カーメイト C136
信越化学 KF96 1000CS
OOWOLF ヒートガン
デイトナ バイク用 樹脂コーティング
プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ
AZ MCT-002 バイク用
エターナル 塗面光沢復元剤 250cc
プロスタッフ P-59
Nプロジェクト NPROJECT カーボンシート
WORLD WING(ワールドウイング)RS-0003
バイクの色あせした樹脂パーツを復活:はじめに
バイクの外装には多くの樹脂パーツが用いられています。カウル、フェンダー、泥除けなどのほとんどは樹脂パーツ。ガソリンタンク以外は樹脂パーツが用いられているといっても過言ではありません。
また、スクーターの外装はほとんどが樹脂パーツです。ここではバイクの樹脂パーツの色あせを復活させるアイデアをまとめます。なお、この記事は2019年10月21日現在の情報をもとに作成していますことをご了承ください。
樹脂パーツが傷む理由は?
塗装されていない黒い樹脂パーツは紫外線を浴びると色あせし、白く粉が吹いたように白化します。また、カウルなどの塗装された樹脂パーツに細かな傷がついて光沢を失うのは、走行中に細かな砂などを浴び続けたり、砂が付着したまま洗車時にスポンジで擦ってしまうのが原因です。
樹脂パーツが光沢を失ったら買い替え?あなたのバイクへの愛情はその程度?新車のような輝きを取り戻し、ツーリングへ行きましょう。
ピカピカにできる樹脂パーツは?
樹脂パーツには塗装されていない黒い樹脂パーツと、塗装されている樹脂パーツがあります。塗装されていない黒い樹脂パーツはリヤの泥除けに用いられていることが多いですね。
塗装されている樹脂パーツはサイドカバーやテールカウルなどで用いられています。樹脂パーツは傷が付きやすいのが難点であるものの、燃料タンクの傷補修に比べるとDIYで復活させやすいのが特徴です。
樹脂パーツの光沢を復活させる方法!
色あせした黒い樹脂パーツの光沢を復活させるには①ケミカル用品を用いる②トーチで炙る、塗装されている樹脂パーツには③ワックス④研磨⑤塗装⑥ラッピングといった方法があります。
樹脂パーツは鉄製の燃料タンクと違い、洗車とワックスだけで状態を維持できません。燃料タンクと樹脂パーツの色あせ度合いや光沢の違いに悩まされることもあります。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活させる前に
転倒や立ちごけで大きな傷が付いた樹脂パーツは、パテで修復してから艶出しするのがベストです。大きな傷を目立ちにくくすることはできますが、それは遠目に見てわからない程度でしかありません。
樹脂パーツの光沢を取り戻す目的は、他人が見た時の印象を良くするためのものではなく、あなたが気持ちよくツーリングをするためだと捉えましょう。
傷はどうする?
派手に割れた樹脂パーツであっても補修できます。割れた樹脂パーツは走行中に脱落する恐れがありますので、躊躇せずに修復しましょう。樹脂パーツの大きな傷や割れの修復は大掛かりな作業です。修復したあとは塗装もしなければなりません。
DIYする自信がない場合はパーツ交換がおすすめです。しかし、DIYでの修復はパーツ交換前のチャレンジとして意味があります。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活させる①
では本題!バイクの樹脂パーツの色あせを復活させるアイテムを紹介していきます。塗装されていない黒い樹脂パーツの色あせを復活させるにあたって、まず初めに検討すべきなのはケミカル用品を用いての艶出しです。
紫外線を浴びて白化したリヤフェンダー、泥除け、サイドカバーに効果があります。しかし、ケミカル用品を塗布するとスベスベになりますので、滑ると困るスクーターのステップにはおすすめできません。
艶出しケミカル用品
カーメイト C136
カーメイトの「C24 黒樹脂復活剤」は色あせした黒い樹脂パーツの艶出しができるケミカル用品です。自動車用ですが、もちろんバイクにも使用可能です。未塗装の黒い樹脂パーツに浸透し、強力に密着!コーティング被膜が艶を長期間保ちます。
色あせした黒い樹脂パーツを復活させるケミカル用品はたくさんありますので、使い勝手がいいものを探してみましょう。
シリコンオイル
信越化学 KF96 1000CS
色あせした未塗装の黒い樹脂にはシリコンオイルも効果的です。スプレータイプのシリコンスプレーなら、複雑な形状の樹脂パーツにまんべんなく噴霧できます。シリコンオイルは樹脂から金属まで幅広いパーツに使えるのがメリット。
汚れをきれいに落としてから塗布するのがおすすめです。シリコンオイルがタイヤやブレーキに付着してしまったら、パーツクリーナーで脱脂しましょう。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活させる②
色あせした黒い樹脂パーツに熱を加えて艶出しする方法もあります。白化した樹脂を溶かして黒くする方法ですので、滑ると困るスクーターのステップなどにおすすめです。間違っても塗装された樹脂パーツを過熱しないこと。
なお、カラー樹脂で形成された未塗装パーツを加熱して艶出しする人は少数派。表面がツルンとしたカラー樹脂パーツは研磨するほうが光沢を取り戻しやすいためです。
ガストーチ
CB-TC-OD
色あせした塗装されていない樹脂パーツをガストーチであぶる艶出し方法はよく用いられています。ガストーチはホームセンターで容易に入手できますし、汎用性が高い道具だからです。
割れたアルミパーツのロウ付けや、固着した金属パーツを外すために加熱するときにも使えます。樹脂パーツを長時間加熱し続けると変形する可能性があるので注意しましょう。
ヒートガン
OOWOLF ヒートガン
ヒートガンで色あせした黒い樹脂パーツを加熱する方法もあります。ガストーチで加熱すると樹脂パーツを溶かしてしまいそうと心配な人におすすめです。
ヒートガンは後述するラッピングでも使いますし、DIYで頻繁に使う道具ですので持っていて損しません。ガストーチとヒートガンのどちらを使うかで悩んだら、電源コードの煩わしさを感じそうならガストーチ、電源が確保できるならヒートガンを選択するのがおすすめです。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活させる③
色あせした塗装されていない黒い樹脂パーツを塗装する方法もあります。再び白化しなくなるのでおすすめですが、ケミカル用品や加熱で復活させるよりも手間がかかるのが難点。
マスキングや塗装する樹脂パーツの取り外し、洗浄や脱脂、プライマーでの下地作りなど、きれいに塗装するには多くの工程が必要です。しかし、今後の手間を考えるとチャレンジする価値があります。
黒樹脂専用スプレー塗料
デイトナ バイク用 樹脂コーティング
デイトナのD96396スプレータイプ塗料 PP樹脂ブラックは、未塗装の黒い樹脂パーツ専用の塗料です。色あせした泥除けやスクーターのエアクリーナーボックスにおすすめです。
表面のシボ加工を損なうことなく塗装できますので、ノーマルの外観を損なうことがありません。プライマー処理せず塗装できるので人気があります。
スクーターのステップはどう?
スクーターのステップやインナーカウルは塗装しても塗料が剥がれやすいのが難点です。スクーターのステップやインナーカウルは足の乗せ降ろしした時に思いのほか擦れるので、塗装剥がれは避けられません。
塗装する場合はノーマル色と同色で塗装し、塗料が剥がれても目立たなくしましょう。ゴムマットが敷いてあったり、プレートが取り外しできたりするスクーターのステップなら、ゴムマットやプレートを外してからケミカル用品で艶出しする方法がベストです。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活させる④
細かな傷が原因で塗装された樹脂パーツの光沢が損なわれている場合は、ワックスを用いるのが効果的です。ワックスが傷にも入り込み、小傷を目立たなくしてくれます。バイク用のワックスは液体ワックスが主流です。汚れを落としてから使うワックスと、洗車とワックスがけを一緒にできるワックスがあります。
液体クリーナー&ワックス
プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ
プレクサスはバイクをいつもピカピカにしておきたいバイク乗りから支持されている艶出しコーティング剤です。洗車とワックスがけを同時にできるのがおすすめポイント。撥水や防汚はもちろん、紫外線から樹脂パーツをまもり、色あせするのを防いでくれます。
液体ワックス
AZ MCT-002 バイク用
AZのアクアシャインワックスはバイクの樹脂パーツに光沢を与え、撥水コーティングを施せます。洗車直後の濡れた車体にも使えるので便利です。バイクの樹脂パーツが乾くのを待つ必要がありません。スプレータイプの液体ワックスは形状が複雑なバイクの樹脂パーツにおすすめです。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活させる⑤
ケミカル用品で光沢を復活できなくなったら、塗装された樹脂パーツを研磨するのもおすすめです。ケミカル用品より難易度は高くなるものの、初めてでも慎重に施せば失敗することはありません。
研磨した後はワックスなどで仕上げます。しかし、ケミカル用品で光沢を復活できるのであれば研磨はNG。研磨は色あせした表面を削る作業ですので、リペアの領域だと捉えましょう。
コンパウンド
エターナル 塗面光沢復元剤 250cc
エターナルの塗面光沢復元材は非常に細かな粒子で研磨するコンパウンドです。初めてコンパウンドで研磨する人でも安心して使えます。ちなみに、コンパウンドは粒子をすり潰すことで、色あせした塗装面を削り取る作業です。たくさんつけすぎると粒子をすり潰せないので、色あせを復活させられません。
ポリッシャー
プロスタッフ P-59
SS車の色あせしたフルカウルを研磨するなら、ポリッシャーで時短する方法もあります。力加減で生じる研磨ムラも減らせます。しかし、バイクの樹脂パーツは形状が複雑です。角や端をポリッシャーで研磨すると力が加わりすぎ、塗装を剥がしてしまう危険性があります。角や端はマスキングし、後で手磨きするのがおすすめです。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活させる⑥
色あせした樹脂パーツを目隠しするためにラッピングするのも一つの方法です。カウルなどの塗装された樹脂パーツ、黒い未塗装パーツ、どちらにも施せます。バイクの塗装された樹脂パーツを保護することもできますし、イメージチェンジすることも可能です。
失敗しても張り直しできますし、元に戻せるのがメリット。温めると伸びますので、複雑な形状のカウルやシートカウルに貼ることもできます。
カーボンシート
Nプロジェクト NPROJECT カーボンシート
黒い未塗装パーツにカーボン調のシートでドレスアップする方法も人気です。紫外線で色あせした樹脂パーツを隠せますし、バイクの質感を高められます。ラッピングシートを貼るときは、空気が入らないように注意しましょう。曲面はヒートガンやドライヤーで温め、引っ張りながら貼るときれいに仕上がります。
ラバースプレー
WORLD WING(ワールドウイング)RS-0003
缶スプレーのように使えるラバースプレーで樹脂パーツの色あせを目隠しするのもおすすめです。ラッピングシートほどの耐久性はありませんが、気軽にバイクの樹脂パーツを保護できますし、剥がしやすいのもメリット。ある程度のマスキングは必要なものの、よけいなところに付着しても乾けば簡単に剥がせます。
バイクの色あせした樹脂パーツを復活:まとめ
バイクの樹脂パーツの色あせを復活させるアイテムを紹介しました。塗装されていない黒い樹脂パーツと塗装されている樹脂パーツでは色あせを復活させる方法が違います。しかし、色あせの度合いに合わせて最善の方法を見つけるのがベスト。
そのためには、手軽な方法から取り掛かるのがおすすめです。バイクの色あせを復活させるのは、バイクを誰かに見せるためではありません。気持ちよくツーリングを楽しむために、あなたのバイクの光沢を取り戻しましょう。
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