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[全国]冬山登山の初心者におすすめしたい冬でも登れる山11選!注意点も!

全国には初心者におすすめしたい冬山登山用の山がたくさんありますがいずれも冬山登山は夏とは比べようがないほど寒くて辛い山行きを強いられます。それでも行くのは冬山特有のきーんと引き締まった魅力的な世界が体験できるからです。初心者にもおすすめしたい体験です。
2020年8月27日
mmkk9944
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初心者の冬山登山、おすすめしたい山

夏季は山登りに行くが冬季は危険だから行かない、という方がおられます。確かに夏より冬の方が山は危険度が増します。同じ登山でも夏山と冬山は別物です。しかし、冬山の壮大な眺望は登った方しか分からない感動の体験です。冬登山のルールや技術をしっかり学習していけば、初心者でも十分冬山の醍醐味を体験できます。冬でも登れる初心者用のおすすめの山(百名山を含めて)はたくさんあります。冬山特有のあの澄んだ空気、真っ白などこまでも続く銀世界、霧氷や樹氷、氷瀑などの冬限定の景観は冬季登山の楽しみです。

冬山では、無雪期と有雪期があり、冬山の入門第一歩は無雪期でしょう。冬山特有のルールや技術を憶え環境に慣れてきたら雪山に挑戦しましょう。但し、有雪期の山は一挙に登山難易度が上がります。初心者は必要な技術や体験を経てからトライしましょう。魅力的な低山もいっぱいありますから、こうしたところで初心者はハイキング気分でスノーシューやアイゼンなどの使い方も覚えるのがおすすめ。このあたりが冬山登山の入門編です。(本記事は2019年10月1日時点の情報を基に作成しています)

冬山の注意点

超初心者の冬山登山入門はハイキング気分で冬でも登れる無雪期の低山がおすすめです。関東地方には無数にあります。まずは近場の低山からトライしましょう。そして雪山の低山をしっかり体験して1000m級、2000m級とレベルを上げていきましょう。初心者で冬でも登れるおすすめの雪山とは、標高のできるだけ低い山2000m以下、晴天率が高い山、気象情報をよく確認して天気が安定している時に登りましょう。

冬山登山初心者におすすめの装備・服装

装備

冬季日帰り基本装備です。軽装のハイキング用ではありません。冬季の装備は、アイゼン、スノーシュー、ピッケル、アルペインヘルメット、ゴーグル、ULツエルト、コンパス、マップ、GPS、時計、ラジオ、使い捨てカイロ、ヘッドランプ、保温ボトル、携帯トイレ、予備電池などです。夏山より荷物は多くなりますが初心者でも当然必要です。この他通年の基本装備を加えてください。1つ忘れても大変ですからチェックシートで確実にザックにいれてください。但しこれは日帰り山小屋泊の基本装備です。

服装

冬季の服装(冬山入門スタイル)は基本的に3層のレイヤリング(重ね着)です。空気の層があると温かい状態が保てます。一番下のベースレイヤーは長袖のメリノウールか化繊、下はタイツを履いてその上にパンツです。ミドルレイヤーはフリースやソフトシェル、アウターシェルはアルパインクロージング処理されたものが理想的でおすすめです。

そしてザックにいれておいて欲しいインサレーションウエアーの防寒着です。靴下はスマートウールかメリノウール、手袋は2層構造の厚手のもの、帽子はニットキャップで長めのスパッツも必要です。初心者の冬山低山のハイキングであっても必要なおすすめの服装です。

冬山登山初心者におすすめの冬山①

アポイ岳(北海道)

アポイ岳は北海道日高山脈西南端に位置する標高810.5mの低山です。夏場はハイキングスポットですが冬でも登れる雪山入門の山で初心者に優しい山でおすすめです。固有種や高山植物の宝庫で、国の特別天然記念物や花の百名山、北海道百名山に指定されています。またアポイ岳全域がユネスコ世界ジオパークに指定されています。アポイ岳は6合目付近から森林限界となっており、山頂でも視界は良くありませんが、樹間から日高連峰や太平洋の絶景が見られます。冬季でも初心者を含めて登山者の多い山で関東方面からの登山客もいます。

基本情報

【おすすめの山】アポイ岳
【ルート】登山口・アポイ岳ジオパークビジターセンターレンガ作りの5合目小屋ー馬の背ーアポイ岳山頂(標高810.5m)ー登山口
【コースタイム】登り3時間下り2時間計5時間
【歩行距離】10km
【標高差】805m
【難易度】初級
【登山口へのアクセス】JR様似駅下車徒歩10分

冬山登山初心者におすすめの冬山②

森吉山(東北ー秋田県)


百名山の基準に高さが46m足らないという名山森吉山です。冬は名物の樹氷群、日本三大樹氷群が鑑賞できるおすすめの山です。ゴンドラで登ったところが鑑賞コースの出発点となっていますから簡単に行くことができます。初心者でも登れるように登山道が整備され観光用の樹氷鑑賞コース(ハイキングコース)なら長靴でも登れます。周回コースから先は登山届の必要なエリアで樹氷群を見ながら森吉山に登ります。ここも初心者の初級レベルの冬季入門用登山ですから装備さえきちんとすれば冬でも登れる山です。

基本情報

【おすすめの山】森吉山(もりよしさん)
【ルート】阿仁ゴンドラ麓駅ーゴンドラ山頂駅登山口(1160m)ー樹氷平樹氷鑑賞コースー避難小屋ー森吉山山頂(1454m)-鑑賞コースーゴンドラ山頂駅登山口
【コースタイム】鑑賞コース1周1時間30分、登山コース3時間30分
【歩行距離】5km
【標高差】290m
【難易度】初級
【アクセス】秋田県内陸線阿仁合駅下車周遊観光タクシー阿仁スキー場25分

冬山登山初心者におすすめの冬山③

吾妻山(関東ー群馬県)

山形の百名山吾妻山ではなく群馬の吾妻山です。山頂からの展望がすばらしく桐生市街地を初め赤城から秩父、足尾まで見渡せます。毎日登山を繰り返している方もいて、初心者をはじめ市民に愛されている山です。関東は群馬県桐生市にある標高481.1mの低山で夏のハイキングだけでなく冬でも登れる冬季入門の山です。登山道や道標がよく整備され、気楽に登山、ハイキングが楽しめるおすすめの山です。

基本情報

【おすすめの山】吾妻山
【ルート】吾妻公園駐車場(登山口)-尾根分岐ートンビ岩ー吾妻山山頂(481.1m)-女吾妻ー村松峠ー村松堰堤ー吾妻公園
【コースタイム】2時間10分
【歩行距離】6km
【標高差】426m
【難易度】初級
【登山口へのアクセス】上毛電鉄上毛線西桐生駅下車徒歩12分

冬山登山初心者におすすめの冬山④

日和田山(関東ー埼玉県)

埼玉には名峰百名山の甲武信ケ岳から初心者向きの日和田山まで数多くのおすすめの山があります。西部池袋線で1時間と少し、アクセスがとてもよい、関東で有名な初心者向きの低山、日和田山は標高は低いですが、コース上の見どころいっぱいの冬でも登れるおすすめの山です。素敵な冬山の景色が楽しめます。頂上からは箱庭のような日高市の街がよく見えます。

基本情報

【おすすめの山】日和田山
【ルート】西武池袋線高麗駅ー日和田山登山口ー男山・女山ー金毘羅神社ー日和田山山頂(305m)-高指山(332m)-駒高集落ー物見山山頂(375m)-小瀬名富士(390m)-北向地蔵ー分岐ー五常の滝ーゴール地点ー西部池袋線武蔵横手駅
【コースタイム】4時間40分
【歩行距離】7.5km
【標高差】300m
【難易度】初級
【登山口へのアクセス】西武池袋線高麗駅下車日和田登山口まで徒歩20分

冬山登山初心者におすすめの冬山⑤

鋸山(関東ー千葉県)

切り立った岩壁、頂上からの大展望が魅力的な初心者向きの関東の低山です。鋸山展望台からは東京湾や三浦半島、富士山、伊豆大島などが良く見えます。冬季でも気楽に登れる山として人気が高く関東では初心者を含めて登山者の多いおすすめの山です。冬季雪山になる機会は少ないです。

基本情報


【おすすめの山】鋸山
【ルート】JR内房線浜金谷駅ー観月台ー石切り場跡ー鋸山展望台ー鋸山三角点ー林道ーJR内房線保田駅
【コースタイム】4時間20分
【歩行距離】約8.2km
【標高差】410m
【難易度】初級
【登山口へのアクセス】JR内房線金谷駅がスタートポイント

冬山登山初心者におすすめの冬山⑥

陣馬山(関東ー東京都・神奈川県)


山頂から東京の都心や富士山の絶景が眺められます。関東の低山ですが日帰りでき冬でも登れる冬季入門の初心者に人気のおすすめの山です。雪山になる時期は1月から2月ですが、ほとんど積もることはないようです。今回は陣馬山からいくつもの関東の低山を縦走して高尾山に至るおすすめの初心者コースをご紹介します。低山ですが登山届は地元警察署にFAXしておいてください。装備は冬山用ですがアイゼンは不要です。

基本情報

【おすすめの山】陣馬山
【ルート】陣馬高原下ー新道登山口ー和田峠ー陣馬山山頂(854.8m)-奈良子峠ー明王峠ー底沢峠ー堂所山(732m)-景信山(732m)-城山(670m)-大垂水峠分岐ー高尾山(599m)-琵琶滝ー高尾山口駅
【コースタイム】7時間
【歩行距離】18km
【標高差】登り1379m、下り1518m
【難易度】初級
【アクセス】高尾駅から西東京バス陣馬高原下バス終点下車

冬山登山初心者におすすめの冬山⑦

三頭山(関東ー東京都)

頂上付近は見通しもよく、東京都最高峰の雲取山(百名山)を初め関東の山並が一望できます。冬でも登れる山として多くの登山者がいますし登山道もよく整備されていますから初心者でも安心の登山ができます。雪山になることもありますが日帰りコースです。東京都民の森を起点とした初心者中心の登山周遊コースがおすすめです。ハイキングコースから登山コースまでレベルに合わせて色々なコースが設定されています。今回は三頭山周遊コースをご紹介します。

基本情報

【おすすめの山】三頭山
【ルート】登山口都民の森森林館ー大滝ー三頭大滝ーブナの路ームツカリ峠ー三頭山山頂(1531m)-展望台ー見晴らし小屋ー森林館登山口
【コースタイム】4時間
【歩行距離】4km
【標高差】746m
【難易度】初級
【アクセス】JR五日市線武蔵五日市駅より西東京バス75分、中央道上野原ICより甲武トンネル経由30km45分

冬山登山初心者におすすめの冬山⑧

霧ヶ峰(上信越ー長野県)

百名山霧ヶ峰は車山を主峰とする蝶々深山など8座の山から構成されています。車山山頂からは富士山を初め南、中央、北アルプスの冬山の峰々が一望でき素晴らしい絶景となります。広大な雪山の雪原を歩く初心者が冬でも登れるトレッキングコース、冬期入門のコースです。夏季はハイキングコースとしてもっと多くの登山客が訪れます。有名な百名山でスノーシューで霧ヶ峰最高峰車山を登頂し、さらに蝶々深山を登って帰路に就く手軽な初心者用日帰りコースで標高差はほとんどありませんからハイキング気分で歩けます。関東地区の登山者におすすめの山です。

基本情報

【おすすめの山】霧ヶ峰(車山、蝶々深山)
【ルート】登山口車山肩(1802m)-緩い登山道ー車山山頂(1925m)気象観測用レーダーー車山乗越(1815m)-車山肩ー蝶々深山山頂(1836m)-八島ヶ原湿原登山口(1630m)
【コースタイム】4時間
【歩行距離】約10km
【標高差】190m
【難易度】初級
【登山口までのアクセス】JR茅野駅より車山高原バス60分車山肩または八島が原登山口下車

冬山登山初心者におすすめの冬山⑨

弥彦山(上信越ー新潟)

信仰の山、冬の低山、雪山ですが冬期の登山者の多いおすすめの山です。百名山の深田久弥も名山には違いないが百名山には絶対的に標高が足りないと言っている山です。頂上からは日本海の大海原、佐渡、栗が岳などの大展望が楽しめます。登山口に雪がなくても途中からは残雪やアイスバーンの個所がありますから軽アイゼンやスノーシューは持参した方がいいでしょう。初心者には易しい登山道でよく整備されています。下山はロープウエイを使う方法もあります。

基本情報

【おすすめの山】弥彦山
【ルート】JR弥彦駅ー弥彦神社(登山口)-五合目ー弥彦山山頂(634m)-多宝残山山頂(634m)-弥彦山ー弥彦神社登山口
【コースタイム】4時間
【歩行距離】約4km
【標高差】518m
【難易度】初級
【登山口へのアクセス】JR弥彦線弥彦駅下車徒歩15分

冬山登山初心者におすすめの冬山⑩


ポンポン山(関西ー京都府)

ポンポン山は、正しくは加茂勢山と呼ばれていましたが、いつの間にかポンポン山になっています。冬でも登れる山として人気です。頂上に登っていくと足音がポンポンと響いていたから、という説があり、他にもいろいろな説があるそうです。1月1日には初日の出を山頂で迎える人でいっぱいになります。

冬の初心者向きの低山縦走コースです。大阪府側の神峯山(かふさん)から登り、縦走して京都府側の善峰寺(よしみでら)に降りるコースです。アクセスもよく、登山道が東海自然歩道になっていることから整備もよく、危険な場所もありません。体力的にも楽しい安全なおすすめの冬季入門コースです。夏季も人気のハイキングコースとなります。

基本情報

【おすすめの山】ポンポン山
【ルート】JR高槻駅ー神峯山(かぶさん)登山口バス停ー神峯山寺ー本山寺ー高槻の古木天狗杉ーポンポン山山頂(679m)-釈迦岳(631m)-杉谷ー善峯寺(よしみでら)バス停ーJR向日町駅
【コースタイム】4時間30分
【歩行距離】11km
【標高差】600m
【難易度】初級
【登山口へのアクセス】JR高槻駅下車バス15分で神峯山登山口

 

冬山登山初心者におすすめの冬山⑪

生駒山(関西ー大阪府)

頂上からは花園ラグビー場やあべのハルカス、梅田の高層ビル群などがよく見えます。関西で最も人気度の高い山で関西百名山に数えられる山です。冬の生駒山でも多くの登山者が登ります。ハイキング、登山コースもたくさんあり冬期入門のおすすめの山でコースの途中で分岐に来たら自分のコースを確認しなければなりません。。雪山になることがありますから、天気予報の確認は必要です。

基本情報

【おすすめの山】生駒山
【ルート】近鉄奈良線石切駅ー石切り場跡ー生駒山山頂(642m)-額田山展望台ー近鉄奈良線額田駅
【コースタイム】3時間30分
【歩行距離】約8km
【標高差】642m
【難易度】初級
【登山口へのアクセス】近鉄奈良線石切駅をスタートポイントとします。

まとめ

冬山の魅力は夏山と比べて、達成感、充実感の深さが違います。厳冬期の登山こそ本物の山登りという人もいます。強風にあおられ、寒くて辛くて、ホワイトアウトで前進も後退もできずただひたすら稜線上で佇む。それでも冬山に挑むのは、何か特別な魅力があるのですか、とよく聞かれます。それは達成感と充実感ですが、登った人しか分かりません。理屈では理解できないのです。初心者も苦しい思いをして登ってやがて魅力にとりつかれるようになるのです。

冬山登山が気になる方はこちらをチェック!

冬山は夏山と比べて難易度が上がりますから、色々な登山情報や装備などはできるだけ知識が豊富な方がより楽しい山登りができます。他の山と装備の記事を添付しておきます。