冷えを防げるので重宝します。
普通の衣類と違ってあまり水を吸わない生地でできていることが多い
ダウンジャケットは、防寒だけでなく風や雨、雪からも身を守る目的があるので、ふわふわとした見た目とは裏腹に、生地に防水用の加工をしていることが多く、基本的に水を吸いません。
ダウンジャケットの汚れ
汗やほこりなどの汚れは目に見えなくてもたくさんついている
ダウンジャケットは、1つでも持っていることで寒い時に、さっと羽織れるのでとても便利ですよね。でも、ずっと来ていると汚れが気になります。実は、ダウンジャケットは防水加工されているので、水は染みにくいんですが、ほこりや内側につく汗で汚れてしまうので、放っておくとどんどん汚くなっているんです。
放っておくとにおいだけでなく黄ばみなどの原因に
ダウンジャケットを冬場に着ていると、ふとした瞬間ににおいが気になったりしませんか?冬場って、意外と築かぬうちに汗をかいているので、かいた汗をダウンジャケットが吸収してにおいの原因になっていることもあるんですよ。しかも、汗などの汚れをそのままにしておくと、だんだん酸化して黄ばみを起こすので、ダウンじぇけっとの見た目も劣化させてしまいます。
汚れた時はどうしたらいい?
汚れたからといってポンと洗濯機に放り込むのはNG
汚れたら、普通の衣類と同じように、ボンと洗濯機に放り込みたくなりますよね。じつはそのまま洗濯機に放り込むのはダウンジャケットにも洗濯機にも、悪影響なのでNGなんですよ。防水加工された記事が水をはじいて、洗濯機の中で浮いてしまう上に、そのまま回転するので洗濯機とダウンジャケット、両方傷つけてしまうんです。
ダウンジャケットには防水加工がしてあることも多く多少の汚れなら簡単に落とせます
ダウンジャケットの防水加工は自宅の洗濯機での洗濯を難しくする原因ですが、だからといって自宅で簡単にきれいにできるやり方がないわけではありません。まずは、どんなダウンジャケットでも有効で、一番簡単な手入れのやり方を紹介します。
洗濯機では洗い方に気を付けないといけないが簡単なお手入れもある
簡単なお手入れのやり方で、キーポイントになるのがダウンジャケットの防水効果です。普通の洗濯物だったら、洗濯機に洗剤と一緒に放り込んで、洗濯機についているドライモードなどの洗濯物に合わせたモードで洗濯すればいいですよね。ですが、ダウンジャケットは素材も関係しており、簡単には洗濯できません。ですが、ダウンジャケットは防水効果があるので、ほとんどの汚れははじくようになっています。防水効果を利用することで簡単なお手入れなら、さっとできるんです。
固く絞った布で拭いて風通しのいいところで乾燥させる
ダウンジャケットの簡単なお手入れのやり方を、紹介します。汚れが気になったら、水を含ませて固く絞った布を使って表面を拭き、風通しのいい場所で陰干しするだけです。防水効果があるおかげで、汚れがしみこみにくいのでさっとお手入れできるんですよ。汚れが落ちにくい場合は、水に中性洗剤を少し混ぜると落としやすくなります。洗剤を混ぜた場合は、水だけを含ませた布で拭き上げることも忘れないようにしましょう。
ダウンジャケットの洗濯
ダウンジャケットの洗濯は中身の種類によって難易度が変わる
ダウンジャケットは、洗濯機での洗濯に向かない衣類ですが、実は全く洗濯機を使って洗濯できないというわけではありません。そこで重要になるのが、ダウンジャケットの中身です。ダウンジャケットは、外との断熱のために、生地と生地の間に中材を入れることで、空気の層を作ってあります。中材の種類によって、実は洗濯機で洗濯するときの難易度も変わってくるんですよ。
最初から洗濯機で手軽に洗えるようになっているダウンジャケットもある
全然洗えない服なんて、においも汚れも気になりますし、どうせなら最初から洗えるダウンジャケットがあればいいのにって思いますよね。実は、ダウンジャケットの中には、最初から自宅で洗えるようになっているダウンジャケットもあるんですよ。ただ、洗えるとは言っても普通のモードでは洗濯できないので注意しましょう。基本的に、洗えるダウンジャケットでも、洗い方がタグに表示してあるので、表示に従って、おしゃれ着洗剤やドライモードなどを利用して、優しく洗う必要があります。
羽毛を使用しているダウンジャケットは軽くて暖かいが洗濯の難易度も高め
次の項目でも紹介しますが、ダウンジャケットの中でも、羽毛を使用しているダウンジャケットは要注意です。羽毛を使用していると、軽くて暖かいのですが、自宅での選択の難易度も上がります。
ダウンジャケットの中身は2種類
ダウンジャケットの中身は大きく分けて2種類です
ダウンジャケットの見た目は、全部羽毛布団のように膨らんでいるので、どれも同じような気がしますよね。ですが、ダウンジャケットの中身は、見た目とは裏腹にわたと羽毛の2種類があるんですよ。どんな中材を使用しているかを知りたいときは、ダウンジャケットのタグに書いてある、表示を見てみるとわかりやすいです。
ポリエステルなどのわた入りと羽毛入りの2種類ですが両方がミックスしているものも…
わたと羽毛の2種類の中材があると紹介しましたが、どちらかを使っているダウンジャケットばかりではなく、わたと羽毛両方をミックスしているダウンジャケットもあるんですよ。両方をミックスしてあるダウンジャケットは、表示の洗い方や羽毛用の洗い方を参考に洗ってください。
わた入りダウンジャケット
比較的安価で売っているものが多い
わた入りのダウンジャケットは、原材料がポリエステル製のわただということもあって、ダウンジャケットの中でも比較的安価に購入できます。洋服店のセールなどで、かなり安く出ているダウンジャケットの多くは中材の表示を見るとポリエステルのわたを使っていることが多いです。
保温性や快適性は羽毛に劣る
中材がわただと、羽毛のダウンジャケットに比べて保温性や快適性が劣ります。ですが、羽毛に比べて洗い方も楽なので、寒さが厳しくない場合は、手軽に購入して着用できるので、愛用者も多いです。
綿入りダウンジャケットの洗濯
水をためる場所と洗濯水を用意
わた入りダウンジャケットを畳んだ状態で、入れられるような場所に水かぬるま湯を張り、おしゃれ着洗いを表示の分量入れて、洗濯水を用意します。
ダウンジャケットを畳んでゆっくり洗浄液に浸ける
ダウンジャケットを、ある程度コンパクトにたたんで、ゆっくりと洗浄液に浸けます。防水加工されている場合は、最初水をはじくので時間をかけて洗浄液に浸けてください。
軽く押したりゆすって汚れを出したら洗浄液を捨ててきれいな水で洗浄液が落ちるまで水洗いする
中のわたをつぶさないように、軽く押したりゆすったりして、ダウンジャケットにしみこんでいる汚れを洗浄液に溶かします。汚れが出たら、洗浄液を一度捨てましょう。
ダウンジャケットを軽く押してすこし絞り、水やぬるま湯を使って水洗いします。洗浄液がダウンジャケットから溶け出てきたら、水を捨てて、再び水を入れて洗浄液をしっかり落とすまで、何度か水洗いを繰り返します。
最後に押し絞ってネットの上などで陰干しする
水洗いが終わったら、水を捨ててダウンジャケットを押し絞り、形を整えて陰干しします。
水で重たくなるので、できるだけ平干しをするのがおすすめです。
羽毛入りダウンジャケット
保温性が高く湿度もある程度調節してくれるので着心地がいい
羽毛のダウンジャケットは、中材に鳥の羽毛を使用しています。鳥の羽毛は、空を飛ぶために軽く、上空の寒さに耐えるために保温性もあり、適度に湿度も調節する天然の断熱材です。ですから、羽毛を使ったダウンジャケットは厳しい寒さにも強く、放湿性も適度にあります。
天然素材になるのでお値段も高めになってしまう
羽毛素材は、原材料が生き物の一部だということもあり、天然素材です。天然素材なので、大量生産も難しく、その分羽毛を使っているダウンジャケットはわた入りのダウンジャケットに比べて、お値段が高めになってしまいます。
羽毛入りダウンジャケットの洗濯
洗う前にタグを確認
羽毛位置ダウンジャケットは、お値段も高めで中材が天然素材ということもあって、洗い方もデリケートです。まずは、洗えるかどうかをタグの表示を見て確認しましょう。洗えないと表示されているようなら、自宅で洗えるダウンジャケットではないので、クリーニング店に相談してくださいね。
羽毛は基本的に洗濯機NGで手洗い・水洗い
羽毛を使っているダウンジャケットは洗濯機での洗濯は、原則不可能です。なぜなら、中材の羽毛にある程度の羽毛本来の油分が残っており、それが羽毛の状態を保っているからです。洗濯機で洗うと洗浄力が強すぎて、本来の油分まで落としてしまうので、風合いがわかってしまいます。洗うなら原則手洗いで、洗剤不使用の水洗いです。
水を桶などに張って畳んだダウンジャケットを浸ける
まずは、ダウンジャケットがすっぽり入る桶や洗濯機などに、水を張ります。ぬるま湯でも構いませんが、あまり温度が高いと羽毛の状態が変わってしまうので注意です。
羽毛のダウンジャケットは、羽毛本来の油分によってあまり汚れが染みないので、しっかり水に浸ける必要はありません。表面のダウンジャケットの生地が水を含む程度の状態で洗うのがベストなので、そのままだと浮いてきてしまうますが、グッと水の中に力ずくで浸けます。
軽く押して汚れを出したら水を入れ替えるという作業を繰り返す
ダウンジャケットを水に浸けたら、軽く押してダウンジャケット表面の汚れを押し出します。汚れが出たら、水を入れ替える作業を、3~4回ほど繰り返します。この時、水が奥までしみこまないように、強く押し付けないよう気を付けるのがコツです。
汚れが落ちたら水気を絞って陰干しする
部分的に気になる汚れは、つまみ洗いするなどして汚れが落ちたら、水気を絞ります。ある程度絞ったら、タオルドライで、水気をできるだけ取ります。
乾かす間に羽毛が偏るのを防ぐために何度か振る
干すときはわた入りのダウンジャケットと同じように、陰干し・平干しをします。そのまま平干しすると、羽毛がへ立ってしまいやすいので、平干ししている状態で、軽く振って空気を入れて羽毛が膨らむようにしながら、乾かしてください。
洗濯機でダウンジャケットを洗濯
洗濯機で洗えるタイプか確認してから洗うのが確実
洗濯機で、気軽に洗濯できるタイプの、ダウンジャケットもあります。それが、ウォッシャブルタイプのダウンジャケットです。洗濯機でが洗えるかは、タグの表示からも確認できるので、洗濯機で洗う前にタグを確認するのが確実です。実は、表示がなくても洗濯機で洗うことはできるのですが、その場合自己責任になるので、大事なダウンジャケットは洗濯機で洗わないでくださいね。
洗濯ネットに入れて洗濯機に入れたらドライモードで洗濯
洗濯機にダウンジャケットがすっぽり入る、大きめの洗濯ネットに折りたたんで入れます。ドライマークも洗える、おしゃれ着用洗剤を洗濯機の中に投入し、ドライモードで洗濯します。普通の洗剤と違って、おしゃれ着洗いならダウンジャケットを洗ったときの生地の傷みも少なくて済みます。洗濯機にドライモードがない場合は手洗いモードと表示されているものがそうです。
洗濯機から出したときに中身の偏りをチェック
洗濯機のドライモードでの洗濯が終わったら、ダウンジャケットを洗濯機から出します。洗濯機のモード設定のおかげで、強く脱水はされていないので、水が垂れる状態ですが、ドライモードだと普通なので心配しないでください。洗濯機から出したときに、ダウンジャケットの中材の偏りをチェックします。
中身を軽く整えてタオルドライ
洗濯機からダウンジャケットを取り出したら、洗濯機の脱水によって中材が偏ってないかをチェックし、偏っているようなら整えます。整えたら、バスタオルなどの大判のタオルを用意し、ダウンジャケットを挟んで洗濯機で脱水しきれなかった水分をとります。
洗濯後は吊るすかネットの上に平置きして陰干し
タオルドライで水分をとったら、ハンガーで吊るすかネットなどの上に平置きして、風通しの良い場所で陰干しします。型崩れを避けるためにも、他の洗濯のやり方と同じように、おすすめは平干しです。
ダウンジャケットは乾燥が大事
乾燥のやり方次第ではダウンジャケットの中身が偏ってしまうことも
ダウンジャケットの洗濯で、肝になるのが乾燥です。ダウンジャケットの洗い方も、自宅のでの洗濯では重要ですが、ただの水洗いでも洗濯機での洗濯でも乾燥をさぼると中材が偏ってしまい、見た目も着心地も悪くなります。自宅で上手にダウンジャケットを洗うためにも、乾燥は丁寧に行いましょう。
洗濯以外でも着たら陰干しして乾燥しておくことでにおいを防げる
ダウンジャケットをしっかり乾燥しておくことは、その後の臭いを防ぐためにも大切です。ダウンジャケットのにおいの原因になる雑菌は、湿気によって増えてしまうので、洗濯機での洗濯後にはとくにしっかり乾燥させます。洗濯機で洗った後だけでなく、普段から着用したらしばらく風通しのいい場所で陰干しする習慣をつけると、においの再発も防げます。
普段のお手入れによって長持ちも
においや汚れをこまめに防ぐことでお気に入りのダウンを長持ちさせられる
ダウンジャケットを着用したら、風を通したり汚れが付いたら、こまめに拭くことで、お気に入りのダウンを長持ちさせられます。さらにダウンジャケットの防水効果を高めるために、防水スプレーをかけてお手入れしておくのも、きれいな状態を長持ちさせる秘訣です。
ダウンジャケットは洗濯に弱いので普段のお手入れできれいに保つ
洗剤を使わず水洗いだけするなど、洗い方に気を付けていても、やり方に関係なく洗濯によってダウンジャケットはダメージを受けます。ですから、できるだけダウンジャケットを長持ちさせるためにも、こまめにお手入れして、水洗いなどでの洗濯は、少なくて済むように気を付けましょう。できるだけきれいな状態を保って、お気に入りにダウンジャケットを長く着たいですよね。
ダウンジャケットの洗濯が気になる人にはこちらがおすすめ!
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